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第八話 Obsolute The Activation 3

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 イタリアン料理も悪くないどころか、肉は柔らかくソースも鶏肉の旨味や感触を損なわない、絶妙に質の高い料理だった。

 それに予算さえあれば食べたくなる、グラタンやラザニアも旨香だけでチーズの濃厚さや、パスタもよりクリーミーで羨ましい。

 一品だけでも千円前後で一品だけでも価格は充分に、予算の都合上は奈津美さんと紫英流に依存、充分に充実してもたまには良い。

 ダンプラ議論だけでもそれを媒介にしたテーマに、O.T.A.を実行した上で意識がリンクスと、効果的な側面も見受けられる。

 そして、奈津美さんも紫英流も何故かふたつ、別々に分けてもらっていたキーホルダーを、ソワソワと意識しているのか。

 萌香は奈津美さんに口許を拭いて貰ってから、何時の間にかまたニャンニャンのぬいぐるみを、壊れない様に関節技をキメている。

 食事を充分に済ませて水まで飲みきったら、荷物は真胡都以外少量だが、ヤロウの俺は荷物持ちに任命されて仕舞った。

 キャラグッズやガチャ等をパトロールしては、紫英流がいてもお構い無しに、AKIBA名物のメイドカッフェに目が向いて仕舞う。

 たたし、奴らはただのパート要員で、身も蓋もなくなったとしたところで、薄々気づいてもおかしくない『ホンモノ』がいる。

 それに給仕担当と比べてはいけないくらいに、紫英流にはメイドとしての『矜持』や『魂』、または他に負けない『忠誠』。

 忠誠は例の食戟以来は俺以外にも尽くしてくれるも、俺に対してのそれは遙かに違って、紫英流は主従関係を自ら確立している。

 俺の手には食器などの陶器も増えたから、重量に疲れながらも神経を張って、女子のバイタリティに合わせて尚疲れる。

 そこへ、スーパーの手前に来たので、紫英流が寄ってくると謂って十数分して出てきては、ソフトドリンクを買って来ている。

 まだ食戟の件を引き摺っていると見えて、萌香にはイチゴ牛乳を出しては、俺と奈津美さんにはボトル缶コーヒーブラック。

 真胡都にはボトル缶カフェ・ラテ、実瑠と優花はフルーツ系炭酸飲料を渡して、最後に自分のロイヤルミルクティーを出す。

 一旦休憩とわくものもわかないキレイな公園で、キャップを開けるのも割と新鮮だが、
日中の突き抜けるような空に緑。

 いいモノを食べてショッピングな挟む小休止は、適度に涼しく南中を済ませた午後三時頃でも、充分に休めて快適だった。

 侃々諤々と白熱したダンダム議論も落ち着いて、ピークを過ぎた後の風に吹かれては、この貴重なAKIBA時間に一同は見切りをつける。

 
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