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なぜ?
しおりを挟む「純 何考えているの?」
「ん?なんでもない」
若葉が僕の横に座って、頬をつんつんとしてくる
「そうかなぁ~?」
最近、僕と若葉がセットになっているんだけど、そこへクラスの女子の一人、柊楓がやってきた。
「また二人でいるね。ここだけ、男装した女子がいるみたいだよ」
「「ぼくはだ!!」」
なぜか、若葉とハモってしまうと、楓の笑いだした。しかも、おなかを抱えて、さらに、なになにと女子たちが集まってくる。
どう見ても俺たちの周りは女子だけとなっている。一方、男子たちはというと俺たちから一歩離れていて、稀有な目で俺たちを見ている。
「本当に二人って美少女って感じよね」
「「あのなぁ~」」
またハモってしまった。
「それに、仲いいんだ。あ…そうそう、若葉、この間、吉永先輩から告白されたんだって~」
「げ!!なんでそれを知っているんだ?」
それは、と楓は僕のほうを見た。
「純~!!!」
「あ…悪い…」と謝ろうとすると
「純も佐伯先輩から告白されたんだって?」
「どうして?それを!!」
「ふふふ…私の情報力をなめてもらっては困るね」
僕たちは、はぁ~とため息をついたのだった。
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