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遠征9
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サンベット王はなかなかアユタヤに戻ろうと言わない。
「王は?」
「ハル王女と剣の練習ををされています」
「ヒデはやらないのか?」
「私には剣の才能はありません。王にいいようにされるだけです」
「商館は出来たのか?」
「ええ、もう帰らないと」
話しているとハル王女が王と隣に来ている。
「王さん弱くてだめよ。茉緒とやりたい」
「王の命令だ」
どうも口説かれたようだ。木剣を王から渡す。
「真剣でもいいよ」
「いえ」
仕方がないので木剣を構える。構えて見てこれは強いと思った。だがまだ体ができていないようだ。果心が恐らく時間をかけて教えるだろう。構えからいきなり足を払ってきた。茉緒は見切りで下がる。これが火をつけたのか連続技に出てきた。剣が触れることもない。
「どうして剣を交えない?」
「剣を交えると折れる。折れたら死です」
「国に帰られるまで教えてくださらない?」
それから毎日1刻練習することとなった。どうも果心が教えて行けと言っているようだ。
「王は?」
「ハル王女と剣の練習ををされています」
「ヒデはやらないのか?」
「私には剣の才能はありません。王にいいようにされるだけです」
「商館は出来たのか?」
「ええ、もう帰らないと」
話しているとハル王女が王と隣に来ている。
「王さん弱くてだめよ。茉緒とやりたい」
「王の命令だ」
どうも口説かれたようだ。木剣を王から渡す。
「真剣でもいいよ」
「いえ」
仕方がないので木剣を構える。構えて見てこれは強いと思った。だがまだ体ができていないようだ。果心が恐らく時間をかけて教えるだろう。構えからいきなり足を払ってきた。茉緒は見切りで下がる。これが火をつけたのか連続技に出てきた。剣が触れることもない。
「どうして剣を交えない?」
「剣を交えると折れる。折れたら死です」
「国に帰られるまで教えてくださらない?」
それから毎日1刻練習することとなった。どうも果心が教えて行けと言っているようだ。
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