美少女にフラれたらなぜかダウジング伊達メガネ女子が彼女になりました!?〜冴えない俺と彼女と俺をフった美少女の謎の三角な関係〜

かねさわ巧

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第6話 なんでここにいるの?

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 アパートの下にいる伊達メガネをかけた女子は間違いなく真宮まみやさんだ。どうしてここに?

「あぁああっ! なんで春時はるときがいるの⁉︎」

 どうやらあっちも驚いているようだけど、それはお互いさまだ。それにしても行く先々で、なぜ彼女が現れるんだ。ストーカーじゃないよな?

「真宮さんの方こそ、どうしてこの場所にいるんだよ」

「どうしてって、春時ずっと戻ってこないからこれ・・を使ってみたの。そうしたら家に帰った方がいいっていう結果が出たのよね」

 彼女は言うと校舎の屋上でダウジングに使っていたペンデュラム・・・・・・を掲げて見せた。先端についた水晶がキラキラとしている。

「またそれか……って、家? 誰の?」

「誰って、あたしの家に決まってるでしょ?」

 ん? ここって仲里さんが住んでいるアパートだよな。

 まさか……。

「もしかして、このアパートに住んでいるってこと?」

「そう言ったじゃん。それより春時こそ、なんであたしの家にいるわけ? あ……もしかして、あたしと二人きりになりたかったとか?」

「ち、ちげーよ! 俺は怪我をした仲里さんを家まで送り届けただけだ」

「エリカが怪我っ⁉︎ ちょっと、どういうこと? あたしの身体、大丈夫でしょうね!」

 あたしの?

「いや、そうじゃなくて」

「なにしてくれてんのよ!」

 真宮さんは厳しい顔つきで階段を勢いよく駆け上がってきたので、思わず身構える――と、彼女は俺の存在など気にもとめず、そのまま奥の部屋へと入ってしまった。

 なっ! あそこって……仲里さんの住んでいる部屋、だよな?

 部屋番号を確認してみる。

「二〇三……間違いない、仲里さんの部屋だ」

 ちょっとまて、なんの躊躇ちゅうちょもなく部屋に入っていったけど、そんな仲?

 二人が教室で話しているところなんて見たこともなかったけど……まぁ、四六時中、彼女たちの行動を目にしていたわけでもないし、俺の知らないところでは一緒に遊んだりとかしてたのかな。

 そういえば真宮さんの部屋はどこなんだろう? まさか、隣とか……だとしたら羨ましすぎる。あの無駄にでかい俺の家と交換してほしい。

「春時!」

「うぉっ!」

 考えにふけっていると、勢いよく目の前のドアが開き、俺の名前を叫ぶ真宮さんの姿があった。

「お、おどろかすなよ……危うくドアに当たるところだったじゃねーか!」
 
「うるさいわね。そんなところに立っているのが悪いんじゃない」

 いや、まだ俺がここにいると確信してドアを開けたよね。

「それより仲里さんは大丈夫そう?」

「え? あー、うん、送ってくれてありがとう。さすがあたしの彼よね! もう大丈夫だからまたね」

「え?」

「なに?」

「えーと……」

「ばいばい」

「お、おう」

「またあとでね!」

「ちょっ!」

 真宮さんは手を振りながらそのままドアを閉めてしまった。バタンという音が耳に残る。

 まぁ……もう俺に出来ることはないし、そりゃあ、ばいばいってなるのは理解できるけれど、あまりにも素っ気ない。

「なんだよ、人のことを彼とか言っておいて随分な扱いじゃないか」

 彼氏じゃないけど。

 ハァ……これ以上この場にいても仕方がないし、今度こそ帰ろう。

 階段を降りると建物の脇にあるポストがふと目に入る。

「ん?」

 二〇三……真宮、仲里。

 これって……。
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