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15 【R18】
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壁に追い詰められ、唇を貪られる。
立っていられない……。
ずるずると壁に背をつけたまま、フローリングに座り込んだ。
佐伯は膝をつき、口付けてくる。
キスの音と自分達の息遣いが部屋中に響いていた。
佐伯は俺の頬を撫で、唇をわずかに接触させて呼吸を整えた。
伝わってくる振動が心地いい。
軽く唇を当ててみる。
二回目で、佐伯と目があった。
佐伯が瞼を下げ、顔を近づけてくる。
口を開け、受けとめると舌が重なった。
やさしくあやされるように続くキスに甘い溜息が出た。
「加藤……」
股間を服の上から擦られ、佐伯の腕を強く掴んだ。
「やめっ!」
「させて。無理なことはしないから」
首にキスをされ、唇を噛む。
「加藤のこと、気持ち良くさせたい」
耳に吐息がかかり、ぞくぞくする。
唇で首筋をなぞられ、押し返した。
「俺も」
佐伯が目を見開く。
「俺も……。佐伯に、気持ち良くなって欲しい」
女のような、この感情が嫌だった。
女のようになれない自分が嫌だった。
佐伯が微笑みながら、手に口づけてくる。
「俺は加藤がいいなら、同じくらい良くなれる」
俺はこのままでいいと言ったのだが、佐伯は首を縦に振ろうとしなかった。
俺が風呂に入っている間に、佐伯はコンビニに買い出しへ行き、俺が出てから浴室に入った。
シャワーの音がする。
暖房をつけ、ベッドの上で息をついた。
下着姿で待つのも、やることを期待しているっぽくって、慌ててジャージを着た。
待たされると、冷静になる。
冷静になれば、不安が募る。
佐伯は俺に興奮してくれるだろうか?
愛してると言ってくれた。
でも、愛しているのと、抱けるというのは、別のような気がする。
もし、佐伯が駄目だったら、立ち直れない。
暖房を消し、玄関へ駆ける。
その途中、浴室から出てきた佐伯とバッティングした。
「どうした?」
佐伯がタオルで髪を拭きながら話しかけてくる。
裸を見せつけられ、動転した。
「服、着なくてもよかったのに。それとも、脱がされたい派?」
言い返したいが、口をぱくぱくさせただけで、声が出てこない。
佐伯はしばらく笑っていたが、洋室を覗き、再度、俺に笑顔を向け、ガシリと手を握りしめてきた。器用に、片手で体についた水滴を拭い、タオルを洗濯機の中へ放り込んで、俺をベッドまで引っ張ると、相手は暖房をつけた。生温かかった部屋に、新しい温風が広がっていく。
「佐伯?」
相手は応えず、キスと同時に、俺をベッドへ押し倒した。
抵抗するが、それよりも強い力で唇を求められる。
「待って! ん……。電気……。電気、消してくれ」
手が服の中へ入り込んでくる。
「佐伯!」
声が裏返った。
キスをやめ、佐伯は俺を腕で囲った。
「いくら俺でも、セックスの前に逃げられたら、傷つく」
「あ……」
人は、他人の世界を見ることができない。
だから、俺が見ている世界を、佐伯が見ることはできないし、佐伯が見ている世界を、俺が見ることもできない。
発せられた言葉や態度が、湾曲して相手に突き刺さることだって、受け手の解釈に委ねられるのだから、それが当たり前なのかもしれない。
でも、繋がっていたいなら、その人を失くしたくないなら、自分の世界だけで終わってしまってはいけないんだ。
「怖いんだ」
「俺は入れなくてもいい」
「そうじゃなくて……」
上半身を起こし、ジャージを脱いだ。
「お前と同じ体だ。女じゃない」
佐伯は無言で続きを待ってくれた。
「俺のこと……」
俯き、頭を左右する。
「佐伯は、自分の体に欲情したこと、あるのかよ?」
唇を噛み、上布団を握りしめる。
「加藤が言いたいのは、器の話?」
聞き慣れない言葉に顔を上げた。
「そうなら、俺は自分をおかずにはしないし、他の男を想像したりもしない」
やっぱり……。
涙が滲んでくる。
「ああ、でも、お前としたなら、感覚が変わるかもしれないな。それは未体験ゾーンだから、何とも言えないけど」
「軽いな」
「そう? 性癖の違いだろ?」
佐伯は息を漏らした。
「口にすることじゃないと思うけど、俺、アダルトビデオで抜けないから。他の男が抱く女を見て欲情できるって、れっきとした能力だと思う」
「……へ?」
頬を吊り上げた俺に、佐伯はあらぬ方角を見ながら、しかめっ面をした。
「そういう反応をされると思って、今まで、誰にも言ったことがない」
「……ごめん。……つい」
「別に怒ってない。でも、わかっただろう? 俺は女の体に興奮しているわけじゃない。これも、加藤だけに言うけど、俺、自分の行為で良くなっている相手を見るのが、一番、興奮する。今は、加藤が乱れてる姿が見たくて、うずうずしてる」
カアと血が上った。
たぶん、俺の顔は真っ赤だ。
「安心した?」
佐伯の顔が近づいてくる。
小さく頷くと唇が重なり、いったん離れ、瞳の奥を探られ、今度は深く口づけられると同時に、ベッドへとやさしく倒された。
佐伯の首に腕を回し、キスに没頭した。
相手はベッドの下からローションとコンドームを出した。
佐伯のものがたちあがっている。
佐伯は、俺がそれを見つめているのに気づき、唇を伸ばした。
「お前が俺をこうするんだ」
手を、佐伯自身へと持っていかれる。
「熱い……」
手淫すると舌を吸われた。
ぬめっていくそれは固く、口腔にあるものはやわらかくて、眩暈がする。
佐伯の指が胸の突起を擦ってきた。
「待ってって。お前がまだ」
「俺はもういいよ」
手が外される。
執拗に一部分を刺激され、体が汗ばんだ。
「あ……。ん。……くぅ」
唇を噛み、喘ぎ声を押し殺す。
快楽が胸だけじゃなく、下へと伸びていく。
ローションでべたべたになった後方に指が入れられ、のけ反った。
じゅくじゅくになった俺のを口に含み、佐伯は中を広げていく。
たまらなかった。
怖い。
こんなセックスを俺は知らない。
怖い。
良すぎて。
「佐伯、もう。もう」
吐き出したものを飲み下され、顔を覆った。
「見せろよ」
佐伯が手をどかそうとしてくるから、腕に力を入れた。
相手は笑ったようだった。
胸を吸われ、再び、中の指が蠢く。
欲に塗れた箇所を上下され、体を起こそうとベッドに腕をついた。
「まだ、触るな!」
「いいから。もっと、良くしてやる」
「待って。……いや、だ。佐伯! 嫌だって!」
後方の圧迫が増す。
背筋に甘い痺れが走り、大きく喘いだ。
射精し、腹がひくひくと痙攣するのに、余韻に浸る暇もなく、次の波が襲ってきた。
「無理。……休ませて」
「わかった」
言葉と裏腹に、佐伯は愛撫をやめようとしない。
何をされているのか、おぼろげで、気持ちいいとだけ体が伝えてくる。
キスが心地いい。
「いれてくれ」
「今日はあんまりお勧めしない」
時間をかけよう、と佐伯は汗でへばりつく俺の前髪を整えた。
「欲しい。お願いだ」
俺だけじゃなく、佐伯にも気持ち良くなって欲しい。
「じゃあ、あと、一回、いけたらな」
連続で出した経験がないのに、体はそれを待っていたと言わんばかりに、佐伯の手の中で大きく跳ねた。
呼気がおかしい。
体がびくびくする。
なのに、佐伯が入ってきたとき、俺は嬌声をあげた。
「ごめん。辛いよな?」
首を横に振った。
「うれしい。すごく」
佐伯の手が背中を包んでくる。
「気持ちいいよ。ありがとう、加藤」
ゆっくりと抜き差しが始まり、声を我慢できなくなる。
佐伯がいく前に、俺は数えきれないほどの欲をぶちまけた。
緩急をつけて行われる挿入に喘ぎ声が泣き声に変わり、次第に、全身がそれだけを感じる器官になってくると、うっとりした。
かわいい、と言われても、悪態をつくことさえ考えられない。
気持ちいい。
「かわいい。好きだ。かわいい。ほんと、かわいいよ、お前」
気持ち良くて、それしかなくて、佐伯がいけたのかどうかすら、覚えられなかった。
立っていられない……。
ずるずると壁に背をつけたまま、フローリングに座り込んだ。
佐伯は膝をつき、口付けてくる。
キスの音と自分達の息遣いが部屋中に響いていた。
佐伯は俺の頬を撫で、唇をわずかに接触させて呼吸を整えた。
伝わってくる振動が心地いい。
軽く唇を当ててみる。
二回目で、佐伯と目があった。
佐伯が瞼を下げ、顔を近づけてくる。
口を開け、受けとめると舌が重なった。
やさしくあやされるように続くキスに甘い溜息が出た。
「加藤……」
股間を服の上から擦られ、佐伯の腕を強く掴んだ。
「やめっ!」
「させて。無理なことはしないから」
首にキスをされ、唇を噛む。
「加藤のこと、気持ち良くさせたい」
耳に吐息がかかり、ぞくぞくする。
唇で首筋をなぞられ、押し返した。
「俺も」
佐伯が目を見開く。
「俺も……。佐伯に、気持ち良くなって欲しい」
女のような、この感情が嫌だった。
女のようになれない自分が嫌だった。
佐伯が微笑みながら、手に口づけてくる。
「俺は加藤がいいなら、同じくらい良くなれる」
俺はこのままでいいと言ったのだが、佐伯は首を縦に振ろうとしなかった。
俺が風呂に入っている間に、佐伯はコンビニに買い出しへ行き、俺が出てから浴室に入った。
シャワーの音がする。
暖房をつけ、ベッドの上で息をついた。
下着姿で待つのも、やることを期待しているっぽくって、慌ててジャージを着た。
待たされると、冷静になる。
冷静になれば、不安が募る。
佐伯は俺に興奮してくれるだろうか?
愛してると言ってくれた。
でも、愛しているのと、抱けるというのは、別のような気がする。
もし、佐伯が駄目だったら、立ち直れない。
暖房を消し、玄関へ駆ける。
その途中、浴室から出てきた佐伯とバッティングした。
「どうした?」
佐伯がタオルで髪を拭きながら話しかけてくる。
裸を見せつけられ、動転した。
「服、着なくてもよかったのに。それとも、脱がされたい派?」
言い返したいが、口をぱくぱくさせただけで、声が出てこない。
佐伯はしばらく笑っていたが、洋室を覗き、再度、俺に笑顔を向け、ガシリと手を握りしめてきた。器用に、片手で体についた水滴を拭い、タオルを洗濯機の中へ放り込んで、俺をベッドまで引っ張ると、相手は暖房をつけた。生温かかった部屋に、新しい温風が広がっていく。
「佐伯?」
相手は応えず、キスと同時に、俺をベッドへ押し倒した。
抵抗するが、それよりも強い力で唇を求められる。
「待って! ん……。電気……。電気、消してくれ」
手が服の中へ入り込んでくる。
「佐伯!」
声が裏返った。
キスをやめ、佐伯は俺を腕で囲った。
「いくら俺でも、セックスの前に逃げられたら、傷つく」
「あ……」
人は、他人の世界を見ることができない。
だから、俺が見ている世界を、佐伯が見ることはできないし、佐伯が見ている世界を、俺が見ることもできない。
発せられた言葉や態度が、湾曲して相手に突き刺さることだって、受け手の解釈に委ねられるのだから、それが当たり前なのかもしれない。
でも、繋がっていたいなら、その人を失くしたくないなら、自分の世界だけで終わってしまってはいけないんだ。
「怖いんだ」
「俺は入れなくてもいい」
「そうじゃなくて……」
上半身を起こし、ジャージを脱いだ。
「お前と同じ体だ。女じゃない」
佐伯は無言で続きを待ってくれた。
「俺のこと……」
俯き、頭を左右する。
「佐伯は、自分の体に欲情したこと、あるのかよ?」
唇を噛み、上布団を握りしめる。
「加藤が言いたいのは、器の話?」
聞き慣れない言葉に顔を上げた。
「そうなら、俺は自分をおかずにはしないし、他の男を想像したりもしない」
やっぱり……。
涙が滲んでくる。
「ああ、でも、お前としたなら、感覚が変わるかもしれないな。それは未体験ゾーンだから、何とも言えないけど」
「軽いな」
「そう? 性癖の違いだろ?」
佐伯は息を漏らした。
「口にすることじゃないと思うけど、俺、アダルトビデオで抜けないから。他の男が抱く女を見て欲情できるって、れっきとした能力だと思う」
「……へ?」
頬を吊り上げた俺に、佐伯はあらぬ方角を見ながら、しかめっ面をした。
「そういう反応をされると思って、今まで、誰にも言ったことがない」
「……ごめん。……つい」
「別に怒ってない。でも、わかっただろう? 俺は女の体に興奮しているわけじゃない。これも、加藤だけに言うけど、俺、自分の行為で良くなっている相手を見るのが、一番、興奮する。今は、加藤が乱れてる姿が見たくて、うずうずしてる」
カアと血が上った。
たぶん、俺の顔は真っ赤だ。
「安心した?」
佐伯の顔が近づいてくる。
小さく頷くと唇が重なり、いったん離れ、瞳の奥を探られ、今度は深く口づけられると同時に、ベッドへとやさしく倒された。
佐伯の首に腕を回し、キスに没頭した。
相手はベッドの下からローションとコンドームを出した。
佐伯のものがたちあがっている。
佐伯は、俺がそれを見つめているのに気づき、唇を伸ばした。
「お前が俺をこうするんだ」
手を、佐伯自身へと持っていかれる。
「熱い……」
手淫すると舌を吸われた。
ぬめっていくそれは固く、口腔にあるものはやわらかくて、眩暈がする。
佐伯の指が胸の突起を擦ってきた。
「待ってって。お前がまだ」
「俺はもういいよ」
手が外される。
執拗に一部分を刺激され、体が汗ばんだ。
「あ……。ん。……くぅ」
唇を噛み、喘ぎ声を押し殺す。
快楽が胸だけじゃなく、下へと伸びていく。
ローションでべたべたになった後方に指が入れられ、のけ反った。
じゅくじゅくになった俺のを口に含み、佐伯は中を広げていく。
たまらなかった。
怖い。
こんなセックスを俺は知らない。
怖い。
良すぎて。
「佐伯、もう。もう」
吐き出したものを飲み下され、顔を覆った。
「見せろよ」
佐伯が手をどかそうとしてくるから、腕に力を入れた。
相手は笑ったようだった。
胸を吸われ、再び、中の指が蠢く。
欲に塗れた箇所を上下され、体を起こそうとベッドに腕をついた。
「まだ、触るな!」
「いいから。もっと、良くしてやる」
「待って。……いや、だ。佐伯! 嫌だって!」
後方の圧迫が増す。
背筋に甘い痺れが走り、大きく喘いだ。
射精し、腹がひくひくと痙攣するのに、余韻に浸る暇もなく、次の波が襲ってきた。
「無理。……休ませて」
「わかった」
言葉と裏腹に、佐伯は愛撫をやめようとしない。
何をされているのか、おぼろげで、気持ちいいとだけ体が伝えてくる。
キスが心地いい。
「いれてくれ」
「今日はあんまりお勧めしない」
時間をかけよう、と佐伯は汗でへばりつく俺の前髪を整えた。
「欲しい。お願いだ」
俺だけじゃなく、佐伯にも気持ち良くなって欲しい。
「じゃあ、あと、一回、いけたらな」
連続で出した経験がないのに、体はそれを待っていたと言わんばかりに、佐伯の手の中で大きく跳ねた。
呼気がおかしい。
体がびくびくする。
なのに、佐伯が入ってきたとき、俺は嬌声をあげた。
「ごめん。辛いよな?」
首を横に振った。
「うれしい。すごく」
佐伯の手が背中を包んでくる。
「気持ちいいよ。ありがとう、加藤」
ゆっくりと抜き差しが始まり、声を我慢できなくなる。
佐伯がいく前に、俺は数えきれないほどの欲をぶちまけた。
緩急をつけて行われる挿入に喘ぎ声が泣き声に変わり、次第に、全身がそれだけを感じる器官になってくると、うっとりした。
かわいい、と言われても、悪態をつくことさえ考えられない。
気持ちいい。
「かわいい。好きだ。かわいい。ほんと、かわいいよ、お前」
気持ち良くて、それしかなくて、佐伯がいけたのかどうかすら、覚えられなかった。
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