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第16幕 新たな決意
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「ん?」
思わず不満気に漏らした声に、どうかした? とでも言うように問いかけてくる悠斗。
「……なんでもない……」
「ふーん」
お尻をモジモジとさせながら、ペニスの刺激に集中する。悠斗のペニスと擦れ、気持ちいいはずなのに物足りなさに焦れてしまう。
「瀬菜……俺、イっちゃいそう……」
「……う、ンッ……」
ドクドクと悠斗のペニスが脈立つと、思わず手を伸ばし悠斗の陰茎の根元を遮っていた。
「……だっ、ダメ……まだ、イっちゃ……ダメだ」
「ふふっ、それ拷問?」
「違う……ダメ……俺、まだ……足りない……」
「なにが足りないの?」
「……これ……今日は、中に……」
悠斗の陰茎をにぎにぎとしながらチラリと伺えば、悠斗は放心状態だ。悠斗の家の風呂場で致すなど、流石に引いたのだろうか。
嫌だと言いつつもねだるなど機嫌を損ねたかもしれないと、視線を反らし震える悠斗のペニスを凝視する。
「ごめん……変なこと言って……」
ひと言謝り床にしゃがみ込むと、悠斗のペニスにしゃぶりついた。自分はあとで治めるとして、悠斗だけでも気持ち良くなってもらおう……そう思ったのだ。
口の中で悠斗の大きなペニスが脈打っている。萎えないどころか、さらに大きくなっている気がする。ドクドクと鼓動が唇に伝わり、口蓋に触れる熱さと硬度に夢中になってしまう。
はぁ……これじゃ治まるものも治まらないな。
ヤバイ……口の中……気持ちいい……。
溢れるカウパーが唾液と絡まり、媚薬のように喉に流れ込む。気持ち良くさせるためなのに、気付けば自分も快感にのめり込んでしまっていた。
俺の口淫に悠斗は声も発っさず無反応だ。感じてくれているか気になり視線を向けると、じっと静観されていた。双眸が絡むとギラリと瞳孔が光ったような気がした。
唇を舐め取り意地悪そうに挑発する顔付きに、俺の身体がびくんと震え内側からブワリと熱が上がる。
「……これは瀬菜が完璧悪いからね?」
「ふぇっ⁉︎」
「そんな美味しそうに頬張って……おちんちんから蜜垂らして……」
手首を掴まれ引き上げられると、タイルの壁に押し付けられる。背後から覆い被さるように、悠斗が密着すると「そんなおねだり反則だよ?」と耳元で囁きながら、口元を手のひらで覆われた。
俺が言葉を発する前に悠斗はニコリと微笑むと、蕾に熱い塊をズズズッと潜り込ませた。
「──むぅ~~ッ!」
「──ンッ……待ち切れなかった?」
拡がった蕾の縁を指先でなぞりながら囁き、足りないと欲していた悠斗の存在を認識させられる。恍惚とした表情で、ハクハクと唇が開いてしまう。
押さえられた手のひらが、顎を伝うと、顔をうしろに振り向かせられ悠斗の唇が近づいてきた。自然と舌を差し出し、絡めながら互いの唇に深く吸い付く。
声を奪い合うと、ゆっくりと悠斗の律動が始まった。タンタン……タンタン……と、リズミカルな抽挿にお尻を差し出し、宙に浮いたピント張り詰めたペニスが上へ下へと揺れ動く。
粘膜が擦られ悠斗の雄から漏れ出た先走りで、内部が潤っていくようだ。最初は全体を解すように抉られ、徐々に快感のポイントを突いた動きで翻弄させられる。
「……うンッ……はっ……」
「ンンッ……くっ……」
「……くるっ……し……」
無理な体勢で息も奪われ朦朧としてしまう。おまけにシャワーの湯気が室内に篭り、熱気で脳が溶けそうだ。悠斗はお湯の温度を下げると「口押さえていて?」と言い、陰茎をズルリと抜ける寸前まで引き抜いた。
「抜け……ちゃ……」
「ふふっ、瀬菜の中キュンキュンだね? はぁ~……ヤバっ……」
太い雁が蕾を浅く往き来する。ぽちゅん、ぷちゅんと今にも抜けてしまいそうな抽挿に、蕾のひだが伸縮を繰り返す。口元を手のひらで覆い、声を我慢しながら額をタイルに押しつけ、肩を震わせていた。
「参ったな……瀬菜の背中が色っぽい……」
「──ひくっぅ……」
思わず不満気に漏らした声に、どうかした? とでも言うように問いかけてくる悠斗。
「……なんでもない……」
「ふーん」
お尻をモジモジとさせながら、ペニスの刺激に集中する。悠斗のペニスと擦れ、気持ちいいはずなのに物足りなさに焦れてしまう。
「瀬菜……俺、イっちゃいそう……」
「……う、ンッ……」
ドクドクと悠斗のペニスが脈立つと、思わず手を伸ばし悠斗の陰茎の根元を遮っていた。
「……だっ、ダメ……まだ、イっちゃ……ダメだ」
「ふふっ、それ拷問?」
「違う……ダメ……俺、まだ……足りない……」
「なにが足りないの?」
「……これ……今日は、中に……」
悠斗の陰茎をにぎにぎとしながらチラリと伺えば、悠斗は放心状態だ。悠斗の家の風呂場で致すなど、流石に引いたのだろうか。
嫌だと言いつつもねだるなど機嫌を損ねたかもしれないと、視線を反らし震える悠斗のペニスを凝視する。
「ごめん……変なこと言って……」
ひと言謝り床にしゃがみ込むと、悠斗のペニスにしゃぶりついた。自分はあとで治めるとして、悠斗だけでも気持ち良くなってもらおう……そう思ったのだ。
口の中で悠斗の大きなペニスが脈打っている。萎えないどころか、さらに大きくなっている気がする。ドクドクと鼓動が唇に伝わり、口蓋に触れる熱さと硬度に夢中になってしまう。
はぁ……これじゃ治まるものも治まらないな。
ヤバイ……口の中……気持ちいい……。
溢れるカウパーが唾液と絡まり、媚薬のように喉に流れ込む。気持ち良くさせるためなのに、気付けば自分も快感にのめり込んでしまっていた。
俺の口淫に悠斗は声も発っさず無反応だ。感じてくれているか気になり視線を向けると、じっと静観されていた。双眸が絡むとギラリと瞳孔が光ったような気がした。
唇を舐め取り意地悪そうに挑発する顔付きに、俺の身体がびくんと震え内側からブワリと熱が上がる。
「……これは瀬菜が完璧悪いからね?」
「ふぇっ⁉︎」
「そんな美味しそうに頬張って……おちんちんから蜜垂らして……」
手首を掴まれ引き上げられると、タイルの壁に押し付けられる。背後から覆い被さるように、悠斗が密着すると「そんなおねだり反則だよ?」と耳元で囁きながら、口元を手のひらで覆われた。
俺が言葉を発する前に悠斗はニコリと微笑むと、蕾に熱い塊をズズズッと潜り込ませた。
「──むぅ~~ッ!」
「──ンッ……待ち切れなかった?」
拡がった蕾の縁を指先でなぞりながら囁き、足りないと欲していた悠斗の存在を認識させられる。恍惚とした表情で、ハクハクと唇が開いてしまう。
押さえられた手のひらが、顎を伝うと、顔をうしろに振り向かせられ悠斗の唇が近づいてきた。自然と舌を差し出し、絡めながら互いの唇に深く吸い付く。
声を奪い合うと、ゆっくりと悠斗の律動が始まった。タンタン……タンタン……と、リズミカルな抽挿にお尻を差し出し、宙に浮いたピント張り詰めたペニスが上へ下へと揺れ動く。
粘膜が擦られ悠斗の雄から漏れ出た先走りで、内部が潤っていくようだ。最初は全体を解すように抉られ、徐々に快感のポイントを突いた動きで翻弄させられる。
「……うンッ……はっ……」
「ンンッ……くっ……」
「……くるっ……し……」
無理な体勢で息も奪われ朦朧としてしまう。おまけにシャワーの湯気が室内に篭り、熱気で脳が溶けそうだ。悠斗はお湯の温度を下げると「口押さえていて?」と言い、陰茎をズルリと抜ける寸前まで引き抜いた。
「抜け……ちゃ……」
「ふふっ、瀬菜の中キュンキュンだね? はぁ~……ヤバっ……」
太い雁が蕾を浅く往き来する。ぽちゅん、ぷちゅんと今にも抜けてしまいそうな抽挿に、蕾のひだが伸縮を繰り返す。口元を手のひらで覆い、声を我慢しながら額をタイルに押しつけ、肩を震わせていた。
「参ったな……瀬菜の背中が色っぽい……」
「──ひくっぅ……」
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