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53.バレてしまった同居
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美月はテーブル上で両手を組んだまま視線を落としていたが、ややあって、若干上目遣いの形で源蔵の強面に瞳を向けてきた。
「……御免、まだちょっと、すぐには返事出来ない。何だか頭ん中がごちゃごちゃしてて……それに、お母さんのこともあるし……」
「あぁ、別に僕も急いでませんよ。蕗浦さんがその気になったらでエエですし、もっというたら、断ってくれても結構ですから」
いいたいことは、全て伝えた。
美月が源蔵を信じるか、信頼を置くかどうかは別問題だ。彼女が源蔵を信じることが出来ないなら、それはそれで構わない。
源蔵としても、自分のことを信じてくれなどと強要するつもりはない。
ただこれは、源蔵からの一方的なお願いだ。
美月がひとり立ちし、彼女が自分の人生に幸福を見出してくれることが源蔵自身の精神の幸福に繋がる。或いはその切っ掛けになるかも知れない。
いうなれば、これは源蔵本人の願望であり、我儘だ。
それを美月という依り代を使って実現させようとしているに過ぎないのである。
「つまりうちは、楠灘さんの身代わりってこと?」
「まぁ簡単にいうたら、そういうことです」
源蔵は苦笑を滲ませながら小さく肩を竦めた。
自分では出来ないから、代わりに美月にやって貰う。彼女の美貌ならば、それが可能だ。美月をひとりの自立した女性に仕立て上げれば、自ずと彼女に魅かれた男性が現れるだろう。
「僕はもう自分の不細工さに拘り過ぎて、すっかり拗れてしもうたから、今更何も出来んと思ってます。けど蕗浦さんはまだまだ挽回のチャンスがあるんで、そこに僕の存在意義ってのを見つけたい」
「それで楠灘さんは、割り切れる? うちひとりだけが幸せになって、それを横から見てるだけなんて……そんなのって、何かちょっと、変っていうか……」
美月は尚も理解不能だと渋っている。
だが源蔵の心理は、彼女には一生分からないだろう。
だからこそ、源蔵はそこまで無理強いするつもりも無かった。
「決めるのは蕗浦さんです。僕は僕自身の心の幸せの為に、蕗浦さんを利用しようとしてるだけなんでね。さっきもいいましたけど、僕なんぞに操られんのが嫌やったら断ってくれてもエエですよ」
ここで源蔵は席を立った。
明日も仕事がある。そろそろ入浴を済ませ、明朝に備えなければならない。
「話は以上です。蕗浦さんもまだ体調が万全やないでしょうから、しばらくは何もせんとゆっくりしとって下さい……あ、昼飯ぐらいは自分で何とかして下さいね。冷蔵庫ん中、適当に漁って貰って結構ですから」
源蔵はそのままバスエリアへと向かった。
彼の後方では、美月も立ち上がって頭を下げている気配を示した。
◆ ◇ ◆
翌日の定時後。
源蔵は詩穂を伴ってリロードへと顔を出した。
「また近々、うちからボードゲームをこっちに持ってきますけど、その時にはまた神崎さんと坂村さん、あと冴愛ちゃんにも色々お手伝いして貰わんといけんのですが……」
ここで源蔵は、自宅に今、ひとりの女性を住まわせていることを正直に伝えた。
冴愛と詩穂はただ驚いただけだったが、操の面には加えて困惑と不安、更には僅かな嫉妬の色も浮かんでいるのが伺えた。
「あ、別にいかがわしい関係ちゃいますからね」
源蔵は叔父から受けたアパート解体時の相談と、結果として美月を引き取ることになった経緯を説明した。
そこで冴愛と詩穂は何となくではあるが納得した様子を見せた。
が、操は相変わらず、腹落ちしたとはいい難い微妙な顔つきを覗かせていた。
「楠灘さんが、保護の必要ありって判断したことには、きっと間違いは無かったんでしょうけど」
カウンター裏で頬杖をつき、若干頬を膨らませている操。
源蔵はしかし、そんな操の反応は敢えて見なかったことにして、次のボードゲーム移動の際には美月が居ても驚かない様にとだけ釘を刺した。
「それにしても課長……ホントにマジで、色んなオンナに食いつかれますねー」
詩穂が呆れるやら感心するやらなどと笑ったが、源蔵は別に美月を自分のカノジョにしようとしている訳ではないとかぶりを振った。
するとまたもや、操が不機嫌そうに源蔵の顔をじぃっと睨みつけてくる。
「楠灘さんが変な下心を持って動く様なひとじゃないってことは、そりゃあ私もちゃんと分かってますけど……でもやっぱりちょっと、悔しいっていうか何ていうか……」
実のところ源蔵は、自分に執着するのはやめて他の男を探せ、という話を操にはまだ持ち掛けていない。その話をする前に、美月を預かる格好となったからだ。
しかし、仮に美月との同居が無かったとしても、果たして操に、自分を諦めてくれなどとはっきりいえたかどうかは少し怪しい。
(やっぱ僕なんかが、そんな偉そうに上から目線でいうのは、ちょっと変やなぁ)
源蔵は何度も何度も考えた。
自分の如きブサメンが、美女たる操にそんな宣言が出来る立場なのかと、矢張りどうしても委縮してしまうのが現状だった。
そもそも操にしろ美智瑠にしろ晶にしろ、ちゃんとした形で源蔵に告白してきた訳ではないのである。
いってしまえば、源蔵が勝手に三人の女性の心理を読み解いているだけであり、それが必ずしも的中しているとは限らない。
そんな状況で、
「僕のことは諦めて下さい」
などと、いえるのかどうか。
(もし違ってたら、ただの自意識過剰なキモいブサメンやしなぁ……中々難しい)
結局、彼女らの気持ちがはっきりと分かるまでは源蔵の方からも何もいえないという結論に落ち着いた訳である。こんな状況で何が語れるというのだろう。
(まぁそれいうたら、神崎さんが怒るのもおかしな話やねんけど)
源蔵に対して素面の状態で、好きだとも何ともいっていない操が、源蔵と美月の同居に対してどうこういえる立場ではない筈だ。
少なくとも建前上は。
(クリスマスまでに何とか決着つけようかと思うてたけど、そういう訳にもいかんかなぁ)
源蔵は背中に突き刺さる様な視線を感じながら、リロードを後にした。
「……御免、まだちょっと、すぐには返事出来ない。何だか頭ん中がごちゃごちゃしてて……それに、お母さんのこともあるし……」
「あぁ、別に僕も急いでませんよ。蕗浦さんがその気になったらでエエですし、もっというたら、断ってくれても結構ですから」
いいたいことは、全て伝えた。
美月が源蔵を信じるか、信頼を置くかどうかは別問題だ。彼女が源蔵を信じることが出来ないなら、それはそれで構わない。
源蔵としても、自分のことを信じてくれなどと強要するつもりはない。
ただこれは、源蔵からの一方的なお願いだ。
美月がひとり立ちし、彼女が自分の人生に幸福を見出してくれることが源蔵自身の精神の幸福に繋がる。或いはその切っ掛けになるかも知れない。
いうなれば、これは源蔵本人の願望であり、我儘だ。
それを美月という依り代を使って実現させようとしているに過ぎないのである。
「つまりうちは、楠灘さんの身代わりってこと?」
「まぁ簡単にいうたら、そういうことです」
源蔵は苦笑を滲ませながら小さく肩を竦めた。
自分では出来ないから、代わりに美月にやって貰う。彼女の美貌ならば、それが可能だ。美月をひとりの自立した女性に仕立て上げれば、自ずと彼女に魅かれた男性が現れるだろう。
「僕はもう自分の不細工さに拘り過ぎて、すっかり拗れてしもうたから、今更何も出来んと思ってます。けど蕗浦さんはまだまだ挽回のチャンスがあるんで、そこに僕の存在意義ってのを見つけたい」
「それで楠灘さんは、割り切れる? うちひとりだけが幸せになって、それを横から見てるだけなんて……そんなのって、何かちょっと、変っていうか……」
美月は尚も理解不能だと渋っている。
だが源蔵の心理は、彼女には一生分からないだろう。
だからこそ、源蔵はそこまで無理強いするつもりも無かった。
「決めるのは蕗浦さんです。僕は僕自身の心の幸せの為に、蕗浦さんを利用しようとしてるだけなんでね。さっきもいいましたけど、僕なんぞに操られんのが嫌やったら断ってくれてもエエですよ」
ここで源蔵は席を立った。
明日も仕事がある。そろそろ入浴を済ませ、明朝に備えなければならない。
「話は以上です。蕗浦さんもまだ体調が万全やないでしょうから、しばらくは何もせんとゆっくりしとって下さい……あ、昼飯ぐらいは自分で何とかして下さいね。冷蔵庫ん中、適当に漁って貰って結構ですから」
源蔵はそのままバスエリアへと向かった。
彼の後方では、美月も立ち上がって頭を下げている気配を示した。
◆ ◇ ◆
翌日の定時後。
源蔵は詩穂を伴ってリロードへと顔を出した。
「また近々、うちからボードゲームをこっちに持ってきますけど、その時にはまた神崎さんと坂村さん、あと冴愛ちゃんにも色々お手伝いして貰わんといけんのですが……」
ここで源蔵は、自宅に今、ひとりの女性を住まわせていることを正直に伝えた。
冴愛と詩穂はただ驚いただけだったが、操の面には加えて困惑と不安、更には僅かな嫉妬の色も浮かんでいるのが伺えた。
「あ、別にいかがわしい関係ちゃいますからね」
源蔵は叔父から受けたアパート解体時の相談と、結果として美月を引き取ることになった経緯を説明した。
そこで冴愛と詩穂は何となくではあるが納得した様子を見せた。
が、操は相変わらず、腹落ちしたとはいい難い微妙な顔つきを覗かせていた。
「楠灘さんが、保護の必要ありって判断したことには、きっと間違いは無かったんでしょうけど」
カウンター裏で頬杖をつき、若干頬を膨らませている操。
源蔵はしかし、そんな操の反応は敢えて見なかったことにして、次のボードゲーム移動の際には美月が居ても驚かない様にとだけ釘を刺した。
「それにしても課長……ホントにマジで、色んなオンナに食いつかれますねー」
詩穂が呆れるやら感心するやらなどと笑ったが、源蔵は別に美月を自分のカノジョにしようとしている訳ではないとかぶりを振った。
するとまたもや、操が不機嫌そうに源蔵の顔をじぃっと睨みつけてくる。
「楠灘さんが変な下心を持って動く様なひとじゃないってことは、そりゃあ私もちゃんと分かってますけど……でもやっぱりちょっと、悔しいっていうか何ていうか……」
実のところ源蔵は、自分に執着するのはやめて他の男を探せ、という話を操にはまだ持ち掛けていない。その話をする前に、美月を預かる格好となったからだ。
しかし、仮に美月との同居が無かったとしても、果たして操に、自分を諦めてくれなどとはっきりいえたかどうかは少し怪しい。
(やっぱ僕なんかが、そんな偉そうに上から目線でいうのは、ちょっと変やなぁ)
源蔵は何度も何度も考えた。
自分の如きブサメンが、美女たる操にそんな宣言が出来る立場なのかと、矢張りどうしても委縮してしまうのが現状だった。
そもそも操にしろ美智瑠にしろ晶にしろ、ちゃんとした形で源蔵に告白してきた訳ではないのである。
いってしまえば、源蔵が勝手に三人の女性の心理を読み解いているだけであり、それが必ずしも的中しているとは限らない。
そんな状況で、
「僕のことは諦めて下さい」
などと、いえるのかどうか。
(もし違ってたら、ただの自意識過剰なキモいブサメンやしなぁ……中々難しい)
結局、彼女らの気持ちがはっきりと分かるまでは源蔵の方からも何もいえないという結論に落ち着いた訳である。こんな状況で何が語れるというのだろう。
(まぁそれいうたら、神崎さんが怒るのもおかしな話やねんけど)
源蔵に対して素面の状態で、好きだとも何ともいっていない操が、源蔵と美月の同居に対してどうこういえる立場ではない筈だ。
少なくとも建前上は。
(クリスマスまでに何とか決着つけようかと思うてたけど、そういう訳にもいかんかなぁ)
源蔵は背中に突き刺さる様な視線を感じながら、リロードを後にした。
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