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授業の幕開け
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窓からの仄明かりに照らされ、目が覚めるウラノス。
目を数回擦りながら、薄い掛け布団をどける。
部屋を出て1階にある洗面所に、向かう。
―洗面所―
洗面所に着くと、既に何人かの生徒が顔を洗っていた、その中にはゴウセもいた。
「おはよ。ゴウセ」
丁度顔を洗い終わったゴウセに、声を掛ける。
「あぁおはよ。あれ?ウラノス昨日の服のままだけど」
「あぁ、部屋に入ってから直ぐに寝ちゃって。だから服がそのままなんだよ。まぁ、後で制服に着替えるからいいんだけど。」
「まあな。じゃ、お先に」
「うん」
顔を洗い終わり、洗面所をあとにして部屋に戻る。
「時間もないし、制服に着替えるか」
壁に掛けられていた白のブレザーを身に纏う。
ネクタイはこれで、いいな。セバルに教えてもらった手順でやったしな
ネクタイの確認をしていると、扉をノックする音が聞こえる。扉を開けると、同じ制服を着たゴウセがいた。
「どうした?」と、聞くと返ってきた応えは、「迎えに来た」だった。ウラノスは、ゴウセに少し待つように言う。
ウラノスは鞄を取りに、リビングに戻る。
リビングから戻ったウラノスは、ゴウセと廊下に出て
部屋の鍵を掛ける。
その後、2人は並んで歩きながら教室に向かった。
―1―Sクラス 教室―
教室前へと着いた2人は、一息つけてから教室の扉を開ける。開けると、教室には既に1人の女子生徒が席に座っていた。
あの女子って....王女様?
「なぁウラノス」
ゴウセがアテナに聞こえないボリュームで、声を掛けてくる。
「なんだ?」
ウラノスもゴウセと同じく、アテナに聞こえないボリュームで返答する。
「あの子って王女様……だよな?」
「だな。アルティス王国 第一王女であり一年生主席の、アテナ=フォン=アルティス様だな。」
先程から2人をチラ チラと見ていたアテナに、ウラノスは声を掛ける。
「おはようございます。王女殿下」
左手を前にして腹部に当て
右手を後ろに回し挨拶する。
ゴウセもウラノスを真似て、アテナに挨拶する。
「お、お二人共、そのような堅苦しい挨拶はおやめください。私は皆さんとラフな関係を、築きたいのです。気軽にお喋りが出来るお友達が欲しいのです。なので、お二人共、気軽に声を掛けて下さい。あと、その....お友達になりませんか?」
おっ、デレた。可愛い
まぁ実際、この学園では貴族だろうが王族だろうが関係ないからな。
「分かったよ。これから、よろしく。アテナ」
「お前対応早いな!....はぁ、分かったよ。これからよろしく、アテナさん。」
「友達になるんだ、さんは要らんだろ。」
「ゴメン。これが俺の精一杯だ」
何の精一杯だろ?まぁ何でもいいけど。興味は無いから
「今後ともよろしくお願いします!えっと....」
「俺は、ウラノス=フェリオン」
「俺は、ゴウセ」
「改めて、今後ともよろしくお願いします!ウラノスさん!ゴウセさん!」
満面の笑顔で、そう言う。
「おう」
「はぅ」
はぅって何だ、ゴウセ。キモイぞっと、思ったのはゴウセに内緒だ。
この後、続々と生徒が教室に入ってくる。
自分の席がどこなのか黒板に書かれていたので、皆黒板に書いてある通りに着席する。
ウラノスの席は、一番左の窓の側の席だった。
ゴウセはど真ん中の席、アテナはウラノスの手前の席だった。
授業の始まりの鐘が、学園に響き渡る。
鐘が鳴り終わると、教室の扉が開き1人の男性が入ってくる。
あの人が俺らの
「えぇこの度、1―Sクラスの担任となりました。へーベルトです。よろしく」
ボサボサとした髪が特徴的な、へーベルト先生。
「えぇ自己紹介などは、自分達でやってくれ。
さて、早速授業を始めよう。」
「「「「はい!」」」」
「それじゃあ、10分後実戦実習棟 第一棟実習体育館に集合。入学式を行った場所だ、覚えているだろ。俺は、先に行っている。」
へーベルトが教室を出た後、ゴウセが自己紹介をしようと言い出した。そして、その案にアテナが賛成して結果やる羽目になった。
全員の自己紹介が終わる頃、へーベルトが指定した10分まで残り4分だった。
皆慌てて教室から出て、入学式会場だった実戦実習棟 第一棟実習体育館に向かう。
―実戦実習棟 第一棟実習体育館―
「「「「「ハァッハァッハァッハァッ」」」」」
「何とか間に合ったみたいだな。残り1秒だったが」
「「「「「グッ!」」」」」
皆全力で走って、息を切らっしている中2人の生徒だけは
息切れもなく、平然としていた。
「お前達2人は、大丈夫そうだな。」
「えぇまぁ。鍛えてますから」
「私もです」
「お前達、バケモン、過ぎだろ....!」
息切れを起こしながら喋ったゴウセは、そのまま床に背をつけ大の字になりながら呼吸を整える。
―5分後―
「お前達の息切れも、完全におさまった所で改めて自己紹介しよう。俺がお前達に教える教科は、魔法。そして、この授業では自分自身が使える魔法階級の更なる階級アップと魔力量の増幅を目的とする授業だ。成長には個人差はあるが、気にせず自分のスピードで行け。」
「「「「「はい!」」」」」
こうして、初日の授業が幕を上げる。
目を数回擦りながら、薄い掛け布団をどける。
部屋を出て1階にある洗面所に、向かう。
―洗面所―
洗面所に着くと、既に何人かの生徒が顔を洗っていた、その中にはゴウセもいた。
「おはよ。ゴウセ」
丁度顔を洗い終わったゴウセに、声を掛ける。
「あぁおはよ。あれ?ウラノス昨日の服のままだけど」
「あぁ、部屋に入ってから直ぐに寝ちゃって。だから服がそのままなんだよ。まぁ、後で制服に着替えるからいいんだけど。」
「まあな。じゃ、お先に」
「うん」
顔を洗い終わり、洗面所をあとにして部屋に戻る。
「時間もないし、制服に着替えるか」
壁に掛けられていた白のブレザーを身に纏う。
ネクタイはこれで、いいな。セバルに教えてもらった手順でやったしな
ネクタイの確認をしていると、扉をノックする音が聞こえる。扉を開けると、同じ制服を着たゴウセがいた。
「どうした?」と、聞くと返ってきた応えは、「迎えに来た」だった。ウラノスは、ゴウセに少し待つように言う。
ウラノスは鞄を取りに、リビングに戻る。
リビングから戻ったウラノスは、ゴウセと廊下に出て
部屋の鍵を掛ける。
その後、2人は並んで歩きながら教室に向かった。
―1―Sクラス 教室―
教室前へと着いた2人は、一息つけてから教室の扉を開ける。開けると、教室には既に1人の女子生徒が席に座っていた。
あの女子って....王女様?
「なぁウラノス」
ゴウセがアテナに聞こえないボリュームで、声を掛けてくる。
「なんだ?」
ウラノスもゴウセと同じく、アテナに聞こえないボリュームで返答する。
「あの子って王女様……だよな?」
「だな。アルティス王国 第一王女であり一年生主席の、アテナ=フォン=アルティス様だな。」
先程から2人をチラ チラと見ていたアテナに、ウラノスは声を掛ける。
「おはようございます。王女殿下」
左手を前にして腹部に当て
右手を後ろに回し挨拶する。
ゴウセもウラノスを真似て、アテナに挨拶する。
「お、お二人共、そのような堅苦しい挨拶はおやめください。私は皆さんとラフな関係を、築きたいのです。気軽にお喋りが出来るお友達が欲しいのです。なので、お二人共、気軽に声を掛けて下さい。あと、その....お友達になりませんか?」
おっ、デレた。可愛い
まぁ実際、この学園では貴族だろうが王族だろうが関係ないからな。
「分かったよ。これから、よろしく。アテナ」
「お前対応早いな!....はぁ、分かったよ。これからよろしく、アテナさん。」
「友達になるんだ、さんは要らんだろ。」
「ゴメン。これが俺の精一杯だ」
何の精一杯だろ?まぁ何でもいいけど。興味は無いから
「今後ともよろしくお願いします!えっと....」
「俺は、ウラノス=フェリオン」
「俺は、ゴウセ」
「改めて、今後ともよろしくお願いします!ウラノスさん!ゴウセさん!」
満面の笑顔で、そう言う。
「おう」
「はぅ」
はぅって何だ、ゴウセ。キモイぞっと、思ったのはゴウセに内緒だ。
この後、続々と生徒が教室に入ってくる。
自分の席がどこなのか黒板に書かれていたので、皆黒板に書いてある通りに着席する。
ウラノスの席は、一番左の窓の側の席だった。
ゴウセはど真ん中の席、アテナはウラノスの手前の席だった。
授業の始まりの鐘が、学園に響き渡る。
鐘が鳴り終わると、教室の扉が開き1人の男性が入ってくる。
あの人が俺らの
「えぇこの度、1―Sクラスの担任となりました。へーベルトです。よろしく」
ボサボサとした髪が特徴的な、へーベルト先生。
「えぇ自己紹介などは、自分達でやってくれ。
さて、早速授業を始めよう。」
「「「「はい!」」」」
「それじゃあ、10分後実戦実習棟 第一棟実習体育館に集合。入学式を行った場所だ、覚えているだろ。俺は、先に行っている。」
へーベルトが教室を出た後、ゴウセが自己紹介をしようと言い出した。そして、その案にアテナが賛成して結果やる羽目になった。
全員の自己紹介が終わる頃、へーベルトが指定した10分まで残り4分だった。
皆慌てて教室から出て、入学式会場だった実戦実習棟 第一棟実習体育館に向かう。
―実戦実習棟 第一棟実習体育館―
「「「「「ハァッハァッハァッハァッ」」」」」
「何とか間に合ったみたいだな。残り1秒だったが」
「「「「「グッ!」」」」」
皆全力で走って、息を切らっしている中2人の生徒だけは
息切れもなく、平然としていた。
「お前達2人は、大丈夫そうだな。」
「えぇまぁ。鍛えてますから」
「私もです」
「お前達、バケモン、過ぎだろ....!」
息切れを起こしながら喋ったゴウセは、そのまま床に背をつけ大の字になりながら呼吸を整える。
―5分後―
「お前達の息切れも、完全におさまった所で改めて自己紹介しよう。俺がお前達に教える教科は、魔法。そして、この授業では自分自身が使える魔法階級の更なる階級アップと魔力量の増幅を目的とする授業だ。成長には個人差はあるが、気にせず自分のスピードで行け。」
「「「「「はい!」」」」」
こうして、初日の授業が幕を上げる。
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