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けして嫌いではない。
どちらかといえば好きだ。
「素直になれば良いのに」
「団長の婚約者と言う人が、会いに来た」
「マジか!」
「うん、身分違うし、ましてや俺はふたなりだから団長の側にいたらいけないとまで言われた」
「それをレオン団長に言ったか?」
「言ってないけど…」
「それ言ったほうがいいぞ、大体その令嬢も不敬にもほどがあるからな」
「?そうなのか?」
ハルは自分の性が男でも女でもないことに悩んでいた。
ハルには兄がいるが、この度めでたく結婚したらしく兄のお嫁さんに気持ち悪いといわれてしまったから、余計に令嬢から言われた言葉は思いのほかハルの心を抉った。
ただ、ハルは知らない。
それを言った嫁はハルが騎士団に戻った後、兄は怒りすぐに離縁していた。
兄曰く大事なハルに事欠いて気持ち悪いなんて暴言はくような嫁はいらない!
嫁の家族はそれを聞いた後、離縁を承諾し彼女は間もなく修道院に送られることこなった。
その時に彼女は知るだろう、創世の神もまたふたなりだったことを、そのためふたなりは神秘とされ身分かかわらず王族か王族に連なるものに嫁ぐ習わしがあった。
ハル以外の騎士団は知性も必要ということで、歴史を一から叩き込まれたので令嬢はこの後不敬罪で修道院いきなのを知っていた。
どちらかといえば好きだ。
「素直になれば良いのに」
「団長の婚約者と言う人が、会いに来た」
「マジか!」
「うん、身分違うし、ましてや俺はふたなりだから団長の側にいたらいけないとまで言われた」
「それをレオン団長に言ったか?」
「言ってないけど…」
「それ言ったほうがいいぞ、大体その令嬢も不敬にもほどがあるからな」
「?そうなのか?」
ハルは自分の性が男でも女でもないことに悩んでいた。
ハルには兄がいるが、この度めでたく結婚したらしく兄のお嫁さんに気持ち悪いといわれてしまったから、余計に令嬢から言われた言葉は思いのほかハルの心を抉った。
ただ、ハルは知らない。
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嫁の家族はそれを聞いた後、離縁を承諾し彼女は間もなく修道院に送られることこなった。
その時に彼女は知るだろう、創世の神もまたふたなりだったことを、そのためふたなりは神秘とされ身分かかわらず王族か王族に連なるものに嫁ぐ習わしがあった。
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