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青前さんと私
青前さんと私 その2
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青前さんが「平林寺にお参りでもしよっか」と言った矢先、生暖かい風がふいに頬を撫でてきた。嫌な予感を覚えつつ空を見れば、遠くの方から黒い雲が近づいているのが見える。
新座は空に浮かんでいるだけあって、天候の変化が非常に激しい。晴れていたと思ったら三十分後には雨が降っているし、大雨が降っていたと思ったらびっくりするほど暑くなるようなこともある。
天気が多少変化するくらいなら、洗濯物に注意をしていればいいだけの話なのだが、落雷まであるものだからたちが悪い。もちろん町全体で雷への対策はしているが、だからといって事故数がゼロになるわけではない。つい先月も、小学校の桜の木が雷で真っ二つになったばかりである。
私達は大慌てで駐輪場まで戻り、元来た方へと自転車を走らせた。道中、青前さんは私の背中に言った。
「あたしのお店に行こう。君の家に戻るよりは早いでしょ?」
時間的にお昼には少し早かったが、雨雲が迫る中で四の五の言ってはいられない。私は彼女の提案に乗り、アンリまで自転車を走らせた。
喫茶店・アンリは片山交差点に面した場所に看板を構えている。色あせた赤レンガの外装が、良い意味でも悪い意味でも目に付く店だ。一階は喫茶店の店舗として、二階と三階は青前さん一家の居住空間として使用されている。
そこはかつて床屋であったり、冴えないブティック店であったり、どこかの政党の選挙事務所であったりした場所だが、紆余曲折の結果、現在の形に落ち着いた。お世辞にも広いとは言えず、十五人も客が入ればもういっぱいになる店だが、私が産まれるずっと前から同じ場所にある年季の入った純喫茶で、固定客は意外と多い。
五台分のスペースしかない駐輪場に自転車を停め、私達が店の硝子扉を押したのと同時に、大粒の雨がざあざあと空から落ちてきた。間一髪のところである。ほっと息を吐きながら見回すと、店に客の姿は無かった。
店に入った私達を、マスター――つまり青前さんのお父さんが出迎えた。
「ぎりぎりだったね。いらっしゃい」
「ええ。なんとかなりました」
マスターは私達を窓際のテーブル席へ案内してくれた。閑古鳥で満員御礼の店内には、レトロなレコードプレーヤーが流すバイオリンの音が虚しく響いていた。
私は窓の外へ目をやった。雨が絶えず窓へとぶつかり、ばちばちと音を立てている。店内がなんとなくひんやりとしてきて、マスターが冷房のスイッチを切った。
この季節、ゲリラ豪雨という現象が新座の下ではよく起きる。しかしニュース映像などを見る限りでは、新座における天候の変化の仕方よりはよほどマシに思える。あれがゲリラならば、こちらはパールハーバーだ。
やがてマスターがホットコーヒーをふたつ持って席までやってきた。
「しばらく降るらしい。こりゃ、今日は昼過ぎまで開店休業かな」
「ダメだよ。お父さん、こんな日だからこそ外で呼び込みしてこないと」
「そうだね、考えておくよ」
青前さんの冗談を悠々受け流したマスターは、「ゆっくりしてね」と手を振ってカウンターの方へと引っ込んでいった。
青前さんはコーヒーを一口すすると、カウンターの向こう側で食器を洗うマスターを眺めながら、「それにしても」と口を開いた。
「改めて考えれば、不思議だよねぇ、ここも」
「そんな。いつだって今日みたいに閑古鳥が鳴いてるわけじゃないでしょう」
「経営不振のこの店がいつまでも潰れない理由が不思議ってわけじゃないの。そもそも、赤字経営が一度も無いのだけが自慢の店だし」
「コーヒーだって自慢だけどね」というマスターの呟きを無視し、青前さんはさらに続けた。
「蛇口を捻れば水が出る。スイッチを押せば電気が点く。トイレだってレバーを捻れば流れていくし、コンロにだってしっかり火がつく。そりゃ、下じゃ普通のことなんだけどさ。空に浮かんでる新座で同じことが起きるのが不思議だよ」
「そんなに不思議ですかねぇ」
「不思議だよ。だって、水道管も電線もガス管も排水管も、下まで繋がってるわけじゃないんだよ。それなのに、蛇口を捻るだけで、スイッチを押すだけで、水も電気もガスも下から引っ張ってこれる。生活排水はどこを通るかわからないまま下に流れる。おかしいでしょ、こんなの」
「学者みたいなことを言いますね、青前さんは。そうなってるんだからそうなってる、それでいいじゃないですか」
「なんでそんなにのんびり屋かなぁ、ナリヒラくんは」
青前さんはぷいとそっぽを向いてしまった。怒らせてしまったかなと思い、私は「すいません」と頭を下げた。
「でも、そのうち天才的な学者がふらっと現れて、この不思議の先にある答えを見つけてきてくれますよ。それまでの我慢です」
「六十年間答えが見つかってないのに、学者がそれを探してこれると思うの?」
「六十一年目なら、あるいは」
「そんなの待ってられないよ、あたし」
青前さんはふいに私の手を取った。彼女の手のひらは暖かく、そしてカラリとした彼女の性格と裏腹にふわふわしていた。急なことに頬を染めた私は、それを気取られないよう下を向いて「なんでしょう」と言った。
「責任を取りなさい、ナリヒラくん。じゃないと許してあげない」
「まさか、ハタチを迎える前にそんなドラマみたいな言葉を浴びせられると思っていませんでした。私にどうしろというんですか」
「心配しないで、大したことじゃないから」
青前さんは何てことのない調子で大したことを言った。
「新座が空に浮かんだ理由を、あたしの元まで持ってきなさい」
○
雨が止んだのは十二時を過ぎたころだった。雲一転にわかに晴れたと思ったら、空が太陽の独壇場となるまでは早かった。強い太陽の光がコンクリートに照りつけて、ぎらぎらと反射して眩しいほどである。
少しすると私以外のお客さんもちらほらやってきた。青前さんは「そろそろかな」と席を離れてエプロン姿に着替え、アンリの看板娘へと華麗なる転身を遂げた。
徐々に混み合ってきたアンリの忙しそうな光景を横目に見ながら、私は考えた。
そういえば、青前さんは昔から新座という存在について疑問を呈することが度々あった。
確かに、考えてみれば新座というのは妙な町だと私も思う。理由もなしに空に浮かぶ町なんて、世界中のどこを探してもこの新座しか見当たらない。元祖空中都市のマチュピチュですら、空中とは名ばかりで、山の上にあるというだけなのだ。それに、彼女が指摘したライフラインの問題もある。
しかし、そういった難しい問題に私達が頭を捻らせても仕方のないことであるのもまた事実だ。好奇心は猫を殺す。君子危うきに近寄らず。わからないことは学者に任せておけばよろしい。
そんなことを考えていると、マスターがオムライスの乗せられた皿を片手にやってきた。私はアンリに行くと、大抵の場合はオムライスを食べてコーヒーを飲む。
「ウチの娘が困らせちゃってるみたいで、悪いね」と申し訳なさそうに言いながら、マスターはテーブルに皿を置いた。
「いえいえ、昔から一緒にいて飽きないですよ」
「そう言ってもらえると助かるよ。あの子は昔から突拍子もないことを言い出すのが好きだから」
「存じていますとも」
「だからまあ、よろしく」
「待ってください。その、よろしくとは?」
私の問いにマスターは苦笑いで答え、他の客の接客に回った。それから少しして、何故か私の席に頼んでもいないチョコバナナパフェが運ばれてきた。おまけにその日の勘定はタダであった。いくら今現在の社会の主流が資本主義といえども、タダより高い物はないのは、この世における覆しがたい真実である。
満腹になった腹をさすりながら、私はそう遠くないうちに青前さんの好奇心に付き合わされることになるのだろうと予感した。
後でするのも面倒なので、ついでに覚悟もそこで決めた。
新座は空に浮かんでいるだけあって、天候の変化が非常に激しい。晴れていたと思ったら三十分後には雨が降っているし、大雨が降っていたと思ったらびっくりするほど暑くなるようなこともある。
天気が多少変化するくらいなら、洗濯物に注意をしていればいいだけの話なのだが、落雷まであるものだからたちが悪い。もちろん町全体で雷への対策はしているが、だからといって事故数がゼロになるわけではない。つい先月も、小学校の桜の木が雷で真っ二つになったばかりである。
私達は大慌てで駐輪場まで戻り、元来た方へと自転車を走らせた。道中、青前さんは私の背中に言った。
「あたしのお店に行こう。君の家に戻るよりは早いでしょ?」
時間的にお昼には少し早かったが、雨雲が迫る中で四の五の言ってはいられない。私は彼女の提案に乗り、アンリまで自転車を走らせた。
喫茶店・アンリは片山交差点に面した場所に看板を構えている。色あせた赤レンガの外装が、良い意味でも悪い意味でも目に付く店だ。一階は喫茶店の店舗として、二階と三階は青前さん一家の居住空間として使用されている。
そこはかつて床屋であったり、冴えないブティック店であったり、どこかの政党の選挙事務所であったりした場所だが、紆余曲折の結果、現在の形に落ち着いた。お世辞にも広いとは言えず、十五人も客が入ればもういっぱいになる店だが、私が産まれるずっと前から同じ場所にある年季の入った純喫茶で、固定客は意外と多い。
五台分のスペースしかない駐輪場に自転車を停め、私達が店の硝子扉を押したのと同時に、大粒の雨がざあざあと空から落ちてきた。間一髪のところである。ほっと息を吐きながら見回すと、店に客の姿は無かった。
店に入った私達を、マスター――つまり青前さんのお父さんが出迎えた。
「ぎりぎりだったね。いらっしゃい」
「ええ。なんとかなりました」
マスターは私達を窓際のテーブル席へ案内してくれた。閑古鳥で満員御礼の店内には、レトロなレコードプレーヤーが流すバイオリンの音が虚しく響いていた。
私は窓の外へ目をやった。雨が絶えず窓へとぶつかり、ばちばちと音を立てている。店内がなんとなくひんやりとしてきて、マスターが冷房のスイッチを切った。
この季節、ゲリラ豪雨という現象が新座の下ではよく起きる。しかしニュース映像などを見る限りでは、新座における天候の変化の仕方よりはよほどマシに思える。あれがゲリラならば、こちらはパールハーバーだ。
やがてマスターがホットコーヒーをふたつ持って席までやってきた。
「しばらく降るらしい。こりゃ、今日は昼過ぎまで開店休業かな」
「ダメだよ。お父さん、こんな日だからこそ外で呼び込みしてこないと」
「そうだね、考えておくよ」
青前さんの冗談を悠々受け流したマスターは、「ゆっくりしてね」と手を振ってカウンターの方へと引っ込んでいった。
青前さんはコーヒーを一口すすると、カウンターの向こう側で食器を洗うマスターを眺めながら、「それにしても」と口を開いた。
「改めて考えれば、不思議だよねぇ、ここも」
「そんな。いつだって今日みたいに閑古鳥が鳴いてるわけじゃないでしょう」
「経営不振のこの店がいつまでも潰れない理由が不思議ってわけじゃないの。そもそも、赤字経営が一度も無いのだけが自慢の店だし」
「コーヒーだって自慢だけどね」というマスターの呟きを無視し、青前さんはさらに続けた。
「蛇口を捻れば水が出る。スイッチを押せば電気が点く。トイレだってレバーを捻れば流れていくし、コンロにだってしっかり火がつく。そりゃ、下じゃ普通のことなんだけどさ。空に浮かんでる新座で同じことが起きるのが不思議だよ」
「そんなに不思議ですかねぇ」
「不思議だよ。だって、水道管も電線もガス管も排水管も、下まで繋がってるわけじゃないんだよ。それなのに、蛇口を捻るだけで、スイッチを押すだけで、水も電気もガスも下から引っ張ってこれる。生活排水はどこを通るかわからないまま下に流れる。おかしいでしょ、こんなの」
「学者みたいなことを言いますね、青前さんは。そうなってるんだからそうなってる、それでいいじゃないですか」
「なんでそんなにのんびり屋かなぁ、ナリヒラくんは」
青前さんはぷいとそっぽを向いてしまった。怒らせてしまったかなと思い、私は「すいません」と頭を下げた。
「でも、そのうち天才的な学者がふらっと現れて、この不思議の先にある答えを見つけてきてくれますよ。それまでの我慢です」
「六十年間答えが見つかってないのに、学者がそれを探してこれると思うの?」
「六十一年目なら、あるいは」
「そんなの待ってられないよ、あたし」
青前さんはふいに私の手を取った。彼女の手のひらは暖かく、そしてカラリとした彼女の性格と裏腹にふわふわしていた。急なことに頬を染めた私は、それを気取られないよう下を向いて「なんでしょう」と言った。
「責任を取りなさい、ナリヒラくん。じゃないと許してあげない」
「まさか、ハタチを迎える前にそんなドラマみたいな言葉を浴びせられると思っていませんでした。私にどうしろというんですか」
「心配しないで、大したことじゃないから」
青前さんは何てことのない調子で大したことを言った。
「新座が空に浮かんだ理由を、あたしの元まで持ってきなさい」
○
雨が止んだのは十二時を過ぎたころだった。雲一転にわかに晴れたと思ったら、空が太陽の独壇場となるまでは早かった。強い太陽の光がコンクリートに照りつけて、ぎらぎらと反射して眩しいほどである。
少しすると私以外のお客さんもちらほらやってきた。青前さんは「そろそろかな」と席を離れてエプロン姿に着替え、アンリの看板娘へと華麗なる転身を遂げた。
徐々に混み合ってきたアンリの忙しそうな光景を横目に見ながら、私は考えた。
そういえば、青前さんは昔から新座という存在について疑問を呈することが度々あった。
確かに、考えてみれば新座というのは妙な町だと私も思う。理由もなしに空に浮かぶ町なんて、世界中のどこを探してもこの新座しか見当たらない。元祖空中都市のマチュピチュですら、空中とは名ばかりで、山の上にあるというだけなのだ。それに、彼女が指摘したライフラインの問題もある。
しかし、そういった難しい問題に私達が頭を捻らせても仕方のないことであるのもまた事実だ。好奇心は猫を殺す。君子危うきに近寄らず。わからないことは学者に任せておけばよろしい。
そんなことを考えていると、マスターがオムライスの乗せられた皿を片手にやってきた。私はアンリに行くと、大抵の場合はオムライスを食べてコーヒーを飲む。
「ウチの娘が困らせちゃってるみたいで、悪いね」と申し訳なさそうに言いながら、マスターはテーブルに皿を置いた。
「いえいえ、昔から一緒にいて飽きないですよ」
「そう言ってもらえると助かるよ。あの子は昔から突拍子もないことを言い出すのが好きだから」
「存じていますとも」
「だからまあ、よろしく」
「待ってください。その、よろしくとは?」
私の問いにマスターは苦笑いで答え、他の客の接客に回った。それから少しして、何故か私の席に頼んでもいないチョコバナナパフェが運ばれてきた。おまけにその日の勘定はタダであった。いくら今現在の社会の主流が資本主義といえども、タダより高い物はないのは、この世における覆しがたい真実である。
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