魔術師の少女が仕事にも恋愛にも全力でぶつかっていくお話。

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セシリアのとある日の一日。-お仕事編-

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7:45 起床

ピピピピピピ!ピピピピピピピ!ピピピピピピピピ!ピピピピガチャッ

「んー…朝、かぁ……。」

「ふぁ~…。」



7:50  ベッドから出て、朝の支度を始める。

「…あれ?タオルどこいった……?」

「あっ、あったあった。」



8:05 部屋を出る。

「おはようございまーす!これ、お願いしまーす!」

「はーい!そこ置いといてー!」

洗濯物を寮の管理人さんに渡し、寮を出た。



8:15 食堂到着。

「セシリー!こっちだよぉ、おはよー。」

「ノア団長、おはようございます。」

「早く朝ごはん食べよぉ。」

ノア団長が取ってくれていた朝ご飯を食べる。

相変わらず、バランスの良い食事である。



8:40 食事終了。

皿とフォークを返却し、食堂を出る。

ノア団長と研究所に向かう。



8:50 朝練中のシャロン様を見つける。

「シャロン様ー!おはようございまーす!今日も素敵!頑張ってくださーい!」

「…………。」

「セシリー、早くしないと遅れるよぉ。」



8:55 研究所到着。

少し経って、ノア団長が点呼を取る。

「はーい、じゃぁ皆ぁ、今日もよろしくお願いしまーす。」



9:00 ポーション作り開始。

「今日は、異常回復系にしようかなー。」

「セシリー、メドハギ採ってきてぇ。」

「え!そのくらいご自分で……セシリア、植物園に行ってきまーす!」

だから、闇魔法はいけないと思うんだ。

急いで、植物園に向かった。



9:15 植物園到着。

朝練中のシャロン様に会えるかと思ったが、すでに訓練場は無人出会った。

「あっ、猫ちゃん3日ぶりー!」

「ふふっ、ごめんねぇ、今日は遊べないのー。」

「えっと、メドハギはあっちか…。」

「痛ッ、葉っぱで指先切っちゃった…。」

「…まぁ、このくらいほっとけば治るか。」



9:50 研究所に帰り着く。

「戻りましたー。」

「おかえりー。セシリー、ありがとぉ。」

「いえー。ここ置いておきますね。」

「うん。…って!セシリー指どうしたの⁉︎」

「あ、ちょっと葉っぱで切っちゃいました。」

「なんですぐ言わないのー⁉︎」

「え、この位すぐ治りますし…。」

「ダメ!傷が残ったらどうするのー?ほらぁ、こっちきてー。」

この後、ノア団長の治癒魔術を受けた。



11:45 2種類目のポーションの作成が終わる。

「よしっ、上出来!」

「もうすぐお昼か…。」

使用した器具を洗浄する。



12:05 ノア団長とほかの魔術師数人と食堂へ向かう。

「こら、セシリー、ちゃんとこれも取らなきゃ。」

「え…それは要らないです。」

「ダメぇ。栄養偏るよー。」

空いてる席に座り、食事を取る。

お昼時間だから、凄い人だった。が、シャロン様は見当たらなかった。



12:50 食事終了。

片付けをして、食堂を出る。

ノア団長は、これから王宮に用事だと言うことで別行動となる。

私は魔術の練習の為、訓練場に向かった。



13:20 訓練場到着。

十数メートル先にある小石に、魔術を当てると言うなんとも地味な訓練の一つ。

だが、繊細な技術と集中力が必要な魔術を扱うには大事なことである。

「ふっふーん、セシリア様にかかればこんなもの、一瞬にして消し炭よ!」

「………。」

誰もいないと思っていたら、後ろにいたシャロン様たち御一行に聞かれていた。

「うわぁ……。」

穴があったら入りたい。



14:30  アレクサンダー団長が、訓練に付き合ってくれる。

「よし、どこからでも来ていいぞ。」

「このセシリア・リューココリーネ・ルクレツィア!本気でいかしていただきます!」


30分ほどして、私は膝をついた。

「クッ……ここまで、か…。」

「強くなったなー、セシリア。」

「あぁ、前は一瞬だったよな。お疲れ、セシリア。」

シャロン様に労われて、復活した。



15:25 アリア副団長に呼ばれ、研究所に戻る。

「うーまいっ!」

「でしょでしょ?最近できたところのなんだよ。」

アリア副団長と一緒にケーキを食べた。



16:20 ノア団長が帰ってくる。

「ただいまぁ。」

「おかえりなさーい。」

珈琲と、先ほどのケーキをノア団長に持っていった。

「ほらぁ、セシリー、あーん。」

「はむっ。」

一口くれた。



16:30 アリア副団長のお使いで、剣士団長であるオギンスキ・ヴァンドーム様のところに向かう。

赤銅色の髪に柑子色の瞳をした、精悍な顔をした男性である。

「おっ、セシリア、久しぶりだな、お使いか?」

「はい、アリア副団長からです。」

「おう、ありがとうな。」

帰りに飴ちゃんを貰った。

10個しか違わないと言うのに、子ども扱いである。

ん…?10個も違うのか?……まぁいいや。

考えを放棄した。



17:15 研究所に帰り着く。

「あ、セシリア、ありがとう。」

「いえいえー。はい、これ、オギンスキ団長からです。」

オギンスキ団長に預かっていたものを渡す。

その後、帰ってきながら作ろうと思っていたポーションの作成に取りかかった。



19:20 ポーション作成が終わる。

「結構時間がかかっちゃったなー。」

「セシリー、終わったぁ?」

「あ、ノア団長!…はい、終わりました。」

器具を洗い、ノア団長と研究室を出る。

夕食を食べに、食堂に向かった。



19:45 食堂到着。

「おいしー!」

「ふふっ、本当だねぇ。」

相変わらず、食堂の料理は美味しかった。




20:50 食事終了。

皿とフォークを片付け、食堂を後にする。

「また明日ねぇ。」

「おやすみなさい。」

「うん、おやすみぃ。」

ノア団長とはここでお別れした。



21:05 部屋に到着。

お風呂に入り、一日の疲れをとる。

湯船に、森林の香りの入浴剤を入れた。

「ふぅ…明後日から、遠征かぁ……。」

遠征を思い出した。



22:00 お風呂終了。

「んー!気持ちよかったぁ。」

この後、薬草・ハーブの勉強をした。



23:45 勉強終了。

「眠い……寝よ…。」



23:55 就寝


「スゥ……スゥ……。」





____________________


「相変わらずの兄妹だね。」

「え?そうですか?」

「ふふっ、お休み3秒だねー。」

「睡眠に関して私の右に出るものはいないでしょう!」

「そうだねぇ。」

「…そこ、自慢するところじゃないでしょう?」

「そして、なぜ貴方は得意げなのですか。」
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