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二人、また出会う日まで。
大事にされてる
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「俺だって男なんですけど」
言葉の意味が分からなくて凍る。
でも、それは分かってて、きっと私は知らないふりをしていた。
その方が…楽だったから。
急に壁に追いやられ、ふっと影が重なると、リアは目を瞑って近づいてくる。
「ティアナ」
その声を聴いた途端、私は久々の呼び捨てに、レアを思い出す。
はっと我に返り、「辞めて…」とリアを拒否する。それでも、リアは「分からせてあげるよ」両腕を掴み、リアは止まってくれなかった。唇と唇が重なり、私のファーストキスが奪われる。胸が高鳴るよりも、どこかでしたような既視感に不思議に思ってたら、唇が離れるかと思ってた。しかし、唇は一向に離れず、長い間キスをしていた。
「んっ…ぅ」
痺れるぐらいのドキドキはなかった。持続して、長く穏やかなドキドキが訪れる。拒否反応はそこまでなかった。
「ティアナの事がずっと好きだった。だから、お店に通ってたんだよ」
「…そうだったの」
「それなのに、バイトの男は好きみたいだし、お客さんも狙ってるみたいでイライラしてた。ごめんね、心が狭くて」
苛立ちを表してるはずなのに、男を感じてドキドキするのと、その後の大人っぽい笑い方は年相応で。
「ごめんね、冷えちゃったね」
「あ…」
「いいだろ、手を繋ぐぐらい。」
「う、うん…」
「俺と付き合わないか。」
私は悩んだ。「でも、レアの事が忘れられないから」
「…待ってる。忘れさせるよ。」
ぎゅ、と手を握られ、温かい。この人と居ると、お湯に浸かってるみたいな、心地よさがある。私はリアの事、好きだ…ただし、友人として。簡単には忘れられなく、喉辺りがもやもやとする。吐きたいのに吐けない、風邪の時みたいに。スッキリとはしなかった。忘れたいのに、忘れない。すぐには…それが私の正直な気持ち。
「ティアナー、リアさん来てるわよー」
「お母さん、もう遅いってば!!」
「あら、寝こみでも襲われちゃったかしら」
お茶菓子を取りに、一階に降りると、ふふふと含み笑いをしたお母さんが待っていて。真っ赤になりながら、ぷんぷんと怒る。そんな様子を見ていると、急に表情が穏やかになる。
「良かった、お母さん、心配だったの。」
「何で?」
「ずっと、レア、レアだったでしょう。でも、あの人は手の届かない存在で…リアさんは手の届く存在だもの。」
「それっていいこと?」
「いいか悪いかは分からないけれど…
リアさんと付き合ってくれたら、お母さんは安心ね。」
柔らかく笑う、母を見て、心配をかけてしまった罪悪感。お茶菓子を渡され、二階に上がる階段を上ってるうち、私はリアの事をずっと考えていた。
「お待たせ」
「あ、俺の好きなチョコパイ♪」
「嬉しそうにしちゃって。すっかりお母さんに好みばれてるね」
「うん、気に入られたいと思ってるからね」
「そ、そっか…。」
「好きな子の母親に気に入られたいって、自然でしょ」
にこ、と「当然でしょ」すごく柔らかく笑う。その表情を見た途端、突然キスされたことを思い出して、真っ赤になる。時間差の攻撃と。その笑顔を見ていると、私の決意も固まる。
「いいよ、付き合ってみようか」
その時の飛び切りの笑顔をして
「やったぁ!!」と抱きしめられると、これでよかったのかな、と安堵した自分が居たのだった。
言葉の意味が分からなくて凍る。
でも、それは分かってて、きっと私は知らないふりをしていた。
その方が…楽だったから。
急に壁に追いやられ、ふっと影が重なると、リアは目を瞑って近づいてくる。
「ティアナ」
その声を聴いた途端、私は久々の呼び捨てに、レアを思い出す。
はっと我に返り、「辞めて…」とリアを拒否する。それでも、リアは「分からせてあげるよ」両腕を掴み、リアは止まってくれなかった。唇と唇が重なり、私のファーストキスが奪われる。胸が高鳴るよりも、どこかでしたような既視感に不思議に思ってたら、唇が離れるかと思ってた。しかし、唇は一向に離れず、長い間キスをしていた。
「んっ…ぅ」
痺れるぐらいのドキドキはなかった。持続して、長く穏やかなドキドキが訪れる。拒否反応はそこまでなかった。
「ティアナの事がずっと好きだった。だから、お店に通ってたんだよ」
「…そうだったの」
「それなのに、バイトの男は好きみたいだし、お客さんも狙ってるみたいでイライラしてた。ごめんね、心が狭くて」
苛立ちを表してるはずなのに、男を感じてドキドキするのと、その後の大人っぽい笑い方は年相応で。
「ごめんね、冷えちゃったね」
「あ…」
「いいだろ、手を繋ぐぐらい。」
「う、うん…」
「俺と付き合わないか。」
私は悩んだ。「でも、レアの事が忘れられないから」
「…待ってる。忘れさせるよ。」
ぎゅ、と手を握られ、温かい。この人と居ると、お湯に浸かってるみたいな、心地よさがある。私はリアの事、好きだ…ただし、友人として。簡単には忘れられなく、喉辺りがもやもやとする。吐きたいのに吐けない、風邪の時みたいに。スッキリとはしなかった。忘れたいのに、忘れない。すぐには…それが私の正直な気持ち。
「ティアナー、リアさん来てるわよー」
「お母さん、もう遅いってば!!」
「あら、寝こみでも襲われちゃったかしら」
お茶菓子を取りに、一階に降りると、ふふふと含み笑いをしたお母さんが待っていて。真っ赤になりながら、ぷんぷんと怒る。そんな様子を見ていると、急に表情が穏やかになる。
「良かった、お母さん、心配だったの。」
「何で?」
「ずっと、レア、レアだったでしょう。でも、あの人は手の届かない存在で…リアさんは手の届く存在だもの。」
「それっていいこと?」
「いいか悪いかは分からないけれど…
リアさんと付き合ってくれたら、お母さんは安心ね。」
柔らかく笑う、母を見て、心配をかけてしまった罪悪感。お茶菓子を渡され、二階に上がる階段を上ってるうち、私はリアの事をずっと考えていた。
「お待たせ」
「あ、俺の好きなチョコパイ♪」
「嬉しそうにしちゃって。すっかりお母さんに好みばれてるね」
「うん、気に入られたいと思ってるからね」
「そ、そっか…。」
「好きな子の母親に気に入られたいって、自然でしょ」
にこ、と「当然でしょ」すごく柔らかく笑う。その表情を見た途端、突然キスされたことを思い出して、真っ赤になる。時間差の攻撃と。その笑顔を見ていると、私の決意も固まる。
「いいよ、付き合ってみようか」
その時の飛び切りの笑顔をして
「やったぁ!!」と抱きしめられると、これでよかったのかな、と安堵した自分が居たのだった。
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