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mission 1 俺たち、観光大使じゃない冒険者!
封印の間
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Side-アーシェ 4
アーちんとはなんとか合流できたけど、後の二人と合流できないままにあたしたちは封印の間にたどり着いてしまった。
高い天井にすれすれの高さの大きな扉が鎮座ましましてる。どうでもいいけど、この遺跡の元々の
持ち主さんって、こんな扉どうやって作ったんだろ?
「ふうん。やっぱ、この中に誰かいやがるな」
聞き耳を立てたアーちんの言葉に、ラドフォード卿の肩がピクリと動いた。
『もう一刻の猶予もない。突入しよう』
その言葉が終わらないうちに、ラドフォード卿は扉に手をかける。それを慌ててアーちんは押しとどめた。
「おいおい、待て待て。慌てる気持ちはわかるが、いまは戦力が揃うのを待ったほうがいいぜ。オレがいうのもなんだが、あいつら抜きじゃキツいと思うしよ?」
『しかし魔神を奪われてしまえば、ここにきたいみがなくなってしまう! いざとなれば、私が時間を稼ごう。だから頼む…!』
そのラドフォード卿の必死の頼みで、アーちんも折れたみたいだった。でも絶対、いざとなったらなんだかんだ言いながら、アーちんも時間稼ぎに参加するくちよね?
首の後ろがむず痒くなるようなきしみを立てて、大きな扉が開く。ラドフォード卿が全面に立って辺りを見回す間、アーちんは扉の内側にくさびを打って閉まらないように細工していた。私は明かりの魔法の追加をしようとして、中が意外と明るいことに気づいた。
「光輝石ですわね。古代にいた遺跡の持ち主さんが、魔術文様に合わせて埋め込んだんですわ。ここにいた方は、魔術文様に詳しかったんでしょうね」
ラグちゃんの分析通り、壁のあちこちには複雑な光の線が走っていた。
光輝石というのは遺跡からよく出る特殊な石で、魔力を受けると長い間光を放つ特質を持った石のこと。魔術儀式の触媒などに使われることが多いんだ。昔は高かったんだけど、いまは解析が進んで安価なレプリカが量産されてるんだよ。
そして魔術文様っていうのは建物や服の模様にすることで強化や防御の効果を付与する専門技術のこと。いまも魔術師ギルドや賢者の院が合同で専門部署が作られて、研究員さんやいろんなものに応用できる文様を開発してる。あたしの今着てるワンピや兄貴の上着の模様やアーちんのポンチョも、実は強化の文様が刻まれている。実際、超実用派の技術なのよね。
でも、ここの文様は、なんのためにあるのかな?確かコギーが興味持ってた分野だから、覚えて置いて後で教えてあげようかな。ジーラさんからあの魔道具を借りてれば、直接見せられたのにな…。
「ようこそ、封印の間に。君たちは、我が悲願が達成する瞬間をわざわざ見届けに来てくれたのか? それとも、儀式の生贄の志願者かい?」
いきなり奥から聞こえて来た声に、あたしは悲鳴を飲み込む。ラドフォード卿の肩越しに見える先、思ったより近くに黒いローブの人物が待ち構えていた。でも、そっか。考えてみれば、ドアが開くときの軋む音で気づかれるわよねそりゃ。声だけ聞けば優しげだけど、どこか粘っこい感じ。それを聞くと、ラドフォード卿が無言の気合を入れながら剣を跳ね上げた。ちょうど間合いだったのか、ローブ姿は意外に敏捷に後ろに飛び退く。でも避けきれなかったのか、顔を覆っていたフードは二つに分かれて素顔があらわになる。生っ白い肌に酷薄そうな目つきの、爬虫類っぽい顔つき。うん、なんか感じ悪い。
「いきなり、ご挨拶だなラドフォード。しばらく見ないうちに、随分と若々しい姿になってるじゃないか」
そういって笑ったつもりか唇を歪める。
「おいおい、オメーの知り合いか?」
『パズス…かつては冒険者仲間だった男だ。最後の冒険で発見した病魔を売ろうとした挙句、結局逃げた裏切り者だ。やはり、生きていたか…』
確か、兄貴が持って来た話の中に、そんな話があった! でも、ラドフォード卿の仲間にしちゃ、若すぎない? どう多く見積もってもこの人、四十代くらいだけど。よく似た息子とか? それもおかしいか。
「ということは、この方が帝国にその情報を売りましたのね?」
そっか、そうだよね。そうじゃなきゃ帝国が知るはずないもんね。でも、彼は静かに首を振った。
「いい線をついてるんだけどね、おじょうさん。わしは最初から、帝国の出身でな? 国のためになることなら、何よりも優先して情報を集めることが義務なのだよ。しかし、身を守るすべも大切でな?しくじった仕事の代償とするために、ここの情報を温存しておったのさ。だが、代償とするにはあまりに魅力的すぎてな。この魔神はわしが有効に利用することにしたのだ」
言うとパズスは、黄色く濁った粘っこい視線を向けてくる。うう、こっちむかないでよお。身震いするあたしたちの間に、アーちんがが割って入った。その後ろ姿に、ラグちゃんが頰を赤らめる。ラグちゃんったら、こんな時までときめいてるんだ…自覚ない恋愛感情って不思議だなあ。
「ほほー、ずいぶんな自信じゃねぇのよ。でもよ。こんなスケールでけぇもん、オメーのちっぽけなポケットにゃ余るんじゃね?」
アーちんの言葉に、パズスの目玉がぎょろりと動く。あれ? なんかこいつ、どっか変だよ? 具体的にどこがどうって説明なんかできないけどさ。なんか人間やめかけてる…って言ったらいいのかな?
「利用の仕方によるのさ。脅しで例えるならば、帝国内に病魔を召喚する、とかな?」
「おいおい、テロでもかまして王座を乗っ取る気かよ? そりゃオメー、これっぽっちも国のためじゃねぇよな? 大した下克上もあったもんだ!」
「なに、奪えるものは奪う…それだけさ。今の帝国の有り様そのものだとは思わんか? 帝国は今までに、多くの国や街を亡ぼして支配下に収めてきた。我が生まれ故郷もその一つだ。今度は、わしが奪う番だ…内側からな。誰にも文句は言わせぬよ!」
「ほうほう。ってことはテメー、皇帝までだまくらかしてるってことか。本国から人手を出させて利用し、元の仲間の口封じまでする準備もできてた、と。大した詐欺師だ、勝てる気しねぇよ」
そのやり取りの間、背中しか見えないけど…アーちんは今、嫌悪でいっぱいの表情だろうな。普段、口では悪ぶってるけど、根っこは結構まっすぐだから。
「連中にはここの魔神の情報はわざと与えなかった。生贄は、少しでも多いほうがいい」
アーちんとパズスのやりとりに、それまで黙っていたラドフォード卿が口を開いた。
『言いたいことはそれだけか? あの日、エミールヤクライブを死なせておいて…それでも人間か?』
それに対してパズスは、汚らしい薄笑いで答える。
「知らんね。わしはもう半分、人間をやめているからな」
その時、見たくないけど見ちゃった。ちらりと見えた真っ赤な舌の先が、二股に分かれてるのを…。なんか、嫌な予感が当たっちゃったよお!
パズスがこっちに仕掛けてくる! そう思った時に、開けっ放しの扉の向こうから何かがまっすぐに飛んできた!
アーちんとはなんとか合流できたけど、後の二人と合流できないままにあたしたちは封印の間にたどり着いてしまった。
高い天井にすれすれの高さの大きな扉が鎮座ましましてる。どうでもいいけど、この遺跡の元々の
持ち主さんって、こんな扉どうやって作ったんだろ?
「ふうん。やっぱ、この中に誰かいやがるな」
聞き耳を立てたアーちんの言葉に、ラドフォード卿の肩がピクリと動いた。
『もう一刻の猶予もない。突入しよう』
その言葉が終わらないうちに、ラドフォード卿は扉に手をかける。それを慌ててアーちんは押しとどめた。
「おいおい、待て待て。慌てる気持ちはわかるが、いまは戦力が揃うのを待ったほうがいいぜ。オレがいうのもなんだが、あいつら抜きじゃキツいと思うしよ?」
『しかし魔神を奪われてしまえば、ここにきたいみがなくなってしまう! いざとなれば、私が時間を稼ごう。だから頼む…!』
そのラドフォード卿の必死の頼みで、アーちんも折れたみたいだった。でも絶対、いざとなったらなんだかんだ言いながら、アーちんも時間稼ぎに参加するくちよね?
首の後ろがむず痒くなるようなきしみを立てて、大きな扉が開く。ラドフォード卿が全面に立って辺りを見回す間、アーちんは扉の内側にくさびを打って閉まらないように細工していた。私は明かりの魔法の追加をしようとして、中が意外と明るいことに気づいた。
「光輝石ですわね。古代にいた遺跡の持ち主さんが、魔術文様に合わせて埋め込んだんですわ。ここにいた方は、魔術文様に詳しかったんでしょうね」
ラグちゃんの分析通り、壁のあちこちには複雑な光の線が走っていた。
光輝石というのは遺跡からよく出る特殊な石で、魔力を受けると長い間光を放つ特質を持った石のこと。魔術儀式の触媒などに使われることが多いんだ。昔は高かったんだけど、いまは解析が進んで安価なレプリカが量産されてるんだよ。
そして魔術文様っていうのは建物や服の模様にすることで強化や防御の効果を付与する専門技術のこと。いまも魔術師ギルドや賢者の院が合同で専門部署が作られて、研究員さんやいろんなものに応用できる文様を開発してる。あたしの今着てるワンピや兄貴の上着の模様やアーちんのポンチョも、実は強化の文様が刻まれている。実際、超実用派の技術なのよね。
でも、ここの文様は、なんのためにあるのかな?確かコギーが興味持ってた分野だから、覚えて置いて後で教えてあげようかな。ジーラさんからあの魔道具を借りてれば、直接見せられたのにな…。
「ようこそ、封印の間に。君たちは、我が悲願が達成する瞬間をわざわざ見届けに来てくれたのか? それとも、儀式の生贄の志願者かい?」
いきなり奥から聞こえて来た声に、あたしは悲鳴を飲み込む。ラドフォード卿の肩越しに見える先、思ったより近くに黒いローブの人物が待ち構えていた。でも、そっか。考えてみれば、ドアが開くときの軋む音で気づかれるわよねそりゃ。声だけ聞けば優しげだけど、どこか粘っこい感じ。それを聞くと、ラドフォード卿が無言の気合を入れながら剣を跳ね上げた。ちょうど間合いだったのか、ローブ姿は意外に敏捷に後ろに飛び退く。でも避けきれなかったのか、顔を覆っていたフードは二つに分かれて素顔があらわになる。生っ白い肌に酷薄そうな目つきの、爬虫類っぽい顔つき。うん、なんか感じ悪い。
「いきなり、ご挨拶だなラドフォード。しばらく見ないうちに、随分と若々しい姿になってるじゃないか」
そういって笑ったつもりか唇を歪める。
「おいおい、オメーの知り合いか?」
『パズス…かつては冒険者仲間だった男だ。最後の冒険で発見した病魔を売ろうとした挙句、結局逃げた裏切り者だ。やはり、生きていたか…』
確か、兄貴が持って来た話の中に、そんな話があった! でも、ラドフォード卿の仲間にしちゃ、若すぎない? どう多く見積もってもこの人、四十代くらいだけど。よく似た息子とか? それもおかしいか。
「ということは、この方が帝国にその情報を売りましたのね?」
そっか、そうだよね。そうじゃなきゃ帝国が知るはずないもんね。でも、彼は静かに首を振った。
「いい線をついてるんだけどね、おじょうさん。わしは最初から、帝国の出身でな? 国のためになることなら、何よりも優先して情報を集めることが義務なのだよ。しかし、身を守るすべも大切でな?しくじった仕事の代償とするために、ここの情報を温存しておったのさ。だが、代償とするにはあまりに魅力的すぎてな。この魔神はわしが有効に利用することにしたのだ」
言うとパズスは、黄色く濁った粘っこい視線を向けてくる。うう、こっちむかないでよお。身震いするあたしたちの間に、アーちんがが割って入った。その後ろ姿に、ラグちゃんが頰を赤らめる。ラグちゃんったら、こんな時までときめいてるんだ…自覚ない恋愛感情って不思議だなあ。
「ほほー、ずいぶんな自信じゃねぇのよ。でもよ。こんなスケールでけぇもん、オメーのちっぽけなポケットにゃ余るんじゃね?」
アーちんの言葉に、パズスの目玉がぎょろりと動く。あれ? なんかこいつ、どっか変だよ? 具体的にどこがどうって説明なんかできないけどさ。なんか人間やめかけてる…って言ったらいいのかな?
「利用の仕方によるのさ。脅しで例えるならば、帝国内に病魔を召喚する、とかな?」
「おいおい、テロでもかまして王座を乗っ取る気かよ? そりゃオメー、これっぽっちも国のためじゃねぇよな? 大した下克上もあったもんだ!」
「なに、奪えるものは奪う…それだけさ。今の帝国の有り様そのものだとは思わんか? 帝国は今までに、多くの国や街を亡ぼして支配下に収めてきた。我が生まれ故郷もその一つだ。今度は、わしが奪う番だ…内側からな。誰にも文句は言わせぬよ!」
「ほうほう。ってことはテメー、皇帝までだまくらかしてるってことか。本国から人手を出させて利用し、元の仲間の口封じまでする準備もできてた、と。大した詐欺師だ、勝てる気しねぇよ」
そのやり取りの間、背中しか見えないけど…アーちんは今、嫌悪でいっぱいの表情だろうな。普段、口では悪ぶってるけど、根っこは結構まっすぐだから。
「連中にはここの魔神の情報はわざと与えなかった。生贄は、少しでも多いほうがいい」
アーちんとパズスのやりとりに、それまで黙っていたラドフォード卿が口を開いた。
『言いたいことはそれだけか? あの日、エミールヤクライブを死なせておいて…それでも人間か?』
それに対してパズスは、汚らしい薄笑いで答える。
「知らんね。わしはもう半分、人間をやめているからな」
その時、見たくないけど見ちゃった。ちらりと見えた真っ赤な舌の先が、二股に分かれてるのを…。なんか、嫌な予感が当たっちゃったよお!
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