ChatGPTさんの短編小説 2025年5月

草薙銀之介

文字の大きさ
12 / 50

12件目 キスの順番キメました

しおりを挟む
「あんた、そろそろ決めなよ。誰と付き合うのかさ」

 夏の放課後、音楽室に集まったのは、俺と六人の美少女ギャルたち。全員、俺の幼馴染。全員、なぜか俺に好意があるらしい。そして今日、話し合いの場が開かれた。

「決めろって言われても……そんな簡単に――」

「じゃあさ、キスして、決めれば?」

 さらっと言ったのは、金髪ツインの莉奈(りな)。中身は強気で姉御肌。言うことがだいたいぶっ飛んでる。

「え?」

「全員、順番にキスするから! 蒼(あおい)が一番“きた”って感じた子を選ぶ。それでフェアじゃん?」

「いや、そんなの……」

「じゃ、うちからな」

 聞こえなかったふりをして、ピンク髪ショートの結菜(ゆいな)が俺の前に立つ。昔からよくケンカしてたけど、今はなんだか目つきが真剣で――

「目、閉じて」

 言われるがままに目を閉じると、柔らかい唇がそっと触れた。甘く、優しいキスだった。

「次、行くね」

 そう言って入れ替わったのは、静香(しずか)。黒髪ロング、普段は無口。でも今日は、何かを決めたような顔をしていた。

 キスは、一瞬。だけど、その一瞬にすごく想いが詰まっていた。

「はい、あたし!」

 ぐいっと前に出たのは、日焼け肌に金メッシュの夏海(なつみ)。一番長く一緒にいた幼馴染で、毎朝起こしに来てくれるやつ。

「昔の約束、忘れてないよね? じゃ、いくよ」

 軽そうに見えて、キスは真面目で丁寧だった。ドキドキする、懐かしい感じがした。

「……次、いい?」

 恥ずかしそうに言ったのは、銀髪ストレートの澪(みお)。小さな声と控えめな態度に反して、そのキスは大胆だった。目を閉じてても顔が熱くなる。

「私もいくね~」

 フレアピンクの巻き髪、愛香(あいか)は明るくてムードメーカー。でも唇が触れた瞬間、真剣な想いが伝わってくる。

「最後は私ね」

 残ったのは、長身モデル体型のレイナ。紫のインナーカラーが印象的で、いつも大人びている。

「一番年上なんだから、印象残さなきゃね」

 そう言って彼女がしたキスは、大人っぽくて余裕があって、でもどこか切なかった。

 キスが終わって、俺は何も言えなくなっていた。

 六人全員のキスには、それぞれの“好き”が詰まっていて、どれも比べられなかった。

「……俺、決められない。全員、大事なんだ」

 正直な気持ちを言うと、全員が少しだけ驚いた顔をした。でもすぐに笑い始める。

「じゃあ、今はそれでいいんじゃん?」

「うん。いずれ、選ばせてあげる。あんたがちゃんと、本気で向き合うって決めたらね」

「それまで、全員で“彼女候補”ってことで!」

 俺の恋は、まだ始まったばかりだった。

 放課後の教室に残った、少し照れくさくて甘い空気。それは、七人だけの秘密の始まりだった。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

俺にだけツンツンする学園一の美少女が、最近ちょっとデレてきた件。

甘酢ニノ
恋愛
彼女いない歴=年齢の高校生・相沢蓮。 平凡な日々を送る彼の前に立ちはだかるのは── 学園一の美少女・黒瀬葵。 なぜか彼女は、俺にだけやたらとツンツンしてくる。 冷たくて、意地っ張りで、でも時々見せるその“素”が、どうしようもなく気になる。 最初はただの勘違いだったはずの関係。 けれど、小さな出来事の積み重ねが、少しずつ2人の距離を変えていく。 ツンデレな彼女と、不器用な俺がすれ違いながら少しずつ近づく、 焦れったくて甘酸っぱい、青春ラブコメディ。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語

ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。 だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。 それで終わるはずだった――なのに。 ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。 さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。 そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。 由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。 一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。 そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。 罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。 ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。 そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。 これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

処理中です...