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第五話 ふかふかホットケーキ

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「今日はよろしくね」

「はい、こちらこそ」

 紗和子は、円香と挨拶を交わし。車に乗り込む。
 朝、小花衣家で待ち合わせをし、風香のチャイルドシートを千春の車に移動させて、一台で行くことにした。千春の車は、後部座席が二列なので一列目は薫と風香、その後ろに円香と夫の理一郎りいちろうが座り、紗和子は助手席に座った。
 いつも薫と一緒に後ろに座るので、なんだかんだ助手席に乗るのは、これが初めてだった。全員が乗って、シートベルトを締めたのを確認し、出発する。
 円香の夫の理一郎は、挨拶はなんとか交わせたが「小花衣先生の、車……っ」と今は顔を両手で覆って感動に打ち震えていた。
 理一郎は、円香の十六歳年上とは思えないほど若々しい見た目のイケメンだった。千春と同じクールタイプのイケメンで、黒と銀の眼鏡の効果も相まって何も知らずにあったらちょっと怖そうだな、と思ったかもしれない。
 朝一番で「こは、こはないせんせい、おひゃようございまふ」と感動にぷるぷるしながら言っていたので、今は円香の言う「可愛い人」というのが分かる気がした。
 カーナビの道案内の音声に交じって、薫と風香のおしゃべりが聞こえる。とはいっても聞こえるのは風香の声だけなのだが、風香の薫のジェスチャー読解力は、こうして目の当たりにするとすごいものがある。
 紗和子も千春も時折、薫が何を伝えたいのか分からない時があるのだが、風香にはあまりそれがないようで、ぽんぽんと会話が弾んでいるのだ。
 座席越しに振り返ると薫と風香は、にこにこしていた。お休みの日に友だちと出かけるのが楽しくて仕方がないのだろう。

「そろそろ着きますよ」

 カーナビが音声案内を終了して、千春が近くの駐車場へと車を入れる。
 車が完全に止まったら、紗和子は車を降りて、薫を下ろし、千春が反対側のドアを開けてて風香を下ろした。そして、座席をずらして円香と理一郎が降りて来る。
 薫と風香が手を繋ぎ、大人で前後を挟んで風香おすすめの生地屋さんへ行く。
 お店は、商店街の一角にあった。なかなかににぎわっているようで、大勢の人通りがあった。

「わ、すごいですね」

 中に入って、その生地の量に圧倒される。
 背の高い棚、低い台、そこら中に様々な生地が溢れかえっている。

「ここね、五十センチから買えるの。だから小物づくりにも向いてるのよ。珍しい生地も多いし、二階には小物類もあるのよ」

「なんだか入り口なのに、楽しくなってきてしまいました」

「でしょでしょ。ねえ、まずはお揃いの服の生地を選んで、次に浴衣の生地を選びましょ」

「はい!」

 紗和子はにこにこしながら頷く。

「パパと小花衣先生は好きにしてていいからねぇ」

「えっ!」

「はい。紗和子さん、僕は理一郎さんとお話でもしてますね」

 憧れの作家と二人きりにされてしまう事実に――薫と風香は一緒に生地を選ぶ気満々なのだ――理一郎は戸惑いの声を上げたが、パパ友を作るんですと喜んでいた千春は、呆気なく了承した。
 二人は、商店街の古書店に行く、と生地屋を出て行った。理一郎は初恋に戸惑う初心な少年並みにおどおどしていたが大丈夫だろうか。
 だが、その心配も一瞬で忘れてしまう。

「あー、どの生地も素敵!」

「ですねぇ。どうしましょう、まずは色から決めますか?」

 数多の生地の前にお互いに夫のことは早々に思考の片隅に追いやられてしまった。
 風香とお揃いのお洋服をという提案に薫は、それはそれは喜んで、ぴょんぴょん跳ねて喜びを表現していたのだ。風香も「お揃い!」と喜んで、二人は手を取りはしゃいでいた。

「薫ちゃんはどの色が良いですか?」

 薫は撫子色の生地を指差す。
 円香が風香に尋ねると、風香はレモン色の生地を指差した。

「じゃあ、色違いで、デザインをお揃いにしよっか」

 円香の提案に子どもたちが「うん」と頷く。
 風香と薫の意見を聞きながら、生地選びを進める。薫はピンク系、風香は黄色系、色一つとってもその濃淡によって、無数に選択肢は広がっているのだ。
 お洋服の生地選びが終わったら、次は浴衣の生地選びだ。二人が、こっちもお揃いが良いと言うので、色違いの生地を選んだ。薫は白地に藤色の花が咲いたもの。風香は同じく白地に黄色の花が咲いたものだ。

「あのね、私、スケッチブックも持ってきたの。近くに素敵な喫茶店があるから、そこでデザインのお話しない?」

「いいですね。でも千春さんたちは……」

「あ、そうだ。一応、様子見に行こう」

 すっかり忘れていたらし円香と共に古書店に行く。
 紙と少し埃のにおいがする古書店は薄暗い。その中で、二人の夫は黙々と本を読んでいた。時折、何か言葉を交わしている。千春も理一郎も楽しそうな顔をしている。

「打ち解けたみたいね。スマホにメッセージだけ送っておきましょ。邪魔しちゃ悪いわ」

「ふふっ、そうですね」

 お互い、スマホで近くの喫茶店にいるという連絡をして古書店を後にする。
 喫茶店は、すぐ近くにあり、ボックス席に座る。
 薫と風香が隣同士がいいというので、円香と紗和子が並んで座る。

「私、こういうレトロな喫茶店、初めて入りました」

 アンティークの家具で統一された店内は、穏やかな時間が流れている。カウンター席もあり、絵にかいたような白髪をオールバックにして口ひげを蓄えたマスターがカウンターの向こうでコーヒーカップを磨いていた。

「ここ、何でも美味しいのよ。コーヒーもすごく美味しいの」

 そう言って円香がメニューを差し出す。

「なら……オリジナルブレンドにします。薫ちゃんは決まりましたか?」

 薫はメニューの写真を指差した。

「フルーツパンケーキですか? 大きそうですけど……」

 写真のパンケーキは二枚重ねで、その上に生クリームとバナナや缶詰系のミカンや桃といったフルーツが乗っている。薫はよく食べるほうだとは思うが、さすがにこれは食べきれない量だ。

「あ、じゃあ、風香とはんぶんこしよ! いつもね、ママとはんぶんこするけど、きょうは薫ちゃんとするー! 薫ちゃん、いい?」

 風香の提案に薫は嬉しそうに頷いた。

「風香ちゃん、いいんですか?」

「うん!」

「風香はここのパンケーキ大好きなのよ。いつもそのフルーツのやつか、チョコソースのやつなの。飲み物はどうする?」

「リンゴジュースにする。薫ちゃんは? …………薫ちゃんは、冷たいココアだって!」

「はいはい。じゃあ、頼む……、あ、紗和子さん、ケーキとかは?」

「えーとじゃあ、何かおすすめはありますか?」

「アップルパイも美味しいし、このベイクドチーズケーキも美味しいよ」

「じゃあ、チーズケーキにします」

「了解。私はアップルパイにしよ。すみませーん」

 円香が店員さんに声をかけて注文してくれる。
 風香と薫は仲良く何かをお話していて、紗和子は円香のこれまでの作品を見せてもらって品物が来るのを待つ。
 円香は、昔、手芸店で働いていたのだという。確かにその腕前は見事で、どれもこれも売り物のように可愛い。

「お待たせしました。フルーツパンケーキのお客様」

 店員さんの声に顔を上げれば、風香と薫が手を挙げて二人の前に置かれた。風香と円香が常連だからか、或いは、注文前のやりとりを聞いていたのか、薫と風香に取り皿も用意してくれていた。
 紗和子の前にもブレンドのホットコーヒーとベイクドチーズケーキ。円香の前にはアイスコーヒーとアップルパイが置かれた。

「ご注文の品は以上でよろしいですか?」

「はい」

「では、ごゆっくりどうぞ」

 店員さんが去って行き、薫と風香は嬉しそうにパンケーキを食べ始めた。有難いことに既にパンケーキがひと口サイズに切られている。
 紗和子もコーヒーに口を付ける。

「……ん、美味しい」

 思わず感嘆の声を漏らす。
 コクがあり、自然な甘さが際立つ。苦みもほどよく、嫌みのないすっきりとした味わいだった。鼻に抜ける芳醇な香りにふっと息を吐き出す。

「ね、美味しいでしょ」

「はい。こんなに美味しいの、初めてです」

「お口に合ってよかった」

 円香がほっとしたように笑った。
 紗和子は、ベイクドチーズケーキにもフォークを伸ばす。
 しっとりとして少し重めのケーキは、口に入れるとチーズの濃い味に圧倒される。しかし、くどすぎず爽やかで、底のタルト生地もバターの風味が利いていて、シンプルに美味しい。

「すごい、こっちも美味しいです。……おうちでも作れるかしら」

「さすが、元家政婦さん。美味しく作れたら教えてね。アップルパイも食べてみて、すごく美味しいんだから」

 そう言って円香がひと口サイズに切り分けてくれた。

「いいんですか? でしたら、チーズケーキもどうぞ」

 紗和子は、二つのかけらを交換し合う。
 アップルパイもリンゴのコンポートがジューシーだった。さくさくのパイ生地は、軽くてカスタードの甘さも少し酸味を残したコンポートによく合う。

「美味しいです。他のケーキも試したくなっちゃいました。……薫ちゃん、今度は千春さんと来ましょうか。千春さんが居れば、いろいろ食べられますよ」

 薫が、うんうんと頷いた。
 千春は、甘いものも好んでよく食べる。それにとてもたくさん食べるので、もう二、三品頼んでも大丈夫なのだ。あんなに食べて、一日部屋にこもっていることがほとんどなのに、どうして太らないのか不思議で仕方ない。

「いいなぁ。理一郎さんは、甘いの駄目なの。でもね、風香にあーんされると苦手なのに食べるのよ」

「ふふっ、優しいパパですね」

 そう返すと円香は「でしょー」と笑った。
 なんとなくゆっくりとまばたきをすると、円香の心は黄色の木綿のリボンに綺麗に包まれていて、二本だけ外へと伸びている。一本は風香に伸びて、優しく娘の頬や髪を撫でている。もう一本は、風香の周辺をふよふよとしている。
 風香の心は、レモン色のサテンのリボンが包んでいて、同じように母の円香に伸びているが、同時に薫に伸びて優しく触れていた。
 なんだか久しぶりにこんなに穏やかな『糸』を見たなぁ、とほっとしながら、もう一度、まばたきをする。
 薫の『糸』は、おそらくピンク色でレースで縁どられている。一本だけ、それが風香に伸びていたがまだ全体を見る心の準備が紗和子にはできていなかった。

「ねえ、それでデザインなんだけど、一応、考えてきたの。出来上がりは、夏になるからそれに合わせてあるよ」

 ケーキを食べ終え、店員さんがお皿を下げてくれたあと、円香がテーブルの上に小さめのスケッチブックを広げた。

「あ、可愛い」

 スケッチブックを覗き込んで、紗和子は思わず笑みを浮かべる。薫もぱぁっと顔を輝かせた。
 そこに描かれていたのは、ワンピースだ。
 パフスリーブで肩にリボン。首周りはUネックでハイウェイストのスカート部分は、腰よりややしたに大きなリボンがあって、そこから広がり、下からフリルのパニエがのぞいている。丈は膝くらいだろうか。後ろはシンプルに装飾はないが、あまりにごてごてしているよりは、すっきりしていて品が良い。

「すごく可愛いです」

「でしょー。自信作なの。あのね、お揃いにするなら、例えば風香はこの絵通りにして、薫ちゃんは、この腰のリボンを左側に持ってくると可愛いと思うの」

「想像するだけで可愛いです。でも、このパニエの部分の生地は買ってませんよね?」

「あ、それは大丈夫。丁度いい白い生地は前にインターネットで桁を間違えて、阿呆みたいな長さで買っちゃってね……まだたーくさんあるの。たーくさん……」

 遠い目をして円香が言った。
 きっと本当にたくさんあるのだろう。風香が「とどいたひね、すっごいおおきなはこだった。パパじゃないとおもくてもちあがらなかったの」とケタケタ笑っている。

「えーと、ならそこは甘えちゃっていいですか?」

 紗和子は空気を読んだ。

「もちろん! ありがとう、紗和子さん!」

 円香が紗和子の手を取り、二人は固い握手を交わした。
 それから、あーでもないこーでもないと話し合う。ボタンはどうするか、肩のリボンをつけるかとるかと話題は尽きない。風香と薫も時折、口をはさんで来る。
 四人で楽しく会議をしていると、いつのまにか夫たちが帰って来ていた。

「今日も楽しそうですねぇ」

「千春さん、お話は終わったんですか?」

「ええ。古書店であれこれ。理一郎さんはさすが准教授さんですよ、とても勉強になりました」

「小花衣先生こそ、素晴らしかったです!」

 よく分からないが、パパ同士なにかしらの友情は深めてきたようだ。

「そろそろ良い時間ですし、どうしますか?」

「あ、そうですね」

 もう午後四時を過ぎている。

「じゃあ、そろそろ帰ろうか」

 円香がそう言って立ち上がり、紗和子も同じく立ち上がる。
 テーブルの下にあった荷物は、いつのまにか千春たちが持ってくれていた。
 それぞれお会計を済ませて、喫茶店の外へ出る。
 千春たちが先頭を行き、子どもたちはお互いに手を繋ぎ、その後を円香とともにゆったりと歩いて行く。

「紗和子さん、今日はありがとうね。本当に楽しかった」

「こちらこそ。私も楽しかったです。もしよろしければまた、一緒に行きたいです」

「うん! 私も! ……私ね、実はママ友付き合いがちょっと苦手でね、今日も本当はめちゃくちゃドキドキしてたんだ」

 円香がためらいがちに言った。思わぬ言葉にぱちりと瞬きを一つする。

「風香は三歳で森山幼稚園に入園したんだけど、それまでは別の町に私たちは住んでて、私も手芸店で働いていて、風香も保育所に通ってたの。理一郎さんの実家がこっちなのよ」

「そうなんですね」

「うん。義両親が援助もしてくれて、家を建てたのよ。っていうのが、建前。……前の保育所で、ママ友の間でトラブルがあって、私、かなり精神的に追い詰められちゃったの」

 風香に聞こえないようにか円香は、ぽそぽそと言葉を紡ぐ。

「それでね、それを知った理一郎さんのお母さんが、相手側にカンカンに怒って、お金出すから家を建てて、こっちにいらっしゃいって言ってくれたの。理一郎さんも、ちょっと大学が遠くなるけど、行こうって言ってくれて、それでこっちに来たんだ」

 そういえば、と紗和子は、円香が風香のお迎えに来た時、ほかのお母さんたちと挨拶は交わしても、会話に混じることがほとんどないのを思い出した。

「私、手芸が好きでしょ? きっかけは、それで……ちょっと図々しい人に目をつけられて、無理矢理頼まれちゃったりしたの。だから、紗和子さんも誰それかまわず手芸ができるってお話ししちゃだめよ?」
「はい、気を付けます。円香さんのことも内緒にしますね」

「うん、ありがとう。森山幼稚園は、変な人はいないけどね。私も臆病になってるのかも」

 円香が眉を下げて苦笑をこぼすも、にこっと笑う。

「でもね、やっぱりお話しできる相手が欲しくて、紗和子さんが声をかけてくれて不安だったけど嬉しかった。今日、すごく楽しくて、えへへ、勇気だして良かった」

 照れたように髪をいじる円香に、紗和子もなんだか照れくさくなりながら笑みを返す。

「私もまだ結婚したばかりでママ友関係は馴染めていなくて、だから声をかけていただけて嬉しかったです。また出かけましょうね」

「うん! あ、もしよければ蓮人くんのお母さんも、お仕事が落ち着いたら紹介してほしいな。風香、蓮人くんの話もよくするのよ。まあ、薫ちゃんを取り合うライバルみたいだけど」

「ふふっ、はい。京子さんにもお話してみますね。私も京子さんもこちらに越してきたばかりで、頼りにしていますね、円香さん」

「うん、任せて」

 安心したように頬を緩めた円香に紗和子も自然と肩の力が抜ける。
 それから駐車場に着いて、子どもたちを乗せる。駐車場の料金は、車をだしてもらったからと円香たちが払ってくれた。
 小花衣家に着くと、荷物を下ろしてバイバイの時間だ。

「薫ちゃん、またようちえんでね! ばいばーい!」

「紗和子さん、千春さん、ありがとうございました。紗和子さん、服のほうは進捗をメッセージで送るね!」

「はい、私のほうも送りますね」

 賑やかに帰っていく風香たちに手を振って、楽しい一日は幕を下ろす。
 薫が春ノ助に会いたいのか、小走りで玄関に駆けて行くのを、紗和子と千春はのんびりと追いかけていく。

「紗和子さん、楽しめましたか?」

「はい。初めてのママ友ができました」

「ふふっ、僕もパパ友ができました。お互い、娘ですからね。……嫁に出すことを考えると今から涙が出てくるという点で一番、意気投合しましたね」

 うんうんと千春が感慨深く頷きながら言った。

「もうそんな心配を? 薫ちゃん、まだ五歳ですよ」

「……僕の義兄が薫が産まれた日に『嫁に出したくない』って泣いて、姉に『さっき産まれたばっかなんだけど……』って言われていたのを思い出しました」

「ふふ、お二人とも気が早いですね」

 思わず紗和子は笑ってしまう。千春はむっとしたように唇を尖らせると「理一郎さんは分かると言ってくれましたもん」と告げる。どうやらちょっと拗ねてしまったようだ。
 紗和子は玄関の鍵を開けながら「でも」と目を伏せる。

「薫ちゃんの結婚式とか、千春さん、大号泣間違いないしですね」

「……やめてください。明日、僕の瞼が腫れてもいいんですか」

 至極真面目な顔で千春が言うものだから、紗和子はついに我慢しきれず声を上げて笑ってしまう。

「うふふ、ふ、ふふふっ」

「紗和子さん、僕は真剣ですよ!」

 薫と迎えに出てきた春ノ助が不思議そうに首を傾げている。そんな可愛い子たちの頭を撫でて紗和子は「ごめんなさい」と形ばかり言いながら家に入るのだった。
 翌朝、千春の瞼が腫れていたかどうかは、小花衣家の人々のみぞ知るのであった。


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