資格オタクの喪女が異世界に召喚されたら大変なことになってしまいました

りまり

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 あちらの世界に心残りがあるとすれば、私の唯一の趣味である資格が取れないことだ!!!!!!!!!

 私の楽しみが!!!!!!

 私の名前は「高田 紗良沙」ごく一般事務の社畜OLだ。

 誕生日が来れば28歳で、おブスなオタク獅子など見向きもされないので行き遅れ確定だ。

 それでも私はいいと思っている。

 ヤバいまた脱線してしまったが、資格が取れないのが心残りだ。

 取りたい資格がまだまだあったのに!!!!

 草臥れたおじさん改め、ジョシュア様は私の方をチラチラ見ながら、何か言いたそうに見ている。

 「どうかされましたか?」

 「何でもありません。
 だいぶお待たせしてしまいましたね。
 食堂に食事を用意してありますので、こちらです」

 案内された場所はかなり大きな食堂で、騎士の方が食べていた。

 「こちらは騎士や侍女たちが食べる食堂です。
 本来であれば王族と一緒にと思っていたのですが……」

 言いにくそうに口ごもっている。

 「私は、ここで十分ですよ。
 それに……ここの方が落ち着きます」

 「それと、言いにくいのですが、聖女様とはお知合いですか?」

 「……それって……聖女さまが私に虐められていたと言っていたのですか?」

 「年齢的にも、あなたの方が年上ですし、どう見ても聖女様は学生ですよね?
 それなのにいじめられていたというのはおかしいと思いまして……少し考えればわかることなのですが殿下が鵜呑みにしてしまいまして激怒したということです」

 「なるほど、確かに彼女は学生で私は社会人です。
 それにたまたま私もあそこを通りかかったので、彼女の名前さえ知りません」

 「でも彼女は知っていましたよ。
 あなたのお名前も家族のことも、言ってました」

 「……なら兄の教え子か何かです。
 兄は私が言うのもなんですがかなりのイケメンでした……今は父と二人行方不明なのです。
 当時高校生だった私は父や兄のファンの子たちから恨まれましたよ。
 それでも今日までやってこれたのは近所に住むおばちゃんたちのお陰です」

 何時だってそうだった。

 いつも私のせいにされていた。

 「だから教員免許は取ったけど教師にならずに他に就職したのに!!!!!!!」

 「つかぬことをお聞きしますが……学生は資格を取るなどしてますか?」

 「人にもよります。
 私は、父と兄が資格を取りまくっていたので、私も興味を持ちそれなりに持ってましたけど、そうでなければありきたりな物しか持っていないですよ」

 「そうですか……ちなみにあなたはどのぐらい持っているのですか?」

 「そうですね取れる資格はすべて取ってます。
 後はお金を貯めて専門学校に入らなければとれないものだけですね」

 ジョシュア様は頷くとそそくさとどこかに行ってしまったのだ。

 取り残された私は、遠巻きに見ていた侍女さんに声をかけられ一緒に食事をするようになった。

 だいたいなんでそんな質問されたのかわからないのですが!!!!!

 誰か教えて下さい!!!!!

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