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1st season 第二章
027 道程
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目が覚めると、ニヤついたライザさんがそこに居た。
「ゆうべはお楽しみでしたねぇ~」
「お前が言うな!」
甲冑軍団では朝からボケ突っ込みが機能していた。
のそのそと天幕を出ると、こちらもニヤニヤとしたゲイツさんが居た。
「カイン君、昨夜はお楽しみでしたね?」
「あんたもかっ!」
エルダーサまであと三日・・・どうしよ?この状況?
よもや自分がこんなAV顔負けの体験をするとは思いもしなかった。
ユリアの事ももう責められないよな・・・『男達と乱交』ってところでパニクって拒否反応おこしちゃったけど、もしもアレの前にこの経験してたら、たぶん過ちとして許すことも出来たと思う。
むしろ気持ちが挟まってる一対一の浮気より、肉体的に抗えないもんがある乱交の方が、許せるような気までしてくる。
とはいえやっぱりまだまだキツイな・・・
胃袋を握り潰され、肺に泥を流し込まれるような苦しみはもう感じていない。
それでもカインの心の底には、硬く殻をまとった塊が未だ蠢いていて、この経験はその外皮の一枚を剥したに過ぎない。
恋人が自分に対し許さなかった処女を、他のオスに与えてしまうというのは、奪われる事とは比べ物にならない程に心を抉る。
それは生存権すら含めた、存在の完全否定と言っても過言では無い。
オマエには種を残す資格など無いのだと、存在する価値も無いのだと、最も信頼し、最も大切な女性から告げられるのだ。
それは言葉によって告げられるのでは無く、告げる者も告げられる者もその自覚無く、存在の根幹たる本能に喰らいつき、永く永く出血を強いる。
~~~~~
エマ、リシェル、スージー、ミラン。
さすがに失礼なので残りの甲冑さん達の名前を何度も聞いて覚えた。
あれだけまぐわっておいて名前も覚えて無かった事が発覚したため、今夜は折檻だと申し付けられた。
ゲイツさんの部下たちと、冒険者二名の名前までは覚えきれなかった。
一度に覚えるのは難しい・・・
残りの行程で乗馬を教えて貰った。
補助の為という名目でカインの後ろには甲冑さんが毎回乗った。
甲冑さんの中身はその都度変わるが、皆こっそりとカインの股間を弄ってくる、背にあたる感触は硬い金属の鎧だけなので、不公平だとカインは思った。
不寝番は毎回カインが一組目で、冒険者達が最後にされた。
折檻は・・・それはもう凄かった。
カッコ付けたい盛の17歳、そのカインが涙目で懇願した。
どこに触れられても、躰がビクリと反応してしまうようになるまで8本の手でくすぐられ、カウパー液がダラダラと滴る程にサワサワをやられ、パクリと咥えられても出す直前で離されてしまう。
嗜虐的な笑みを浮かべた年上の女達、彼女達が滴る程に蜜壷を湿らせるまでそれは繰り返され、ついに我慢出来なくなったライザを筆頭に、代わる代わる膣でカインを絞りとった。
その間もくすぐりとサワサワは継続され、喘ぎ声が漏れぬための猿ぐつわは、カインの涎でべしょべしょに濡れていた。
彼にとっても彼女らにとっても、かつて無いほどに淫らな旅は終わりを告げ、一行はエルダーサの街へと辿り着いた。
~~~~~
「ゲイツさん、御一行様、ようこそ白兎亭へ、そしてカイン様・・・おかえりなさい」
「リッチモンド子爵家騎士隊を預かるアベルだ。世話になる・・・七人部屋を頼めるか?」
「七人部屋ですか?」
カインが尋ねる。
「うむ、カイン君。我らが逗留中は私が宿代を持とう。何、知らぬ仲では無いのだから、同室で構わぬだろう?」
アベルさん、いきなりぶっこんできたーっ!
「いえ、カイン様専用のお部屋はずっと用意してございますので・・・」
「ふむ。ゲイツ殿から聞いては居たが、その、なんだ『貸し』を理由に無体を強いるのはやはり良くない。案ずるな、そのあたりもカイン君にはしっかりと含みおこう」
「いえいえアベル殿、むしろ女将は『借り』をネタにお若いカイン君を囲っているの(スパーンっ!)です」
ラティアさんの突っ込みとか初めて見た。
その後も喧々諤々あったもの、アベルさん達は六人部屋に落ち着いてくれた。
~~~~~
チャポンッ スッ スッ スッ スッ
七ヶ月前のあの夜、旅立つ前夜と同じ手付きで、ラティアはカインの背を洗う。
チャポッ スッ ススッ
しかしカインの心中は違う。
何も言ってこないラティアに戦々恐々としていた。
「ラティアさん、なんかごめん。自分には言い訳してみたんだけど、やっぱり悪い気がして・・・」
「ふふふ、カイン様、ちょっと意地悪でしたね」
ラティアが手を止める。
「確かに、妬けないといえば嘘になります。でも私は『白金貨一枚分のお勤め』という言い訳でカインさんに抱かれる事が出来ています。もしもその分を越えてカイン様を束縛するようなら、私にこの関係を続ける資格はありません。むしろカインさんが他の女性に興味を持てるようになった事を喜ばなければならないのに・・・いきなり六人はちょっと・・・対処が難しかったかな・・・」
「そんなの、不公平でしょ?」
「私はこんな歳で子供も居る、カイン様には大恩もあります。もしも対等な関係とするなら、私は自分が許せない。本来なら、恩を感じているなら、カイン様から身を引くべき。だから・・・不公平で居て下さい。カイン様が他の女性を抱けば抱くほど、私も堂々と、11歳も年下の素敵な男性に抱かれる事ができるの」
ラティアが再び手を動かす。
「でも・・・いきなり居なくなるのだけは・・・ナシにしてね?」
カインはラティアを押し倒した。
愛おしくてたまらなくなったのだ。
荒々しく尻を揉みしだき、乳房に貪りつく。
絡みつくラティアの脚を振りほどくと、衣服を剥ぎ取って力づくで膝を開かせる。
露わになった秘部がぬらぬらと光る様を視姦しつつ、言葉でラティアを嬲ってゆく。
「ラティアさんのココ、もうぐしょぐしょだよ?」
「いやっ」
「こんなに欲しがって、イヤラシイひとだ」
「言わないで~」
「俺がいない間、自分でシてたの?」
「そんなの・・・知らない」
「寂しいな・・・俺を思ってシてくれなかったの?」
「・・・思って・・・シました」
「何回くらいシたの?」
「・・・わからない」
「わからないくらいオナニーしてたんだ?」
「いやぁぁぁ~」
「ラティアが自分でするとこ、見たいな?」
「だめっ!ぜったいだめっ!」
「白金貨分、言うこと聞くんでしょ?」
「そっ、それは・・・」
「ほら、顔隠しちゃダメ。まずはアソコに手をあてて?」
涙目のラティアはおずおずと両手を性器に手を添える。
「最初はどこを触るの?クリトリス?それとも膣孔?」
「クリ・・クリトリスを」
「やって見せて?」
二本の指で皮を挟むように、ピンクに腫れ上がったクリトリスを揉み始めるラティア。
「っん・・・ふぅ~っん・・・ふぅ~っん」
「胸は?自分でも乳首触ったりしないの?」
「・・・触り・・ます」
「見せて?」
左手で持ち上げるように乳房を包み、親指でコリコリと乳首をころがす。
「・・・っんんんふっ・・・入れて?入れて欲しい・・・」
「まだダメだよ、ちゃんと自分でイクとこ見せて?ラティアの恥ずかしいところが見たい」
「カイン様・・・ひどい・・・」
「ほら、次は?中に指入れて?」
コクリと頷くと、人差し指と中指を膣に潜らせ、親指でクリトリスを撫ぜる。
膣は掻き出すように、クリトリスは練り潰すように、ラティアの息遣いがいっそう荒くなる。
「はぁん・・・はぁん・・・はぁん・・・だめっ・・・イキそ・・・ぅ」
「目をあけてラティア。しっかりと俺の目を見つめてイクんだ。目を閉じたら入れてあげないよ?」
「いやっ・・・恥ずかしい」
「ほら、ラティアのイヤラシイとこ、全部見せて?」
ベッドに仰向けになり、男の眼前でカエルのように脚を開き。
腰を宙に浮かせながら膣孔を掻き出し。
自身の乳首と陰核を夢中で捏ねながら男の目を見つめる。
その瞳はゆらゆらと焦点を揺らし、声はかすれ奥歯がカタカタと鳴った。
「イクっ、カイン様イクっ、あなたに全部観られてイクわっ・・・っんんんん」
突き上げた腰がガクガクと震え、恍惚とした表情でカインを見つめる。
蜜壷からはジュボジュボと愛液が溢れ、足の指がギュッギュッと収縮を繰り返す。
快楽の波が僅かに引き、ラティアの指がダラリと抜け落ちた瞬間、カインの肉棒が膣を深く貫いた。
「っ・・・・あああああ・・・・っああああ・・・・っあああああ」
「キレイだよラティア。たまらなくキレイだ。そのまま俺の目を見て、何度でもイクんだ」
「っんは、んあっあっ、イク、またイク、イクの~」
ブジュ ヌジュゥ ブジュ ブジュゥ
「っ・・・ダメだ、たまらない、ラティア、出すよ、中に出すよ・・・っう!」
びゅる~っ びゅっ びゅるるる びゅっ びゅるぅぅぅ びゅぅ~
しがみついたラティアはしばしの間カインの喉に頬をこすりつけ続けた。
~~~~~
「カイン様・・・あんなの、どこで覚えたの?」
「んー、まぁね?」
「目を見つめられながらイクの、凄かった・・・躰だけじゃなく、心の中のイヤラシイところ、全部犯されてるみたいだった」
「・・・ほんとはこんな話をラティアさんにするの、とっても失礼な気がするんだけど、聞いてくれる?」
「聞くわ?」
「婚約者に裏切られたって話したけど、その話なんだ。ユリアはナザリア神を信仰してて、結婚するまで肉体関係は持っちゃいけないって考えてたんだ。だから、俺達はひとつのベッドで眠ってたけど、ずっと身体の関係は無かった。でも、結婚するために二人で頑張って貯金してて、俺はそれでも幸せだった。ある日俺が大怪我をして、腕を切断しなきゃならないくらいの大怪我で、ユリアは治療費を稼ぐために、先輩パーティーと一緒にダンジョンに潜った。帰ってきたユリアは様子がおかしくて、家を出ていってしまって、迎えに行った先のそのパーティーの所で、見ちゃったんだ。ユリアが二人の男とセックスしてて、それも嫌々じゃなく、いやらしい、蕩けた顔で貪ってた」
ラティアがギュッと抱きしめてくれる。
「その場で少し話したんだけど、ダンジョンでも無理やりじゃなかった、気持ちよくて我慢出来なかったって、男達は悪くないって庇うんだ・・・俺、わけがわからなくて。あんなに苦しくても我慢したのに、なんで簡単に他の男に抱かれて、俺なんて裸を見たことも無かったのに・・・腹が立って・・・それでもその場にいた人がキュアーで落ち着かせてくれて、二人で帰って話し合えばきっとやり直せるって思って、苦しいけれどそれでもユリアの居ない未来は考えられなくて・・・でも、最後の最後で見ちゃったんだ。ユリアの太腿を他の男のザーメンが流れ落ちるとこ・・・・それで、飛び出した。」
っすん・・・っすん・・・っすん・・・っすん
ラティアが声を殺して泣く
「でも、それは乗り越えた。ラティアさんが乗り越えさせてくれた。そして今回の旅で知ったんだ。年上の女の人達に囲まれて、最初はがんばったからマッサージだって。でもだんだんエスカレートしてきて、体中柔らかい手で撫でられて、もう朦朧としちゃって・・・その時思ったんだ、もしもユリアじゃなく自分でも、この快楽には抗えなかったんじゃ無いかって」
「そんな事ないよ?カイン様なら裏切らないよ?」
「いや、裏切ってた。だから、抗うには、裏切らないためにはどうすれば良かったんだろうって考えた。そしてなんとなく思い浮かんだ。もしも僕とユリアに肉体関係があって、それが、キレイに取り繕ったようなものじゃなくて、それこそお互いの心、その奥底に隠したイヤラシイ欲望まで犯し合うような関係だったら、きっとあの快楽にも抗えるんじゃないかって。心を犯し合うって、ものすごく信頼が生まれるでしょ?」
「なんとなく・・・わかる。さっきカイン様に心まで裸にされて、イヤラシイ私のすべてを犯されて、とてもカイン様が大切に感じるの」
「俺も、前以上にラティアさんにのめり込んでる。誰にも話したこと無いこと言っちゃったし・・・」
「カイン様、言葉も、身体も、私には何も我慢しないで?どんなイヤラシイことでも嫌いになったりしない。軽蔑したりしない。もしもカイン様が、他の女の人を連れてきて、一緒にシたいって言っても、私は大丈夫。だから・・・捨てないで下さい」
「ラティアさん・・・白金貨一枚分って、娼館だと毎日通っても30年はかかるみたいなんだ。だから、ちゃんとその分犯すまで、ラティアさんは逃さないよ」
「嬉しい・・・」
七ヶ月ぶりの逢瀬を二人は朝まで貪るのだった。
「ゆうべはお楽しみでしたねぇ~」
「お前が言うな!」
甲冑軍団では朝からボケ突っ込みが機能していた。
のそのそと天幕を出ると、こちらもニヤニヤとしたゲイツさんが居た。
「カイン君、昨夜はお楽しみでしたね?」
「あんたもかっ!」
エルダーサまであと三日・・・どうしよ?この状況?
よもや自分がこんなAV顔負けの体験をするとは思いもしなかった。
ユリアの事ももう責められないよな・・・『男達と乱交』ってところでパニクって拒否反応おこしちゃったけど、もしもアレの前にこの経験してたら、たぶん過ちとして許すことも出来たと思う。
むしろ気持ちが挟まってる一対一の浮気より、肉体的に抗えないもんがある乱交の方が、許せるような気までしてくる。
とはいえやっぱりまだまだキツイな・・・
胃袋を握り潰され、肺に泥を流し込まれるような苦しみはもう感じていない。
それでもカインの心の底には、硬く殻をまとった塊が未だ蠢いていて、この経験はその外皮の一枚を剥したに過ぎない。
恋人が自分に対し許さなかった処女を、他のオスに与えてしまうというのは、奪われる事とは比べ物にならない程に心を抉る。
それは生存権すら含めた、存在の完全否定と言っても過言では無い。
オマエには種を残す資格など無いのだと、存在する価値も無いのだと、最も信頼し、最も大切な女性から告げられるのだ。
それは言葉によって告げられるのでは無く、告げる者も告げられる者もその自覚無く、存在の根幹たる本能に喰らいつき、永く永く出血を強いる。
~~~~~
エマ、リシェル、スージー、ミラン。
さすがに失礼なので残りの甲冑さん達の名前を何度も聞いて覚えた。
あれだけまぐわっておいて名前も覚えて無かった事が発覚したため、今夜は折檻だと申し付けられた。
ゲイツさんの部下たちと、冒険者二名の名前までは覚えきれなかった。
一度に覚えるのは難しい・・・
残りの行程で乗馬を教えて貰った。
補助の為という名目でカインの後ろには甲冑さんが毎回乗った。
甲冑さんの中身はその都度変わるが、皆こっそりとカインの股間を弄ってくる、背にあたる感触は硬い金属の鎧だけなので、不公平だとカインは思った。
不寝番は毎回カインが一組目で、冒険者達が最後にされた。
折檻は・・・それはもう凄かった。
カッコ付けたい盛の17歳、そのカインが涙目で懇願した。
どこに触れられても、躰がビクリと反応してしまうようになるまで8本の手でくすぐられ、カウパー液がダラダラと滴る程にサワサワをやられ、パクリと咥えられても出す直前で離されてしまう。
嗜虐的な笑みを浮かべた年上の女達、彼女達が滴る程に蜜壷を湿らせるまでそれは繰り返され、ついに我慢出来なくなったライザを筆頭に、代わる代わる膣でカインを絞りとった。
その間もくすぐりとサワサワは継続され、喘ぎ声が漏れぬための猿ぐつわは、カインの涎でべしょべしょに濡れていた。
彼にとっても彼女らにとっても、かつて無いほどに淫らな旅は終わりを告げ、一行はエルダーサの街へと辿り着いた。
~~~~~
「ゲイツさん、御一行様、ようこそ白兎亭へ、そしてカイン様・・・おかえりなさい」
「リッチモンド子爵家騎士隊を預かるアベルだ。世話になる・・・七人部屋を頼めるか?」
「七人部屋ですか?」
カインが尋ねる。
「うむ、カイン君。我らが逗留中は私が宿代を持とう。何、知らぬ仲では無いのだから、同室で構わぬだろう?」
アベルさん、いきなりぶっこんできたーっ!
「いえ、カイン様専用のお部屋はずっと用意してございますので・・・」
「ふむ。ゲイツ殿から聞いては居たが、その、なんだ『貸し』を理由に無体を強いるのはやはり良くない。案ずるな、そのあたりもカイン君にはしっかりと含みおこう」
「いえいえアベル殿、むしろ女将は『借り』をネタにお若いカイン君を囲っているの(スパーンっ!)です」
ラティアさんの突っ込みとか初めて見た。
その後も喧々諤々あったもの、アベルさん達は六人部屋に落ち着いてくれた。
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チャポンッ スッ スッ スッ スッ
七ヶ月前のあの夜、旅立つ前夜と同じ手付きで、ラティアはカインの背を洗う。
チャポッ スッ ススッ
しかしカインの心中は違う。
何も言ってこないラティアに戦々恐々としていた。
「ラティアさん、なんかごめん。自分には言い訳してみたんだけど、やっぱり悪い気がして・・・」
「ふふふ、カイン様、ちょっと意地悪でしたね」
ラティアが手を止める。
「確かに、妬けないといえば嘘になります。でも私は『白金貨一枚分のお勤め』という言い訳でカインさんに抱かれる事が出来ています。もしもその分を越えてカイン様を束縛するようなら、私にこの関係を続ける資格はありません。むしろカインさんが他の女性に興味を持てるようになった事を喜ばなければならないのに・・・いきなり六人はちょっと・・・対処が難しかったかな・・・」
「そんなの、不公平でしょ?」
「私はこんな歳で子供も居る、カイン様には大恩もあります。もしも対等な関係とするなら、私は自分が許せない。本来なら、恩を感じているなら、カイン様から身を引くべき。だから・・・不公平で居て下さい。カイン様が他の女性を抱けば抱くほど、私も堂々と、11歳も年下の素敵な男性に抱かれる事ができるの」
ラティアが再び手を動かす。
「でも・・・いきなり居なくなるのだけは・・・ナシにしてね?」
カインはラティアを押し倒した。
愛おしくてたまらなくなったのだ。
荒々しく尻を揉みしだき、乳房に貪りつく。
絡みつくラティアの脚を振りほどくと、衣服を剥ぎ取って力づくで膝を開かせる。
露わになった秘部がぬらぬらと光る様を視姦しつつ、言葉でラティアを嬲ってゆく。
「ラティアさんのココ、もうぐしょぐしょだよ?」
「いやっ」
「こんなに欲しがって、イヤラシイひとだ」
「言わないで~」
「俺がいない間、自分でシてたの?」
「そんなの・・・知らない」
「寂しいな・・・俺を思ってシてくれなかったの?」
「・・・思って・・・シました」
「何回くらいシたの?」
「・・・わからない」
「わからないくらいオナニーしてたんだ?」
「いやぁぁぁ~」
「ラティアが自分でするとこ、見たいな?」
「だめっ!ぜったいだめっ!」
「白金貨分、言うこと聞くんでしょ?」
「そっ、それは・・・」
「ほら、顔隠しちゃダメ。まずはアソコに手をあてて?」
涙目のラティアはおずおずと両手を性器に手を添える。
「最初はどこを触るの?クリトリス?それとも膣孔?」
「クリ・・クリトリスを」
「やって見せて?」
二本の指で皮を挟むように、ピンクに腫れ上がったクリトリスを揉み始めるラティア。
「っん・・・ふぅ~っん・・・ふぅ~っん」
「胸は?自分でも乳首触ったりしないの?」
「・・・触り・・ます」
「見せて?」
左手で持ち上げるように乳房を包み、親指でコリコリと乳首をころがす。
「・・・っんんんふっ・・・入れて?入れて欲しい・・・」
「まだダメだよ、ちゃんと自分でイクとこ見せて?ラティアの恥ずかしいところが見たい」
「カイン様・・・ひどい・・・」
「ほら、次は?中に指入れて?」
コクリと頷くと、人差し指と中指を膣に潜らせ、親指でクリトリスを撫ぜる。
膣は掻き出すように、クリトリスは練り潰すように、ラティアの息遣いがいっそう荒くなる。
「はぁん・・・はぁん・・・はぁん・・・だめっ・・・イキそ・・・ぅ」
「目をあけてラティア。しっかりと俺の目を見つめてイクんだ。目を閉じたら入れてあげないよ?」
「いやっ・・・恥ずかしい」
「ほら、ラティアのイヤラシイとこ、全部見せて?」
ベッドに仰向けになり、男の眼前でカエルのように脚を開き。
腰を宙に浮かせながら膣孔を掻き出し。
自身の乳首と陰核を夢中で捏ねながら男の目を見つめる。
その瞳はゆらゆらと焦点を揺らし、声はかすれ奥歯がカタカタと鳴った。
「イクっ、カイン様イクっ、あなたに全部観られてイクわっ・・・っんんんん」
突き上げた腰がガクガクと震え、恍惚とした表情でカインを見つめる。
蜜壷からはジュボジュボと愛液が溢れ、足の指がギュッギュッと収縮を繰り返す。
快楽の波が僅かに引き、ラティアの指がダラリと抜け落ちた瞬間、カインの肉棒が膣を深く貫いた。
「っ・・・・あああああ・・・・っああああ・・・・っあああああ」
「キレイだよラティア。たまらなくキレイだ。そのまま俺の目を見て、何度でもイクんだ」
「っんは、んあっあっ、イク、またイク、イクの~」
ブジュ ヌジュゥ ブジュ ブジュゥ
「っ・・・ダメだ、たまらない、ラティア、出すよ、中に出すよ・・・っう!」
びゅる~っ びゅっ びゅるるる びゅっ びゅるぅぅぅ びゅぅ~
しがみついたラティアはしばしの間カインの喉に頬をこすりつけ続けた。
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「カイン様・・・あんなの、どこで覚えたの?」
「んー、まぁね?」
「目を見つめられながらイクの、凄かった・・・躰だけじゃなく、心の中のイヤラシイところ、全部犯されてるみたいだった」
「・・・ほんとはこんな話をラティアさんにするの、とっても失礼な気がするんだけど、聞いてくれる?」
「聞くわ?」
「婚約者に裏切られたって話したけど、その話なんだ。ユリアはナザリア神を信仰してて、結婚するまで肉体関係は持っちゃいけないって考えてたんだ。だから、俺達はひとつのベッドで眠ってたけど、ずっと身体の関係は無かった。でも、結婚するために二人で頑張って貯金してて、俺はそれでも幸せだった。ある日俺が大怪我をして、腕を切断しなきゃならないくらいの大怪我で、ユリアは治療費を稼ぐために、先輩パーティーと一緒にダンジョンに潜った。帰ってきたユリアは様子がおかしくて、家を出ていってしまって、迎えに行った先のそのパーティーの所で、見ちゃったんだ。ユリアが二人の男とセックスしてて、それも嫌々じゃなく、いやらしい、蕩けた顔で貪ってた」
ラティアがギュッと抱きしめてくれる。
「その場で少し話したんだけど、ダンジョンでも無理やりじゃなかった、気持ちよくて我慢出来なかったって、男達は悪くないって庇うんだ・・・俺、わけがわからなくて。あんなに苦しくても我慢したのに、なんで簡単に他の男に抱かれて、俺なんて裸を見たことも無かったのに・・・腹が立って・・・それでもその場にいた人がキュアーで落ち着かせてくれて、二人で帰って話し合えばきっとやり直せるって思って、苦しいけれどそれでもユリアの居ない未来は考えられなくて・・・でも、最後の最後で見ちゃったんだ。ユリアの太腿を他の男のザーメンが流れ落ちるとこ・・・・それで、飛び出した。」
っすん・・・っすん・・・っすん・・・っすん
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「でも、それは乗り越えた。ラティアさんが乗り越えさせてくれた。そして今回の旅で知ったんだ。年上の女の人達に囲まれて、最初はがんばったからマッサージだって。でもだんだんエスカレートしてきて、体中柔らかい手で撫でられて、もう朦朧としちゃって・・・その時思ったんだ、もしもユリアじゃなく自分でも、この快楽には抗えなかったんじゃ無いかって」
「そんな事ないよ?カイン様なら裏切らないよ?」
「いや、裏切ってた。だから、抗うには、裏切らないためにはどうすれば良かったんだろうって考えた。そしてなんとなく思い浮かんだ。もしも僕とユリアに肉体関係があって、それが、キレイに取り繕ったようなものじゃなくて、それこそお互いの心、その奥底に隠したイヤラシイ欲望まで犯し合うような関係だったら、きっとあの快楽にも抗えるんじゃないかって。心を犯し合うって、ものすごく信頼が生まれるでしょ?」
「なんとなく・・・わかる。さっきカイン様に心まで裸にされて、イヤラシイ私のすべてを犯されて、とてもカイン様が大切に感じるの」
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