325 / 468
第六章 秘伝と知己の集い
325 こういうのも居ます
しおりを挟む
白いスーツを見て高耶が思うのは、さすがに着たことはないなということだった。だから、その呟きは思わず出た。
「……白いスーツって、普通に売ってるんだな……」
「「「っ、ぷっ」」」
満と嶺、それと、緊張気味だった槇もそれを聞いて吹き出す。予想外の感想だったらしい。
そして、ここでも彰彦はいつも通りだ。
「その辺のショッピングセンターに入っている店には中々置いていないだろうが、ホスト用にと狙って置いている店はあるぞ」
「なるほど……じゃあ、アレはそういう店で……」
「うむ。婚礼用でなければ」
「そうか……十代といっても、もうじきに二十歳だし、結婚してるのもいるかもな」
「因みに、この中で結婚している者が三組と五人居るらしい」
同級生で結婚したのが三組。それ以外で相手がいて、結婚しているのが五人ということ。
「三組ってのは、同級生でってことか……すごいな」
「うむ。ほぼ純愛である」
「へえ」
彰彦の『ほぼ純愛』という言葉には特に触れず納得しておく。
高耶には結婚というのに実感が湧かないが、実際に同級生の中には、既に結婚している者が居ると知って感心してもいた。
考えてみれば、子どももいてもおかしくない年齢だなと不思議な感慨を受ける。
そんな二人の会話を聞いていた満と嶺、槇は、向かって来ている人の事も忘れて必死で笑いを堪えていた。
「なに? ほぼって……ほぼ純愛ってなに?っ」
「既婚者が居るってのは確かに衝撃だけどっ……すごいなって……寧ろ白スーツからその会話来る?」
「純粋過ぎるだろ……っ」
白スーツを見て槇達が先ず思うのは『同窓会にそれ着てくる?』だ。場違いとも言えるし、良い印象は受けない。
それも、槇達にとっては少しばかり因縁のある相手だ。間違いなく嫌な笑い方をしながら近付いて来ているのだから、気分も悪い。知らず体も強張る。
しかし、高耶と彰彦の会話を聞いていたら、それもほぐれたようだ。
だから、険悪な雰囲気になることなく向き合えた。
「よお。白木。久しぶりだな」
「……ああ」
「お前が来るとは思わなかったぜ」
「そうか……」
「……」
会話が成り立たない。高耶には、二人の関係が見えず、不思議そうに見ていることしかできない。
大体、相手が誰なのかが分からなかった。顔を知っていたとしても、その顔には覆い隠すくらい大きな口灯蛾が憑いており、高耶には顔が判別出来なかったのだ。
それを知ってか知らずか、彰彦が囁いた。見事に高耶にだけ聞こえるよう、調整した囁きだ。彼は特殊能力を持っていると言っていいのではないだろうか。
「古坂だ。高耶とは同じクラスになっていない」
「……だよな……」
知らないのは当たり前ということで、良かったと少しほっとする高耶だ。こうも顔と名前が一致しないどころか知らないというのは、高耶としても、ないわと思っていたのだ。
とはいえ、相変わらず女子で名前がすぐに分かる者はいなさそうだ。
「そうか。中学の頃の二人を知らなかったな」
「ああ」
高耶は父親が亡くなったことで、小学校を卒業すると、違う土地へと移った。よって、中学まで持ち上がりであるこの場にいる同級生達とは違い、記憶の中の顔も朧げなのはある意味仕方がない。
小学生の頃からの面影を見つけるのは難しいだろう。
そして、彰彦が考えた末に説明する。
「ふむ……何と言うか……あの二人は、拳で語り合う仲だった」
「そうなのか」
ここで少しばかり認識のズレが出る。拳で語り合うと高耶が聞けば、それは『良いライバル』『高め合える仲』となる。
とはいえ、高耶も世間での認識とのズレをそれなりに理解しているため、納得したあとに首を捻った。
「あ、そうか……逆か。仲が悪い?」
「刃傷沙汰になったことも三度ほどある」
「それは……なるほど……」
一度の刃傷沙汰なら、わざとではないかもしれないが、三度となると故意だろう。
相当仲が悪いのだと認識できた。
古坂という白スーツは、いかにも顔を歪めていそうな口調で喋っていた。
「高校も退学になったんだってなあ。お前が行けたんだ。レベルもそう大したこともない所だったんだろ? そんな所も卒業できないとか、もはやクズだな。ああ、中学の時からお前はクズだったか」
「……」
「「っ……」」
槇の顔色に変化はない。寧ろ、満と嶺がキレそうになっている。良い友人だなと、高耶は一歩引いて見ていた。
だが、古坂が喋るごとに、口灯蛾の鱗粉が舞うのだ。良い気分はしない。
テーブルを挟んだ向こうであっても、視えている高耶にすれば、槇達の並べられたカトラリーに鱗粉が降りかかっているのが見えるのだ。いくら視えない振りが得意でも、不快さに眉根が寄るのは仕方がなかった。
槇はまっすぐ古坂を見つめるだけ。それが古坂には気に入らなかったようだ。
「なんだよその目。あ~、やっぱお前はアレだ。妹が行方不明で可哀想な奴で、グレても仕方ないよな~って思われたかったんだろ? 良かったよなあ。俺より可哀想な奴で。先生達も中学の頃はまだ気い遣ってたもんなあ」
「っ……」
槇の顔色が変わった。
彼も分かっていたのだろう。状況に甘えていた所もあるのだと。今槇が世話になっている所では、そうして自覚を促すこともできる大人達が集まっている。
だから槇も、むやみに手を出したりしなくなったのだ。
しかし、これはダメだろう。
最初に立ち上がって口を開いたのは満だった。
「古坂、お前、相変わらず性格の悪い奴だな。お前みたいなのに群がる女が、未だに同級に居るってのは信じたくなかったぜ」
高耶は、まさかの周りの女の子達への牽制に目を丸くした。
傍に居た女子達も、古坂の言動が不快だったのだろう。眉を寄せている者もいた。そんな女子達は、今だと思ったらしい。
「っ、ちょっ、あ、わ、私達は……ちょっと挨拶しただけよ……」
「そ、そうよ……も、もう行くわ」
「じゃあ私も……」
「うん……」
あっさり女子達は散らばっていった。
「おいっ」
古坂がその背中に声をかけても、怯えるだけで足は止まらなかった。
「ちっ」
舌打ちする古坂。満が少し満足そうに見えたのを見て、高耶は納得する。
「なるほど……やるな……」
「アレは昔からそうだ。周りに被害を出さないためにも、他を離すのが上手い。もう一人は、やめ時を見定める役だな」
「へえ……」
満は、周りを逃す役だったようだ。そして嶺は、折を見て教師を呼んで来る役だったという。
しかし、今回はどう収めるのか。
高耶は完全に見ものに回っていた。
**********
読んでくださりありがとうございます◎
「……白いスーツって、普通に売ってるんだな……」
「「「っ、ぷっ」」」
満と嶺、それと、緊張気味だった槇もそれを聞いて吹き出す。予想外の感想だったらしい。
そして、ここでも彰彦はいつも通りだ。
「その辺のショッピングセンターに入っている店には中々置いていないだろうが、ホスト用にと狙って置いている店はあるぞ」
「なるほど……じゃあ、アレはそういう店で……」
「うむ。婚礼用でなければ」
「そうか……十代といっても、もうじきに二十歳だし、結婚してるのもいるかもな」
「因みに、この中で結婚している者が三組と五人居るらしい」
同級生で結婚したのが三組。それ以外で相手がいて、結婚しているのが五人ということ。
「三組ってのは、同級生でってことか……すごいな」
「うむ。ほぼ純愛である」
「へえ」
彰彦の『ほぼ純愛』という言葉には特に触れず納得しておく。
高耶には結婚というのに実感が湧かないが、実際に同級生の中には、既に結婚している者が居ると知って感心してもいた。
考えてみれば、子どももいてもおかしくない年齢だなと不思議な感慨を受ける。
そんな二人の会話を聞いていた満と嶺、槇は、向かって来ている人の事も忘れて必死で笑いを堪えていた。
「なに? ほぼって……ほぼ純愛ってなに?っ」
「既婚者が居るってのは確かに衝撃だけどっ……すごいなって……寧ろ白スーツからその会話来る?」
「純粋過ぎるだろ……っ」
白スーツを見て槇達が先ず思うのは『同窓会にそれ着てくる?』だ。場違いとも言えるし、良い印象は受けない。
それも、槇達にとっては少しばかり因縁のある相手だ。間違いなく嫌な笑い方をしながら近付いて来ているのだから、気分も悪い。知らず体も強張る。
しかし、高耶と彰彦の会話を聞いていたら、それもほぐれたようだ。
だから、険悪な雰囲気になることなく向き合えた。
「よお。白木。久しぶりだな」
「……ああ」
「お前が来るとは思わなかったぜ」
「そうか……」
「……」
会話が成り立たない。高耶には、二人の関係が見えず、不思議そうに見ていることしかできない。
大体、相手が誰なのかが分からなかった。顔を知っていたとしても、その顔には覆い隠すくらい大きな口灯蛾が憑いており、高耶には顔が判別出来なかったのだ。
それを知ってか知らずか、彰彦が囁いた。見事に高耶にだけ聞こえるよう、調整した囁きだ。彼は特殊能力を持っていると言っていいのではないだろうか。
「古坂だ。高耶とは同じクラスになっていない」
「……だよな……」
知らないのは当たり前ということで、良かったと少しほっとする高耶だ。こうも顔と名前が一致しないどころか知らないというのは、高耶としても、ないわと思っていたのだ。
とはいえ、相変わらず女子で名前がすぐに分かる者はいなさそうだ。
「そうか。中学の頃の二人を知らなかったな」
「ああ」
高耶は父親が亡くなったことで、小学校を卒業すると、違う土地へと移った。よって、中学まで持ち上がりであるこの場にいる同級生達とは違い、記憶の中の顔も朧げなのはある意味仕方がない。
小学生の頃からの面影を見つけるのは難しいだろう。
そして、彰彦が考えた末に説明する。
「ふむ……何と言うか……あの二人は、拳で語り合う仲だった」
「そうなのか」
ここで少しばかり認識のズレが出る。拳で語り合うと高耶が聞けば、それは『良いライバル』『高め合える仲』となる。
とはいえ、高耶も世間での認識とのズレをそれなりに理解しているため、納得したあとに首を捻った。
「あ、そうか……逆か。仲が悪い?」
「刃傷沙汰になったことも三度ほどある」
「それは……なるほど……」
一度の刃傷沙汰なら、わざとではないかもしれないが、三度となると故意だろう。
相当仲が悪いのだと認識できた。
古坂という白スーツは、いかにも顔を歪めていそうな口調で喋っていた。
「高校も退学になったんだってなあ。お前が行けたんだ。レベルもそう大したこともない所だったんだろ? そんな所も卒業できないとか、もはやクズだな。ああ、中学の時からお前はクズだったか」
「……」
「「っ……」」
槇の顔色に変化はない。寧ろ、満と嶺がキレそうになっている。良い友人だなと、高耶は一歩引いて見ていた。
だが、古坂が喋るごとに、口灯蛾の鱗粉が舞うのだ。良い気分はしない。
テーブルを挟んだ向こうであっても、視えている高耶にすれば、槇達の並べられたカトラリーに鱗粉が降りかかっているのが見えるのだ。いくら視えない振りが得意でも、不快さに眉根が寄るのは仕方がなかった。
槇はまっすぐ古坂を見つめるだけ。それが古坂には気に入らなかったようだ。
「なんだよその目。あ~、やっぱお前はアレだ。妹が行方不明で可哀想な奴で、グレても仕方ないよな~って思われたかったんだろ? 良かったよなあ。俺より可哀想な奴で。先生達も中学の頃はまだ気い遣ってたもんなあ」
「っ……」
槇の顔色が変わった。
彼も分かっていたのだろう。状況に甘えていた所もあるのだと。今槇が世話になっている所では、そうして自覚を促すこともできる大人達が集まっている。
だから槇も、むやみに手を出したりしなくなったのだ。
しかし、これはダメだろう。
最初に立ち上がって口を開いたのは満だった。
「古坂、お前、相変わらず性格の悪い奴だな。お前みたいなのに群がる女が、未だに同級に居るってのは信じたくなかったぜ」
高耶は、まさかの周りの女の子達への牽制に目を丸くした。
傍に居た女子達も、古坂の言動が不快だったのだろう。眉を寄せている者もいた。そんな女子達は、今だと思ったらしい。
「っ、ちょっ、あ、わ、私達は……ちょっと挨拶しただけよ……」
「そ、そうよ……も、もう行くわ」
「じゃあ私も……」
「うん……」
あっさり女子達は散らばっていった。
「おいっ」
古坂がその背中に声をかけても、怯えるだけで足は止まらなかった。
「ちっ」
舌打ちする古坂。満が少し満足そうに見えたのを見て、高耶は納得する。
「なるほど……やるな……」
「アレは昔からそうだ。周りに被害を出さないためにも、他を離すのが上手い。もう一人は、やめ時を見定める役だな」
「へえ……」
満は、周りを逃す役だったようだ。そして嶺は、折を見て教師を呼んで来る役だったという。
しかし、今回はどう収めるのか。
高耶は完全に見ものに回っていた。
**********
読んでくださりありがとうございます◎
258
あなたにおすすめの小説
とっていただく責任などありません
まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、
団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。
この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!?
ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。
責任を取らなければとセルフイスから、
追いかけられる羽目に。
私はいけにえ
七辻ゆゆ
ファンタジー
「ねえ姉さん、どうせ生贄になって死ぬのに、どうしてご飯なんて食べるの? そんな良いものを食べたってどうせ無駄じゃない。ねえ、どうして食べてるの?」
ねっとりと息苦しくなるような声で妹が言う。
私はそうして、一緒に泣いてくれた妹がもう存在しないことを知ったのだ。
****リハビリに書いたのですがダークすぎる感じになってしまって、暗いのが好きな方いらっしゃったらどうぞ。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】
星森 永羽
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
聖女は支配する!あら?どうして他の聖女の皆さんは気付かないのでしょうか?早く目を覚ましなさい!我々こそが支配者だと言う事に。
naturalsoft
恋愛
この短編は3部構成となっております。1話完結型です。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★
オラクル聖王国の筆頭聖女であるシオンは疑問に思っていた。
癒やしを求めている民を後回しにして、たいした怪我や病気でもない貴族のみ癒やす仕事に。
そして、身体に負担が掛かる王国全体を覆う結界の維持に、当然だと言われて御礼すら言われない日々に。
「フフフッ、ある時気付いただけですわ♪」
ある時、白い紙にインクが滲むかの様に、黒く染まっていく聖女がそこにはいた。
モブでいたはずの私が、ただひとりに溺愛されるまで
ChaCha
恋愛
乙女ゲームの世界に転生したことに気づいたアイナ・ネルケ。
だが彼女はヒロインではない――ただの“モブ令嬢”。
「私は観る側。恋はヒロインのもの」
そう決めて、治癒魔術科で必死に学び、気合いと根性で仲間を癒し続けていた。
筋肉とビンタと回復の日々。
それなのに――
「大丈夫だ。俺が必ず君を守る」
野外訓練で命を救った騎士、エルンスト・トゥルぺ。
彼の瞳と声が、治癒と共に魂に触れた瞬間から、世界が静かに変わり始める。
幼馴染ヴィルの揺れる視線。
家族の温かな歓迎。
辺境伯領と学園という“日常の戦場”。
「……好き」
「これは恋だ。もう、モブではいたくない」
守られるだけの存在ではなく、選ばれる覚悟を決めたモブ令嬢と、
現実しか知らない騎士の、静かで激しい溺愛の始まり。
これは――
モブでいたはずの私が、ただひとりに溺愛されるまでの物語。
※溺愛表現は後半からです。のんびり更新します。
※作者の好みにより筋肉と気合い…ヤンデレ落ち掛けが踊りながらやって来ます。
※これは恋愛ファンタジーです。ヒロインと違ってモブは本当に大変なんです。みんなアイナを応援してあげて下さい!!
レイブン領の面倒姫
庭にハニワ
ファンタジー
兄の学院卒業にかこつけて、初めて王都に行きました。
初対面の人に、いきなり婚約破棄されました。
私はまだ婚約などしていないのですが、ね。
あなた方、いったい何なんですか?
初投稿です。
ヨロシクお願い致します~。
婚前交渉は命懸け
章槻雅希
ファンタジー
伯爵令嬢ロスヴィータは婚約者スヴェンに婚約破棄を突きつけられた。
よくあるパターンの義妹による略奪だ。
しかし、スヴェンの発言により、それは家庭内の問題では収まらなくなる。
よくある婚約破棄&姉妹による略奪もので「え、貴族令嬢の貞操観念とか、どうなってんの?」と思ったので、極端なパターンを書いてみました。ご都合主義なチート魔法と魔道具が出てきますし、制度も深く設定してないのでおかしな点があると思います。
ここまで厳しく取り締まるなんてことはないでしょうが、普通は姉妹の婚約者寝取ったら修道院行きか勘当だよなぁと思います。花嫁入替してそのまま貴族夫人とか有り得ない、結婚させるにしても何らかのペナルティは与えるよなぁと思ったので。
『小説家になろう』様・『アルファポリス』様に重複投稿しています。
1人生活なので自由な生き方を謳歌する
さっちさん
ファンタジー
大商会の娘。
出来損ないと家族から追い出された。
唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。
これからはひとりで生きていかなくては。
そんな少女も実は、、、
1人の方が気楽に出来るしラッキー
これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる