恩恵なしに異世界に放り込まれたけど妖怪だから大丈夫

千夜詠

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ガシャドクロ

ガシャドクロ②

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 天空の覇者と呼ばれ、飛行能力のある魔物の頂点に君臨し続けた。
 それが四肢の頭を持つ怪鳥アンズーである。

 荒野に降り立ち、その四肢の顔を怒りに歪めるのだ。

「おのれ……、どこのどいつだ! 俺の可愛い小鳥どもをこんな姿に変えたのは!」

 怒気が一帯の大気を震わせ、側近たる鳥の魔物らを慄かせる。

 腐り始めたハーピー達の肉体に蝿がたかり、どの死骸も無断に肉体を砕かれ、焼かれていた。
 確か、破滅神様の声に従い、進軍する先見として、人間どもの村へと向かわせたものらのはずだ。

「アンズー様、ハーピーどもは、この先の村へと向かったはずでは――」

 部下の言葉に苛立って睨み付ける。

「んな事は分かってんだ!」

 ヒイっと悲鳴を発して、離れていく一羽。

 少しは冷静になれ。
 そう、考えなくてはならない。

 人間が簡単にハーピーを倒す事などできない。稀に地上を歩いているところを襲われれば、まぬけが殺られてしまう事もあろうが、飛んでいるうちに攻撃を受ける事すらほぼ皆無なのだ。
 我ら鳥の魔物は素早く、そして頭上を支配する。戦いにおいて、これ程有利な事はない。

 また別の一羽が傍にやってきた。

「アンズー様、かの村には確か、人間の賢者がいたとか」

「賢者か……」

 人間にも魔法を使う者はいる。多くは、空高くにまで上れば、魔法の射程から外れるが、賢者ともなると話は違うのかもしれない。

「そいつの仕業ではないかと」

「そうか……、いや、小鳥ちゃんらの傷は魔法とは思えないのだが」

「魔法で、投石の威力を高める事ができる者もいます」

 そんな魔法もあるのか。
 となれば、犯人はそいつしか考えられない。

「よし、その村に向かうぞ。その賢者とやら、八つ裂きにしてくれる」

 アンズーが飛行する魔物の軍勢を率いてきたのは、破滅神の声を聞き、他の魔物の勢力よりも先に混沌を広げ、魔王となる為。過去、幾度となく出現した魔王に、鳥の魔物はいない。だから、これは鳥の魔物の悲願でもある。

 ただ今は、怒りに駆られ、私怨で行動するのだ。
 だからどうした?
 感情と欲望の赴くままに行動するからこそ、我らは魔物なのだ。

 翼を広げ、大空へと舞い上がる。
 風に乗り、件の村まで瞬きの内に辿り着いて見せよう。

「人間如きが、魔物に歯向かえばどうなるか、教えてやる」

 殺戮の本能だけが、愛でていたハーピーらの死を悲しむ心を覆ってくれた。

 ――――

 人間であった自分が、妖怪となった。
 この事実を簡単に受け入れたのは、また愛しき娘の傍にいられる喜びだけではないのだろう。きっと、同じく志半ばに殺された無念を抱いた者らと同化しているからだ。

 真に気持ちが分かるのは、彼らしかいない。
 その為か、ハクレウスとしての姿を続ける事も、意識の代表でいる事も許してくれている。
 同時に、怨念とは、これ程に心優しき者らでも持つのだと知った。

 彼らの記憶が共有できると、多くはごく普通の人間ばかり。
 中には特異な才能を持つ者もいたが、武芸家であったり、僧侶までいた。そういう自分も賢者とか呼ばれる存在だったから、笑える事でもない。

「もう直ぐ、一つ目の砦が見えてきます」

 野原を脇に見る街道を通り、王都へと向かう途中だ。

「砦ね。ちょっと中途半端な場所にあるのですね」

 鬼の少女が疑問を口にする。
 彼女の肩にはスネコスリが乗り、少し後ろには疲れたキュピエルを妖狐がおんぶしてくれていた。

「昔は、ここが魔物との戦いの最前線だったのです。それから、何人かの勇者様の活躍で、魔物が退き、西方の開拓は可能になったという経緯があるのです」

「成程……。で、最初の大きな町までは、そこを越えてまだ先なのね」

「はは、閻鬼さんや燃尾さんの足なら、とっくに辿り着いているでしょうが」

「幼子を連れているのだから、仕方ないわ。まだ、沢山は飛べないのでしょ、あの子」

「天狗としての教育はしていませんので」

「仕方ないわ。知らなかったのだから。でも、向こうの天狗でも、キュピエルの歳なら、あんなものよ」

 気を使っているようではなく、きっと真実なのだろう。
 元からのガシャドクロの記憶もあるから、閻鬼の性格は大よそ把握している。そして、その強さも。

 修学旅行に向かった妖怪らの中でも群を抜いて最強なのが、彼女だ。教師もいたが、戦闘能力だけを比べれば、やはり閻鬼に並ぶ存在はいない。

 そんな彼女でも向こうの世界では、頂点からはまだ遠い。
 鬼族の中では五本の指に入る実力者だが、その更に上に神がいて、大魔王がいる。
 おそらく、そういった最強の中の最強といった存在は、こちらの神よりも強い。

 なら、何故、妖怪らが異世界に紛れ込むような事態を見逃したのか。

 もしかして、既に計算されて事であるなら――。

「あれが、砦?」

 閻鬼が指を前に向ける。
 その方角が確かに砦のあった場所なので、頷こうとして、できなかった。

「こ、これは……」

 崩壊している。
 強固な石を積み重ねた壁が全て崩れ、左右の森まで続く木製だが高い塀もまた粉々にされていた。飛び散った壁に使われた石の破片が、足元にまで届いている。

 急ぎ足で近付いていく。
 すると、人影が何人か分、見えてきた。
 軽装備であったが、どうやら、この先にあるカサブランダルの兵士らのようだ。

 遠目の雰囲気や、聞こえてきた声の調子から、緊迫した状態ではなさそうだが。
 なので、足の速度を落とし、瓦礫の上に立つ、彼らに近付いていった。

 どうやら、向こうもこちらに気付いた様子で、最初は警戒したようだが、直ぐに手を振ってくる。

「おお、西から来た人間。無事だった者もいたのだな」

 口髭を生やした中年兵が、少し嬉しそうに言ってきた。

「ここより先の村からやってきた。その口ぶり、開拓の村々が魔物に襲われている事を知っているのだな」

「村だけじゃないさ。ほら、ここを壊して、カサブランダルまで魔獣オルトロスがやってきたんだ」

「何と! オルトロスじゃと」

 獣型の魔物の中でもかなり強力な存在だ。ハクレウスの知識とガシャドクロの記憶を合わせて考えるに、燃尾でも倒せるが、人間や亜人で構成された軍隊ではかなり苦戦したはずだ。

「オルトロスだけじゃなくて、無数のヘルハウンドを引き連れてきやがって……、あの時は死んだと思ったぞ」

「ここにお主等がいるという事は、町は――」

「ああ、勇者――ではないか、と噂されるモッコリ殿が現われて、彼の活躍で町は救われたんだ」

「モッコリ……」

 後ろから閻鬼が口を挟んだ。

「なにその、下品な名前」

 そして燃尾の背中で目を覚ましたキュピエルが、

「モッコリ、てなに?」

 と聞いてきた。

 答えたのが燃尾である。

「モッコリってのはね、男の股間の膨らみで――」

「言わんでいい!」

 頬を赤らめた閻鬼が燃尾の頭を叩いた。

 コホンとハクレウスは咳払いをした。

「ああ、儂はハクレウスという。以前は、王家に仕え――」

「おお、貴方が賢者ハクレウス様。成程、魔物の襲来にも生き延びたわけだ。えーと、そちらの方々は?」

 若く麗しい娘が二人もいれば、瓦礫を片付けていた若い兵士らは手を止めて、こちらを見てくるのだ。

「異国の旅の姫に、狐獣人の踊り子、小さいのは儂の孫じゃ」

 スネコスリは見事に姿を消していて、閻鬼は角を幻術で見えなくさせている。
 見た感じで、閻鬼は姫とし、燃尾は踊り子とした方が、その格好がまだ自然に思えたのだ。

 で、その燃尾の乳から若い兵士らの視線は動かなかった。透けてるしね。

「変わった取り合わせですな」

 中年兵の方は閻鬼を見れば、その可憐さに相貌を崩す。

「ああ、お二方とも旅の途中で仲間を逸れ、村に立ち寄ったところをハーピーに襲われ、こうして一緒に非難してきたところじゃ」

 うんうん、と中年兵は頷いた。

「我々は西方の西方を確認に来た調査部隊です。持参してきた食料もありますから、どうぞ、召し上がってください」

「良いのかね?」

「ええ。賢者様からお話が聞ければ、その分、調査の期間が短縮できますしね」

「うむ、それなら――」

 嫌な気配を察知して、振り返った。
 どうやら、閻鬼と燃尾はもう気付いていたようで、じっと西の空を見詰めている。

「あの、どうかされたので?」

「…………兵士らに臨戦態勢を取らせるのじゃ。早く!」

 ガシャドクロでなかったら、まだ気付けていなかっただろう。

「魔物の集団ね。厄介だわ。全部、飛行タイプ」

 厄介と言いながら、焦っている様子はない閻鬼だ。

「そうね。できれば、ここの兵士らも殺させないでおきたいけど。恩を売る為にね」

 燃尾の言う通り、自分達だけならどうとでもなるが、人間の兵士らを守りながら、となると難易度は途端に跳ね上がる。

 直ぐに人間の兵士らの視界にも奴らは見えてくる。

「中心にいるのは……アンズーか!」

 忌々しそうにハクレウスが言えば、兵士らが動揺した。

「大空の覇者だと……。い、いかん、全員、対空防御態勢!」

 無駄だ。
 こちらの攻撃が届くような場所に奴らは下りてはこないし、逃げては直ぐに追いつかれ、守っても疾風を発生させて、吹き飛ばしてくるだろう。

「先手を打てる、淫乱狐?」

「狐火が操れる範囲まで来てくれたらね」

「飛べないの? 貴女が敬愛する赤い九尾みたいに」

「…………」

「できないのね」

「あと一本、尻尾が増えたら、きっと飛べるようになるわよ」

 涙目の燃尾に、鼻で笑う閻鬼がいる。
 もう自分も含めて、になるが、妖怪とは緊迫感のない連中だ。

 そんな会話のうちに、もう飛行する魔物らが、迫ってきている。

 大声が聞こえた。

「おい、賢者はどいつだ! 俺様の可愛い小鳥ちゃんらの仇っ、出てこいや!」

 奴の言葉の意味が直ぐは理解できなかったが、とても怒っている事と、賢者である自分を指名している事は分かった。

 できれば、閻鬼や燃尾の力を兵士らには見せたくはない。妖怪と知れれば、いらぬ不安を煽るし、警戒されてしまうと行動し辛くなる。

「ここは、儂が出ていきましょう」

 前に出ていけば、血走った獅子の瞳が頭上から睨んできた。

「てめえが賢者か」

 これから殺し合うのが明確な殺気を向けてきている。
 それなのに、いらぬ会話を求めてくるアンズーを鼻で笑いたい気分であったが、それでは向こうのレベルと変わらない。

「ああん、恐ろしくて、声も出ねえのか?」

 相手を殺すと決めたなら、言葉よりも行動を先にするものだ。
 呪文の詠唱を始める。

「てめえ、舐めんのか!」

 超高速で降下してきたアンズーの鉤爪が鋭利な輝きを放って迫りくる。
 兵士らが悲鳴を上げた。

 焦る必要はない。

「既に儂は死んでいるのだからな。そして――」

 的確に喉を狙ってきた爪が抉り込んできた。
 掻っ切られたかのように見えただろう。兵士の悲痛な叫びが聞こえる。

 鮮血が舞った。
 が、それは賢者から噴出した物ではない。

「いってぇ――」

 上昇していくアンズーの腹部が真っ赤に裂けて、地に血を落としていく。

「たわいもなし」

 ハクレウスの右半身が武者となっていた。
 体の半分を無者の怨念と変え、彼の放った刃の一閃が、アンズーを斬ったのである。

 舐めていたのは怪鳥の方だった。
 魔法が発動され、アンズーが傷を塞いでいく。

「こいつ……」

 奴が離れたなら、今度こそ、魔法を放つのだ。詠唱は既に終わっている。

「落雷よ、愚か者を穿て!」

 アンズーの頭上に魔法陣を描き、電撃を見舞わせる。

「ぐ……」

 上空での素早い反転で、奴は傍にいた部下の鳥魔物の下に隠せた。
 一体が絶命して落下していく。

 やはり愚か。ハーピーの死に怒りを見せながら、結局は部下を盾にしたのだ。

 それにしても今の雷撃は威力が生前よりも増していた。

 ――そうか、魔力と妖力の源は同じなのだな。つまりは、そう、コンピューターの言語が違うようなもの。

 コンピューターなどという本来は知らぬはずの物が自然に頭に浮かんできて、ハクレウスの意識は苦笑いをした。
 妖力は魔力に変換され、付け加える事ができるのなら、人間であった頃よりも格段に上がっていてもおかしくはない。

「凄い……」

 呟いたのは名も知らぬ兵士か。もしも自分が生きていて、別の誰かがこれと同じ事を行っていたなら、やはり呟いていただろう。

「飛べもしねえ奴に負けるか!」

 アンズーが高度を上げていく。直ぐに魔王の射程距離から離れるだろう。こちらの攻撃が届かない高さから、一方的に嬲ってくるはずだ。

 逃がしはしない。

 賢者の名声はやはり便利だ。目を疑うような現象を起こしても、特別な魔法だとでも言えば信じてもらえるのだから。

「ははは、人間の割には強かったぞ、お前。だが、超高度から攻撃ができる俺様に、てめえは、なすすべな――、へ?」

 巨大な骸骨の手が、怪鳥に迫り、そいつを掴んだ。
 ガシャドクロがその本性を見せ、崩れた砦に巨大なスケルトンのようなものが現われたのだ。

「ぐぎゃぁあああ――――」

 アンズーが苦悶に叫ぶ。怨念の熱が奴を焼き、羽が黒に染まっていく。
 身を焦がす怨嗟の熱に、子を、妻を、夫を、親を、そして己を殺された村人らの怒りを追加して、怪鳥をじわりじわりとゆっくり焼いていくのだ。

 慄いているアンズーの部下らを、燃尾の狐火が焼き、閻鬼の石礫が貫いていく。それは単純な作業であって、戦いではなく駆除だった。

 怪鳥を握り潰した時、それはただの炭でしかなかった。
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