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 扱くのはそこそこにして、ノーヴは締まった蕾に触れる。そしてはっと気づいた。
「あっ、香油取ってこなきゃ……」
「あー……もうしばらく使うことないかなって思って元あった地下牢に置いてあるよ」
「取ってくる……」
「うん。ご主人様ったら、ちゃんと準備しておかなきゃ」
「すみません……」
 そういうところも愛しいと微笑むユキをそのままに、ノーヴは早足で香油を取りにいって戻った。またベッドに乗り、ユキの脚の間に座る。
 香油を蕾に塗る。
「んっ」
 つぷりとぬめる蕾に浅く挿された指をユキは甘く食む。くちゅくちゅと弄られると蕾は綻び、物欲しげにひくついた。
「もっと、深く挿れてみて……」
「うんっ……」
 孔の締まりや柔らかい肉壁の感触にノーヴの声が上擦った。ユキのナカで扱かれる想像をしてしまいながら、指をもっと潜らせてみる。
「んんっ……」
「どう……?」
「お腹側の壁、突きあげてみて……」
「こう?」
「……ぁっ」
 腹側の肉壁をノーヴが指の腹で押しあげてみると、ユキは淡い快感を覚えた。
「もっとそれして……。指、増やしてみて」
 要求通りに指を増やし、ノックを繰り返す。ユキのナカが熟し、トロけはじめる。陰茎も完全に勃ちあがり、先走りで濡れ光った。
「んぁっ、ぁ……ねぇ、もうちんちん挿れたい?」
 ユキは甘く喘ぎながら爪先でノーヴの硬くなっている股間を布地越しに撫でた。
「うん……」
「もう、いいよ。来て……」
 指を抜き、ノーヴは自らの寝巻きと下着を脱いで裸になる。陰茎を片手で支え、ユキを覆うとしばらく会陰や尻の間を先端でぬるぬると擦ってしまい、それだけで射精してしまいそうになった。
「あっ……」
 ようやく蕾をとらえ、開くとノーヴが声をあげた。
「んんっ、あっ……ご主人様が、僕のナカに入ってくる……もう、死んでもいい」
「ぁぁっ……ユキのナカに入っていく。ダメだ、死んじゃっ……」
「ん……っ、そうだね、僕が死んじゃったらご主人様、今後どうしたらいいかわからなくなっちゃうもんねっ……」
「そう、じゃなくてっ……」
「ふふっ……ご主人様、調教しすぎないほうがいいかな。あまり立派になんてならないほうがいい……僕がいなきゃダメなくらいでとどめておかなきゃ」
 ――ノーヴはユキを受けとめようと挑んだが、ダメだった。大きな愛に吸収されてしまう。陰茎を収め、ユキの両手を取ると指を絡ませて夢中で腰を打ちつけはじめる。
「あっ、うっ……すぐ、イきそっ……」
「あ、んっ……がんばれ、がんばれっ。ご主人様のちんちんがんばれ」
「気持ちよすぎっ……ダメだ、ぁっ!」
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