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恭子事件 5
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お嬢様がたの嫉妬の深さをおもいしったのは、翌朝、恭子と一緒にロッカーに着いた時だった。
恭子のロッカーは、真っ黒、もう何が書いてあるかすら、わからわからない状態だったのだ、それを見た恭子は、ただ苦笑いを浮かべていたをだけど、テキバキとシンナーを取り出して、それを消し始めた。
やがて、その作業が終わると
「行きましょ」
って、何事もなかったかのなかったかのように、歩き始めた。そんな光景がお嬢様がたの嫉妬心に更に火を着けたに違いなかった。
事件は、放課後に起きた。
再び指宿さん達が特進科の教室にまで、やって来て恭子を取り囲んだのだった。
指宿さんを中心としたお嬢様方々に取り囲まれた恭子は、そのまま、御白砂(サロン)へと連れて行かれようとしていた。待ってと私が彼女達の前に出たんだけど
「召使は、関係ないでしょ」
「関係なくない。恭子は私の友達よ!!」
そう叫んでみたはいいけど、お嬢様方には白けているお互いの目を合わせた後、笑い始めた。
「友達ですって」
「馬鹿馬鹿しい」
なんて声も聞こえてきたんだけど、ここで引き下がるわけには行かない。
「恭子を連れて行ってどうする気よ」
すると指宿さんが私の前に出てきた。
「あら・・そんなに怖い顔しなくても、ただ、お話をするだけよ」
そんなことを言われるとこちらとしても、何も言えない。けど、ふとあることに気付いた。
「わかったわよ。でも、このことは九条に言いますから」
「どういうことですの?藤原を連れて行くことが九条様に何か関係がございますの?」
指宿さんは、激怒のあまり私の胸倉を掴んだ。
「そんなことしてもいいの?」
「あ・・」
私の一言に指宿さんは、さっと手を放した。それもそのはず、私が召使になる条件として、私に危害を加えないと言う項目があるのだ、それが、例え、神5の一人であっても、九条には逆らえないのだ。しかし、指宿さんはまだ、反撃してきた。
「しかし、藤原は関係ないでしょ!!」
そう叫んで、私の方を指差した。しかし、私には勝算があった。
「いいえ、あります」
「どういう意味よ!!」
叫びながらも思わず私の胸倉を再び掴みそうになった指宿さんがそれをグット堪えているのを見て
「だって、恭子は、私の教育係よ。彼女が連れて行かれたと言うことを九条に伝える義務がある」
その言葉を言った瞬間、お嬢様方がヒソヒソと話をし始めたかと思ったら、私の方を見て、フンと声を荒げた。
「そうね、だったら、あなたも一緒に来てもらる?」
そう言うと彼女達は、私を取り囲んだ。こうして恭子私は御白砂(サロン)へ連れて行かれた。
サロンに着いた私達を待っていたのは、九条だった。そのことに一番驚いたのは指宿さんだった。
「何故?九条様が!」
ただ驚いている指宿さんを尻目に私を見つけた九条は
「松本、用事ってなんだ?」
そう言ってたちあがり私達の方へ歩き出した。それを見た指宿さんは私を睨んだんだけど、これでなにもできなくなって、私達は無事解放された。
恭子のロッカーは、真っ黒、もう何が書いてあるかすら、わからわからない状態だったのだ、それを見た恭子は、ただ苦笑いを浮かべていたをだけど、テキバキとシンナーを取り出して、それを消し始めた。
やがて、その作業が終わると
「行きましょ」
って、何事もなかったかのなかったかのように、歩き始めた。そんな光景がお嬢様がたの嫉妬心に更に火を着けたに違いなかった。
事件は、放課後に起きた。
再び指宿さん達が特進科の教室にまで、やって来て恭子を取り囲んだのだった。
指宿さんを中心としたお嬢様方々に取り囲まれた恭子は、そのまま、御白砂(サロン)へと連れて行かれようとしていた。待ってと私が彼女達の前に出たんだけど
「召使は、関係ないでしょ」
「関係なくない。恭子は私の友達よ!!」
そう叫んでみたはいいけど、お嬢様方には白けているお互いの目を合わせた後、笑い始めた。
「友達ですって」
「馬鹿馬鹿しい」
なんて声も聞こえてきたんだけど、ここで引き下がるわけには行かない。
「恭子を連れて行ってどうする気よ」
すると指宿さんが私の前に出てきた。
「あら・・そんなに怖い顔しなくても、ただ、お話をするだけよ」
そんなことを言われるとこちらとしても、何も言えない。けど、ふとあることに気付いた。
「わかったわよ。でも、このことは九条に言いますから」
「どういうことですの?藤原を連れて行くことが九条様に何か関係がございますの?」
指宿さんは、激怒のあまり私の胸倉を掴んだ。
「そんなことしてもいいの?」
「あ・・」
私の一言に指宿さんは、さっと手を放した。それもそのはず、私が召使になる条件として、私に危害を加えないと言う項目があるのだ、それが、例え、神5の一人であっても、九条には逆らえないのだ。しかし、指宿さんはまだ、反撃してきた。
「しかし、藤原は関係ないでしょ!!」
そう叫んで、私の方を指差した。しかし、私には勝算があった。
「いいえ、あります」
「どういう意味よ!!」
叫びながらも思わず私の胸倉を再び掴みそうになった指宿さんがそれをグット堪えているのを見て
「だって、恭子は、私の教育係よ。彼女が連れて行かれたと言うことを九条に伝える義務がある」
その言葉を言った瞬間、お嬢様方がヒソヒソと話をし始めたかと思ったら、私の方を見て、フンと声を荒げた。
「そうね、だったら、あなたも一緒に来てもらる?」
そう言うと彼女達は、私を取り囲んだ。こうして恭子私は御白砂(サロン)へ連れて行かれた。
サロンに着いた私達を待っていたのは、九条だった。そのことに一番驚いたのは指宿さんだった。
「何故?九条様が!」
ただ驚いている指宿さんを尻目に私を見つけた九条は
「松本、用事ってなんだ?」
そう言ってたちあがり私達の方へ歩き出した。それを見た指宿さんは私を睨んだんだけど、これでなにもできなくなって、私達は無事解放された。
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