16 / 20
二章 授かりし恩恵
討伐隊編成
しおりを挟む
ギルドマスター・アーメスト・ジュピタの指示の元、ある一室の部屋に通される事になる。
流れはこうだった。
目元を赤く染めていた少女レイネ。
ジュピタの登場により兵士から無事解放され、冒険者協会の中に入ったのだが……周囲はと言うと「おい、何があった?」と、騒ぎを聞きつけた冒険者達が、情報を得ようと入り口付近に群がっていた。
捕まってしまえば、少々めんどくさいだろ。
そこで……ジュピタの起点が輝く。
レイネと近くにいたコメット、それと関係がないビルグは冒険者達を避けるように、ジュピタの指示の元ある部屋に案内される事になった。
一端の冒険者等が、立ち入る事がまずない面談室。
視界に入る迫力のある大きさのソフィー、材質は革で滑らかにツヤっとした光を輝かせる。
座る事に抵抗を感じているのか、二人は棒立ちのまま固まっていた。
すると──スタスタとソファーに座るレイネ。
「何してんの……レイネ……ギルドマスターの前で…………」
と、言葉を挟まずにいられなかったのだろう。
レイネにしてみれば、気にもしていない。
「そんな事より、二人も座ったら早く、座らないの?」
二人を呼ぶように、高級品質であるソフィーを手の平でばしばしと叩き上げ、鈍い音が響く。
「レイネやめろ、落ち着け……」レイネを宥めようと必死に食らいつくビルグ。
それでもソフォーを叩く動きはやまない。
「座らないの?」
一瞬、向かいに座るジュピタにビルグの視線が向いた。
恐らく、レイネの行動に対しギルドマスターであるアーメスト・ジュピタの表情を伺ったのだろ。
特に変わったご様子はなく? ……と思いたいところだったのか、ジュピタの表情はまるで孫でも見ているかのように暖かな眼差しをレイネに送っていた。それを見たビルグ……は、と言うと(あの、ギルドマスターが、何故あのような表情を……)と疑問を抱いていた。
途端ジュピタの視線が、ビルグ、コメットに向く。
「君達も座るが良い」──全身に滾るほどの神経を集中させ意識を維持していた青年……。
馬鹿らしくなったのか……?
強面である素顔は皮膚が垂れ下がり、目元も優しく、口はにやけさせ……それを見てしまった青年もといエレス・ビルグは身体の力を解放させズドンと音を立てソファーに腰を下ろした。
勢いの反動に、革の軋む心地良い音、それに伴い自然と発する革の香。
革である良さが室内を染めるが、一瞬でビルグは痛感した……。
先ほどの態度が不敬だった事にアーネスト・ジュピタ。
《レイネ愛でるモード》を一瞬解除。
いつもの覇気を瞬時纏、ビルグを睨見上げる。
当てられたビルグはこの世の終わりでも感じたのか、表情は青ざめ、額に汗を垂れ流し、姿勢正しき座り直す。
まるで先程の無礼を反省しているかのように、そして研ぎ澄ませる程敏感に気を張り直すビルグ。
その場にはもう一人、インドゥ村、村人一号コメットも一緒にいた。
つい先ほど顔を合わせた程度の存在。
気が回るわけもなくジュピタの指示に従い、ビルグのすぐ側に腰を下ろす。
さぞ質感が良かったのか、軽く掌で撫で、隣のビルグについ言葉を走らせる。
ビルグはそんなコメットの話を軽く無視し、視点をテーブルの何もない中央に向け、黙ってやり過ごした。
その数秒後に、時を見てかジュピタが口を開く。
「ところでレイネ、先程は少々感情を錯乱させておったが、さっき渡した安定剤、効いたか? どうじゃ?」
観察するように表情を覗き込み、正常か確認する。
それに受け答えするレイネ。
少し安定剤が効き過ぎているせいもあり、テンションがやや高めになっているが、しっかりと言う。
「おちついたかな? 頭ポワッとしてるけど……大丈夫!」
言葉に対しジュピタは頷く。
そして懐から葉っぱを詰め込んだ筒を取出し、口に加えた。
指を弾いた途端、火が姿を見せ、筒の先を火に当て吸引。
吸った空気を吐き出し白い煙に声を乗せ言う。
「ならよかった。でだ、あそこまでの騒ぎ、何があったか話せるか?」
ジュピタの言葉通りに、レイネはゆっくりと説明し始める。
インドゥ村であった事、そこで戦うフライヤ、ネイトの事、そして特殊変異体が姿を見せた事に、依頼の不正について。
一通りの話を終えた事にレイネは要請する。それも強く。
「すぐ行かないと行けない──《Sランク》以上じゃないと駄目、マスター、直ぐに《Sランク》以上の冒険者集めれる?! じゃないとネイトにフライヤちゃん、村の人達危険──早く!」
話を聞いたジュピタは直ぐに行動に移す。
通話を使用し伝令を知らせる。
『たった今から緊急依頼を申請する。《Sランク》冒険者はただちに協会前に集合するよう呼びかけてくれ』
通話を返して通話する相手からの返事が返る。
『かしこまりました、瞬時、緊急依頼を発注致します』
このやりとりに《Sランク》冒険者が集まり、インドゥ村に急ぎ向かう未来をレイネは思い浮かべた。
「ありがと、マスターおじいちゃん!」
数分が経過してから、ギルドマスターの元に通話が伝わる。
『ギルドマスター《Sランク》冒険者がビルディスタに一人もいません。全てクエストに出ております。不思議と《Aランク》の方が集まっておりますが……』
『《Aランク》だと焼け石に水にしかならん。無駄に命を浪費する、それは嫌いじゃ。とは言っても《Sランク》がおらんか……』
と、会話を目の前で聞くレイネの表情に曇りが見え始める。
先行きが見えない展開…………不安を表にしたレイネの一撃はある人物を突き動かせる。
「マスター。マスターが行くのは駄目?」
一声だった。その顔に当てられたギルドマスター・アーメスト・ジュピタは二つ返事でレイネの頼みを承諾する。
(最初からそうしていれば、無駄な時間と労力を割かなくてよかったのでは……と思う所はあるが、それなりの事情でもあるのだろう。上に立つ者の責務事情って事に)
ジュピタが承諾した事に、レイネの表情は満点な笑顔に早変わりし、ジュピタもその表情を見るや、笑顔を浮かべる。
──そして、ここからは早かった。
二つ程命令を伝え、部屋を出れば、協会入口にギルドマスター・アーメスト・ジュピタ率いる総勢が姿を見せていた。
そして、ジュピタは宣言する。特殊変異体討伐隊が【ギルドマスター】主体で成された事を。
何故かその編成の中にはエレス・ビルグ(フライヤ、レイネの幼馴染も混ぜ込まれていた)不服でしかないのだろか、表情に満足感が見て取れない。
──ビルグの不満気な表情は他所に、レイネは何かを感じとったのか焦りを見せる。
「マスター急ごう! 今、嫌な感じがした……」
──虫の知らせ……。
レイネは第六感を用いて不吉な前兆を感じ取ったのだろう。
それが何かとはわからないが。
* * * * *
レイネは自身の責務を果たし、ギルドマスター・アーメスト・ジュピタをインドゥ村に引き連れる事に成功した矢先。
インドゥ村奥地では、今なお荒れ狂う戦闘が始まっていた、それは一方的に蹂躙される絵面でしかなかった。
勢い付いた翼から放たれる突風。
人の体は、その風に耐えれることなく、後方へと弾かれる。
勢いのまま飛翔する事、一本の木に背中を強打し口から赤く染まった液体を巻き散らかす。
鋭い眼光は途切れておらず、敵意は継続中。
対して、背中にかなりの深手を負ったのか動く素振りを見せず、前方に姿を見せる特殊変異体クリフィポックを睨む《ネイト》
「やべ……手足力入らね。……死んだはこれ……」
地面を蹴る一歩、それだけで、飛翔した距離を詰めネイトの目前に立つ。
上から見下ろす特殊変異体の姿……恐ろしい恐怖をネイトに植え付ける。
三本の指から伸びる鋭い爪を起用に使い、意識を失ったネイトの肩付近を掴み上げ翼を羽ばたかせ浮上する。
風の動きで砂煙が周囲に舞いあがり木々は揺れ、葉は落ちる。
意識を失っていたネイトだが、特殊変異体の足爪がネイトの肩に食込む事で、意識が覚醒してしまい青ざめる。
上空から見る景色を一瞬瞼に移した瞬間──停滞から降下へと早変わり……。
秒数で地面に落下し鈍い音を響かせる。
その状況を確認したフライヤに村人は、固唾をのみ、恐怖に身体を震わせる。
先ほどまでの村人の威勢は皆無。
フライヤは放心状態に焦りを淫らに横たわるネイトを見つめる。
赤い血は地面に容赦なく流れ出る。
上空では咆哮を上げ翼をはためかせる特殊変異体。
* * * * *
流れはこうだった。
目元を赤く染めていた少女レイネ。
ジュピタの登場により兵士から無事解放され、冒険者協会の中に入ったのだが……周囲はと言うと「おい、何があった?」と、騒ぎを聞きつけた冒険者達が、情報を得ようと入り口付近に群がっていた。
捕まってしまえば、少々めんどくさいだろ。
そこで……ジュピタの起点が輝く。
レイネと近くにいたコメット、それと関係がないビルグは冒険者達を避けるように、ジュピタの指示の元ある部屋に案内される事になった。
一端の冒険者等が、立ち入る事がまずない面談室。
視界に入る迫力のある大きさのソフィー、材質は革で滑らかにツヤっとした光を輝かせる。
座る事に抵抗を感じているのか、二人は棒立ちのまま固まっていた。
すると──スタスタとソファーに座るレイネ。
「何してんの……レイネ……ギルドマスターの前で…………」
と、言葉を挟まずにいられなかったのだろう。
レイネにしてみれば、気にもしていない。
「そんな事より、二人も座ったら早く、座らないの?」
二人を呼ぶように、高級品質であるソフィーを手の平でばしばしと叩き上げ、鈍い音が響く。
「レイネやめろ、落ち着け……」レイネを宥めようと必死に食らいつくビルグ。
それでもソフォーを叩く動きはやまない。
「座らないの?」
一瞬、向かいに座るジュピタにビルグの視線が向いた。
恐らく、レイネの行動に対しギルドマスターであるアーメスト・ジュピタの表情を伺ったのだろ。
特に変わったご様子はなく? ……と思いたいところだったのか、ジュピタの表情はまるで孫でも見ているかのように暖かな眼差しをレイネに送っていた。それを見たビルグ……は、と言うと(あの、ギルドマスターが、何故あのような表情を……)と疑問を抱いていた。
途端ジュピタの視線が、ビルグ、コメットに向く。
「君達も座るが良い」──全身に滾るほどの神経を集中させ意識を維持していた青年……。
馬鹿らしくなったのか……?
強面である素顔は皮膚が垂れ下がり、目元も優しく、口はにやけさせ……それを見てしまった青年もといエレス・ビルグは身体の力を解放させズドンと音を立てソファーに腰を下ろした。
勢いの反動に、革の軋む心地良い音、それに伴い自然と発する革の香。
革である良さが室内を染めるが、一瞬でビルグは痛感した……。
先ほどの態度が不敬だった事にアーネスト・ジュピタ。
《レイネ愛でるモード》を一瞬解除。
いつもの覇気を瞬時纏、ビルグを睨見上げる。
当てられたビルグはこの世の終わりでも感じたのか、表情は青ざめ、額に汗を垂れ流し、姿勢正しき座り直す。
まるで先程の無礼を反省しているかのように、そして研ぎ澄ませる程敏感に気を張り直すビルグ。
その場にはもう一人、インドゥ村、村人一号コメットも一緒にいた。
つい先ほど顔を合わせた程度の存在。
気が回るわけもなくジュピタの指示に従い、ビルグのすぐ側に腰を下ろす。
さぞ質感が良かったのか、軽く掌で撫で、隣のビルグについ言葉を走らせる。
ビルグはそんなコメットの話を軽く無視し、視点をテーブルの何もない中央に向け、黙ってやり過ごした。
その数秒後に、時を見てかジュピタが口を開く。
「ところでレイネ、先程は少々感情を錯乱させておったが、さっき渡した安定剤、効いたか? どうじゃ?」
観察するように表情を覗き込み、正常か確認する。
それに受け答えするレイネ。
少し安定剤が効き過ぎているせいもあり、テンションがやや高めになっているが、しっかりと言う。
「おちついたかな? 頭ポワッとしてるけど……大丈夫!」
言葉に対しジュピタは頷く。
そして懐から葉っぱを詰め込んだ筒を取出し、口に加えた。
指を弾いた途端、火が姿を見せ、筒の先を火に当て吸引。
吸った空気を吐き出し白い煙に声を乗せ言う。
「ならよかった。でだ、あそこまでの騒ぎ、何があったか話せるか?」
ジュピタの言葉通りに、レイネはゆっくりと説明し始める。
インドゥ村であった事、そこで戦うフライヤ、ネイトの事、そして特殊変異体が姿を見せた事に、依頼の不正について。
一通りの話を終えた事にレイネは要請する。それも強く。
「すぐ行かないと行けない──《Sランク》以上じゃないと駄目、マスター、直ぐに《Sランク》以上の冒険者集めれる?! じゃないとネイトにフライヤちゃん、村の人達危険──早く!」
話を聞いたジュピタは直ぐに行動に移す。
通話を使用し伝令を知らせる。
『たった今から緊急依頼を申請する。《Sランク》冒険者はただちに協会前に集合するよう呼びかけてくれ』
通話を返して通話する相手からの返事が返る。
『かしこまりました、瞬時、緊急依頼を発注致します』
このやりとりに《Sランク》冒険者が集まり、インドゥ村に急ぎ向かう未来をレイネは思い浮かべた。
「ありがと、マスターおじいちゃん!」
数分が経過してから、ギルドマスターの元に通話が伝わる。
『ギルドマスター《Sランク》冒険者がビルディスタに一人もいません。全てクエストに出ております。不思議と《Aランク》の方が集まっておりますが……』
『《Aランク》だと焼け石に水にしかならん。無駄に命を浪費する、それは嫌いじゃ。とは言っても《Sランク》がおらんか……』
と、会話を目の前で聞くレイネの表情に曇りが見え始める。
先行きが見えない展開…………不安を表にしたレイネの一撃はある人物を突き動かせる。
「マスター。マスターが行くのは駄目?」
一声だった。その顔に当てられたギルドマスター・アーメスト・ジュピタは二つ返事でレイネの頼みを承諾する。
(最初からそうしていれば、無駄な時間と労力を割かなくてよかったのでは……と思う所はあるが、それなりの事情でもあるのだろう。上に立つ者の責務事情って事に)
ジュピタが承諾した事に、レイネの表情は満点な笑顔に早変わりし、ジュピタもその表情を見るや、笑顔を浮かべる。
──そして、ここからは早かった。
二つ程命令を伝え、部屋を出れば、協会入口にギルドマスター・アーメスト・ジュピタ率いる総勢が姿を見せていた。
そして、ジュピタは宣言する。特殊変異体討伐隊が【ギルドマスター】主体で成された事を。
何故かその編成の中にはエレス・ビルグ(フライヤ、レイネの幼馴染も混ぜ込まれていた)不服でしかないのだろか、表情に満足感が見て取れない。
──ビルグの不満気な表情は他所に、レイネは何かを感じとったのか焦りを見せる。
「マスター急ごう! 今、嫌な感じがした……」
──虫の知らせ……。
レイネは第六感を用いて不吉な前兆を感じ取ったのだろう。
それが何かとはわからないが。
* * * * *
レイネは自身の責務を果たし、ギルドマスター・アーメスト・ジュピタをインドゥ村に引き連れる事に成功した矢先。
インドゥ村奥地では、今なお荒れ狂う戦闘が始まっていた、それは一方的に蹂躙される絵面でしかなかった。
勢い付いた翼から放たれる突風。
人の体は、その風に耐えれることなく、後方へと弾かれる。
勢いのまま飛翔する事、一本の木に背中を強打し口から赤く染まった液体を巻き散らかす。
鋭い眼光は途切れておらず、敵意は継続中。
対して、背中にかなりの深手を負ったのか動く素振りを見せず、前方に姿を見せる特殊変異体クリフィポックを睨む《ネイト》
「やべ……手足力入らね。……死んだはこれ……」
地面を蹴る一歩、それだけで、飛翔した距離を詰めネイトの目前に立つ。
上から見下ろす特殊変異体の姿……恐ろしい恐怖をネイトに植え付ける。
三本の指から伸びる鋭い爪を起用に使い、意識を失ったネイトの肩付近を掴み上げ翼を羽ばたかせ浮上する。
風の動きで砂煙が周囲に舞いあがり木々は揺れ、葉は落ちる。
意識を失っていたネイトだが、特殊変異体の足爪がネイトの肩に食込む事で、意識が覚醒してしまい青ざめる。
上空から見る景色を一瞬瞼に移した瞬間──停滞から降下へと早変わり……。
秒数で地面に落下し鈍い音を響かせる。
その状況を確認したフライヤに村人は、固唾をのみ、恐怖に身体を震わせる。
先ほどまでの村人の威勢は皆無。
フライヤは放心状態に焦りを淫らに横たわるネイトを見つめる。
赤い血は地面に容赦なく流れ出る。
上空では咆哮を上げ翼をはためかせる特殊変異体。
* * * * *
0
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
勝手に召喚され捨てられた聖女さま。~よっしゃここから本当のセカンドライフの始まりだ!~
楠ノ木雫
ファンタジー
IT企業に勤めていた25歳独身彼氏無しの立花菫は、勝手に異世界に召喚され勝手に聖女として称えられた。確かにステータスには一応〈聖女〉と記されているのだが、しばらくして偽物扱いされ国を追放される。まぁ仕方ない、と森に移り住み神様の助けの元セカンドライフを満喫するのだった。だが、彼女を追いだした国はその日を境に天気が大荒れになり始めていき……
※他の投稿サイトにも掲載しています。
魔法が使えない落ちこぼれ貴族の三男は、天才錬金術師のたまごでした
茜カナコ
ファンタジー
魔法使いよりも錬金術士の方が少ない世界。
貴族は生まれつき魔力を持っていることが多いが錬金術を使えるものは、ほとんどいない。
母も魔力が弱く、父から「できそこないの妻」と馬鹿にされ、こき使われている。
バレット男爵家の三男として生まれた僕は、魔力がなく、家でおちこぼれとしてぞんざいに扱われている。
しかし、僕には錬金術の才能があることに気づき、この家を出ると決めた。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる