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intermission 9 真昼の珍事!?
ラナの真相
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Side-デュエル 8
自警団の詰所で集まると、すでに日は傾いていた。昼番はほぼ終わり、夜番と交代の時間が近づいている。
だがまだ引き継ぎできるまでに至っていないのが現状。
今日は長くなりそうだ…。
「この女が、呪いのアイテムの元凶? しかも、狂気の神の使徒だって?!」
本日は夜番のダンチョーが、素っ頓狂な声を上げる。無理もない、モロに関係者の俺だって信じたくない。
詳しい説明はラスファに任せ、俺は詰所の片隅で居心地悪そうに座っているラナさんの元に向かう。
呪いの髪飾りは未だ解除されないために、帰るに帰れないのだ。
だがそれ以上に、彼女には言うべきことが残っている。
「大丈夫か?」
「…ええ…」
落ち着かなげに辺りを見回す彼女に、俺は小さな花の形をした髪飾りのかけらを見せた。
「あの店から出された押収物の中にあった。これが何かわかるか?」
彼女は不安そうにかぶりを振る。
ああ、やはりか…。
「これは、呪いを解くために必要な解除キーだ。髪飾りに挿し込んで、合言葉を唱えれば解けるらしい」
その言葉で彼女は縋るように俺を見上げた。
「あの女店主は、愛の神の使徒を自称してこれを量産していた。そのためか、恋に悩む者に対しては誠実に振舞っていたらしい。『恋が叶う』髪飾りを買いに来ていた客には全てこれを持たせて、自由に解除できるように計らっていた」
話すごとに彼女の顔色がだんだんと青ざめて見えた。俺は続ける。
「髪飾りの呪いで苦しむ者はふた通り。相手がわざと呪いを解かずにおく場合と…解除方法を知らない場合。すなわちこれは…」
ラナさんの顔色は、すでに蒼白になっていた。構わず俺は畳み掛ける。
「ラナさん、君はこの髪飾りを万引きしたという証拠だ」
彼女は俯いた。店主の女が大暴れをしているために、俺たちの会話は誰にも気づかれていない。やがて彼女がぽつりぽつりと自供を始めた。
「出来心だったの…。幼馴染に、恋人ができたってきいて焦って。あたしも早く恋人作らなきゃって。悩んだ挙句に路地裏で『恋が叶う』って看板見たら、抑えが効かなくなってつい…」
俺は少し悩んだ。確かに万引きは悪いことだが、彼女のおかげでこのアイテムの事件が解決したとも言える。
ラインハルトは、女の取り調べに手を取られている。ならば、今しかない。
自警団の詰所で集まると、すでに日は傾いていた。昼番はほぼ終わり、夜番と交代の時間が近づいている。
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今日は長くなりそうだ…。
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本日は夜番のダンチョーが、素っ頓狂な声を上げる。無理もない、モロに関係者の俺だって信じたくない。
詳しい説明はラスファに任せ、俺は詰所の片隅で居心地悪そうに座っているラナさんの元に向かう。
呪いの髪飾りは未だ解除されないために、帰るに帰れないのだ。
だがそれ以上に、彼女には言うべきことが残っている。
「大丈夫か?」
「…ええ…」
落ち着かなげに辺りを見回す彼女に、俺は小さな花の形をした髪飾りのかけらを見せた。
「あの店から出された押収物の中にあった。これが何かわかるか?」
彼女は不安そうにかぶりを振る。
ああ、やはりか…。
「これは、呪いを解くために必要な解除キーだ。髪飾りに挿し込んで、合言葉を唱えれば解けるらしい」
その言葉で彼女は縋るように俺を見上げた。
「あの女店主は、愛の神の使徒を自称してこれを量産していた。そのためか、恋に悩む者に対しては誠実に振舞っていたらしい。『恋が叶う』髪飾りを買いに来ていた客には全てこれを持たせて、自由に解除できるように計らっていた」
話すごとに彼女の顔色がだんだんと青ざめて見えた。俺は続ける。
「髪飾りの呪いで苦しむ者はふた通り。相手がわざと呪いを解かずにおく場合と…解除方法を知らない場合。すなわちこれは…」
ラナさんの顔色は、すでに蒼白になっていた。構わず俺は畳み掛ける。
「ラナさん、君はこの髪飾りを万引きしたという証拠だ」
彼女は俯いた。店主の女が大暴れをしているために、俺たちの会話は誰にも気づかれていない。やがて彼女がぽつりぽつりと自供を始めた。
「出来心だったの…。幼馴染に、恋人ができたってきいて焦って。あたしも早く恋人作らなきゃって。悩んだ挙句に路地裏で『恋が叶う』って看板見たら、抑えが効かなくなってつい…」
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