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二章 授かりし恩恵
痛みの先
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脳内感覚では1秒に満たないが……。
自分に降り掛かった危機を確認する為、身体を手で触れ状況整理に周囲を見渡した。
草木に土に風、あったはずの物が消え去っていた。
そこに映るのは、ただ真っ白で合成されたはてしない空間。
(俺は……死んだのか? 天国……?)──率直な考えがピンポイントに脳内にこだまする。
突如! 声を大に言葉を発せられ、無意識に視線を向た。
「そんなわけないでしょ、あんた死んだのよ。はいもう一度。し、ん、だ、の、よ」
「誰だ? …………」
容姿は子供にスラットした体型。
地面に垂れ下げる白髪の髪が印象強く、鼻筋は通り目元はぱっちり。
俺を見つめる瞳……瞬きする度に見せる睫毛。
白い睫毛って事に二度見したもんだ。
そして目線が合う少女に再び問う。
「俺、死んだのか? 此処は死後の世界か?」
「死後? それはなぁーに? 何言ってんの?」
「死んだら行くとされる場所だろ? さっきも『死んだのよと』……言ってたじゃないか?」
「そんな現実みがない場所知らないかな!」
「ならどうして俺は此処に…………?」
「だ、か、ら──死んだからにきまってるでしょ」
俺で遊んでいるのか。
ケタケタと俺の動向を観察するかのように、下から上へと俺を見る少女。
対し少女の言葉を他所に。
死に直面した俺は、やり残した後悔に、家族、友人、関わった人の事を思い浮かべてしまう。
「死んだ、のか。あまり実感が湧かないもんなんだな。心残りがあるとしたら、フライヤ、すまねぇー! レイネにも別れを告げれなかった。母さんも父さんにも…………」
「心配しなくても大丈夫だと思うよ! 女の人なら頑張ってるみたいだよ。それに君は死んでないから、何度も言うけど死んでないから、ね。でも君はミンチになってるけどね、キャハ」
両手で口元を隠し微笑みを見せる。
その姿に当てられてか、俺は少し沈黙し、気になる点を追求する。引っ掛かる点として……『何度も言うけど死んでない』…………まず死んでないとは言われていない。
──死んだとしか。
「…………生きてるのか? 俺は…………?」
「生きてる? うぅーん。そうだね! 君は、運が良いのか悪いのか、わからない子供だね」
「? っと言うと、どう言う事?」
「そのまんまの意味だけど。そもそも君は死んだ。でも、少し違うなぁー。半分死んだってのが正しいのかな!」
「半分死んだ? ……半分生きてるって事か?」
「そうだね、正式に言うとそうなっちゃうよね! 半分死んで半分生きてる感じ、まっ、時間はある、ゆっくり語り合おうじゃないか。久方ぶりに人の子と対面出来たのだから」
「俺には時間が惜しいのだが。君が誰で何者かとか、わからないけど、生きているなら助けに戻りたいんだが! 一刻を争う」
「そう言うの面倒臭い。はっきりと言ってあげるけど、君じゃ無理、行っても無駄に死ぬだけ。因みにだけど、次は確実に死ぬよ。それに、強がってるみたいだけど、恐怖は取り除けないから。ほら自分の身体に聞いてごらん」
指を弾き(パチン)と音を響かせた──直後、俺の身体に恐ろしい変化が襲う。
コントロール下にあった体は震え始め、数秒後には痛みが電撃のように駆け巡り俺は堪える事も出来ず、呆気に床に倒れ伏す。
「ッック、な、なっ、なにをした」
歯を強く噛みしめ、俺は白い床に体を転がせ、痛みに涎が口から溢れおち、顔を濡らす。
「人の子よ。苦痛は痛いであろ? 痛みこそが恐怖。それは君が体験するはずだっだ痛み、どうだ?」
少女は語る。
──俺は痛みに耳を傾けられない。
経験した事ないこの痛み。
骨が軋み、身体に蔓延る神経を、悪戯に突かれているのではないかと。
あちらこちらが燃える激痛が徐々に激しさを増し、意識が遠のきそうになるが…………それはやって来ない。
「痛みを痛感し、その痛みを掌握してごらん。そして受け入れれば、少し、少しだけど、楽になっちゃうと思うよ。ち、な、み、に、この場所で意識は落とせないぞ! 君に課せられた責務? なのかな」
──押し寄せる痛みにより、少女が語る言葉が耳に届かない。
「残酷だけど乗り切るしかないぞ。僕には何もしてあげられない。だから、此処で見守るだけはしてあげる」
ぼやける視界の中、そこに立つ少女の姿が俺を覗く。
「人の子よ、どのぐらいの時間をかければ掌握出来るか、はたまた無に堕ちるか? 僕は静かに待つとしよう。その答えによっては、たっぷり僕と語り合おうじゃないか!」
どのぐらいの時が経った……1分、嫌、10分、もっと。
不思議と、最初に比べてみると痛みも和らいだ……少し気を抜けば、痛みに精神が切り裂かれてしまう。
「受入始めたのかな? はたまた痛みに慣れただけかな? にしても、中々に面白い子供なのだな! たった5分そこいらで痛みに耐性を持ち始めるとは」
俺の体どうなってんだっ。
「見込み違いじゃったか?」
いつまで続くんだ……っ。
気を強く持とうとすると痛みが増し始める。
力を抜けば痛みは薄れる──だが、その反動に俺と言う存在が消えて無くなりそうになる。
「はて。中々努力しているようだな。ここいらでアドバイスでもしてやろうか。子供よ、痛みを受入自分を保て。聞こえているのだろ? ならやってみるが良い、その痛みに勝ってこそお主の試練」
何を言ってんだっ。
痛みのせいで声もだせねぇー(痛みを受け入れる? どうやってだよ!)っち、激痛が増し始めた。
ガッハっ。
無理だ、自分を保てない。
俺は眠りに付くよう体の力を抜く。
自然と痛みが消え失せて行く──だが、俺の中で何かが同時に消えて行く。
両親の微笑む顔、レイネの笑顔、フライヤの素気ない態度。
母さんが見せた涙、レイネが俺に抱く気持ち。
俺にとって、大事な物が消え失せていく。
まるで水中の底に落ちて行くように、安らぎが体を包み解放されて行く(良いのかこれで?)
──(ネイト!)聞き覚えのある声。
声に反応し、俺は意識を戻す。
良いも悪いも、良くないだろ──なんだかしらねぇーけど!
このまま水中に落ちて行く行為。
これは駄目だと俺は悟る。
……それにレイネが俺を呼ぶ。
──だから意識を強く保った。
勿論とてつもない激痛が再び俺を襲う…………ック。
「一度沈んだ意識を取り戻すとはねぇ。拍手ものだよ」
俺は抗う全を知らないまま、ただ痛みに堪えていた。
さっきのように全てを捨てようとすれば……楽になれる。
だが、それは出来ない。
強く拳を握りしめ、長く続く痛みに集中させた。
四方八方に痛む体を感じながら。
…………すると、痛みの中からなのか、声が囁かれる。
『何故生きようとする? 何故痛みに抗う? 何故?』
(生きたいから、生きたい、諦めたくないから抗う。何故? 何故と言われてもわからない。ただ俺の名を呼ぶ者がいるから……)
『死をも超える痛みに堪え忍ぶのは地獄をも凌駕する、それでも痛みに抗うのか?』
(…………それでも、何かが変わるなら。少女が言うように痛みを受入、身を持って痛感する。例え地獄であっても)
『痛みの先で生きる希望を掴むがいい』
言葉か切れた直後、今までの比にならない程の痛みが、右腕に流れる。俺はその痛みに抗う為左手で右腕を握り込む。
無数に流れる青筋が異常に浮き彫りになり(ドックン)と血の流れが伝わる。
次は肺が締め付けられ、呼吸に異常をきたす。
(い、いきが……はぁーはぁ)無理やりにでも呼吸をするが、空気を吸込む事に激痛が走る。
吸った空気を吐き出すように、心臓が激しくうごめく。
まるでポンプのように(ドックン)と勢いをつけ、右腕に送り込むのが伝わる。
この一連の動きが続き、右腕の甲に何かが浮き上がり始めた。
それを見過ごしてか、少女が笑顔を見せる。
不思議と、この時の俺は痛みを暖かいと感じていた。
「おめでとう。よく堪えたね! 君ならきっと出来ると思ってたよ。──さぁー僕の名を呼んでごらん。もう知ってるでしょ?」
(何故だろ、か、俺は知っている。だから小声でその名を告げた)
「…………ヴラデュリラ・ネオリカ」
名を呼んだ事がトリガーになったのか? 心臓が激しく鼓動し始め、何かを右手の甲目掛け排出し始めた。
不思議な感覚で、妙な気分だ。
俺の右腕に何かしらの変化が起き始めた。
あるはずもない筋が浮き上がり。
赤黒く滲む。
手の甲にそれは進み、熱を持ち、はっきりと浮き上がる。
パチン──耳に聞こえた途端、目前は真っ暗に闇に吸い込まれた。
* * * * *
自分に降り掛かった危機を確認する為、身体を手で触れ状況整理に周囲を見渡した。
草木に土に風、あったはずの物が消え去っていた。
そこに映るのは、ただ真っ白で合成されたはてしない空間。
(俺は……死んだのか? 天国……?)──率直な考えがピンポイントに脳内にこだまする。
突如! 声を大に言葉を発せられ、無意識に視線を向た。
「そんなわけないでしょ、あんた死んだのよ。はいもう一度。し、ん、だ、の、よ」
「誰だ? …………」
容姿は子供にスラットした体型。
地面に垂れ下げる白髪の髪が印象強く、鼻筋は通り目元はぱっちり。
俺を見つめる瞳……瞬きする度に見せる睫毛。
白い睫毛って事に二度見したもんだ。
そして目線が合う少女に再び問う。
「俺、死んだのか? 此処は死後の世界か?」
「死後? それはなぁーに? 何言ってんの?」
「死んだら行くとされる場所だろ? さっきも『死んだのよと』……言ってたじゃないか?」
「そんな現実みがない場所知らないかな!」
「ならどうして俺は此処に…………?」
「だ、か、ら──死んだからにきまってるでしょ」
俺で遊んでいるのか。
ケタケタと俺の動向を観察するかのように、下から上へと俺を見る少女。
対し少女の言葉を他所に。
死に直面した俺は、やり残した後悔に、家族、友人、関わった人の事を思い浮かべてしまう。
「死んだ、のか。あまり実感が湧かないもんなんだな。心残りがあるとしたら、フライヤ、すまねぇー! レイネにも別れを告げれなかった。母さんも父さんにも…………」
「心配しなくても大丈夫だと思うよ! 女の人なら頑張ってるみたいだよ。それに君は死んでないから、何度も言うけど死んでないから、ね。でも君はミンチになってるけどね、キャハ」
両手で口元を隠し微笑みを見せる。
その姿に当てられてか、俺は少し沈黙し、気になる点を追求する。引っ掛かる点として……『何度も言うけど死んでない』…………まず死んでないとは言われていない。
──死んだとしか。
「…………生きてるのか? 俺は…………?」
「生きてる? うぅーん。そうだね! 君は、運が良いのか悪いのか、わからない子供だね」
「? っと言うと、どう言う事?」
「そのまんまの意味だけど。そもそも君は死んだ。でも、少し違うなぁー。半分死んだってのが正しいのかな!」
「半分死んだ? ……半分生きてるって事か?」
「そうだね、正式に言うとそうなっちゃうよね! 半分死んで半分生きてる感じ、まっ、時間はある、ゆっくり語り合おうじゃないか。久方ぶりに人の子と対面出来たのだから」
「俺には時間が惜しいのだが。君が誰で何者かとか、わからないけど、生きているなら助けに戻りたいんだが! 一刻を争う」
「そう言うの面倒臭い。はっきりと言ってあげるけど、君じゃ無理、行っても無駄に死ぬだけ。因みにだけど、次は確実に死ぬよ。それに、強がってるみたいだけど、恐怖は取り除けないから。ほら自分の身体に聞いてごらん」
指を弾き(パチン)と音を響かせた──直後、俺の身体に恐ろしい変化が襲う。
コントロール下にあった体は震え始め、数秒後には痛みが電撃のように駆け巡り俺は堪える事も出来ず、呆気に床に倒れ伏す。
「ッック、な、なっ、なにをした」
歯を強く噛みしめ、俺は白い床に体を転がせ、痛みに涎が口から溢れおち、顔を濡らす。
「人の子よ。苦痛は痛いであろ? 痛みこそが恐怖。それは君が体験するはずだっだ痛み、どうだ?」
少女は語る。
──俺は痛みに耳を傾けられない。
経験した事ないこの痛み。
骨が軋み、身体に蔓延る神経を、悪戯に突かれているのではないかと。
あちらこちらが燃える激痛が徐々に激しさを増し、意識が遠のきそうになるが…………それはやって来ない。
「痛みを痛感し、その痛みを掌握してごらん。そして受け入れれば、少し、少しだけど、楽になっちゃうと思うよ。ち、な、み、に、この場所で意識は落とせないぞ! 君に課せられた責務? なのかな」
──押し寄せる痛みにより、少女が語る言葉が耳に届かない。
「残酷だけど乗り切るしかないぞ。僕には何もしてあげられない。だから、此処で見守るだけはしてあげる」
ぼやける視界の中、そこに立つ少女の姿が俺を覗く。
「人の子よ、どのぐらいの時間をかければ掌握出来るか、はたまた無に堕ちるか? 僕は静かに待つとしよう。その答えによっては、たっぷり僕と語り合おうじゃないか!」
どのぐらいの時が経った……1分、嫌、10分、もっと。
不思議と、最初に比べてみると痛みも和らいだ……少し気を抜けば、痛みに精神が切り裂かれてしまう。
「受入始めたのかな? はたまた痛みに慣れただけかな? にしても、中々に面白い子供なのだな! たった5分そこいらで痛みに耐性を持ち始めるとは」
俺の体どうなってんだっ。
「見込み違いじゃったか?」
いつまで続くんだ……っ。
気を強く持とうとすると痛みが増し始める。
力を抜けば痛みは薄れる──だが、その反動に俺と言う存在が消えて無くなりそうになる。
「はて。中々努力しているようだな。ここいらでアドバイスでもしてやろうか。子供よ、痛みを受入自分を保て。聞こえているのだろ? ならやってみるが良い、その痛みに勝ってこそお主の試練」
何を言ってんだっ。
痛みのせいで声もだせねぇー(痛みを受け入れる? どうやってだよ!)っち、激痛が増し始めた。
ガッハっ。
無理だ、自分を保てない。
俺は眠りに付くよう体の力を抜く。
自然と痛みが消え失せて行く──だが、俺の中で何かが同時に消えて行く。
両親の微笑む顔、レイネの笑顔、フライヤの素気ない態度。
母さんが見せた涙、レイネが俺に抱く気持ち。
俺にとって、大事な物が消え失せていく。
まるで水中の底に落ちて行くように、安らぎが体を包み解放されて行く(良いのかこれで?)
──(ネイト!)聞き覚えのある声。
声に反応し、俺は意識を戻す。
良いも悪いも、良くないだろ──なんだかしらねぇーけど!
このまま水中に落ちて行く行為。
これは駄目だと俺は悟る。
……それにレイネが俺を呼ぶ。
──だから意識を強く保った。
勿論とてつもない激痛が再び俺を襲う…………ック。
「一度沈んだ意識を取り戻すとはねぇ。拍手ものだよ」
俺は抗う全を知らないまま、ただ痛みに堪えていた。
さっきのように全てを捨てようとすれば……楽になれる。
だが、それは出来ない。
強く拳を握りしめ、長く続く痛みに集中させた。
四方八方に痛む体を感じながら。
…………すると、痛みの中からなのか、声が囁かれる。
『何故生きようとする? 何故痛みに抗う? 何故?』
(生きたいから、生きたい、諦めたくないから抗う。何故? 何故と言われてもわからない。ただ俺の名を呼ぶ者がいるから……)
『死をも超える痛みに堪え忍ぶのは地獄をも凌駕する、それでも痛みに抗うのか?』
(…………それでも、何かが変わるなら。少女が言うように痛みを受入、身を持って痛感する。例え地獄であっても)
『痛みの先で生きる希望を掴むがいい』
言葉か切れた直後、今までの比にならない程の痛みが、右腕に流れる。俺はその痛みに抗う為左手で右腕を握り込む。
無数に流れる青筋が異常に浮き彫りになり(ドックン)と血の流れが伝わる。
次は肺が締め付けられ、呼吸に異常をきたす。
(い、いきが……はぁーはぁ)無理やりにでも呼吸をするが、空気を吸込む事に激痛が走る。
吸った空気を吐き出すように、心臓が激しくうごめく。
まるでポンプのように(ドックン)と勢いをつけ、右腕に送り込むのが伝わる。
この一連の動きが続き、右腕の甲に何かが浮き上がり始めた。
それを見過ごしてか、少女が笑顔を見せる。
不思議と、この時の俺は痛みを暖かいと感じていた。
「おめでとう。よく堪えたね! 君ならきっと出来ると思ってたよ。──さぁー僕の名を呼んでごらん。もう知ってるでしょ?」
(何故だろ、か、俺は知っている。だから小声でその名を告げた)
「…………ヴラデュリラ・ネオリカ」
名を呼んだ事がトリガーになったのか? 心臓が激しく鼓動し始め、何かを右手の甲目掛け排出し始めた。
不思議な感覚で、妙な気分だ。
俺の右腕に何かしらの変化が起き始めた。
あるはずもない筋が浮き上がり。
赤黒く滲む。
手の甲にそれは進み、熱を持ち、はっきりと浮き上がる。
パチン──耳に聞こえた途端、目前は真っ暗に闇に吸い込まれた。
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