15 / 56
第1章 天使との契り
13話 勉強会のお誘い
しおりを挟む
450号室 ヒョウガ達の部屋
今ーーーヒョウガとアミリの二人きりの状態。
―――ヒョウガはソファーに座っていて、少女は立っていて。
他のカナミ達は何処かに出掛けてる様だ。
「ん…‥!? 何か聞きたいことがあるのか?」
「べ、別に無くも無いわよ。た、ただ」
彼の顔を窺うアミリに気付くと、ヒョウガはさり気無く聞く。
―――予想通りの反応が少女から返って来る。
「こ、今週の土曜だけど、その空いてるわけ?」
「何為テスト勉強だろ! 良いぞ、別に」
「え? つ、付き合ってくれるの?」
―――ヒョウガの返答にとても嬉しそうだ。
「んで誰が来るんだ?」
「しょ、仕様が無いわね。特別に教えてあげても良いわよ。わ、私のクラスメイトの友達。ミューフィとサラも一緒にやるの」
そう言って、ソファーに座る彼の隣に腰かけ。
「い、良いでしょ。別に直ぐ傍に座ったって!」
「ああ、全然良いぞ。それよりもおやつ食うか?」
「た、食べるわよ」
ヒョウガはその言葉を聞くと、冷蔵庫の方へ向う。
少女もソファーから降り、食卓へと移動する。
「プリンとケーキ、どっちが良いんだ?」
「そ、そんなの選べる訳無いわよ。で、でもどっちかと言うと、ケーキ」
「ん、分かった。んじゃあ、ホイ」
と言って、彼が渡したのは苺がたっぷり入ったチーズケーキだ。
ケーキを美味しそうに食べるアミリを見て、ヒョウガは口を緩めて微笑む。
「な、何ニヤニヤしてるのよ。そ、そんなに私が可愛いの!?」
「ん‥…!? ああ、そりゃあ可愛いぞ」
「―――あ、ありがとう」
自分で聞いておいていざ言われると照れ臭い。
―――その頃部屋の入り口付近では。
「ねえねえ、どんな感じ?」
「えっとですね。二人とも仲睦まじい様ですの」
「それ本当!?」
「冗談ですの!」
こっそりと四人が、部屋の様子を窺う。
犯罪的な匂いがすると思ったのも束の間。
冗談だと知らされて何だと納得する。
今ーーーヒョウガとアミリの二人きりの状態。
―――ヒョウガはソファーに座っていて、少女は立っていて。
他のカナミ達は何処かに出掛けてる様だ。
「ん…‥!? 何か聞きたいことがあるのか?」
「べ、別に無くも無いわよ。た、ただ」
彼の顔を窺うアミリに気付くと、ヒョウガはさり気無く聞く。
―――予想通りの反応が少女から返って来る。
「こ、今週の土曜だけど、その空いてるわけ?」
「何為テスト勉強だろ! 良いぞ、別に」
「え? つ、付き合ってくれるの?」
―――ヒョウガの返答にとても嬉しそうだ。
「んで誰が来るんだ?」
「しょ、仕様が無いわね。特別に教えてあげても良いわよ。わ、私のクラスメイトの友達。ミューフィとサラも一緒にやるの」
そう言って、ソファーに座る彼の隣に腰かけ。
「い、良いでしょ。別に直ぐ傍に座ったって!」
「ああ、全然良いぞ。それよりもおやつ食うか?」
「た、食べるわよ」
ヒョウガはその言葉を聞くと、冷蔵庫の方へ向う。
少女もソファーから降り、食卓へと移動する。
「プリンとケーキ、どっちが良いんだ?」
「そ、そんなの選べる訳無いわよ。で、でもどっちかと言うと、ケーキ」
「ん、分かった。んじゃあ、ホイ」
と言って、彼が渡したのは苺がたっぷり入ったチーズケーキだ。
ケーキを美味しそうに食べるアミリを見て、ヒョウガは口を緩めて微笑む。
「な、何ニヤニヤしてるのよ。そ、そんなに私が可愛いの!?」
「ん‥…!? ああ、そりゃあ可愛いぞ」
「―――あ、ありがとう」
自分で聞いておいていざ言われると照れ臭い。
―――その頃部屋の入り口付近では。
「ねえねえ、どんな感じ?」
「えっとですね。二人とも仲睦まじい様ですの」
「それ本当!?」
「冗談ですの!」
こっそりと四人が、部屋の様子を窺う。
犯罪的な匂いがすると思ったのも束の間。
冗談だと知らされて何だと納得する。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
25
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる