176 / 233
植民地3
しおりを挟む
茉緒が朝から造船所に足を運んだ。九郎が下忍を10人連れて茉緒を迎える。ここは造船所の心臓部分の事務所だ。船長がいたり技術者が詰めている。その床に莚が2つ並んでいる。
「一人は大砲の技術者でもう一人は警備です。二人ともナイフで腹を刺されています」
「何か盗まれたものは?」
「確認させましたがどうも今改良している南蛮船の図面がなくなっています。もちろん船長が言うのは主要な部分はこれでは分かりません」
造船所に賊が入るの初めてのことだ。和寇が入ってきたのか。
「ところが昨夜料亭を見張っていた下忍があの義足の男の部屋から5人の男が出てきて追ったのですが、半島の道を馬で駈けて行ったのです」
「イギリスの軍か?」
「どうも軍とは別に陰で動くものがいるようです。凜さんに調べてもらったのですが、この5人は忍者のように鍛えられた白人だそうです。裏の草原で短銃の練習をしていたそうです。それとリーさんからの報告書です」
リーは他国の商人や外交官からイギリスの情報を集めている。植民地化はポルトガル、スペイン、オランダ、フランス、イギリスとアフリカからすでにアジアに進んでいるようだ。東インド会社が先鋒で次には軍が出てくる。まさに今のアユタヤだ。その手先として秘密将校と言う部隊があってスパイ、暗殺何でもする部隊がいるようだ。
「九郎、今夜は私が潜る」
「私は?」
「下忍を周りに10人配置して動きだしたら尾行するのだ。それと造船所にも10人見張りをつけろ」
まず正体を探ろう。
「一人は大砲の技術者でもう一人は警備です。二人ともナイフで腹を刺されています」
「何か盗まれたものは?」
「確認させましたがどうも今改良している南蛮船の図面がなくなっています。もちろん船長が言うのは主要な部分はこれでは分かりません」
造船所に賊が入るの初めてのことだ。和寇が入ってきたのか。
「ところが昨夜料亭を見張っていた下忍があの義足の男の部屋から5人の男が出てきて追ったのですが、半島の道を馬で駈けて行ったのです」
「イギリスの軍か?」
「どうも軍とは別に陰で動くものがいるようです。凜さんに調べてもらったのですが、この5人は忍者のように鍛えられた白人だそうです。裏の草原で短銃の練習をしていたそうです。それとリーさんからの報告書です」
リーは他国の商人や外交官からイギリスの情報を集めている。植民地化はポルトガル、スペイン、オランダ、フランス、イギリスとアフリカからすでにアジアに進んでいるようだ。東インド会社が先鋒で次には軍が出てくる。まさに今のアユタヤだ。その手先として秘密将校と言う部隊があってスパイ、暗殺何でもする部隊がいるようだ。
「九郎、今夜は私が潜る」
「私は?」
「下忍を周りに10人配置して動きだしたら尾行するのだ。それと造船所にも10人見張りをつけろ」
まず正体を探ろう。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
3
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる