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帰郷と邂逅するオルタ
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23.実家は寄るだけ
久々に帰ってきた実家を見てなんとも言えない懐かしさが込み上げてくる。
「へぇ~ここがご主人の家かい、立派だねぇ。」
「俺というか親の家だし、賃貸だかrってそう言えば母さん達は俺の事心配してなかったのか!?」
「お前の家族には俺から説明しておいたよ、しばらく俺が居座る迷惑料として1000万位渡したら『あの子の代わりにいくらでも居てくれていいからね。』て言ってくれたぞ?良い両親だな、ハハハッ!」
マジかよ、いやニートだから心配されないのは仕方ないけど少し傷付いた…
「それで、優はこれからどうするんだ?」
「そうだった、カフお願いなんだけど俺とナスハ達をお前の所で住まわせてくれないかな?」
「良いのか?この世界に未練は無いのか?」
「無い事は無いけど…ナスハ達を養わないといけないし、冒険者みたいに働くのは好きだけど、この世界で冒険者みたいな事は…無い事は無いけど需要が少ないから。」
「ふぅん、まぁ優がそれでいいなら俺は別に構わないけど。今から行くか?」
「いや、最後に家族と話しておきたいから明日でもいいか?」
「分かった、優の母親の手料理は美味しいからな。」
カフに何も言われず許可を貰った事に安堵しつつ俺は自分の部屋に行き荷物の整理をする、家族が帰ってきて俺の顔を見ると嬉しそうな顔で泣いていた。なんだかんだ俺は愛されていたらしい
「まさか優が異世界で嫁さんを貰ってくるとはねぇ。」
「それも沢山、な…」
「母さん達に紹介出来て良かったよ、それじゃそろそろ行くよ。」
「ほんとに行ってしまうの?この世界じゃ優は満足出来なかったの…?」
「ごめんね母さん、でもやっと俺したい事が見つかったから…」
「優が納得しているならそれでいい、困った時に助けに行ってやる事は出来ないが優の中に父さん達の血が入っている事は忘れないでくれ。いつでも優の事を思っているぞ」
「ありがと父さん…俺も忘れないから!兄ちゃん達にもよろしく言っといて…!」
最後まで言うと思わず涙が出てしまう、それに連られて両親も涙を流し出す。
「泣くなよ優、今生の別れでもないし。」
「え…?カフ、でも帰って来れないんじゃ…」
「帰ってこれないなんて言ってないだろ?この世界線には目印を付けてるからいつでも帰れるぞ?」
それを聞いた俺と両親は呆然と顔を見合わせ堪らず笑ってしまった。
「ハッハハ…はぁ、なんだよそれ。それじゃ泣くのはおかしいよな、父さん、母さん行ってきます!」
「「行ってらっしゃい優。」」
俺は笑顔で両親に見送られた。
✂ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー✂
24.カフの住む世界と神
「こ、ここがカフの住む世界…」
カフの転移魔法で着いた先は中世の名残が残ったロンドンの様な街中だった。
「どうだ?綺麗だろ俺の世界は」
カフが自慢げに語りながら空間魔法を閉じて出てくる、すると辺り一面の空気が変わる。
「えっ嘘…」
「本物!?」
「凄い凄い!私初めて拝顔した!」
「今日なにか祝い事あったっけ!?」
辺りが騒然としだし、それに気付いたカフが手を振る。それだけで
「「「きゃぁぁぁあ!!!カフ様ぁぁぁ!!!」」」
「「「おぉ…我らが万能の神よ…!」」」
「「「今日という日に感謝を!我らが神に祈りを!!」」」
俺達から10m程離れた距離まで近寄って大量の人々が大歓声を上げながら笑顔を向けてくる、何かの宗教か?ってくらい熱狂的で正直怖い。
「は?えっと…カフこれは…」
「そりゃあ不老で強大な力手に入れたら世界征服くらいするって優、それでいて絶対者が老いる事無くあらゆる事に精通していて数千年経つとどうなると思う?」
「神として崇められる…?」
「正解!まぁ俺1人というか複製の俺達の力なんだけど、まぁ同じ様なもんだから神として扱われてるんだ。因みに俺は凡百の神を名乗らせてもらってるよ。」
宗教みたいっていうか宗教だった。
「すげぇなカフ…違う世界線の俺は神にもなれるんだ…凡百の神って割にはさっきカフ様とか万能の神とか言われてたけど?」
「俺はフレンドリーな神様を目指してるからね、頻繁に顔を出す事はしないけど数年に1回はパレードをしたりするよ。呼び方も厳しく取り締まらなかったせいで万能の神とか言われてるけど流石に万能は無いよね俺にも限界はあるし、ははっまぁ全知全能って言われるよりはマシかな。」
「あ、あぁそうなんだ…」
俺は余りの歓声にカフの話を聞き流してしまう。
ゴーン…ゴーン…
後ろの方から大きな鐘の音が聴こえた、すると歓声を上げていた人々は一斉に跪き、さっきまでの賑やかさが嘘のように静まり返る。後ろに気配を感じ振り返ると
「う、わぁ…でっかい城だなぁ…でかすぎてちょっと怖いな…」
「凄いだろう?高さは大体1kmはあるかな。」
デカすぎんだろ…そんな事を思っていると。
「我らが神よ、拝顔の栄に浴します。本日はどの様な用事で?」
「今日もお勤めご苦労様クロム、別世界の俺にこの街を見せて驚かせてやりたくてね。」
「という事はお隣のお方が神の…お会いできて光栄です、私アルコーヴァ神王国を預からせて頂いていますクロム・リオン・へカートと申します。」
「丁寧にありがとうございます、私は日野優と言います。」
この国の王様と軽く挨拶を交わして俺達はカフが普段暮らしている住居へ案内してもらう。
「やっべぇぇ…」
「何処か懐かしさを感じます…」
「もう1人のご主人はとんでもないね…」
「これが神の住む世界と言われても信じてしまいそうです…」
「とても綺麗です主人…」
俺達が口を開けて呆けてしまうのは仕方ないと思う、何故なら。
「どうだ?これが俺、いや俺達が数千年かけて創った地下巨大コロニーだ!」
カフが自慢するがこれは素直に感嘆するしかない、まさか王城がカフにとってはただの玄関に過ぎず、王城から地下へ伸びる昇降機に乗り下るとまるでもう1つの国の様な世界が姿を表したのだ。
「なんでわざわざ地下に…」
「そりゃ色々利点があるからに決まってるだろ?それに俺がまだ1人だった頃は表立って行動すると目を付けられ易いから地下でゴーレムや、初期の複製した自分を行動させてたんだよ。」
昇降機が到着するまで俺はカフからこのコロニーが出来上がるまでの歴史を聞いていた。
チーン
「やっと着いた~」
「「「お帰りなさいませ創造主様。」」」
昇降機を降りると凄い数のメイド達が出迎えてくれた
「あぁ、ただいま。将輝と熊重呼んで来てくれる?」
「畏まりました。」
「カフ、この子らって一体…」
「あぁ、この子達は俺の作ったゴーレムだよ。ていうかここには俺かゴーレムしかいないよ。」
「ゴーレム!?人間にしか見えないな…いやナズナも人間そっくりに作ってたから驚きはそこまでないか。にしても…」
周りを見渡すと色々なゴーレムや人にしか見えないゴーレムが沢山いるが、何よりも目が行くのは…
「カフがいっぱいいる!ちょっと怖い!!」
「はははっ!当たり前だろう?俺の、俺達だけのコロニーなんだから。外なら皆バラバラの仮面被ってるけど此処ではしなくてもいいからな」
「これどれがどの自分か分からなくならないか?」
「そうだな、まぁ大事な情報は情報記録専門の俺達に集積してそこから必要な俺達に分けてるから大丈夫だ。」
「聞いてるだけでこっちが大丈夫じゃなくなるよ…」
カフの異常な優秀さに辟易していると
「おーそれがまた別の世界の俺か。」
「随分と女を沢山侍らせてるな。」
カフ達とは明らかに違う俺と同じ顔の2人組が話しかけてきた。
「優、紹介しよう。この2人は優と似た世界から連れてきた別の俺達、将輝と熊重だ。」
「「よろしくな、同じ境遇の俺。」」
俺は思わず引き笑いをしてしまった。
久々に帰ってきた実家を見てなんとも言えない懐かしさが込み上げてくる。
「へぇ~ここがご主人の家かい、立派だねぇ。」
「俺というか親の家だし、賃貸だかrってそう言えば母さん達は俺の事心配してなかったのか!?」
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「それで、優はこれからどうするんだ?」
「そうだった、カフお願いなんだけど俺とナスハ達をお前の所で住まわせてくれないかな?」
「良いのか?この世界に未練は無いのか?」
「無い事は無いけど…ナスハ達を養わないといけないし、冒険者みたいに働くのは好きだけど、この世界で冒険者みたいな事は…無い事は無いけど需要が少ないから。」
「ふぅん、まぁ優がそれでいいなら俺は別に構わないけど。今から行くか?」
「いや、最後に家族と話しておきたいから明日でもいいか?」
「分かった、優の母親の手料理は美味しいからな。」
カフに何も言われず許可を貰った事に安堵しつつ俺は自分の部屋に行き荷物の整理をする、家族が帰ってきて俺の顔を見ると嬉しそうな顔で泣いていた。なんだかんだ俺は愛されていたらしい
「まさか優が異世界で嫁さんを貰ってくるとはねぇ。」
「それも沢山、な…」
「母さん達に紹介出来て良かったよ、それじゃそろそろ行くよ。」
「ほんとに行ってしまうの?この世界じゃ優は満足出来なかったの…?」
「ごめんね母さん、でもやっと俺したい事が見つかったから…」
「優が納得しているならそれでいい、困った時に助けに行ってやる事は出来ないが優の中に父さん達の血が入っている事は忘れないでくれ。いつでも優の事を思っているぞ」
「ありがと父さん…俺も忘れないから!兄ちゃん達にもよろしく言っといて…!」
最後まで言うと思わず涙が出てしまう、それに連られて両親も涙を流し出す。
「泣くなよ優、今生の別れでもないし。」
「え…?カフ、でも帰って来れないんじゃ…」
「帰ってこれないなんて言ってないだろ?この世界線には目印を付けてるからいつでも帰れるぞ?」
それを聞いた俺と両親は呆然と顔を見合わせ堪らず笑ってしまった。
「ハッハハ…はぁ、なんだよそれ。それじゃ泣くのはおかしいよな、父さん、母さん行ってきます!」
「「行ってらっしゃい優。」」
俺は笑顔で両親に見送られた。
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24.カフの住む世界と神
「こ、ここがカフの住む世界…」
カフの転移魔法で着いた先は中世の名残が残ったロンドンの様な街中だった。
「どうだ?綺麗だろ俺の世界は」
カフが自慢げに語りながら空間魔法を閉じて出てくる、すると辺り一面の空気が変わる。
「えっ嘘…」
「本物!?」
「凄い凄い!私初めて拝顔した!」
「今日なにか祝い事あったっけ!?」
辺りが騒然としだし、それに気付いたカフが手を振る。それだけで
「「「きゃぁぁぁあ!!!カフ様ぁぁぁ!!!」」」
「「「おぉ…我らが万能の神よ…!」」」
「「「今日という日に感謝を!我らが神に祈りを!!」」」
俺達から10m程離れた距離まで近寄って大量の人々が大歓声を上げながら笑顔を向けてくる、何かの宗教か?ってくらい熱狂的で正直怖い。
「は?えっと…カフこれは…」
「そりゃあ不老で強大な力手に入れたら世界征服くらいするって優、それでいて絶対者が老いる事無くあらゆる事に精通していて数千年経つとどうなると思う?」
「神として崇められる…?」
「正解!まぁ俺1人というか複製の俺達の力なんだけど、まぁ同じ様なもんだから神として扱われてるんだ。因みに俺は凡百の神を名乗らせてもらってるよ。」
宗教みたいっていうか宗教だった。
「すげぇなカフ…違う世界線の俺は神にもなれるんだ…凡百の神って割にはさっきカフ様とか万能の神とか言われてたけど?」
「俺はフレンドリーな神様を目指してるからね、頻繁に顔を出す事はしないけど数年に1回はパレードをしたりするよ。呼び方も厳しく取り締まらなかったせいで万能の神とか言われてるけど流石に万能は無いよね俺にも限界はあるし、ははっまぁ全知全能って言われるよりはマシかな。」
「あ、あぁそうなんだ…」
俺は余りの歓声にカフの話を聞き流してしまう。
ゴーン…ゴーン…
後ろの方から大きな鐘の音が聴こえた、すると歓声を上げていた人々は一斉に跪き、さっきまでの賑やかさが嘘のように静まり返る。後ろに気配を感じ振り返ると
「う、わぁ…でっかい城だなぁ…でかすぎてちょっと怖いな…」
「凄いだろう?高さは大体1kmはあるかな。」
デカすぎんだろ…そんな事を思っていると。
「我らが神よ、拝顔の栄に浴します。本日はどの様な用事で?」
「今日もお勤めご苦労様クロム、別世界の俺にこの街を見せて驚かせてやりたくてね。」
「という事はお隣のお方が神の…お会いできて光栄です、私アルコーヴァ神王国を預からせて頂いていますクロム・リオン・へカートと申します。」
「丁寧にありがとうございます、私は日野優と言います。」
この国の王様と軽く挨拶を交わして俺達はカフが普段暮らしている住居へ案内してもらう。
「やっべぇぇ…」
「何処か懐かしさを感じます…」
「もう1人のご主人はとんでもないね…」
「これが神の住む世界と言われても信じてしまいそうです…」
「とても綺麗です主人…」
俺達が口を開けて呆けてしまうのは仕方ないと思う、何故なら。
「どうだ?これが俺、いや俺達が数千年かけて創った地下巨大コロニーだ!」
カフが自慢するがこれは素直に感嘆するしかない、まさか王城がカフにとってはただの玄関に過ぎず、王城から地下へ伸びる昇降機に乗り下るとまるでもう1つの国の様な世界が姿を表したのだ。
「なんでわざわざ地下に…」
「そりゃ色々利点があるからに決まってるだろ?それに俺がまだ1人だった頃は表立って行動すると目を付けられ易いから地下でゴーレムや、初期の複製した自分を行動させてたんだよ。」
昇降機が到着するまで俺はカフからこのコロニーが出来上がるまでの歴史を聞いていた。
チーン
「やっと着いた~」
「「「お帰りなさいませ創造主様。」」」
昇降機を降りると凄い数のメイド達が出迎えてくれた
「あぁ、ただいま。将輝と熊重呼んで来てくれる?」
「畏まりました。」
「カフ、この子らって一体…」
「あぁ、この子達は俺の作ったゴーレムだよ。ていうかここには俺かゴーレムしかいないよ。」
「ゴーレム!?人間にしか見えないな…いやナズナも人間そっくりに作ってたから驚きはそこまでないか。にしても…」
周りを見渡すと色々なゴーレムや人にしか見えないゴーレムが沢山いるが、何よりも目が行くのは…
「カフがいっぱいいる!ちょっと怖い!!」
「はははっ!当たり前だろう?俺の、俺達だけのコロニーなんだから。外なら皆バラバラの仮面被ってるけど此処ではしなくてもいいからな」
「これどれがどの自分か分からなくならないか?」
「そうだな、まぁ大事な情報は情報記録専門の俺達に集積してそこから必要な俺達に分けてるから大丈夫だ。」
「聞いてるだけでこっちが大丈夫じゃなくなるよ…」
カフの異常な優秀さに辟易していると
「おーそれがまた別の世界の俺か。」
「随分と女を沢山侍らせてるな。」
カフ達とは明らかに違う俺と同じ顔の2人組が話しかけてきた。
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