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幼少期
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待ちに待った赤ちゃんが生まれたんだ。
バードに連れて行ってもらい、お母様と赤ちゃんに合いに行ったの。
弟を見せてもらったけどとってもかわいかった。
「レオンもこれでお兄ちゃんね」
「はい! お母様、僕いいお兄ちゃんになるね」
「頑張ってね、お兄ちゃん」
お母様のそんな言葉が嬉しかった。
俺も家族と思ってくれているんだと思ったからだ。
でもその日から俺の生活は変わってしまったのです。
俺の身の回りのお世話をしていたメイドが、弟のお世話が忙しいと俺のことは後回しにしてきたのです。
弟にはきちんと乳母が付き、今は身の回りの世話をする必要がないのにですよ!!!!
二度の食事も忘れられることが多くなり、水で過ごしている日もありました。
俺は考えに考え、打開策を考えました。
メイドは俺が勝手に外に出ると怒りだすので、夜中バードを探すことにしたのです!!!!
俺はメイドから恥ずかしいからと出歩くのを禁止されていたので、弟が生まれてから外に出たことがないのです。
本当であれば解雇もののメイドだが、屋敷のことは執事に任せているのでそこまで目が回らず放置されているのが現状のようです。
どれぐらいこの生活をしていたのか、普通の三歳児ならすでに死んでいるかもしれないが、俺は何とか生き延びどうにかあのメイドにぎゃふんと言わしめたいと思っているのだ。
俺はとうとう空腹に耐えかねて廊下にでて、キッチンに行こうとした。
ふらふら歩いていると人影が見え、気付くと目の前に来ていた。
よく見るとその人は一度だけ目にしたことのある、お父様だと気付いた。
怒られる!
「あぁ、ごめんなさい、ごめんなさい部屋から出ちゃダメって言われているのに出てごめんなさい」
俺は必至で謝った。
お父様は何も言わず俺を抱き上げると、怖い顔をしてバードの所に行った。
バードは俺の姿を見ると眉間に皺が寄った。
やっぱりバードも俺が出歩くの嫌だったのかな。
「なぜレオン様がこんなに痩せこけているんです」
「それは俺が知りたい」
「レオン様につけたメイドの動きを確認してきます」
バードはそういうと部屋を出ていき、お父様は俺を抱えたまままた歩き出した。
向かった先は食堂で、料理長は俺の姿を見ると愕然としていた。
「レオン坊ちゃんですよね……あいつやっぱり持って行ってなかったんだな」
「どういうことだ」
「実は……」
料理長はお父様に今までのことを話していた。
俺はその間用意してもらった料理を泣きながら食べました。
とってもおいしかったです!!!!
バードに連れて行ってもらい、お母様と赤ちゃんに合いに行ったの。
弟を見せてもらったけどとってもかわいかった。
「レオンもこれでお兄ちゃんね」
「はい! お母様、僕いいお兄ちゃんになるね」
「頑張ってね、お兄ちゃん」
お母様のそんな言葉が嬉しかった。
俺も家族と思ってくれているんだと思ったからだ。
でもその日から俺の生活は変わってしまったのです。
俺の身の回りのお世話をしていたメイドが、弟のお世話が忙しいと俺のことは後回しにしてきたのです。
弟にはきちんと乳母が付き、今は身の回りの世話をする必要がないのにですよ!!!!
二度の食事も忘れられることが多くなり、水で過ごしている日もありました。
俺は考えに考え、打開策を考えました。
メイドは俺が勝手に外に出ると怒りだすので、夜中バードを探すことにしたのです!!!!
俺はメイドから恥ずかしいからと出歩くのを禁止されていたので、弟が生まれてから外に出たことがないのです。
本当であれば解雇もののメイドだが、屋敷のことは執事に任せているのでそこまで目が回らず放置されているのが現状のようです。
どれぐらいこの生活をしていたのか、普通の三歳児ならすでに死んでいるかもしれないが、俺は何とか生き延びどうにかあのメイドにぎゃふんと言わしめたいと思っているのだ。
俺はとうとう空腹に耐えかねて廊下にでて、キッチンに行こうとした。
ふらふら歩いていると人影が見え、気付くと目の前に来ていた。
よく見るとその人は一度だけ目にしたことのある、お父様だと気付いた。
怒られる!
「あぁ、ごめんなさい、ごめんなさい部屋から出ちゃダメって言われているのに出てごめんなさい」
俺は必至で謝った。
お父様は何も言わず俺を抱き上げると、怖い顔をしてバードの所に行った。
バードは俺の姿を見ると眉間に皺が寄った。
やっぱりバードも俺が出歩くの嫌だったのかな。
「なぜレオン様がこんなに痩せこけているんです」
「それは俺が知りたい」
「レオン様につけたメイドの動きを確認してきます」
バードはそういうと部屋を出ていき、お父様は俺を抱えたまままた歩き出した。
向かった先は食堂で、料理長は俺の姿を見ると愕然としていた。
「レオン坊ちゃんですよね……あいつやっぱり持って行ってなかったんだな」
「どういうことだ」
「実は……」
料理長はお父様に今までのことを話していた。
俺はその間用意してもらった料理を泣きながら食べました。
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