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「ああっ、あああっ、痛ッ……!」
安っぽいラブホのベッドの上で、両手を黒革のベルトで後ろに縛られた状態でオレは日焼けしたガタイのいいオッサンに弄ばれていた。
「お前はなんだ?」
「に、肉便器っ……」
威圧的な声に後ろから問われ、答える。
「あ、痛いっ!」
枕に横顔をつけて俯せになり、オッサンへ突き出している尻に大きな手の平で叩かれる衝撃を覚えた。腰が跳ね、拘束された両腕を弱く揺らす。
「そうだ。それがお前の存在理由だ」
「はいっ……あ、うぁ……」
乾いたアナルに太い指が無理やり入れられる。――存在理由。
ソレを与えてくれるから、このオッサンとの行為は嫌いじゃなかった。
「う、ぁっ……うぁぁ……」
乱暴にアナルがほじられる痛みに呻く。ほどほどにほぐされると適当にローションで濡らされ、チンコが挿入される。
肉便器というよりオナホのようにズコズコと数回突いてから、オッサンはたくましい腕でオレを繋がったまま抱きあげて座った。
背面座位で片手を前へ回し、オッサンは半勃ちのオレのチンコをやや引っ張るように持つともう片手で、準備していた潤滑ゼリーをチンコの先端に塗り親指と人差し指で尿道口を開き、尿道カテーテルをうすら内部が赤く見える穴へ挿しはじめた。
「ひぃっ……! いっ」
もう慣れた行為とはいえ、尿道を擦られる感覚に声が出る。オッサンはカテーテルをゆっくりと進め、チンコの根元で引っかかるとチンコの角度を変えた。
「いっ、あっ、あ!」
カテーテルが前立腺を刺激しつつ膀胱に近づく。下半身に広がる強い快感と、たまらない尿意に悲鳴があがる。
「ひゃ、ぁ、ひゃあぁあっ……」
オッサンがチンコとカテーテルから手を離し、オレの腰を掴むと突き上げはじめた。カテーテルが揺れ、チンコとアナルの中から前立腺を掻かれる。
「揺ら、さないでぇっー!」
気持ちいいけど射精できないのと、小便したいけどできないのとがぐちゃぐちゃに混ざってわけがわからなくなる。
チンコが完全に勃起し、それによりまた尿道が擦られる。ヨダレを垂らし、縛された体を震わせ足をバタつかせる。どうしても暴れるから、揺れるカテーテルに刺激される。オッサンのチンコを締めつけ、アナルからも快楽を貪る。
「おかし、くなるからぁっー……!」
「ウォォッ……」
限界が近いのかオッサンは野太い呻きをあげながら、また片手をカテーテルにやり押し込んだ。膀胱に入ると我慢していた小便を出す気持ちよさとともにチューブの中を黄色い水がのぼっていく。
「あ、あ、あぁああっー……!」
小便しながらドライ――と呼ぶのか微妙な気もするがオーガズムに達し、同時にオッサンはオレのナカで弾けた。全身にくるような快楽の中、スマートフォンのメッセージアプリのピコピコとした通知音が耳に届く。
SMオッサンは気前がいい。一万円くれた。
『初めまして。気になって連絡してみました。よければ……――』
メッセージに添付されていた自撮りの写真はスーツを着たシュッとした若いリーマンのようでドキッとしたが、あまり期待はせずレスをした。
約束した日時の夜。コソコソと家を出て、待ち合わせが街中だったからしっかりマスクをして向かう。
仕事帰りふうの人々や遊びの帰りか行きの陽キャが行き交う中を俯いて進み、待ち合わせの目印である天を仰ぐ人の銅像の囲いに座って俯く。いろんな靴や服の裾を睨んで過ごす。
「クロ君?」
視界の端に映ったツヤツヤと黒光りした革靴を履いた足がこっちに寄ってきて、降ってきたイケボにオレはようやく顔を上げた。
「あっ、は、はははいっ! そうです!」
リーマンの顔を見た瞬間、SCP財団という異常存在を確保し収容し保護する架空の組織とSCP-×××-JP『恋』クラスKeter(ケテル)というワードが頭に浮かんだ。×××の部分は異常存在の番号、JPは財団の日本支部という意味で、クラスは危険性をあらわしている。Keterは全人類レベルの脅威で、収容は困難もしくは不可能。
――戻ってこい、オレ。SCPの解説動画とか見すぎだ。
あの自撮り加工ナシかよ。いや、写真よりいい。スーツを着たシュッとしたリーマンが営業に効果的そうな上品な顔立ちに笑顔を浮かべる。
「ハタナカです。お腹はすいてない?」
「だ、大丈夫っす……」
黒のパーカーにスエットパンツ、履き潰したスニーカー姿でこの人と飯屋とか入りたくない。
「じゃ、さっそく行こうか」
「はい……」
それ以前に隣を歩いていいんだろうか、と思いつつ立ちあがってまた地面を睨みながらハタナカさんと歩いた。
安っぽいラブホのベッドの上で、両手を黒革のベルトで後ろに縛られた状態でオレは日焼けしたガタイのいいオッサンに弄ばれていた。
「お前はなんだ?」
「に、肉便器っ……」
威圧的な声に後ろから問われ、答える。
「あ、痛いっ!」
枕に横顔をつけて俯せになり、オッサンへ突き出している尻に大きな手の平で叩かれる衝撃を覚えた。腰が跳ね、拘束された両腕を弱く揺らす。
「そうだ。それがお前の存在理由だ」
「はいっ……あ、うぁ……」
乾いたアナルに太い指が無理やり入れられる。――存在理由。
ソレを与えてくれるから、このオッサンとの行為は嫌いじゃなかった。
「う、ぁっ……うぁぁ……」
乱暴にアナルがほじられる痛みに呻く。ほどほどにほぐされると適当にローションで濡らされ、チンコが挿入される。
肉便器というよりオナホのようにズコズコと数回突いてから、オッサンはたくましい腕でオレを繋がったまま抱きあげて座った。
背面座位で片手を前へ回し、オッサンは半勃ちのオレのチンコをやや引っ張るように持つともう片手で、準備していた潤滑ゼリーをチンコの先端に塗り親指と人差し指で尿道口を開き、尿道カテーテルをうすら内部が赤く見える穴へ挿しはじめた。
「ひぃっ……! いっ」
もう慣れた行為とはいえ、尿道を擦られる感覚に声が出る。オッサンはカテーテルをゆっくりと進め、チンコの根元で引っかかるとチンコの角度を変えた。
「いっ、あっ、あ!」
カテーテルが前立腺を刺激しつつ膀胱に近づく。下半身に広がる強い快感と、たまらない尿意に悲鳴があがる。
「ひゃ、ぁ、ひゃあぁあっ……」
オッサンがチンコとカテーテルから手を離し、オレの腰を掴むと突き上げはじめた。カテーテルが揺れ、チンコとアナルの中から前立腺を掻かれる。
「揺ら、さないでぇっー!」
気持ちいいけど射精できないのと、小便したいけどできないのとがぐちゃぐちゃに混ざってわけがわからなくなる。
チンコが完全に勃起し、それによりまた尿道が擦られる。ヨダレを垂らし、縛された体を震わせ足をバタつかせる。どうしても暴れるから、揺れるカテーテルに刺激される。オッサンのチンコを締めつけ、アナルからも快楽を貪る。
「おかし、くなるからぁっー……!」
「ウォォッ……」
限界が近いのかオッサンは野太い呻きをあげながら、また片手をカテーテルにやり押し込んだ。膀胱に入ると我慢していた小便を出す気持ちよさとともにチューブの中を黄色い水がのぼっていく。
「あ、あ、あぁああっー……!」
小便しながらドライ――と呼ぶのか微妙な気もするがオーガズムに達し、同時にオッサンはオレのナカで弾けた。全身にくるような快楽の中、スマートフォンのメッセージアプリのピコピコとした通知音が耳に届く。
SMオッサンは気前がいい。一万円くれた。
『初めまして。気になって連絡してみました。よければ……――』
メッセージに添付されていた自撮りの写真はスーツを着たシュッとした若いリーマンのようでドキッとしたが、あまり期待はせずレスをした。
約束した日時の夜。コソコソと家を出て、待ち合わせが街中だったからしっかりマスクをして向かう。
仕事帰りふうの人々や遊びの帰りか行きの陽キャが行き交う中を俯いて進み、待ち合わせの目印である天を仰ぐ人の銅像の囲いに座って俯く。いろんな靴や服の裾を睨んで過ごす。
「クロ君?」
視界の端に映ったツヤツヤと黒光りした革靴を履いた足がこっちに寄ってきて、降ってきたイケボにオレはようやく顔を上げた。
「あっ、は、はははいっ! そうです!」
リーマンの顔を見た瞬間、SCP財団という異常存在を確保し収容し保護する架空の組織とSCP-×××-JP『恋』クラスKeter(ケテル)というワードが頭に浮かんだ。×××の部分は異常存在の番号、JPは財団の日本支部という意味で、クラスは危険性をあらわしている。Keterは全人類レベルの脅威で、収容は困難もしくは不可能。
――戻ってこい、オレ。SCPの解説動画とか見すぎだ。
あの自撮り加工ナシかよ。いや、写真よりいい。スーツを着たシュッとしたリーマンが営業に効果的そうな上品な顔立ちに笑顔を浮かべる。
「ハタナカです。お腹はすいてない?」
「だ、大丈夫っす……」
黒のパーカーにスエットパンツ、履き潰したスニーカー姿でこの人と飯屋とか入りたくない。
「じゃ、さっそく行こうか」
「はい……」
それ以前に隣を歩いていいんだろうか、と思いつつ立ちあがってまた地面を睨みながらハタナカさんと歩いた。
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