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超常3
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本社の専務に報告書を出したが目標を守るべしという伝言だけを送ってきた。それで私は2次の窓際教室100人を迎え入れて、残っていた1次の24人のうち5人を人事部に採用した。もちろんこれは権限違反で首を覚悟だった。そして人事部の5人を退職させた。だが半月経っても誰からも抗議が来ないのだ。
ここは見捨てられた島なのだ。そう思うとなんだか気持ちが軽くなった。
「いい香りですね?」
元社長の顧問の入れてくれたコーヒーを気軽に飲みに行くようになった。
「私達にとっては地獄の毎日だが本社からすれば日にち薬と考えている。生き抜くには馬鹿になることだよ」
「何となく分かってきましたよ」
会社を出るとそれでも履歴書を依頼した人材会社5社に32人分を配り説明に回る。自分が仕事をしたと自己満足できると後は考えないようにしている。新しく窓際教室から引き抜いた5人はスタッフの彼女に指導を任せていてまだ試運転だ。すべてを回ると6時を回っている。そこで携帯を入れると、
「直帰ですね」
と先に彼女に言われる。田町に降りてそのまま居酒屋に定席に座る。今日はまだ漁師達が残っていて賑やかだ。私はビールをコップに入れて返事をもらったリストを整理する。現在履歴書を依頼した56人のうち面接に漕ぎ着けたのは7人だけだ。これもあれこれ考えないことにしている。
「また直帰?」
ママもその言葉を使うようになっている。
「戻っても報告をする相手もないしね」
私の上司はこの会社では新社長だが彼はただのお飾りで5時にはきっちりと帰社してしまう。余程のことがないと干渉してこない。ただ命令だけは一方通行で来る。
「うなぎが獲れたが白焼きで食べるか?」
親父がカウンターの中から声をかける。この席にいる時だけがほっとする。ここに来る漁師達は10人ほどで平均60歳位で若いのが2人いる。昔はこの店も朝から店を開けていて漁師達も50人ほどが出入りしていたという。漁業組合もあって職員も夕方から20人ばかり来ていた。10時になると客は私だけになってママが一人で片づけにかかる。
「仲間と飲まないの?」
「いや、ここでは仲間はいないよ」
ここは見捨てられた島なのだ。そう思うとなんだか気持ちが軽くなった。
「いい香りですね?」
元社長の顧問の入れてくれたコーヒーを気軽に飲みに行くようになった。
「私達にとっては地獄の毎日だが本社からすれば日にち薬と考えている。生き抜くには馬鹿になることだよ」
「何となく分かってきましたよ」
会社を出るとそれでも履歴書を依頼した人材会社5社に32人分を配り説明に回る。自分が仕事をしたと自己満足できると後は考えないようにしている。新しく窓際教室から引き抜いた5人はスタッフの彼女に指導を任せていてまだ試運転だ。すべてを回ると6時を回っている。そこで携帯を入れると、
「直帰ですね」
と先に彼女に言われる。田町に降りてそのまま居酒屋に定席に座る。今日はまだ漁師達が残っていて賑やかだ。私はビールをコップに入れて返事をもらったリストを整理する。現在履歴書を依頼した56人のうち面接に漕ぎ着けたのは7人だけだ。これもあれこれ考えないことにしている。
「また直帰?」
ママもその言葉を使うようになっている。
「戻っても報告をする相手もないしね」
私の上司はこの会社では新社長だが彼はただのお飾りで5時にはきっちりと帰社してしまう。余程のことがないと干渉してこない。ただ命令だけは一方通行で来る。
「うなぎが獲れたが白焼きで食べるか?」
親父がカウンターの中から声をかける。この席にいる時だけがほっとする。ここに来る漁師達は10人ほどで平均60歳位で若いのが2人いる。昔はこの店も朝から店を開けていて漁師達も50人ほどが出入りしていたという。漁業組合もあって職員も夕方から20人ばかり来ていた。10時になると客は私だけになってママが一人で片づけにかかる。
「仲間と飲まないの?」
「いや、ここでは仲間はいないよ」
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