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第2章『王家分裂』
第1節『漂流』
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ラム達家族は、捕食者から逃れる事は出来たが、一度きりの操作を使いきり、
元のコースに戻る事はおろか、減速する事も出来ず球体は、操作不能の状態で広い宇宙を漂流していた。
『私達は何処に向かってるの?』
サルンが棒に触れる。
小さな立体図は出るが、向かうはずだった水のような星も、それに向かう道筋も消えていた。
『私達はどうなるの…』
自分達の現在地は勿論、何処に向かっているのか、この先どうなるのかも分からず、ただ漠然とした不安に苛まれながら、サルンは外の星空を見るしか無かった。
コントロールが効かない球体は、猛烈な速度で宇宙空間を飛び続ける。
子供達と一緒に座り、流れ行く星を見ながらラム王は
『あれこれ考えても仕方ない、なるようにしか、ならないよ』
サルンに言うと、子供達の側にサルンも座った。
見るからに寒そうな凍りついた星に
『とても寒そう!でも綺麗だね!』
形が丸ではなくゴツゴツした岩のような星は
『何だか面白い形!でも美味しそう!』
表面が赤く煮えたぎる星も
『怒っているのかな?いやきっと照れてるんだ』
色々な星を通り過ぎる度に、子供達が不安にならないよう明るく話すラム王。
その様子に子供達は笑っていた。
凄い大きな星が近づいて来ると球体も引っ張られる様に星の近くを通り過ぎて行く。
その巨大な星は、全体が白い霧にかっていて、霧の中では青い稲妻が何度も光っていた。
子供達は外の景色にも飽きてベサーイと話をしている。
(ラム王とサルンは子供達がベサーイに、一方的に話しかけていると思っていた)
どうする事も出来ず時間だけが流れて行く。
もうどのくらい飛んでいるのだろうか?
サルンと子供達は疲れきって寝ている。
急に星から避難した為、食料や、その元となる植物達も物質も何も持って来れなかった。
ずっと飛び続けているが後、どのくらい持つだろうか?
市民達は今頃どうしているのだろうか?
ソウエや他のファモ族も無事だろうか?
考えても答えは出ないが、
球体の中で、特にする事も無く変わらぬ外の景色を見ていると、どうしても、そんな事ばかり考えてしまうラム王だった。
『あの巨大なパプリカ、収穫したかったな…』
ふと思い出して、少し笑いながら外を見ていると、
ずっと遠い所を、大きな岩が回転しながら飛んで行くのが見えた。
『さっきも見たな。あんな大きな岩が、もしぶつかったら、ひとたまりも無いだろうな』
そう思いながら見ていると、今度は複数の岩が、それぞれ別々の方向に飛んで行く。
何かさっきから多いような。
と思った瞬間、球体をかすめるように目の前を、大きな岩が過ぎ去って行った。
『怖かった…今のは危なかった。』
ラム王は、その過ぎ去って行った大きな岩を見てから、前方を見ると遠い距離に沢山の点がある。
点が動いたり、ぶつかったりして不規則な動きをしている事に気付く。
『何だ?もしかして、あれ全部岩なのか?』
ガラスの窓を擦り拡大すると、球体の向かう先には無数の岩(小惑星)が漂っている。
『このままだと、まずい』
ラム王は妻を起こして事態を知らせる。
『何あなた?どうしたの?』
『まずいぞ!岩だ!この先に沢山あるんだ!』
『何?岩って?』
起こされたサルンは、夫が指す方向を見ると、無数の岩が見えた。
『何あれ!全部岩なの?避けられないの?何とかしないと、このままだとぶつかる!』
慌てる妻にラム王が
『何とかしたいが何も出来ない!上手く岩と岩の間をすり抜けてくれる事を祈るしか無いよ…』
諦めたような言い方に妻が
『もう一度!もう一度、操作出来るか試したら!それが駄目ならソウエから貰った鏡は?』
と言われ、棒の先の球体に何度も触れるが何も変わらず、鏡にも触れてみるが、何も変化は起きなかった。
使い方がさっぱりわからない鏡とラム王が睨めっこしていると、子供達も起きて岩の存在に気付いた。
『大丈夫!大丈夫だから。』と妻が子供達を抱き締める。
『駄目だ、さっぱりわからない!ソウエは何の為に渡してくれたのだろう?』
ラム王が言うと、マーヤとオーロが同時に
『ワージリを呼びなさいって』
ラム王が、一体誰がそんな事を言ったんだ?と聞くと二人揃ってベサーイを指した。
『べ、ベサーイが言ったのか?』
子供達はうなずいた。
『あなた達、もしかして…さっきベサーイと話をしていたの?どういう事?てっきり、ベサーイに話し掛けてるだけだと思ってた』
サルンは少し驚いて子供達に言った後、夫の方を見る。
『いや…私もてっきり子供達が勝手に話してるだけだと…まさか話せるなんて』
ラム王も驚き、
ラム王はベサーイに話しかけてみるが、返事が無い。
サルンも試すが結果は夫と同じ。
疑いたくは無いが本当なのだろうか?
本当だとしたら何故子供達なんだ?
もしかしてベサーイの声は、大人達には聞こえない??
短時間で様々な疑問が沸く。
『ワージリを呼ぶと言っても、あれは星だから…どうやって呼べば…』
ラム王がサルンに話していると、子供達が
『テーブルの上にベサーイを乗せるんだよ』
『それでテーブルに触れると出来るって』
テーブルの上に乗せて触れる?一体何でそんな事を・・・
ラム王とサルンが困惑していると
『早く!』
『もうあまり時間が無いよ!』
と子供達に急かされラム王は半分になったテーブルをベサーイの元に置き、シャボン玉に包まれるベサーイを、その上に置こうとすると
『ベサーイが、それだと裏側だって』
とオーロが言い、こっちが裏側?両面が鏡なので、もはやどっちが表なのか?裏なのか、わからないラム王。
鏡を表側?にして置き、
その上にベサーイを、そっと乗せると、鏡の表面に波紋が出始め、ベサーイが青とオレンジの、まだら模様に発光し始めた。
一体、何が始まるんだ?
ラム王とサルンが見ていると、子供達は波紋に両手で触れる。
するとオーロが青色、マーヤはオレンジ色に、それぞれ皮膚の色が変わり始めた。
『駄目!手を放して!』
サルンが子供達に言うと、
大丈夫だよ!何とも無いよ!と言う子供達。
『本当に大丈夫なのか?何とも無いか?』
ラム王も言うが、子供達は何ともない様子。
ラム王は、王だけが使用出来るテーブルを、今まで何度も触れてきたが、こんな光景は初めてだと驚いていた。
『ベサーイが皆で早く触れなさい!と言ってる!』
マーヤが、ラム王とサルンに向かって伝え、二人は恐る恐る模様に触れる。
子供達の皮膚の色は変化したが、親のラム王とサルンには変化はおきなかった。
全員が触れると波紋の動きが激しさを増し、触れている手に波紋の動きが伝わって来る。
すると鏡の表面から、銅色に発光した輪が出現し、輪は一度ベサーイの上まで抜けると広がり、鏡に触れている四人を囲むように降りて来て、濃い青色に発光して回り出した。
『それで次はどうするの?ベサーイは何か言ってる?』
サルンは子供達に聞くが、何も言わない。わからない。と子供達も困惑している。
『本当に何も言ってないのか?』
とラム王も子供達に聞くが
『どうすれば良い?って聞いたけど何も言ってこない。』とオーロ
『何で返事してくれないの?と言っても何も聞こえない』とマーヤも言う。
このまま待て、という事なのか?
そうだとしても、もう目前には沢山の岩が迫ってる。
何処かで、やり方を間違えたのか?
この状況にサルンも子供達に聞く
『いつまで待てば良いの?まだ何も言って来ない?』
『何も言ってくれない。』と子供達が言う。
そうしていると、前方から複数の大きな岩が、回転しながら迫って来た。
まずい!早く何とかしてくれ!
とラム王が思っていると子供達が口を揃えて
『来たって!!』
来たって何が?岩の事?とラム王とサルンが子供達に聞くと、マーヤとオーロが後方を見る。
すると後方に何処から現れたのか、突如細長い何かが、縦回転しながら迫って来る。
『岩…ではなさそうよね』
『ならあれは一体…』
ラム王とサルンが見ていると、それは丸まった姿勢で前後の顔をくっつけたまま回転して飛んで来るワージリだった。
そしてワージリは、球体の直ぐ後ろで、丸まった姿勢から真っ直ぐに伸びた状態になり、前方の巨大なワニが口が開いて接近して来た。
『怖い!怖いよ!!食べられる!!』
『来ないで!こっち来ないで!!』
『あなた!!どうにかして!!』
星と言われるだけあって、その大きさと迫力からくる怖さで子供達とサルンは叫ぶ。
球体の前方には、もう岩が迫って来ており、後方には大きな口を開けたワニが近付いて来る。
ラム王はワージリに向かって叫んだ。
『ワ、ワージリ!違う!!私達ではなく、前!前の岩をどかして欲しいんです!私達は食べ物ではありません!!』
パクリ!!
ワージリ星は、ラム達家族を乗せた球体と、その前方にあった岩ごと丸のみした。
元のコースに戻る事はおろか、減速する事も出来ず球体は、操作不能の状態で広い宇宙を漂流していた。
『私達は何処に向かってるの?』
サルンが棒に触れる。
小さな立体図は出るが、向かうはずだった水のような星も、それに向かう道筋も消えていた。
『私達はどうなるの…』
自分達の現在地は勿論、何処に向かっているのか、この先どうなるのかも分からず、ただ漠然とした不安に苛まれながら、サルンは外の星空を見るしか無かった。
コントロールが効かない球体は、猛烈な速度で宇宙空間を飛び続ける。
子供達と一緒に座り、流れ行く星を見ながらラム王は
『あれこれ考えても仕方ない、なるようにしか、ならないよ』
サルンに言うと、子供達の側にサルンも座った。
見るからに寒そうな凍りついた星に
『とても寒そう!でも綺麗だね!』
形が丸ではなくゴツゴツした岩のような星は
『何だか面白い形!でも美味しそう!』
表面が赤く煮えたぎる星も
『怒っているのかな?いやきっと照れてるんだ』
色々な星を通り過ぎる度に、子供達が不安にならないよう明るく話すラム王。
その様子に子供達は笑っていた。
凄い大きな星が近づいて来ると球体も引っ張られる様に星の近くを通り過ぎて行く。
その巨大な星は、全体が白い霧にかっていて、霧の中では青い稲妻が何度も光っていた。
子供達は外の景色にも飽きてベサーイと話をしている。
(ラム王とサルンは子供達がベサーイに、一方的に話しかけていると思っていた)
どうする事も出来ず時間だけが流れて行く。
もうどのくらい飛んでいるのだろうか?
サルンと子供達は疲れきって寝ている。
急に星から避難した為、食料や、その元となる植物達も物質も何も持って来れなかった。
ずっと飛び続けているが後、どのくらい持つだろうか?
市民達は今頃どうしているのだろうか?
ソウエや他のファモ族も無事だろうか?
考えても答えは出ないが、
球体の中で、特にする事も無く変わらぬ外の景色を見ていると、どうしても、そんな事ばかり考えてしまうラム王だった。
『あの巨大なパプリカ、収穫したかったな…』
ふと思い出して、少し笑いながら外を見ていると、
ずっと遠い所を、大きな岩が回転しながら飛んで行くのが見えた。
『さっきも見たな。あんな大きな岩が、もしぶつかったら、ひとたまりも無いだろうな』
そう思いながら見ていると、今度は複数の岩が、それぞれ別々の方向に飛んで行く。
何かさっきから多いような。
と思った瞬間、球体をかすめるように目の前を、大きな岩が過ぎ去って行った。
『怖かった…今のは危なかった。』
ラム王は、その過ぎ去って行った大きな岩を見てから、前方を見ると遠い距離に沢山の点がある。
点が動いたり、ぶつかったりして不規則な動きをしている事に気付く。
『何だ?もしかして、あれ全部岩なのか?』
ガラスの窓を擦り拡大すると、球体の向かう先には無数の岩(小惑星)が漂っている。
『このままだと、まずい』
ラム王は妻を起こして事態を知らせる。
『何あなた?どうしたの?』
『まずいぞ!岩だ!この先に沢山あるんだ!』
『何?岩って?』
起こされたサルンは、夫が指す方向を見ると、無数の岩が見えた。
『何あれ!全部岩なの?避けられないの?何とかしないと、このままだとぶつかる!』
慌てる妻にラム王が
『何とかしたいが何も出来ない!上手く岩と岩の間をすり抜けてくれる事を祈るしか無いよ…』
諦めたような言い方に妻が
『もう一度!もう一度、操作出来るか試したら!それが駄目ならソウエから貰った鏡は?』
と言われ、棒の先の球体に何度も触れるが何も変わらず、鏡にも触れてみるが、何も変化は起きなかった。
使い方がさっぱりわからない鏡とラム王が睨めっこしていると、子供達も起きて岩の存在に気付いた。
『大丈夫!大丈夫だから。』と妻が子供達を抱き締める。
『駄目だ、さっぱりわからない!ソウエは何の為に渡してくれたのだろう?』
ラム王が言うと、マーヤとオーロが同時に
『ワージリを呼びなさいって』
ラム王が、一体誰がそんな事を言ったんだ?と聞くと二人揃ってベサーイを指した。
『べ、ベサーイが言ったのか?』
子供達はうなずいた。
『あなた達、もしかして…さっきベサーイと話をしていたの?どういう事?てっきり、ベサーイに話し掛けてるだけだと思ってた』
サルンは少し驚いて子供達に言った後、夫の方を見る。
『いや…私もてっきり子供達が勝手に話してるだけだと…まさか話せるなんて』
ラム王も驚き、
ラム王はベサーイに話しかけてみるが、返事が無い。
サルンも試すが結果は夫と同じ。
疑いたくは無いが本当なのだろうか?
本当だとしたら何故子供達なんだ?
もしかしてベサーイの声は、大人達には聞こえない??
短時間で様々な疑問が沸く。
『ワージリを呼ぶと言っても、あれは星だから…どうやって呼べば…』
ラム王がサルンに話していると、子供達が
『テーブルの上にベサーイを乗せるんだよ』
『それでテーブルに触れると出来るって』
テーブルの上に乗せて触れる?一体何でそんな事を・・・
ラム王とサルンが困惑していると
『早く!』
『もうあまり時間が無いよ!』
と子供達に急かされラム王は半分になったテーブルをベサーイの元に置き、シャボン玉に包まれるベサーイを、その上に置こうとすると
『ベサーイが、それだと裏側だって』
とオーロが言い、こっちが裏側?両面が鏡なので、もはやどっちが表なのか?裏なのか、わからないラム王。
鏡を表側?にして置き、
その上にベサーイを、そっと乗せると、鏡の表面に波紋が出始め、ベサーイが青とオレンジの、まだら模様に発光し始めた。
一体、何が始まるんだ?
ラム王とサルンが見ていると、子供達は波紋に両手で触れる。
するとオーロが青色、マーヤはオレンジ色に、それぞれ皮膚の色が変わり始めた。
『駄目!手を放して!』
サルンが子供達に言うと、
大丈夫だよ!何とも無いよ!と言う子供達。
『本当に大丈夫なのか?何とも無いか?』
ラム王も言うが、子供達は何ともない様子。
ラム王は、王だけが使用出来るテーブルを、今まで何度も触れてきたが、こんな光景は初めてだと驚いていた。
『ベサーイが皆で早く触れなさい!と言ってる!』
マーヤが、ラム王とサルンに向かって伝え、二人は恐る恐る模様に触れる。
子供達の皮膚の色は変化したが、親のラム王とサルンには変化はおきなかった。
全員が触れると波紋の動きが激しさを増し、触れている手に波紋の動きが伝わって来る。
すると鏡の表面から、銅色に発光した輪が出現し、輪は一度ベサーイの上まで抜けると広がり、鏡に触れている四人を囲むように降りて来て、濃い青色に発光して回り出した。
『それで次はどうするの?ベサーイは何か言ってる?』
サルンは子供達に聞くが、何も言わない。わからない。と子供達も困惑している。
『本当に何も言ってないのか?』
とラム王も子供達に聞くが
『どうすれば良い?って聞いたけど何も言ってこない。』とオーロ
『何で返事してくれないの?と言っても何も聞こえない』とマーヤも言う。
このまま待て、という事なのか?
そうだとしても、もう目前には沢山の岩が迫ってる。
何処かで、やり方を間違えたのか?
この状況にサルンも子供達に聞く
『いつまで待てば良いの?まだ何も言って来ない?』
『何も言ってくれない。』と子供達が言う。
そうしていると、前方から複数の大きな岩が、回転しながら迫って来た。
まずい!早く何とかしてくれ!
とラム王が思っていると子供達が口を揃えて
『来たって!!』
来たって何が?岩の事?とラム王とサルンが子供達に聞くと、マーヤとオーロが後方を見る。
すると後方に何処から現れたのか、突如細長い何かが、縦回転しながら迫って来る。
『岩…ではなさそうよね』
『ならあれは一体…』
ラム王とサルンが見ていると、それは丸まった姿勢で前後の顔をくっつけたまま回転して飛んで来るワージリだった。
そしてワージリは、球体の直ぐ後ろで、丸まった姿勢から真っ直ぐに伸びた状態になり、前方の巨大なワニが口が開いて接近して来た。
『怖い!怖いよ!!食べられる!!』
『来ないで!こっち来ないで!!』
『あなた!!どうにかして!!』
星と言われるだけあって、その大きさと迫力からくる怖さで子供達とサルンは叫ぶ。
球体の前方には、もう岩が迫って来ており、後方には大きな口を開けたワニが近付いて来る。
ラム王はワージリに向かって叫んだ。
『ワ、ワージリ!違う!!私達ではなく、前!前の岩をどかして欲しいんです!私達は食べ物ではありません!!』
パクリ!!
ワージリ星は、ラム達家族を乗せた球体と、その前方にあった岩ごと丸のみした。
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