3 / 119
こんなに好きなのに。
俺のなのに。
しおりを挟む
綺麗で要領のいい彼女は、
「ん?けがしちゃっただけよ?」
心配になって、訊いてると、彼女はぱっと目をそらす。
その後で、大好きな飛び切りの笑顔で嘘をつく。
「レア、大好きよ?」
嘘だ。知ってる。彼女が泣かないのは後で、初めて俺以外に強引に犯されたと言う事実。
「クレハ?ああ、いい女だよな。何でレアなんて彼氏居るんだろうな。あんなエッチも要領も下手なやつさ、俺の方が上手いに決まってるし!」
「あー、お前、クレハさん、犯したんだろ」
高校の時のクレハと同じクラスだったやつ。その話を街中、偶然コンビニで買い物した俺は、それを聞いて、殴りかかりたい衝動に駆られる。俺のなのに。段々俺のじゃなくなってく。彼女は頭がいいから、俺以外を知ったら離れてしまう。
気付いたら、俺は、そのまま刑事さんのお世話になった。
刑事から厳重注意だと怒鳴られたわけは、俺がやっぱりその男どもを殴り飛ばし、下手にケンカの才能なんか身に着けるとこういうことになる。クレハが迎えに来た。
「もう何やってるのよ~」
「…ごめん」
切れた口の端をレースの白いハンカチで拭いてくれた。
「いつっ」
「我慢しなさいよね。大方、あたしの事で喧嘩したんでしょうけど。」
「ぎくり」
「クス。女はね、女優なのよ。アダルトだろうと、素だろうと、アイドルだろうとね、誰も演じてるの。だから、あたしも、本当はレアが思ってるようないい女じゃないのよ。大丈夫、あたしとレアは世界中で誰よりも素敵なカップルよ」
「…」
照れて笑う彼女が愛らしい。抱きしめて壊れ物に触れるような優しいキスで彼女の口を啄みたい。
「あの…君ね、厳重注意なのに…」
刑事さんが明らかに不機嫌になる中、俺はクレハが作ったとんでもないごはんを食べて、ちょっと吐き出して怒られた。
俺たちはいろんな場所に行ったけど、不思議といつも触れ合うことでお互いを補うような関係だった。別にエッチしなくても、俺とクレハは、抱き合って寝ることでくすぐって遊んだり、優しい関係だった。なのに、何で―…。
「何でだよ」
彼女のお墓が何故目の前にあるの?
「ん?けがしちゃっただけよ?」
心配になって、訊いてると、彼女はぱっと目をそらす。
その後で、大好きな飛び切りの笑顔で嘘をつく。
「レア、大好きよ?」
嘘だ。知ってる。彼女が泣かないのは後で、初めて俺以外に強引に犯されたと言う事実。
「クレハ?ああ、いい女だよな。何でレアなんて彼氏居るんだろうな。あんなエッチも要領も下手なやつさ、俺の方が上手いに決まってるし!」
「あー、お前、クレハさん、犯したんだろ」
高校の時のクレハと同じクラスだったやつ。その話を街中、偶然コンビニで買い物した俺は、それを聞いて、殴りかかりたい衝動に駆られる。俺のなのに。段々俺のじゃなくなってく。彼女は頭がいいから、俺以外を知ったら離れてしまう。
気付いたら、俺は、そのまま刑事さんのお世話になった。
刑事から厳重注意だと怒鳴られたわけは、俺がやっぱりその男どもを殴り飛ばし、下手にケンカの才能なんか身に着けるとこういうことになる。クレハが迎えに来た。
「もう何やってるのよ~」
「…ごめん」
切れた口の端をレースの白いハンカチで拭いてくれた。
「いつっ」
「我慢しなさいよね。大方、あたしの事で喧嘩したんでしょうけど。」
「ぎくり」
「クス。女はね、女優なのよ。アダルトだろうと、素だろうと、アイドルだろうとね、誰も演じてるの。だから、あたしも、本当はレアが思ってるようないい女じゃないのよ。大丈夫、あたしとレアは世界中で誰よりも素敵なカップルよ」
「…」
照れて笑う彼女が愛らしい。抱きしめて壊れ物に触れるような優しいキスで彼女の口を啄みたい。
「あの…君ね、厳重注意なのに…」
刑事さんが明らかに不機嫌になる中、俺はクレハが作ったとんでもないごはんを食べて、ちょっと吐き出して怒られた。
俺たちはいろんな場所に行ったけど、不思議といつも触れ合うことでお互いを補うような関係だった。別にエッチしなくても、俺とクレハは、抱き合って寝ることでくすぐって遊んだり、優しい関係だった。なのに、何で―…。
「何でだよ」
彼女のお墓が何故目の前にあるの?
0
あなたにおすすめの小説
ため息ひとつ――王宮に散る花びらのように
柴田はつみ
恋愛
「離縁を、お願いしたいのです」
笑顔で、震えずに、エレナはそう言った。
夫は言葉を失った。泣いてくれれば、怒ってくれれば、まだ受け止め方があった。しかしあの静けさは、エレナがもう十分に泣き終わった後の顔だと、ヴィクトルにはわかった。
幼なじみと結ばれた三年間。すれ違いは静かに始まり、深紅のドレスの令嬢によって加速した。ため息を飲み込み、完璧な微笑みを保ち続けた公爵夫人が、最後に選んだのは――。
王宮に散る花びらのような、夫婦の崩壊と再生の物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
幼馴染の許嫁
山見月あいまゆ
恋愛
私にとって世界一かっこいい男の子は、同い年で幼馴染の高校1年、朝霧 連(あさぎり れん)だ。
彼は、私の許嫁だ。
___あの日までは
その日、私は連に私の手作りのお弁当を届けに行く時だった
連を見つけたとき、連は私が知らない女の子と一緒だった
連はモテるからいつも、周りに女の子がいるのは慣れいてたがもやもやした気持ちになった
女の子は、薄い緑色の髪、ピンク色の瞳、ピンクのフリルのついたワンピース
誰が見ても、愛らしいと思う子だった。
それに比べて、自分は濃い藍色の髪に、水色の瞳、目には大きな黒色の眼鏡
どうみても、女の子よりも女子力が低そうな黄土色の入ったお洋服
どちらが可愛いかなんて100人中100人が女の子のほうが、かわいいというだろう
「こっちを見ている人がいるよ、知り合い?」
可愛い声で連に私のことを聞いているのが聞こえる
「ああ、あれが例の許嫁、氷瀬 美鈴(こおりせ みすず)だ。」
例のってことは、前から私のことを話していたのか。
それだけでも、ショックだった。
その時、連はよしっと覚悟を決めた顔をした
「美鈴、許嫁をやめてくれないか。」
頭を殴られた感覚だった。
いや、それ以上だったかもしれない。
「結婚や恋愛は、好きな子としたいんだ。」
受け入れたくない。
けど、これが連の本心なんだ。
受け入れるしかない
一つだけ、わかったことがある
私は、連に
「許嫁、やめますっ」
選ばれなかったんだ…
八つ当たりの感覚で連に向かって、そして女の子に向かって言った。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる