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本編
★初デート5
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ヌルリとしたその感触は唾液塗れの舌であり、状況的に自分の耳が舐められているのだと気付いたその直後
「あーちゃん……おれっ、もう……」
朝香の身体は彼のガッチリとした両腕によって持ち上がり、横抱きにされ……
「!!」
トンッと、カウチソファの座面に寝かされる。
(出掛ける前にいっぱいハグしたソファ……)
向日葵さんの部屋に置かれている2人掛けソファはカウチソファにもソファベッドにもなる家具で、それは2人並んでゆったり脚を伸ばせるのに便利なカウチソファ型のままになっていた。
今までこの形で寛いだ事が何度もある。「好き」と向日葵さんに自分の気持ちを伝えて以降は特にだ。今朝だってそう、向日葵さんがキスをしたい気持ちを抑えんとばかりにここでいっぱいハグをして体温を感じ合ったのだ。
それが今、朝香は仰向けに寝かされワンピースの裾をたくし上げられ洒落っ気のない地味なショーツを彼の眼前に晒した体勢となっている。
「ぇ……や」
反射的に朝香は膝に力を入れたのだが、身長も筋肉量も差がつき過ぎている男性の前では、それは全くの抵抗になっていない。あっさりと両膝は大きく離され腰が持ち上がる。
(やだ……恥ずかしい!)
彼の大きくて長い指が臀部のアウトラインをなぞり……スッと離れるショーツのクロッチ部分に熱い視線を感じる。
それだけでも充分恥ずかしかったのに
「ん……いいかおり」
向日葵の花が朝香の股へと埋まり、金色の舌状花が内股をくすぐったり中心の筒状花が細かに動いて女体特有の香りの元を探られる様は……
「ぁぁ……やぁぁ」
朝香にとってそれは経験した事のない恥辱であり、そして興奮昂らせる行為でもあると自覚させられる。
「んっ……ふ」
『キスが出来ない』と告白した彼の唇や舌は、匂い沸き立つ股に落とされている。
「ふぅっ……ん」
クロッチをグイッと横にずらされ無垢なヘアを上に掻き上げられ、晒された陰唇を向日葵さんの唇や舌が何の躊躇いもなく舐め上げる。
「ぉぃし」
ピチャピチャ、チュッチュッと音を立てる向日葵さんの口は時折「美味しい」「もっと」と声を発し吐息もそこへたっぷりと掛けている。
「っ……」
朝香はもう、どうすればいいか分からなくなった。
恥ずかしいこの状況に目を向けられず熱い顔を自らの手で覆ったり顔を横に倒してみたり。ただそうやって彼が股周辺を味わい熱烈な吸引をするのを耐えているしかなかった。
どのくらい時間が経過しただろう?
股にのしかかっていた重みが取れ、少し離れた位置からハァハァという荒い吐息音が聞こえたと思うと……
左脚の付け根に棒状の硬いものが当たり、何度も前後に擦り付けられ……
「ぅ」
の、呻き声と同時に生温かいものがパタパタと落とされていく。
(えっ? 何??)
何が起きたのか、何をされたのか……朝香には全く見当がつかず
「ごめん……なさい」
何の理解も得られないまま、次に落ちていったのは彼の声による謝罪の言葉と唇らしきもので生温かいものを強く吸う音。
ティッシュケースから急いで何枚か引き抜かれる音。
それから……
遠くの方で玄関扉が開閉する音で……
顔を隠していた両手を恐る恐る剥がして、上体を起こし、周辺を見渡してようやく
朝香は部屋に置き去りにされた事を知ったのだった。
「あーちゃん……おれっ、もう……」
朝香の身体は彼のガッチリとした両腕によって持ち上がり、横抱きにされ……
「!!」
トンッと、カウチソファの座面に寝かされる。
(出掛ける前にいっぱいハグしたソファ……)
向日葵さんの部屋に置かれている2人掛けソファはカウチソファにもソファベッドにもなる家具で、それは2人並んでゆったり脚を伸ばせるのに便利なカウチソファ型のままになっていた。
今までこの形で寛いだ事が何度もある。「好き」と向日葵さんに自分の気持ちを伝えて以降は特にだ。今朝だってそう、向日葵さんがキスをしたい気持ちを抑えんとばかりにここでいっぱいハグをして体温を感じ合ったのだ。
それが今、朝香は仰向けに寝かされワンピースの裾をたくし上げられ洒落っ気のない地味なショーツを彼の眼前に晒した体勢となっている。
「ぇ……や」
反射的に朝香は膝に力を入れたのだが、身長も筋肉量も差がつき過ぎている男性の前では、それは全くの抵抗になっていない。あっさりと両膝は大きく離され腰が持ち上がる。
(やだ……恥ずかしい!)
彼の大きくて長い指が臀部のアウトラインをなぞり……スッと離れるショーツのクロッチ部分に熱い視線を感じる。
それだけでも充分恥ずかしかったのに
「ん……いいかおり」
向日葵の花が朝香の股へと埋まり、金色の舌状花が内股をくすぐったり中心の筒状花が細かに動いて女体特有の香りの元を探られる様は……
「ぁぁ……やぁぁ」
朝香にとってそれは経験した事のない恥辱であり、そして興奮昂らせる行為でもあると自覚させられる。
「んっ……ふ」
『キスが出来ない』と告白した彼の唇や舌は、匂い沸き立つ股に落とされている。
「ふぅっ……ん」
クロッチをグイッと横にずらされ無垢なヘアを上に掻き上げられ、晒された陰唇を向日葵さんの唇や舌が何の躊躇いもなく舐め上げる。
「ぉぃし」
ピチャピチャ、チュッチュッと音を立てる向日葵さんの口は時折「美味しい」「もっと」と声を発し吐息もそこへたっぷりと掛けている。
「っ……」
朝香はもう、どうすればいいか分からなくなった。
恥ずかしいこの状況に目を向けられず熱い顔を自らの手で覆ったり顔を横に倒してみたり。ただそうやって彼が股周辺を味わい熱烈な吸引をするのを耐えているしかなかった。
どのくらい時間が経過しただろう?
股にのしかかっていた重みが取れ、少し離れた位置からハァハァという荒い吐息音が聞こえたと思うと……
左脚の付け根に棒状の硬いものが当たり、何度も前後に擦り付けられ……
「ぅ」
の、呻き声と同時に生温かいものがパタパタと落とされていく。
(えっ? 何??)
何が起きたのか、何をされたのか……朝香には全く見当がつかず
「ごめん……なさい」
何の理解も得られないまま、次に落ちていったのは彼の声による謝罪の言葉と唇らしきもので生温かいものを強く吸う音。
ティッシュケースから急いで何枚か引き抜かれる音。
それから……
遠くの方で玄関扉が開閉する音で……
顔を隠していた両手を恐る恐る剥がして、上体を起こし、周辺を見渡してようやく
朝香は部屋に置き去りにされた事を知ったのだった。
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