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近衛軍1
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茉緒の乗っていた南蛮船はアユタヤの大陸が見えてきたときにゆっくりと沈んでいった。それまでに荷物も乗組員も左右の南蛮船に乗り換えていた。これが初めて造った南蛮船だった。そのまま2艇に分かれて岬の港に入港した。
「疲れが取れた?」
目を覚ますと凜が枕元に座っている。
「船を沈められたんだって?」
「果心にまた助けられたよ」
「チャクラバットはいた?」
「いや、姿を見せなかった。汎王と梨花とは会ったわ。今の力では和寇とは戦えない。それにイギリスの商船が和寇と手を組んだ。この対策を早くしないと勝てないよ」
ドアからヒデが入ってきた。
「ラオス王からの依頼が来ています。宗久さんを送りがてら私が兵を率いて出発を王に許可をもらいました」
「どうしたのだ?またワンバットか?」
「いえ、和寇が海からラオスに抜けアヘンを運び入れているのです。アユタヤの漁港からのルートが潰されたからだと思います」
「いくらほど?」
「報告ではラオスの国境の部族が寝返って2千ほどいるとのことです」
「近衛軍は?」
「新田開発に半分を残し2千を王宮に集結させています」
「私も行こう。居残りの下忍を九郎に30人集めさせてくれ。それと先に戻ってリーにイギリスの商船の造船技術を集めるように。今回は果心は義足修理で大砲にかかってもらおう」
ラオスに梨花は出てくるだろうそんな気がする。今回が護衛隊と親衛隊が併合された初めての近衛軍の進攻だ。
「疲れが取れた?」
目を覚ますと凜が枕元に座っている。
「船を沈められたんだって?」
「果心にまた助けられたよ」
「チャクラバットはいた?」
「いや、姿を見せなかった。汎王と梨花とは会ったわ。今の力では和寇とは戦えない。それにイギリスの商船が和寇と手を組んだ。この対策を早くしないと勝てないよ」
ドアからヒデが入ってきた。
「ラオス王からの依頼が来ています。宗久さんを送りがてら私が兵を率いて出発を王に許可をもらいました」
「どうしたのだ?またワンバットか?」
「いえ、和寇が海からラオスに抜けアヘンを運び入れているのです。アユタヤの漁港からのルートが潰されたからだと思います」
「いくらほど?」
「報告ではラオスの国境の部族が寝返って2千ほどいるとのことです」
「近衛軍は?」
「新田開発に半分を残し2千を王宮に集結させています」
「私も行こう。居残りの下忍を九郎に30人集めさせてくれ。それと先に戻ってリーにイギリスの商船の造船技術を集めるように。今回は果心は義足修理で大砲にかかってもらおう」
ラオスに梨花は出てくるだろうそんな気がする。今回が護衛隊と親衛隊が併合された初めての近衛軍の進攻だ。
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