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異世界突入編
冒険×冒険
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ここは俺達3人が異世界へ飛ばされた最初の街イグリハナン、この門を一歩でも出れば、どんなモンスターが出てくるか分からない。期待と不安に胸を膨らませ、初戦へ望む。
怖さは無い。
現実世界の時から圧倒的な戦力を誇る仲間が両隣りにいるからだ。
右手5m前方にはリザードマンに転生したヒロが、Level1の平均値がどの項目も10程度らしい世界で丸腰の78を持つ男だ。現在Level13で、結構ゴツめの
黒鉄両刃斧 +32
を両手に持つ事で倍攻撃力を上乗せし、総火力188まで到達している。
左手3m後ろにはダークエルフに転生したシンがいる。
こちらは圧倒的な俊敏性78を持っており、最前線のヒロの所まで、ひと蹴りで到達する。
攻撃力も高目で、
ブロンズナイフ +18
短弓 +17
を装備し、総火力112に到達。
両方見事に使いこなせるらしい。
俺は防御力、体力、精神力に秀でている様だ。
何も装備しなければそれぞれ、
25、23、22と平均値の2倍を超えている。にも関わらず、体力はヒロの方が高く、精神力はシンも同じだけある。
まあ、俺にしては上出来なのだろう。
しばらくだだっ広い草原地帯を進んでいると初めての敵と遭遇した。
骸骨人形が集団で動いている。
ここら辺にいるモンスターの中では最強クラス難敵のはずだ。
早速ヒロが粉砕し始めている中、シンが解説してくれる。
「あれは見たまんまスケルトンじゃなぁ。1番奥の奴だけ剣持っとるじゃろう?あいつがリーダーじゃ、雑魚はヒロが全部片付けるじゃろうけぇ、お前はあいつを狙いんさい。アイアンハンマーで一発じゃ。俺の武器はあいつらとは相性が悪いけぇ、牽制しょうるわ。」
そう言った直後、ヒロの後ろに位置するスケルトンに飛び蹴りをかましていた。
装備はありがたいけど、初陣でリーダーとやらせんなよなぁ、と思いつつ盾を信じて目標に向かう。
ヒロやシンは全く動じていない様だが、近くで見ると勝手に動く骸骨など気持ち悪いし、かなり怖い。
しかも銅製らしき剣をガタガタ震えながら持っている。
ヤバい、怖過ぎる。
とは言うものの作戦通りにやればイケるはずだ。
まず、最初の一打は相手にやらせる。
俺ではまだ先手必勝が際どい可能性が高く、盾の使い方も慣れなくてはならないからだ。
なかなか怖いが剣撃を受ける。
盾で滑った剣先が身体に触れて怪我をしない様に軌道に気を付けながら、出来ればそのまま相手がのけぞる様に弾きたい。
タイミングは大丈夫、後は俺の力で押し返せるかだが、一気に体重を乗せて押し切る。
思ってたより全然軽い、さすが骨。
と言うか今は185cmの身長とウェザール特有のガッチリした体型のお陰で俺のイメージより頑丈なのだろう。
そのまま、ハンマーで頭蓋骨頭頂部から真っ直ぐ叩き潰す。
多少のブレはあるものの頸椎や肋骨を砕きながら腰骨あたりまで振り抜けた。
モンスターの生死の境は姿が淡い光となって散るかどうかによる様だ。
動けなくなろうが散らなければまだ生きているのだろう。
スケルトンリーダーは淡い光となって散り、ドロップアイテムであろう綺麗な骨と金貨が現れた。
気付けば13体いた骸骨の大集団が無くなっており、ヒロが粉砕した残骸をシンが丁寧に確認している。
生死の確認しながらドロップアイテムを集めている様だ。
「いやぁ、最高じゃったのう。」
「お前はええのぅ。骨粉々にしながら暴れまわって気持ち良さそうじゃったわ。
俺もパワー系の種族にすりゃ良かったかなぁ。」
「いやいや、パーティーには色んなんがおった方がええんじゃ。魔獣系のモンスターにはお前の方が向いとろぅ。リョウも上手いことやっとったじゃん。」
「俺、思っとったより強いわ。」
「そうか、そうか。そりゃ頼もしいわ。」
「やっぱり異人相手より、モンスター相手がええのぅ。気兼ねせんでええわ。殺した感触が人はあんまりええもんじゃないけぇなぁ。」
?? !!
こいつ、すでに何人かの異人を殺しとるんか?
いや、こいつらならありえる。
と言うか、間違いなくやっとる。
あえて聞くのはよそう。
そう考えていると、シンがそれを察したのか
「異人どうしのやり合いは試合扱いになるらしくて、殺す言うても決着がつきゃあすぐに最寄りの転生陣のある所に飛ばされるみたいで。一回どうなるんか試しとうて、殺しにかかったら瞬間移動したみたいに消えてしもうた。じゃけぇ街の人に聞いたらそうらしいって言うとったで。それからヒロみたいに半殺し状態で身包みはぎ始めたんよ。」
「そうですか。探究心がお強いですね。」
「まあ、まあ、そのおかげで、ワシらの装備はええ感じになっとるんじゃ。それに異人どうしは片方が拒否すりゃあ、戦闘行為は出来ん。ワシらが色々試したおかげで、お前1人なら何年たっても分からんような事を実験により検証しちゃっとんじゃ。もうちょっとシンとワシに感謝せぇ。」
確かにそうかもしれない。
本当にヒロとシンの行動力には驚かされる。それから俺らはここら辺に出没するモンスターを狩りまくり、全員Level10を超える経験値を積んだ。
Levelによるステータス向上もそうだが、実戦での身体の使い方・パーティーとしての連携に磨きがかかり、ここらでは負ける気がしなくなってきた。
今夜は宿でドロップアイテムの確認をして、明日は早速ジョブにつきに行こう。
ヒロLevel18
シンLevel16
リョウLevel11
怖さは無い。
現実世界の時から圧倒的な戦力を誇る仲間が両隣りにいるからだ。
右手5m前方にはリザードマンに転生したヒロが、Level1の平均値がどの項目も10程度らしい世界で丸腰の78を持つ男だ。現在Level13で、結構ゴツめの
黒鉄両刃斧 +32
を両手に持つ事で倍攻撃力を上乗せし、総火力188まで到達している。
左手3m後ろにはダークエルフに転生したシンがいる。
こちらは圧倒的な俊敏性78を持っており、最前線のヒロの所まで、ひと蹴りで到達する。
攻撃力も高目で、
ブロンズナイフ +18
短弓 +17
を装備し、総火力112に到達。
両方見事に使いこなせるらしい。
俺は防御力、体力、精神力に秀でている様だ。
何も装備しなければそれぞれ、
25、23、22と平均値の2倍を超えている。にも関わらず、体力はヒロの方が高く、精神力はシンも同じだけある。
まあ、俺にしては上出来なのだろう。
しばらくだだっ広い草原地帯を進んでいると初めての敵と遭遇した。
骸骨人形が集団で動いている。
ここら辺にいるモンスターの中では最強クラス難敵のはずだ。
早速ヒロが粉砕し始めている中、シンが解説してくれる。
「あれは見たまんまスケルトンじゃなぁ。1番奥の奴だけ剣持っとるじゃろう?あいつがリーダーじゃ、雑魚はヒロが全部片付けるじゃろうけぇ、お前はあいつを狙いんさい。アイアンハンマーで一発じゃ。俺の武器はあいつらとは相性が悪いけぇ、牽制しょうるわ。」
そう言った直後、ヒロの後ろに位置するスケルトンに飛び蹴りをかましていた。
装備はありがたいけど、初陣でリーダーとやらせんなよなぁ、と思いつつ盾を信じて目標に向かう。
ヒロやシンは全く動じていない様だが、近くで見ると勝手に動く骸骨など気持ち悪いし、かなり怖い。
しかも銅製らしき剣をガタガタ震えながら持っている。
ヤバい、怖過ぎる。
とは言うものの作戦通りにやればイケるはずだ。
まず、最初の一打は相手にやらせる。
俺ではまだ先手必勝が際どい可能性が高く、盾の使い方も慣れなくてはならないからだ。
なかなか怖いが剣撃を受ける。
盾で滑った剣先が身体に触れて怪我をしない様に軌道に気を付けながら、出来ればそのまま相手がのけぞる様に弾きたい。
タイミングは大丈夫、後は俺の力で押し返せるかだが、一気に体重を乗せて押し切る。
思ってたより全然軽い、さすが骨。
と言うか今は185cmの身長とウェザール特有のガッチリした体型のお陰で俺のイメージより頑丈なのだろう。
そのまま、ハンマーで頭蓋骨頭頂部から真っ直ぐ叩き潰す。
多少のブレはあるものの頸椎や肋骨を砕きながら腰骨あたりまで振り抜けた。
モンスターの生死の境は姿が淡い光となって散るかどうかによる様だ。
動けなくなろうが散らなければまだ生きているのだろう。
スケルトンリーダーは淡い光となって散り、ドロップアイテムであろう綺麗な骨と金貨が現れた。
気付けば13体いた骸骨の大集団が無くなっており、ヒロが粉砕した残骸をシンが丁寧に確認している。
生死の確認しながらドロップアイテムを集めている様だ。
「いやぁ、最高じゃったのう。」
「お前はええのぅ。骨粉々にしながら暴れまわって気持ち良さそうじゃったわ。
俺もパワー系の種族にすりゃ良かったかなぁ。」
「いやいや、パーティーには色んなんがおった方がええんじゃ。魔獣系のモンスターにはお前の方が向いとろぅ。リョウも上手いことやっとったじゃん。」
「俺、思っとったより強いわ。」
「そうか、そうか。そりゃ頼もしいわ。」
「やっぱり異人相手より、モンスター相手がええのぅ。気兼ねせんでええわ。殺した感触が人はあんまりええもんじゃないけぇなぁ。」
?? !!
こいつ、すでに何人かの異人を殺しとるんか?
いや、こいつらならありえる。
と言うか、間違いなくやっとる。
あえて聞くのはよそう。
そう考えていると、シンがそれを察したのか
「異人どうしのやり合いは試合扱いになるらしくて、殺す言うても決着がつきゃあすぐに最寄りの転生陣のある所に飛ばされるみたいで。一回どうなるんか試しとうて、殺しにかかったら瞬間移動したみたいに消えてしもうた。じゃけぇ街の人に聞いたらそうらしいって言うとったで。それからヒロみたいに半殺し状態で身包みはぎ始めたんよ。」
「そうですか。探究心がお強いですね。」
「まあ、まあ、そのおかげで、ワシらの装備はええ感じになっとるんじゃ。それに異人どうしは片方が拒否すりゃあ、戦闘行為は出来ん。ワシらが色々試したおかげで、お前1人なら何年たっても分からんような事を実験により検証しちゃっとんじゃ。もうちょっとシンとワシに感謝せぇ。」
確かにそうかもしれない。
本当にヒロとシンの行動力には驚かされる。それから俺らはここら辺に出没するモンスターを狩りまくり、全員Level10を超える経験値を積んだ。
Levelによるステータス向上もそうだが、実戦での身体の使い方・パーティーとしての連携に磨きがかかり、ここらでは負ける気がしなくなってきた。
今夜は宿でドロップアイテムの確認をして、明日は早速ジョブにつきに行こう。
ヒロLevel18
シンLevel16
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