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腹を割らない
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携帯で轟を呼び出した。自分の彼女の店で飲んでるというので出かけた。
「これはそちらの情報としてお金に変えてくれていい」
そう言うと、写真をテーブルの上に置く。
「うん、こいつだ運転していたのは。でもあの組にはいなかったはずだがな」
「ママの暴走族の仲間だ。それが行方不明になっている」
轟がボトルから焼酎をグラスに流し込む。
「ママ、1本同じの頼む。奢りだ。ボトルに田辺と書いてくれ」
と言いながら目は笑っていない。
「よしこちらも入ろうか?」
「頼む。これはかなりやばそうだから」
「消されるな。車も同時に調べた方がよさそうだな」
「そちらは何か新しい情報ないかい?」
「これは直接聞いた話じゃないのでそちらで判断してくれ。国崎さんの運転手の話だ。昨晩、鈴木取締役から電話が入って、馴染の池袋のスナックで飲んだそうだ」
「池袋で飲むことってあるのか?」
「国崎さんの昔の彼女がしている店がある。何度か連れて行ってもらったことがある。どう見ても抱きたくならない女だよ。昔の秘書仲間だそうだ」
「そういえば、有名な代議士の秘書をしていたと聞いたことがる」
「そこで飲むとは込み入った話そうだね。帰りがけ国崎さんが不機嫌だったそうだ」
舅は、自分が相談役派となったことを告白したのだろか。となると、社長と相談役が会ったというのは大連合ということになるが。舅も、国崎も腹を割らないところはよく似ている。
「これはそちらの情報としてお金に変えてくれていい」
そう言うと、写真をテーブルの上に置く。
「うん、こいつだ運転していたのは。でもあの組にはいなかったはずだがな」
「ママの暴走族の仲間だ。それが行方不明になっている」
轟がボトルから焼酎をグラスに流し込む。
「ママ、1本同じの頼む。奢りだ。ボトルに田辺と書いてくれ」
と言いながら目は笑っていない。
「よしこちらも入ろうか?」
「頼む。これはかなりやばそうだから」
「消されるな。車も同時に調べた方がよさそうだな」
「そちらは何か新しい情報ないかい?」
「これは直接聞いた話じゃないのでそちらで判断してくれ。国崎さんの運転手の話だ。昨晩、鈴木取締役から電話が入って、馴染の池袋のスナックで飲んだそうだ」
「池袋で飲むことってあるのか?」
「国崎さんの昔の彼女がしている店がある。何度か連れて行ってもらったことがある。どう見ても抱きたくならない女だよ。昔の秘書仲間だそうだ」
「そういえば、有名な代議士の秘書をしていたと聞いたことがる」
「そこで飲むとは込み入った話そうだね。帰りがけ国崎さんが不機嫌だったそうだ」
舅は、自分が相談役派となったことを告白したのだろか。となると、社長と相談役が会ったというのは大連合ということになるが。舅も、国崎も腹を割らないところはよく似ている。
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