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少年英雄の過去譚 Ⅴ
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魔王軍の奥は、意外と魔物がいないんだな。
辺りを見回すウラノスの視界には、見回す限り広大な大地が広がる
ッ!
ウラノスは鋭い殺気を感じとり、後ろを向く。
そこにいたのは、一人の青年だった。
こいつの体細くないか
さっきの爺さんよりは、肉が付いている。
だが、あの暗殺者程でもない。
それに、あんな弱そうな奴があんな鋭い殺気を放てるのか?
そんな事を考えていると、青年がどこか弱々しい感じの喋り方で言葉を発する。
「初めましてだね。報告部隊から聞いているよ。五傑戒であるバゼル、デッド、ヘルト、ガルムンを倒したって。
そして、残る五傑戒は第一席の僕だけ....。
それにしても、よく影の王であるガルムンを倒せたものだ。報告部隊の話だと、君の髪色が白になって、一瞬でガルムンの懐に入り込み....心臓を貫いたってね。」
貫いたね....まぁ大体あってるかな
「まさか、人の子に僕ら五傑戒が殺られるなんてね。」
何だ....?あいつの雰囲気が一瞬で変わったぞ
「あっ、まだ僕の名前を言ってなかったね。
僕は五傑戒統率者にして、五傑戒第一席の〔ゼルド=ブリュット〕。よろしく、ウラノス=フェリオン君。
そして、さよなら。」
ゼルドが右手で指を鳴らす
すると、ウラノスの背後に浮いていた漆黒の闇に覆われた槍10本の矛先をウラノスの心臓に向ける。
「あまいんだよ、第一席さん。ヘルトとの戦闘で背後を何回もとられたからな、この程度で勝った気になるなよ。」
「『氷地針』」
氷地針で後ろの闇槍を破壊する
そして、ウラノスはあのスキルを発動する。
「『身体能力限界突破・神領域』」
「それが報告部隊が言っていた、白髪。面白い、僕の仲間を殺したその力、僕に思う存分見せてください!
『闇黒針』」
ゼルドは小さな闇の針を無数に展開
「直ぐに終わらせる」
「よく吠えるねぇ。行きなさい、闇針」
ゼルドの意に従い、闇針は高速で襲いかかってくる。
それをウラノスは、矢のような速さで楽々に避けて行く。
だが、ゼルドの猛襲はこれだけでは終わらない。
ゼルドは2匹の漆黒の炎で生成されたドラゴンを、展開する。
「彼を喰らいなさい」
と指示をする。
指示された2匹のドラゴンが空高く咆哮をあげる、その咆哮は周囲に響き渡る。
ドラゴンは咆哮をあげた後、ウラノスを捉えその大きな口を開けながら迫ってくる。
ウラノスはその場から一歩も動かず、ドラゴンを待ち構える。右拳に魔法を付与させ、放つそのタイミングを見計らう。
そして、その時が来た。ドラゴンとウラノスとの距離およそ5メートル「『光焔拳』」
ウラノスの右拳には光り輝く炎が燃え盛っており、身体能力限界突破・神領域を合わせドラゴンをタコ殴りにする。
「まだですよ『黒闇たる剱』」
ゼルドがそう言葉を発すると、何も無い所から漆黒の長剣が現れる。
「『斬り醒め』」
そう発すると、漆黒の剱は後ろからゼルドを突き刺す。
腹から真っ赤な血がポトポトと垂れ落ちる。
その光景に驚くウラノスは、
「何を....!?」と唖然していた。しかし、ゼルドは己を刺した剱を体から抜き宙へと戻す。
そして、剱を戻した瞬間ゼルドは奇声を上げながら暗き闇に覆われて行く。
「何が起きてんだ....?」そう思った次の瞬間、
ウラノスは、感じ取った…ゼルドであろう人物から放たれる禍々しい力を。
ゼルドを覆っていた闇は少しづつ薄れていき、ゼルドの姿が徐々に見えてくる。
完全に覆っていた闇が消え、ゼルドの姿があらわになった。
ウラノスは絶句した。何故なら、ゼルドの姿が変わっていたのだ。
先程は生えていなかった四本の腕、黒い肌、赤い眼にゼルドが纏う赤い稲妻。
「これが魔族を超越した姿≪魔人≫。あの剱は、超越する為の鍵。さて、第二ラウンドと行こうか。」
そう言って、ゼルドは地面を力強く蹴る。
ウラノスもまた、地面を蹴る。
そして、ウラノスとゼルドは互い拳に魔法を付与し拳でぶつかり合う。
そのぶつかり合いは、激しくぶつかり合う度にその場所は大きなクレーターが出来た。この激闘は数分続き、この戦いを終わらせる攻撃をウラノスが放つ。
それは、ゼルドのみぞ落ちへの一撃だった。
「グァッ!」
ゼルドが一瞬怯んだ瞬間を見て、ウラノスは猛襲を仕掛ける。
何度も何度もゼルドを殴り、殴り飛ばす。そして、ウラノスのある技で戦いに終止符がうたれる。
「これで終わりだ!『光焔手刀』!!!」
親指を折り曲げ残りの四本を伸ばし密着させた手刀に、光焔を付与させゼルドの心臓を一突きする。
一突きした所が空中だった為、地面へと落ちてゆく。
そして、地面に落下し砂煙が舞いあがる。
砂煙がおさまり、ウラノスはゼルドに視線を向ける。
視界に映りこんだのは、心臓を一突きされ体がボロボロの状態で元の姿に戻ったゼルドであった。
「疲れた....」
ウラノスはそのまま後ろへと、倒れ込み空を眺めながらそう呟く。
後は魔王だけ。
魔王との戦いで、残りの力を使い切らないとな。
...........休んでから、魔王の所に行こう!
辺りを見回すウラノスの視界には、見回す限り広大な大地が広がる
ッ!
ウラノスは鋭い殺気を感じとり、後ろを向く。
そこにいたのは、一人の青年だった。
こいつの体細くないか
さっきの爺さんよりは、肉が付いている。
だが、あの暗殺者程でもない。
それに、あんな弱そうな奴があんな鋭い殺気を放てるのか?
そんな事を考えていると、青年がどこか弱々しい感じの喋り方で言葉を発する。
「初めましてだね。報告部隊から聞いているよ。五傑戒であるバゼル、デッド、ヘルト、ガルムンを倒したって。
そして、残る五傑戒は第一席の僕だけ....。
それにしても、よく影の王であるガルムンを倒せたものだ。報告部隊の話だと、君の髪色が白になって、一瞬でガルムンの懐に入り込み....心臓を貫いたってね。」
貫いたね....まぁ大体あってるかな
「まさか、人の子に僕ら五傑戒が殺られるなんてね。」
何だ....?あいつの雰囲気が一瞬で変わったぞ
「あっ、まだ僕の名前を言ってなかったね。
僕は五傑戒統率者にして、五傑戒第一席の〔ゼルド=ブリュット〕。よろしく、ウラノス=フェリオン君。
そして、さよなら。」
ゼルドが右手で指を鳴らす
すると、ウラノスの背後に浮いていた漆黒の闇に覆われた槍10本の矛先をウラノスの心臓に向ける。
「あまいんだよ、第一席さん。ヘルトとの戦闘で背後を何回もとられたからな、この程度で勝った気になるなよ。」
「『氷地針』」
氷地針で後ろの闇槍を破壊する
そして、ウラノスはあのスキルを発動する。
「『身体能力限界突破・神領域』」
「それが報告部隊が言っていた、白髪。面白い、僕の仲間を殺したその力、僕に思う存分見せてください!
『闇黒針』」
ゼルドは小さな闇の針を無数に展開
「直ぐに終わらせる」
「よく吠えるねぇ。行きなさい、闇針」
ゼルドの意に従い、闇針は高速で襲いかかってくる。
それをウラノスは、矢のような速さで楽々に避けて行く。
だが、ゼルドの猛襲はこれだけでは終わらない。
ゼルドは2匹の漆黒の炎で生成されたドラゴンを、展開する。
「彼を喰らいなさい」
と指示をする。
指示された2匹のドラゴンが空高く咆哮をあげる、その咆哮は周囲に響き渡る。
ドラゴンは咆哮をあげた後、ウラノスを捉えその大きな口を開けながら迫ってくる。
ウラノスはその場から一歩も動かず、ドラゴンを待ち構える。右拳に魔法を付与させ、放つそのタイミングを見計らう。
そして、その時が来た。ドラゴンとウラノスとの距離およそ5メートル「『光焔拳』」
ウラノスの右拳には光り輝く炎が燃え盛っており、身体能力限界突破・神領域を合わせドラゴンをタコ殴りにする。
「まだですよ『黒闇たる剱』」
ゼルドがそう言葉を発すると、何も無い所から漆黒の長剣が現れる。
「『斬り醒め』」
そう発すると、漆黒の剱は後ろからゼルドを突き刺す。
腹から真っ赤な血がポトポトと垂れ落ちる。
その光景に驚くウラノスは、
「何を....!?」と唖然していた。しかし、ゼルドは己を刺した剱を体から抜き宙へと戻す。
そして、剱を戻した瞬間ゼルドは奇声を上げながら暗き闇に覆われて行く。
「何が起きてんだ....?」そう思った次の瞬間、
ウラノスは、感じ取った…ゼルドであろう人物から放たれる禍々しい力を。
ゼルドを覆っていた闇は少しづつ薄れていき、ゼルドの姿が徐々に見えてくる。
完全に覆っていた闇が消え、ゼルドの姿があらわになった。
ウラノスは絶句した。何故なら、ゼルドの姿が変わっていたのだ。
先程は生えていなかった四本の腕、黒い肌、赤い眼にゼルドが纏う赤い稲妻。
「これが魔族を超越した姿≪魔人≫。あの剱は、超越する為の鍵。さて、第二ラウンドと行こうか。」
そう言って、ゼルドは地面を力強く蹴る。
ウラノスもまた、地面を蹴る。
そして、ウラノスとゼルドは互い拳に魔法を付与し拳でぶつかり合う。
そのぶつかり合いは、激しくぶつかり合う度にその場所は大きなクレーターが出来た。この激闘は数分続き、この戦いを終わらせる攻撃をウラノスが放つ。
それは、ゼルドのみぞ落ちへの一撃だった。
「グァッ!」
ゼルドが一瞬怯んだ瞬間を見て、ウラノスは猛襲を仕掛ける。
何度も何度もゼルドを殴り、殴り飛ばす。そして、ウラノスのある技で戦いに終止符がうたれる。
「これで終わりだ!『光焔手刀』!!!」
親指を折り曲げ残りの四本を伸ばし密着させた手刀に、光焔を付与させゼルドの心臓を一突きする。
一突きした所が空中だった為、地面へと落ちてゆく。
そして、地面に落下し砂煙が舞いあがる。
砂煙がおさまり、ウラノスはゼルドに視線を向ける。
視界に映りこんだのは、心臓を一突きされ体がボロボロの状態で元の姿に戻ったゼルドであった。
「疲れた....」
ウラノスはそのまま後ろへと、倒れ込み空を眺めながらそう呟く。
後は魔王だけ。
魔王との戦いで、残りの力を使い切らないとな。
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