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第二章 青春をもう一度
告白と婚約、そして再び学園へ
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公開告白&婚約発表。
あまりの急な展開に本人のアンリさえついていけてない。一瞬何が起きたかわからないというように夕食を囲って座っている一同を見渡した。そして次の瞬間には頭のてっぺんから足の爪先まで真っ赤に染め上げる。
それでも最後には、はっきりとよく通る声音で「はい」と返事をしたのだった。
そしてしっかり本人の言質を取ったキールは満面の笑みで「幸せになります」と高らかに宣言をしたのだった。
「──認めん」
皆が突然の出来事にようやく頭が追いつき、次々と二人を祝福する中、ぼそりとした呟きが聞こえた。
「認めんぞ!僕は断じてこの婚約認めないぞ!」
アスタである。
しかしここにいるメンバーはアスタならそう言うだろうとは思っていたので、寧ろ最後まで邪魔せず大人しく座っていたことに驚いたほどである。
「そんなこといっても、アンリもOK出したわけだし、それにキール君ほどの優良物件もうでてこないってアスタも分かってはいるんだろ」
アレクがアスタの肩を抱き寄せると耳元でそう呟く。
「──ッ!」
そんな二人のやりとりをアンリがオロオロと見守る。
「それに婿に来てくれることも承諾してくれた。それともアスタは一生アンリが一人寂しく生きていく方がいいというのか?」
「そんなわけない!」
グッと唇を噛みしめる。
そしてそのまま夕食も食べずに部屋を出ていく。
「アスタ……」
追いかけようとするアンリをアレクが無言で止める。
「さあ婚約の話はここまで。アスタは──どうにかなるさ」
アンリとキールの頭に手を置いてアレクがニッと力強く笑う。
「この合宿も今晩で終わりだ。魔力石の実験も進んだし。楽しい思い出もたくさんできた。オルレアン家の安泰も約束された。本当にいい合宿だった」
アレクが続ける。
「みんなと出会え一緒に切磋琢磨してこれたこと本当にうれしく思う」
そう言って頭を下げた。
──翌朝。
「俺たちは実家に寄ってから学園に向かう」
アレクが荷物を馬車に乗せているユアンたちにそう声をかけた。見送りにアスタの姿はなかった。
「俺も、馬で後から追いかける」
どうやらキールも残るようだ。
(まぁこればっかりは納得してもらうまで話し合うしかないか)
「キールがんばれよ」
「任せとけ」
爽やかな笑顔には不安の色は全くない。キールのその自信と図太すぎる精神がたまに本当にうらやましと思うユアンである。
「ユアンお前もな」
ユアンはそうだなとフッと笑う。
「じゅあ私たちはこれで、先輩方お招きいただきありがとうございました。私こんなに楽しい休みは今まで過ごしたことありませんでしたわ」
「私も、本当に楽しかったです」
それぞれ挨拶をすますと馬車に乗り込む。帰りは馬車の中は三人だ。
昨夜ユアンは心配するメアリーたちに、入学前の太っている姿がコンプレックスだったこと、メアリーと初めて会った洗礼パーティーでの時の情けない姿を覚えられていたことに動揺してしまったことを素直に話した。
みな別にユアンが太ってようが痩せていようが、ユアンだろと笑って言ってくれた。
「しかし、キール様には驚かされましたわね」
ローズマリーが馬車が動き出すと同時に開口一番そう発した。
「でもとてもお似合いです」
メアリーが夢見るような笑みを浮かべはしゃいだ声を上げる。
「後はアスタ先輩をどう説き伏せるかですわね」
やはりそこはこの二人も思っていたのは一緒のようだった。ハァと頬に手を当てながら物憂げにため息をつく。
「まぁキールなら大丈夫でしょう。有言実行の男ですから」
「確かにキール様なら大丈夫ですよね」
「相手が根負けするまで諦めないでしょうしね」
そう言って自分たちの言葉にクスリと笑う。
あまりの急な展開に本人のアンリさえついていけてない。一瞬何が起きたかわからないというように夕食を囲って座っている一同を見渡した。そして次の瞬間には頭のてっぺんから足の爪先まで真っ赤に染め上げる。
それでも最後には、はっきりとよく通る声音で「はい」と返事をしたのだった。
そしてしっかり本人の言質を取ったキールは満面の笑みで「幸せになります」と高らかに宣言をしたのだった。
「──認めん」
皆が突然の出来事にようやく頭が追いつき、次々と二人を祝福する中、ぼそりとした呟きが聞こえた。
「認めんぞ!僕は断じてこの婚約認めないぞ!」
アスタである。
しかしここにいるメンバーはアスタならそう言うだろうとは思っていたので、寧ろ最後まで邪魔せず大人しく座っていたことに驚いたほどである。
「そんなこといっても、アンリもOK出したわけだし、それにキール君ほどの優良物件もうでてこないってアスタも分かってはいるんだろ」
アレクがアスタの肩を抱き寄せると耳元でそう呟く。
「──ッ!」
そんな二人のやりとりをアンリがオロオロと見守る。
「それに婿に来てくれることも承諾してくれた。それともアスタは一生アンリが一人寂しく生きていく方がいいというのか?」
「そんなわけない!」
グッと唇を噛みしめる。
そしてそのまま夕食も食べずに部屋を出ていく。
「アスタ……」
追いかけようとするアンリをアレクが無言で止める。
「さあ婚約の話はここまで。アスタは──どうにかなるさ」
アンリとキールの頭に手を置いてアレクがニッと力強く笑う。
「この合宿も今晩で終わりだ。魔力石の実験も進んだし。楽しい思い出もたくさんできた。オルレアン家の安泰も約束された。本当にいい合宿だった」
アレクが続ける。
「みんなと出会え一緒に切磋琢磨してこれたこと本当にうれしく思う」
そう言って頭を下げた。
──翌朝。
「俺たちは実家に寄ってから学園に向かう」
アレクが荷物を馬車に乗せているユアンたちにそう声をかけた。見送りにアスタの姿はなかった。
「俺も、馬で後から追いかける」
どうやらキールも残るようだ。
(まぁこればっかりは納得してもらうまで話し合うしかないか)
「キールがんばれよ」
「任せとけ」
爽やかな笑顔には不安の色は全くない。キールのその自信と図太すぎる精神がたまに本当にうらやましと思うユアンである。
「ユアンお前もな」
ユアンはそうだなとフッと笑う。
「じゅあ私たちはこれで、先輩方お招きいただきありがとうございました。私こんなに楽しい休みは今まで過ごしたことありませんでしたわ」
「私も、本当に楽しかったです」
それぞれ挨拶をすますと馬車に乗り込む。帰りは馬車の中は三人だ。
昨夜ユアンは心配するメアリーたちに、入学前の太っている姿がコンプレックスだったこと、メアリーと初めて会った洗礼パーティーでの時の情けない姿を覚えられていたことに動揺してしまったことを素直に話した。
みな別にユアンが太ってようが痩せていようが、ユアンだろと笑って言ってくれた。
「しかし、キール様には驚かされましたわね」
ローズマリーが馬車が動き出すと同時に開口一番そう発した。
「でもとてもお似合いです」
メアリーが夢見るような笑みを浮かべはしゃいだ声を上げる。
「後はアスタ先輩をどう説き伏せるかですわね」
やはりそこはこの二人も思っていたのは一緒のようだった。ハァと頬に手を当てながら物憂げにため息をつく。
「まぁキールなら大丈夫でしょう。有言実行の男ですから」
「確かにキール様なら大丈夫ですよね」
「相手が根負けするまで諦めないでしょうしね」
そう言って自分たちの言葉にクスリと笑う。
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