18 / 40
中編
8 写真の男
しおりを挟む
地鳴りが聞こえる。
空にある黒い闇は先ほどよりも大きく広がっていた。
柏木紳士は熱海の町を走りながら、ある違和感を覚えはじめていた。この世界の静寂には慣れた。からくり人形の襲来も受けて、彼は自分の考えうる限りの非現実を受け入れたつもりだった。しかし、この世界には、まだ彼の知らない恐怖が息を潜めている。
知らないよりも知らなかったことの方が時には厄介なのだ。なんでも知っているつもりだと、いざその顔が豹変したときに驚いてしまう。無知は罪だというけれど、知らない方が気楽でいられる。
柏木はついに足を止めた。もう少しで商店街を出るというところで、彼は後ろを振り返る。
一直線に伸びた商店街。肩を並べた店先には、その店の目玉商品を謳った旗や看板がいくつも掲げてある。「氷」や「温泉饅頭」、「お茶」と、本来ならそういった文字が見えるはずだ。
しかし、ここは現実とは似て非なる異世界。柏木が駆け抜けた商店街の看板たちには、商品の謳い文句ではなく、知らない男の顔が浮かび上がっていた。
すべて同じ男の顔。
柏木は目の前の喫茶店を見た。白を基調とした洋風の建物。店先の看板には「喫茶・煌き」の文字の下に(おそらくメニューなどが書かれていた場所に)同じく男の顔がある。
その男は、ひどく悲しい顔をしていた。
特徴の無い顔。30代くらいであろうか。ワックスで綺麗に、いや、典型的に整えられた短髪は、ごく平凡なサラリーマンを思わせる。柏木も自分の社内で見かけたことのありそうな男だと思った。
違和感はこの男の顔だった。何かを訴えている顔。どうにかして欲しい、助けてくれと願っているような。
そして、この男は生きていない。強い念を残して死んだ、成仏できない「悪霊」だ。
どうして自分自身でもそう確信できるのか、柏木には分からなかった。だが、この世界で目覚めてからというもの、いや、からくり人形の魔の手から脱出してから、どこか心に穴が空いた気がして仕方がなかった。虚無感と言ってもいいかもしれない。
そんな彼の精神は、自分でも驚くほど「お化け」だの「幽霊」だのをすんなりと受け入れることが出来たのだ。
描かれた男の顔を見ていると、不思議と胸が締め付けられる。君の気持はわかる。痛いくらいに、と。
後ろ髪を引っ張られる思いで、柏木は男の顔から視線をそらす。もうすぐ商店街を抜ける。
そして、あの駄菓子屋へ――。
彼の心は決まっていた。お菓子を売りながら、骨董品を集める駄菓子屋。この広い熱海の町で、ホテルの次に知っている場所であった。
もしかしたらあの青年も、この世界にいるのかもしれない。彼の方がこういうことに慣れているはずだ。きっと何かのヒントを見つけてくれる。
柏木紳士は自分の想像に頼るしかなかった。会社を経営難から復活させることができたのも、自分の直観を信じたからだ。今回もきっと自分の直観は当たっている。
商店街を出ると、海岸へと続く坂道が続いている。錆びたガードレール。煙突が高く伸びる温泉宿があちこちに見える。
出雲の駄菓子屋を目指して、くねくねと曲がったその道を下っていくと、彼は宿と宿との間にある路地裏を見つけた。
そこは、美琴と雄一が最初にぶつかった場所だった。この物語が始まった場所といっても良いが、もちろんそんなことは柏木は知らない。
何かの気配を感じる。柏木は引っ張られるようにして、その路地裏に入っていった。従業員が着るような割烹着が干してあったり、長靴が何足か並べられている。隅っこには雑草が生えており、近くには割れたビール瓶の破片が土に埋まっていた。
路地の中ほどまで進むと、柏木はあるものを発見して立ち止まった。
地面に血の跡がある。さらにその血痕は、戸が開きっ放しの隣の宿へと続いているではないか。
中は真っ暗で、何も見えなかった。大きな口だ。先ほど感じた気配の主が待ち構えているのかもしれない。柏木はからくり人形の二の舞にはなるまいと、覚悟を決め、血痕を追って宿の中に入っていった。
従業員用の通路らしく、狭くて窮屈だった。一直線に伸びる暗い道のせいで、柏木の緊張は高まる。この先で待っている何かが突然襲ってきて、自分の首に食らいついてくるかもしれない。
後ろを振り返ると、まだ空いた扉がすぐそこに見える。柏木はとっくに通路を抜けるくらい歩いた気持でいた。
前を向いて再び歩き始める。その一歩目。柏木は固い何かを踏んでしまった。
パキと音が鳴る。足元をよく見ると、何かの破片があちらこちらに落ちていた。何もない通路には、同然割れるような物などない。強いて言うなら蛍光灯くらいだ。しかし天井には、機能していない電灯がちゃんとあった。
(いったい何があったのか)
さらに目を凝らして足元を観察してみると、破片が散らかっているあたりには、血の塊があるではないか。
彼が辿ってきた血痕のレベルではない。まるで水たまりだ。壁にまで血のしぶきが掛かっている。それは、大量の血を勢いよくこぼしてしまったかのようであった。
そして、また新たな発見があった。
血の水たまりから、さらに宿の奥へと続く、血の足跡があったことに。
裸足の足跡。足跡の主は、つま先を宿の奥に向けて歩いていったのだ。
血痕を辿り、血の水たまりを越え、そして今度は血の足跡を追って、柏木紳士はさらに歩き始めた。警戒を解くことは無く、周囲を確認しながら、一歩一歩確実に。
長かった狭い通路を、足跡は右へ左へ迷うことなく続いている。もう入り口の扉は見えないくらい、彼は足跡を辿りながら進んでいく。
やがて、足跡はあるドアへと続いていく。
通路の壁に突如として現れたそれは、まるで安アパートのドアのようであった。青白く。所々メッキが剥がれている。この宿には相応しくない。別の空間から切り取られたようなそのドアには、「206」と色褪せた文字の下に郵便受けも付いてあった。もちろん隣には「205」号室や「207」号室なんてものはない。
足跡はこのドアの向こうへと続いている。嫌な音が鳴る。柏木はその錆びたドアノブを回して、ゆっくりと開けた。
ドアの向こうには、アパートの一室が広がっていた。奥の大窓からセピア色の光が漏れている。
生活感が溢れる光景――狭い玄関と食器が溜まったキッチン。その向こうには畳の部屋があり、ベランダには洗濯物が干してあるのが見えた。
血の足跡はその和室へと続いている。柏木は靴を脱がないまま、和室へと入っていった。
八畳ほどのその部屋には、脱ぎかけの服や本が散らかっていて、真ん中には古い卓袱台がひとつ置かれていた。これだけなら整理整頓が苦手な一人暮らしの部屋であろう。だが、窓のすぐそばにはベビーベッドも置かれていた。
足跡はベビーベッドの前で止まっている。柏木は足場を探しながら、ゆっくりとベッドへと近づいていく。怖い物見たさもあるのだろう。この世界では、赤ん坊が寝ているはずのベビーベッドに、いったい何が隠されているのだろうか。
恐る恐る顔を覗かせると、案の定赤ん坊は居ない。
「良かった」
ため息を一つつく。しかし、そんな安堵も束の間に、柏木は赤ん坊の代わりにあるものを見つけてしまった。
裏返しになった一枚の写真。写真を手に取り、表を向けると、柏木は思わず叫び出しそうになった。
その写真には、商店街で見た男の顔が映っていたのだ。平凡な顔ではあるが、悲しそうな目で何かを訴える男。
ガタン!
写真の男と睨めっこしていた柏木の後ろから、突然、卓袱台の倒れる大きな音がした。
柏木は背中で何かの気配を感じた。それは彼を路地裏へと誘った気配と同じもの。ゆっくりと振り返ってみると、そこにはスーツを着た男が宙にぶら下がっているのが見えた。
「うわああ!」
首吊り。卓袱台の真上では、苦悶の影を残した男が揺れている。それは写真の男であると、柏木はすぐに気が付いた。
ここに居てはまずい。
柏木は写真を握りしめたまま、この部屋の出口に向かって一目散に駆け出した。
ドアを勢いよく閉めた後、柏木は今度は血の足跡の向きに逆らって、来た道を戻り始めた。
後ろを振り返ってはいけない。無我夢中で走り続ける。やがて出口が見えてきた。さっきの路地裏だ。
「助かった」
無事に宿から脱出できた柏木は、膝に手をついて息を整える。だが、また何かの気配を感じてすぐに顔を上げた。
(まだ追ってきているのか? でもさっきとは違う気配……)
「君は!」
長い前髪が切れ長の目にかかっている。いつもは面倒くさそうにしている青年の驚いた顔。
「柏木……さん?」
そこには、探していた出雲の駄菓子屋の青年――真太郎が立っていた。それから――
「そ……そいつは!?」
柏木は、真太郎の後ろでプカプカと浮いている生首を指さした。
「なかま……なかま……」
生首は柏木の顔を見ると、うわ言のようにそう繰り返す。
「大丈夫です。こいつは何もしてきません」
それよりも。
真太郎が柏木の腕を掴かむ。
「また走りますよ」
青年の手は驚くほど温かかった。いや、自分が冷たいのか。恐怖で体がマヒしているみたいだと、柏木は思った。普通なら心が折れてしまいそうな状態なのに、柏木には確固たる信念がある。それが恐怖への麻酔になっていたのだろう。
真太郎に腕をひかれ、柏木は再び走り出した。
空にある黒い闇は先ほどよりも大きく広がっていた。
柏木紳士は熱海の町を走りながら、ある違和感を覚えはじめていた。この世界の静寂には慣れた。からくり人形の襲来も受けて、彼は自分の考えうる限りの非現実を受け入れたつもりだった。しかし、この世界には、まだ彼の知らない恐怖が息を潜めている。
知らないよりも知らなかったことの方が時には厄介なのだ。なんでも知っているつもりだと、いざその顔が豹変したときに驚いてしまう。無知は罪だというけれど、知らない方が気楽でいられる。
柏木はついに足を止めた。もう少しで商店街を出るというところで、彼は後ろを振り返る。
一直線に伸びた商店街。肩を並べた店先には、その店の目玉商品を謳った旗や看板がいくつも掲げてある。「氷」や「温泉饅頭」、「お茶」と、本来ならそういった文字が見えるはずだ。
しかし、ここは現実とは似て非なる異世界。柏木が駆け抜けた商店街の看板たちには、商品の謳い文句ではなく、知らない男の顔が浮かび上がっていた。
すべて同じ男の顔。
柏木は目の前の喫茶店を見た。白を基調とした洋風の建物。店先の看板には「喫茶・煌き」の文字の下に(おそらくメニューなどが書かれていた場所に)同じく男の顔がある。
その男は、ひどく悲しい顔をしていた。
特徴の無い顔。30代くらいであろうか。ワックスで綺麗に、いや、典型的に整えられた短髪は、ごく平凡なサラリーマンを思わせる。柏木も自分の社内で見かけたことのありそうな男だと思った。
違和感はこの男の顔だった。何かを訴えている顔。どうにかして欲しい、助けてくれと願っているような。
そして、この男は生きていない。強い念を残して死んだ、成仏できない「悪霊」だ。
どうして自分自身でもそう確信できるのか、柏木には分からなかった。だが、この世界で目覚めてからというもの、いや、からくり人形の魔の手から脱出してから、どこか心に穴が空いた気がして仕方がなかった。虚無感と言ってもいいかもしれない。
そんな彼の精神は、自分でも驚くほど「お化け」だの「幽霊」だのをすんなりと受け入れることが出来たのだ。
描かれた男の顔を見ていると、不思議と胸が締め付けられる。君の気持はわかる。痛いくらいに、と。
後ろ髪を引っ張られる思いで、柏木は男の顔から視線をそらす。もうすぐ商店街を抜ける。
そして、あの駄菓子屋へ――。
彼の心は決まっていた。お菓子を売りながら、骨董品を集める駄菓子屋。この広い熱海の町で、ホテルの次に知っている場所であった。
もしかしたらあの青年も、この世界にいるのかもしれない。彼の方がこういうことに慣れているはずだ。きっと何かのヒントを見つけてくれる。
柏木紳士は自分の想像に頼るしかなかった。会社を経営難から復活させることができたのも、自分の直観を信じたからだ。今回もきっと自分の直観は当たっている。
商店街を出ると、海岸へと続く坂道が続いている。錆びたガードレール。煙突が高く伸びる温泉宿があちこちに見える。
出雲の駄菓子屋を目指して、くねくねと曲がったその道を下っていくと、彼は宿と宿との間にある路地裏を見つけた。
そこは、美琴と雄一が最初にぶつかった場所だった。この物語が始まった場所といっても良いが、もちろんそんなことは柏木は知らない。
何かの気配を感じる。柏木は引っ張られるようにして、その路地裏に入っていった。従業員が着るような割烹着が干してあったり、長靴が何足か並べられている。隅っこには雑草が生えており、近くには割れたビール瓶の破片が土に埋まっていた。
路地の中ほどまで進むと、柏木はあるものを発見して立ち止まった。
地面に血の跡がある。さらにその血痕は、戸が開きっ放しの隣の宿へと続いているではないか。
中は真っ暗で、何も見えなかった。大きな口だ。先ほど感じた気配の主が待ち構えているのかもしれない。柏木はからくり人形の二の舞にはなるまいと、覚悟を決め、血痕を追って宿の中に入っていった。
従業員用の通路らしく、狭くて窮屈だった。一直線に伸びる暗い道のせいで、柏木の緊張は高まる。この先で待っている何かが突然襲ってきて、自分の首に食らいついてくるかもしれない。
後ろを振り返ると、まだ空いた扉がすぐそこに見える。柏木はとっくに通路を抜けるくらい歩いた気持でいた。
前を向いて再び歩き始める。その一歩目。柏木は固い何かを踏んでしまった。
パキと音が鳴る。足元をよく見ると、何かの破片があちらこちらに落ちていた。何もない通路には、同然割れるような物などない。強いて言うなら蛍光灯くらいだ。しかし天井には、機能していない電灯がちゃんとあった。
(いったい何があったのか)
さらに目を凝らして足元を観察してみると、破片が散らかっているあたりには、血の塊があるではないか。
彼が辿ってきた血痕のレベルではない。まるで水たまりだ。壁にまで血のしぶきが掛かっている。それは、大量の血を勢いよくこぼしてしまったかのようであった。
そして、また新たな発見があった。
血の水たまりから、さらに宿の奥へと続く、血の足跡があったことに。
裸足の足跡。足跡の主は、つま先を宿の奥に向けて歩いていったのだ。
血痕を辿り、血の水たまりを越え、そして今度は血の足跡を追って、柏木紳士はさらに歩き始めた。警戒を解くことは無く、周囲を確認しながら、一歩一歩確実に。
長かった狭い通路を、足跡は右へ左へ迷うことなく続いている。もう入り口の扉は見えないくらい、彼は足跡を辿りながら進んでいく。
やがて、足跡はあるドアへと続いていく。
通路の壁に突如として現れたそれは、まるで安アパートのドアのようであった。青白く。所々メッキが剥がれている。この宿には相応しくない。別の空間から切り取られたようなそのドアには、「206」と色褪せた文字の下に郵便受けも付いてあった。もちろん隣には「205」号室や「207」号室なんてものはない。
足跡はこのドアの向こうへと続いている。嫌な音が鳴る。柏木はその錆びたドアノブを回して、ゆっくりと開けた。
ドアの向こうには、アパートの一室が広がっていた。奥の大窓からセピア色の光が漏れている。
生活感が溢れる光景――狭い玄関と食器が溜まったキッチン。その向こうには畳の部屋があり、ベランダには洗濯物が干してあるのが見えた。
血の足跡はその和室へと続いている。柏木は靴を脱がないまま、和室へと入っていった。
八畳ほどのその部屋には、脱ぎかけの服や本が散らかっていて、真ん中には古い卓袱台がひとつ置かれていた。これだけなら整理整頓が苦手な一人暮らしの部屋であろう。だが、窓のすぐそばにはベビーベッドも置かれていた。
足跡はベビーベッドの前で止まっている。柏木は足場を探しながら、ゆっくりとベッドへと近づいていく。怖い物見たさもあるのだろう。この世界では、赤ん坊が寝ているはずのベビーベッドに、いったい何が隠されているのだろうか。
恐る恐る顔を覗かせると、案の定赤ん坊は居ない。
「良かった」
ため息を一つつく。しかし、そんな安堵も束の間に、柏木は赤ん坊の代わりにあるものを見つけてしまった。
裏返しになった一枚の写真。写真を手に取り、表を向けると、柏木は思わず叫び出しそうになった。
その写真には、商店街で見た男の顔が映っていたのだ。平凡な顔ではあるが、悲しそうな目で何かを訴える男。
ガタン!
写真の男と睨めっこしていた柏木の後ろから、突然、卓袱台の倒れる大きな音がした。
柏木は背中で何かの気配を感じた。それは彼を路地裏へと誘った気配と同じもの。ゆっくりと振り返ってみると、そこにはスーツを着た男が宙にぶら下がっているのが見えた。
「うわああ!」
首吊り。卓袱台の真上では、苦悶の影を残した男が揺れている。それは写真の男であると、柏木はすぐに気が付いた。
ここに居てはまずい。
柏木は写真を握りしめたまま、この部屋の出口に向かって一目散に駆け出した。
ドアを勢いよく閉めた後、柏木は今度は血の足跡の向きに逆らって、来た道を戻り始めた。
後ろを振り返ってはいけない。無我夢中で走り続ける。やがて出口が見えてきた。さっきの路地裏だ。
「助かった」
無事に宿から脱出できた柏木は、膝に手をついて息を整える。だが、また何かの気配を感じてすぐに顔を上げた。
(まだ追ってきているのか? でもさっきとは違う気配……)
「君は!」
長い前髪が切れ長の目にかかっている。いつもは面倒くさそうにしている青年の驚いた顔。
「柏木……さん?」
そこには、探していた出雲の駄菓子屋の青年――真太郎が立っていた。それから――
「そ……そいつは!?」
柏木は、真太郎の後ろでプカプカと浮いている生首を指さした。
「なかま……なかま……」
生首は柏木の顔を見ると、うわ言のようにそう繰り返す。
「大丈夫です。こいつは何もしてきません」
それよりも。
真太郎が柏木の腕を掴かむ。
「また走りますよ」
青年の手は驚くほど温かかった。いや、自分が冷たいのか。恐怖で体がマヒしているみたいだと、柏木は思った。普通なら心が折れてしまいそうな状態なのに、柏木には確固たる信念がある。それが恐怖への麻酔になっていたのだろう。
真太郎に腕をひかれ、柏木は再び走り出した。
0
あなたにおすすめの小説
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
行き場を失った恋の終わらせ方
当麻月菜
恋愛
「君との婚約を白紙に戻してほしい」
自分の全てだったアイザックから別れを切り出されたエステルは、どうしてもこの恋を終わらすことができなかった。
避け続ける彼を求めて、復縁を願って、あの日聞けなかった答えを得るために、エステルは王城の夜会に出席する。
しかしやっと再会できた、そこには見たくない現実が待っていて……
恋の終わりを見届ける貴族青年と、行き場を失った恋の中をさ迷う令嬢の終わりと始まりの物語。
※他のサイトにも重複投稿しています。
それなりに怖い話。
只野誠
ホラー
これは創作です。
実際に起きた出来事はございません。創作です。事実ではございません。創作です創作です創作です。
本当に、実際に起きた話ではございません。
なので、安心して読むことができます。
オムニバス形式なので、どの章から読んでも問題ありません。
不定期に章を追加していきます。
2025/12/24:『おおみそか』の章を追加。2025/12/31の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/23:『みこし』の章を追加。2025/12/30の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/22:『かれんだー』の章を追加。2025/12/29の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/21:『おつきさまがみている』の章を追加。2025/12/28の朝8時頃より公開開始予定。
2025/12/20:『にんぎょう』の章を追加。2025/12/27の朝8時頃より公開開始予定。
2025/12/19:『ひるさがり』の章を追加。2025/12/26の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/18:『いるみねーしょん』の章を追加。2025/12/25の朝4時頃より公開開始予定。
※こちらの作品は、小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで同時に掲載しています。
灰かぶりの姉
吉野 那生
恋愛
父の死後、母が連れてきたのは優しそうな男性と可愛い女の子だった。
「今日からあなたのお父さんと妹だよ」
そう言われたあの日から…。
* * *
『ソツのない彼氏とスキのない彼女』のスピンオフ。
国枝 那月×野口 航平の過去編です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
君との空へ【BL要素あり・短編おまけ完結】
Motoki
ホラー
一年前に親友を亡くした高橋彬は、体育の授業中、その親友と同じ癖をもつ相沢隆哉という生徒の存在を知る。その日から隆哉に付きまとわれるようになった彬は、「親友が待っている」という言葉と共に、親友の命を奪った事故現場へと連れて行かれる。そこで彬が見たものは、あの事故の時と同じ、血に塗れた親友・時任俊介の姿だった――。
※ホラー要素は少し薄めかも。BL要素ありです。人が死ぬ場面が出てきますので、苦手な方はご注意下さい。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる