悪役令息の俺は関わりたくないので傍観を決め込むことにした。

りまり

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 こんにちはリアです。

 今日は俺の六回目の誕生日を祝う会が催される予定なのですが……

 俺の目の前にはノアが居ます。

 彼はどういうわけか、俺の目の前に現れ俺の友達と名乗り屋敷に入り込んできたのです。

 両親は驚きはしたが、快く受け入れてくれ客人としてもてなしてくれました。
 
 父に相談した後母にも同じ話をしたのですが、変わらず愛情を持って接してくれたのです。

 本当に嬉しかった。

 ノアは初めは慎ましやかに過ごしていたのですが、兄貴を懐柔し母を懐柔したあたりからやりたい放題になっていったのです。今ではこの家の住人のように振る舞いメイドや料理人を困らせているのだ。

 何度注意してもやめてくれず、しまいには俺が虐めると言い出す始末です!!!!

 ノアが来てからは執事やメイドが俺の側を離れずいつも誰かしらいてくれたので大事には至らなかったが、このままでいくと俺の命も後もう少しなのだと思えてならないのだ。

 はっきり言って何かに操られているようで気持ちが悪い。

 毅然とした態度で接していた母や兄貴がああも簡単に懐柔されるのかと思ったのだ。

 この世界では禁じられた魔法がある。

 魔法と言うよりスキルと言ったほうがいいのかもしれないが、そのスキルを持っている子はどんな身分であれスキルを封じられるのだ。そのスキルは「魅了」と言う。

 一応この屋敷の従業員や出入りの業者さんには状態異常回復のブレスレットを着用してもらっているのだが、母や兄貴も同じものを渡してあるのだが……執事の話だとつけていないのだ!!!!!

 今現在排除されないのは父が母を抑えているからでそれも時間の問題だと思う。

 何とかブレスレットをしてもらえるように説得しているけど無理そうなのだ。

 俺と執事は排除される前にこの家を出て行こうと冒険者ギルドに登録したり、クエストをこなしてランクを上げたりと頑張っていた。

 俺たちがいなくなれば少しは落ち着くだろうと言うことなのだが、父が俺たちのいない間に何とかすると言っていたけどうまくいくか心配だ。

 ノアが来てから一年ようやく外に出ても大丈夫なだけのランクになったので旅立つことにした。

 父と挨拶を済ませ公爵家を後にする。

 次に俺がここに戻ってくるときはすべてが終わってからだ。

 

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