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終章
17歳 -3月-
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何の前触れも無く唐突に開いた風神門は、あの日の私が通り抜けた途端に閉じられました。その後にあるのは吹き流れていく風だけ……。
あの日の私がこれから辿る日々の事を思うと、何とも言えない複雑な気持ちになります。岩屋で過ごした1年弱は本当に大変でしたし、その後も順風満帆とは言い難い生活でした。それでも母上を始めとした家族と会えた事は何物にも代え難く、少しだけ過去の私に対して「羨ましい」と思ってしまったのです。あの日の私は今から17年もの間、家族と一緒に居られるのです。私に残された時間はあと僅かだというのに……。
(過去の自分に嫉妬するなんて、バカみたい)
そう溜息をついた時、辺りにけたたましいブレーキ音が響き渡りました。しかも間髪入れずに今度は何かが衝突するような音がします。慌てて音がした方を見れば、山道を登ってきたと思われる乗用車が、カーブを曲がった直後に道を塞ぐようにしてある大岩にぶつかってしまったようでした。前面部分もひしゃげていますが、そこよりも側面のダメージが大きく。ドライバーが慌ててハンドルを切った結果、助手席側を岩にこするような形で衝突して停止したようです。
<助けに行かないと!!>
そう龍さんに心話で伝え、車から死角になる場所に下ろしてもらおうと思ったのですが、思わぬところから止められました。
<待ちなさい櫻。貴女があの者たちを助けては、
歴史の整合性がとれなくなるのでは?!>
浦さんの言葉に思考が止まります。確かにこの時点で私はこの世界に存在していません。そんな私が人を助けたら、その人の運命を捻じ曲げる事になる?
(浦さんの言う事は解るよ。私も頭ではその通りだと思ってる……。
……でも、でも、心がそれじゃ嫌だって叫んでる!)
<もし駄目だったら、風神さんが止めに来るよ。
だから止められるまで助けに行く!!>
説得力に欠けている事は百も承知ですが、助けられる人を助けないというのはどうしても受け入れられません。それに岩陰に下りるのは空に浮かんでいた事を知られないようにという意味が一番大きいのは確かですが、同時に隠れて様子を確認し助けが必要なら助け、助けなくてもどうにかなりそうならそのまま立ち去れば良いと思ったからです。そう浦さんや桃さん、龍さんに伝えたら「それならば……」としぶしぶ救助に賛同してくれました。
地上へと降りて岩陰からこっそりと覗けば、車には若い男女が乗っていました。男性が運転していたようで運転席に座っていますが、今はハンドルに向かって倒れこんでいて意識が無いように見えます。車は前面がグシャリと大きく凹んでいますが、前面よりも助手席側のダメージが大きく、助手席に座っている女性の出血量はかなりのものです。
そんな状況を見てしまったら、立ち去るなんて選択はできません。即座に車に駆け寄って手前にある運転席の扉を開けようとしたのですが、ロックされているようで全く開く気配がありません。何より周囲から漂うガソリン臭に、一刻も早く助け出してここを離れるべきだと気が急きます。
「起きてください!! 早く車から出て!!」
窓をドンドンと叩きますが、反応がありません。どうにかしなくてはと周囲を見れば、大岩と一緒に落ちてきたと思われる石がたくさん転がっていました。その中から手ごろな大きさと形の石を両手でしっかり握ると、私は覚悟を決めて石を振りかぶります。何かの折に車の窓ガラスを割るなら狙う場所は隅だと教えられたことがあったのですが、当然ながら実際に石で車の窓ガラスを割ったことはありません。なので躊躇したら割れないと思って、全力で振り下ろします。
ガシャンッ!!
勢いよく振り下ろした石はガラスにヒビを入れ、そのヒビがガラスを小さな粒に変えていきます。
「しっかりしてください!!」
腕を中に入れてドアのロックを外して男性を外に出そうとしたのですが、シートベルトが邪魔して引きずり出せません。シートベルトを外せば良いだけなのですが、奥にいる女性の血の臭いに気付かぬうちにパニックになりかけていたようで、そんな簡単な事に気づくのに時間が掛かってしまいました。
ようやく男性を引きずり出すことに成功し、このまま奥の女性を引っ張り出すべく再び身体を車の中へと大きく入れた時、後部座席にベビーシートがある事に気づきました。
「赤ちゃんがいる?!」
こんな状況で泣いていないなんて、すっごく強い子なのかそれとも……と嫌な想像が頭を過りますが、出血などの怪我は見える範囲では無いようです。
「うぅ……ハッ?! 大丈夫か?!!」
意識が戻った男性が救助に加わり、男性が妻を、そして私は一度車の外に出てから後部座席の赤ちゃんを車から助け出しました。
「……さくらちゃん??」
出血と事故の衝撃のせいで意識が朦朧としていた女性が、私を見た途端にそう口にします。私も女性の顔を真正面から見てようやく思い出せたのですが、私が小学校に入ったばかりの頃、つまり祖父母に引き取られた直後に一緒に登校していた同じ集落の女性でした。たしか当時中学3年生だったと思うので、8~9歳年上だったと記憶しています。高校卒業と同時に都会で一人暮らしを始めて結婚したとは聞いていましたが、状況から察するに出産後の里帰りのようです。
「お久しぶりです」そう口にしようとした時、全身に怖気が走り脳内で警報音が鳴り響きます。何か……でも間違いなく危険な何かが来ると、誰かが警鐘を鳴らすのです。
(まずい!)と私が思ったのと、浦さんと桃さん、龍さんが<逃げろ!>と声を上げたのはほぼ同時でした。雑木林の中から巨石が複数、こちらに向かって一直線に飛んできたのです。逃げなくちゃと思うのに、足がすくんでしまって動きません。
その時、自分の腕に小さなぬくもりがあることに気づきました。
怪我を負って一人で立てない妻を旦那さんが支える為に、私が赤ちゃんを抱っこしていたのです。腕の中の赤ちゃんはいつの間にか目覚めていて、私に向かってその小さな小さな手を伸ばしてきました。
それは感情とすら呼べない……単なる衝動でした。
(守らなくちゃ、この子は守らなくちゃ!)
「お姉ちゃん、ごめん!!!」
そう声にした時には赤ちゃんを旦那さんの胸元へと押し付け、出来るだけ優しく、でも全力で大人二人を突き飛ばしました。
二人の目が驚愕に見開き、表情も何もかもが固まってしまいましたが、旦那さんはすぐさま赤ん坊をしっかりと抱えなおします。ただお姉さんは支える手がなくなって、突き飛ばされた先で崩れ落ちましまいました。
ドンッ!!
という衝撃を全身で受けながらも、私は
「早くここから、逃げて!!」
とだけ叫びます。
「さくらちゃん!!!」
お姉さんが私を呼びますが、雪崩れ込んだ大きな岩が邪魔をしてお互いの姿は確認できません。ただ二人の視線が通らなくなった事で桃さんは我慢ができなくなったようで、
<き、金の字ぃぃ!!!!!>
と桃さんの怒声が内側から溢れ出ると、そのまま私の中から桃さんが消えて山の上の方からドォン!!という爆音が響きました。
<浦さん、桃さんを止めて! それから金さんを助けて……お願い!>
おそらく狂神を取り込んだ金さんに、何かが起こったのです。傍らに居れば手助けができたのかもしれませんが、全員でこちらに来てしまった事が悔やまれます。
<……わかりました。すぐに戻りますから、ですから……>
<大丈夫、おとなしく待ってる……から……>
そう伝えると、浦さんの気配も私の中から消えました。
<龍さん、いる??>
<あぁ、居るよ。……何じゃ? どうした??>
いつもより気持ち優し気な龍さんの声。意地悪だと思う事もあった龍さんですが、今はそんな気配は微塵もありません。
<私、土の下に埋まっちゃったのかな? 周りが真っ暗なんだけど……>
そう私が言えば、中にいる龍さんが息をのむのが解ります。
<あ、あぁ、そうじゃな。少しの辛抱じゃ。
なに、儂が居るから安心して少し眠っておけば良い。
ここのところ連日のように大変じゃったからな>
<私も金さんを助けに行きたい……のに……。
あ、そうだ……。後で私の制服の上着を崖下に落としておいて欲しいの。
バスの運転手さん、私が落ちたのを見てると思うから……>
確かあの日、私はバスの運転手さんと目が合ったように記憶しています。ですがお姉さんたちを助けに行った事で、崖下に落ちたのではなく道路に放り出されただけで、運転手のおじさんは風に舞う制服の上着を見て私が落ちたと見間違えたのだと思ってもらう必要があります。
<あぁ、確かに承った。じゃから安心して眠ると良い>
<うん……。確かになんだか眠……いかも……>
それにしても土の下に埋まってしまった所為で周囲は真っ暗ですが、不思議と重さは全く感じません。それどころか直前に大岩と衝突したというのに、痛みも全くありません。
(龍さんが何かしら守ってくれたのかな??)
龍さんは帰還用の霊力を温存しておく必要があり、こちらの世界では霊力は極力使わないという方針だったのですが……。
何にしても今、一番気になるのは金さんです。私は自分の意識が途切れるその瞬間まで
<金さん、一緒に帰ろう? 私たちの世界へ……>
そう呼びかけ続けたのでした。
あの日の私がこれから辿る日々の事を思うと、何とも言えない複雑な気持ちになります。岩屋で過ごした1年弱は本当に大変でしたし、その後も順風満帆とは言い難い生活でした。それでも母上を始めとした家族と会えた事は何物にも代え難く、少しだけ過去の私に対して「羨ましい」と思ってしまったのです。あの日の私は今から17年もの間、家族と一緒に居られるのです。私に残された時間はあと僅かだというのに……。
(過去の自分に嫉妬するなんて、バカみたい)
そう溜息をついた時、辺りにけたたましいブレーキ音が響き渡りました。しかも間髪入れずに今度は何かが衝突するような音がします。慌てて音がした方を見れば、山道を登ってきたと思われる乗用車が、カーブを曲がった直後に道を塞ぐようにしてある大岩にぶつかってしまったようでした。前面部分もひしゃげていますが、そこよりも側面のダメージが大きく。ドライバーが慌ててハンドルを切った結果、助手席側を岩にこするような形で衝突して停止したようです。
<助けに行かないと!!>
そう龍さんに心話で伝え、車から死角になる場所に下ろしてもらおうと思ったのですが、思わぬところから止められました。
<待ちなさい櫻。貴女があの者たちを助けては、
歴史の整合性がとれなくなるのでは?!>
浦さんの言葉に思考が止まります。確かにこの時点で私はこの世界に存在していません。そんな私が人を助けたら、その人の運命を捻じ曲げる事になる?
(浦さんの言う事は解るよ。私も頭ではその通りだと思ってる……。
……でも、でも、心がそれじゃ嫌だって叫んでる!)
<もし駄目だったら、風神さんが止めに来るよ。
だから止められるまで助けに行く!!>
説得力に欠けている事は百も承知ですが、助けられる人を助けないというのはどうしても受け入れられません。それに岩陰に下りるのは空に浮かんでいた事を知られないようにという意味が一番大きいのは確かですが、同時に隠れて様子を確認し助けが必要なら助け、助けなくてもどうにかなりそうならそのまま立ち去れば良いと思ったからです。そう浦さんや桃さん、龍さんに伝えたら「それならば……」としぶしぶ救助に賛同してくれました。
地上へと降りて岩陰からこっそりと覗けば、車には若い男女が乗っていました。男性が運転していたようで運転席に座っていますが、今はハンドルに向かって倒れこんでいて意識が無いように見えます。車は前面がグシャリと大きく凹んでいますが、前面よりも助手席側のダメージが大きく、助手席に座っている女性の出血量はかなりのものです。
そんな状況を見てしまったら、立ち去るなんて選択はできません。即座に車に駆け寄って手前にある運転席の扉を開けようとしたのですが、ロックされているようで全く開く気配がありません。何より周囲から漂うガソリン臭に、一刻も早く助け出してここを離れるべきだと気が急きます。
「起きてください!! 早く車から出て!!」
窓をドンドンと叩きますが、反応がありません。どうにかしなくてはと周囲を見れば、大岩と一緒に落ちてきたと思われる石がたくさん転がっていました。その中から手ごろな大きさと形の石を両手でしっかり握ると、私は覚悟を決めて石を振りかぶります。何かの折に車の窓ガラスを割るなら狙う場所は隅だと教えられたことがあったのですが、当然ながら実際に石で車の窓ガラスを割ったことはありません。なので躊躇したら割れないと思って、全力で振り下ろします。
ガシャンッ!!
勢いよく振り下ろした石はガラスにヒビを入れ、そのヒビがガラスを小さな粒に変えていきます。
「しっかりしてください!!」
腕を中に入れてドアのロックを外して男性を外に出そうとしたのですが、シートベルトが邪魔して引きずり出せません。シートベルトを外せば良いだけなのですが、奥にいる女性の血の臭いに気付かぬうちにパニックになりかけていたようで、そんな簡単な事に気づくのに時間が掛かってしまいました。
ようやく男性を引きずり出すことに成功し、このまま奥の女性を引っ張り出すべく再び身体を車の中へと大きく入れた時、後部座席にベビーシートがある事に気づきました。
「赤ちゃんがいる?!」
こんな状況で泣いていないなんて、すっごく強い子なのかそれとも……と嫌な想像が頭を過りますが、出血などの怪我は見える範囲では無いようです。
「うぅ……ハッ?! 大丈夫か?!!」
意識が戻った男性が救助に加わり、男性が妻を、そして私は一度車の外に出てから後部座席の赤ちゃんを車から助け出しました。
「……さくらちゃん??」
出血と事故の衝撃のせいで意識が朦朧としていた女性が、私を見た途端にそう口にします。私も女性の顔を真正面から見てようやく思い出せたのですが、私が小学校に入ったばかりの頃、つまり祖父母に引き取られた直後に一緒に登校していた同じ集落の女性でした。たしか当時中学3年生だったと思うので、8~9歳年上だったと記憶しています。高校卒業と同時に都会で一人暮らしを始めて結婚したとは聞いていましたが、状況から察するに出産後の里帰りのようです。
「お久しぶりです」そう口にしようとした時、全身に怖気が走り脳内で警報音が鳴り響きます。何か……でも間違いなく危険な何かが来ると、誰かが警鐘を鳴らすのです。
(まずい!)と私が思ったのと、浦さんと桃さん、龍さんが<逃げろ!>と声を上げたのはほぼ同時でした。雑木林の中から巨石が複数、こちらに向かって一直線に飛んできたのです。逃げなくちゃと思うのに、足がすくんでしまって動きません。
その時、自分の腕に小さなぬくもりがあることに気づきました。
怪我を負って一人で立てない妻を旦那さんが支える為に、私が赤ちゃんを抱っこしていたのです。腕の中の赤ちゃんはいつの間にか目覚めていて、私に向かってその小さな小さな手を伸ばしてきました。
それは感情とすら呼べない……単なる衝動でした。
(守らなくちゃ、この子は守らなくちゃ!)
「お姉ちゃん、ごめん!!!」
そう声にした時には赤ちゃんを旦那さんの胸元へと押し付け、出来るだけ優しく、でも全力で大人二人を突き飛ばしました。
二人の目が驚愕に見開き、表情も何もかもが固まってしまいましたが、旦那さんはすぐさま赤ん坊をしっかりと抱えなおします。ただお姉さんは支える手がなくなって、突き飛ばされた先で崩れ落ちましまいました。
ドンッ!!
という衝撃を全身で受けながらも、私は
「早くここから、逃げて!!」
とだけ叫びます。
「さくらちゃん!!!」
お姉さんが私を呼びますが、雪崩れ込んだ大きな岩が邪魔をしてお互いの姿は確認できません。ただ二人の視線が通らなくなった事で桃さんは我慢ができなくなったようで、
<き、金の字ぃぃ!!!!!>
と桃さんの怒声が内側から溢れ出ると、そのまま私の中から桃さんが消えて山の上の方からドォン!!という爆音が響きました。
<浦さん、桃さんを止めて! それから金さんを助けて……お願い!>
おそらく狂神を取り込んだ金さんに、何かが起こったのです。傍らに居れば手助けができたのかもしれませんが、全員でこちらに来てしまった事が悔やまれます。
<……わかりました。すぐに戻りますから、ですから……>
<大丈夫、おとなしく待ってる……から……>
そう伝えると、浦さんの気配も私の中から消えました。
<龍さん、いる??>
<あぁ、居るよ。……何じゃ? どうした??>
いつもより気持ち優し気な龍さんの声。意地悪だと思う事もあった龍さんですが、今はそんな気配は微塵もありません。
<私、土の下に埋まっちゃったのかな? 周りが真っ暗なんだけど……>
そう私が言えば、中にいる龍さんが息をのむのが解ります。
<あ、あぁ、そうじゃな。少しの辛抱じゃ。
なに、儂が居るから安心して少し眠っておけば良い。
ここのところ連日のように大変じゃったからな>
<私も金さんを助けに行きたい……のに……。
あ、そうだ……。後で私の制服の上着を崖下に落としておいて欲しいの。
バスの運転手さん、私が落ちたのを見てると思うから……>
確かあの日、私はバスの運転手さんと目が合ったように記憶しています。ですがお姉さんたちを助けに行った事で、崖下に落ちたのではなく道路に放り出されただけで、運転手のおじさんは風に舞う制服の上着を見て私が落ちたと見間違えたのだと思ってもらう必要があります。
<あぁ、確かに承った。じゃから安心して眠ると良い>
<うん……。確かになんだか眠……いかも……>
それにしても土の下に埋まってしまった所為で周囲は真っ暗ですが、不思議と重さは全く感じません。それどころか直前に大岩と衝突したというのに、痛みも全くありません。
(龍さんが何かしら守ってくれたのかな??)
龍さんは帰還用の霊力を温存しておく必要があり、こちらの世界では霊力は極力使わないという方針だったのですが……。
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