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4章 始まる冒険者生活 少年期

怒りのその後

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セルフィが相手のメイドの心を折り、泣かせ
膝まづかせた後にどうするか悩んでいたら
馬車から1人の女性が出てきた

「危ない所をお救い頂き、誠にありがとうございます、私わたくしカイゼル王国第3王女のリリアーナ・カイゼルと申します、こちらのメイドが失礼致しました、後ほどこの者には暇を出しますのでご容赦を」

「そ、そんな!」

あー
まぁその場で首か
しょうがないとはいえ王家に仕える者がやらかしてしまったからなぁ
王女様はわかっている様子だし

「それで?どうされますか?王女様は?」
「改めて、わたくしの方からお願い致します、護衛の依頼を受けて頂けませんでしょうか?依頼金に関しましては、こちらの者が迷惑をおかけした分を含めて、お支払いさせていただきます」

ふむ…内容はもちろん良くなったがさてどうするか

「セルフィはどう思う?」
「お受けしても宜しいかと、王家に貸しが出来ますので」

あー
なるほど
受けて置いてとりあえずそこの駄メイドが起こした事は帳消しにか…
学院とかギルドに言わなければ問題にはならないしな

「OK、受けよう、貸1つって所で、セルフィに感謝しときなよメイドさん、うちの完璧メイドに」

王女様は露骨にホッとしてるな
無理もないかー
戦力差はある
盗賊まがいの事をすればこちらに分があるしなー
まぁ実情はやれないんだけど

王女様はそこまで分からんしな

「とりあえず仲間がいる馬車があちらにありますので、そこまでご一緒に」

仲間と合流し、王都へと向かう中、事情を聞いてみると
どうもいろいろな村へ行き食料支援をしていたらしい
その帰りに盗賊にあってしまったと

まぁそら食料支援してるよー
ってわかったら襲われるわ
そう考えたら護衛が少ないな

「なぜ護衛が少ないのです?」

わからなければ聞く、コレ大事

「恐らく…どこかの派閥の者が私を亡き者にしたいのでしょう」

あー…
王家由来のお家騒動ね
そこはあんまり関わりたくない

「なるほど、いろいろあるのですね、余りご無理をなさらないように…機会があれば何かお手伝い致しますので」

まぁ繋ぎは作っておいてもいいかな
何があるか分からないしな




そうこうしてるうちに王都に到着した
道中ちょっと魔物にあったくらいだしな
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