僕は前世の知識を生かしのし上る……はず?

りまり

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 それからの生活は変わらなかった。

 俺は春になると魔物の討伐に出かける日々が続いたが、だからと言って王宮を出て領地に戻ろうとすると全員で止められその日はベットから出れなくなるまで抱かれるのだ。

 流石に体がもたないと諦め、王宮から討伐に出かけている。

 帰ってくればその間の時間を埋めるがごとく抱かれているのだが、手加減されているので翌日は起きれる。

 できれば側室の誰かに王子妃として側に立ってもらいたかったが側室はあくまでも王子妃の補佐として自分たちの仕事はやると言い出す始末。

 できることをやると言うことで、得意分野で活躍することになったのだ。

 俺の子供たちはすくすく育ち、魔力は強く剣の才能もあるのかめきめき力をつけている。

 他の側室たちが産んだ子は、文系らしく勉強で頭角を現していた。

 子供たちは仲が良く、よく遊んでいるところを見かけるし、それぞれの得意分野を教えあっている姿も見かけるようになった。

 ただ最近母の産んだ俺の妹が気になるのか、妹を取り合う姿を見受けられるようになりかなり焦っている。

 いくらわが子でも妹はやらないからな!

 俺の妹は世界で一番かわいいのだ!

 妹も俺と結婚するんだと言っていらしい、俺はそれを聞いて嬉しくなってしまった。

 やっぱりここを出て領地に戻り妹と暮らすかと考えていると、どこからともなく王様が現れて俺を担ぎあげると寝室に籠り二・三日出れずにベットにお世話になる。

 あいつ絶倫の上に回復薬まで常備しやがって、これ以上よこしまな考えを巡らせると鎖でつながれて監禁されそうで怖いので、その考えはいったん置いておくことにした。

 でも絶賛考え中です!

 最近は兄が領地に赴き視察などを行っているので、できれば一緒に同行したいができそうもないのであきらめています。

 なんで討伐はよくて視察はダメなのかわからないが、監禁は嫌なので諦めます。

 ガクブルで王様の目が最近怖いんです。
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