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〜兄弟の絆〜
カイトとの再開
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月明かりもない真っ暗な森の中、焚き火の光に照らされたルディーの顔は悲しそうに見えた。マルクスの死からかなりの年月が経って居るにも関わらず、つい先日のように話した口ぶりからして、彼の死をずっと悔やんでいるように思えた。焚き火の薄明かりに頬の傷が照らされて一層悲壮感が漂っている。マルクスの壮絶な最期を聞いた私は先程からずっと嗚咽が止まらない。
(カイトに会ったらなんて言えば良いのだろう)
お兄さんのマルクスに会いたいと一人で頑張っているカイトの姿を思い出すと、とても真実を話す気持ちにはなれなかった。
私はふとミラと生まれた子供の行方が気になってルディーに聞いた。
「ミラさんと子供はその後どうなったんですか?」
その言葉にルディーは一層悲しい顔をして黙ってうつむいたままになった。それを見かねたダンテが変わりに答えてくれた。
「姉さんと赤ちゃんはすでにこの世に居ないんだ……」
「え! ど……どうして?……」
「赤ちゃんは死産で、ミラは産後に容態が急変して残念だがそのまま二人は帰らぬ人になってしまった」
「そ、そんな……」
マルクスさんがいなくなったことがわかった今、ミラや生まれた子供の行方が分かればカイトに会わせてあげたいと思って聞いてみたが、私の思いは完全に裏切られてしまった。
(マルクスさんが生きた証が無くなってしまった。これではマルクスさんがあまりにも浮かばれない)
カイトの悲しむ顔を想像するだけで胸が締め付けられる思いがした。
「あんたはこれからどうする気だ?」
咄嗟にダンテに聞かれた。
「どうする?……」
私はルーン大国に入国してカイトのお兄さんのマルクスさんの行方を探すことしか考えていなかったので、いきなりダンテにこの先のことを聞かれて少し混乱した。
「あんた。聞けばガンドールからギルディアに攫われて来たんだろ?」
ダンテからそう言われて、ここに来たもう一つの目的を思い出した。そう私はガンドールという町から間違ってギルディアの飛行船に乗って来てしまった。ガンドールにいるアルフレッドやレンやクリスやエリカと前世で母親だったロザリアのいる場所に戻るのがここに来たもう一つの目的だった。
「あんたが望むならガンドールまで俺が連れて行ってやるぞ?」
ダンテに言われて一瞬戸惑う自分がいた。カイトにお兄さんを探して会いに行くように言ってあげると約束したにも関わらず、このまま逃げるようにルーン大国を離れることに罪悪感を覚えたが、マルクスさんはもうこの世には居ないという真実をカイトに伝えない方が幸せかもしれない。それにマルクスさんも心配したように、もしカイトが自分を殺害したのがデミタスだと分かれば絶対に復讐をするに違いない。それだけは絶対に避けなければならない。
(カイトには悪いけど、私はこのまま居なくなったほうが良いかもしれない。カイトにはマルクスさんはこのルーン大国で幸せに暮らしていると思わせている方が良いと思った)
私はそう決心するとダンテに言った。
「ダンテさんお願いできるかしら?」
私がそう言うとダンテは快く引き受けてくれた。ゼンナギのおばあさんから私のボディーガードを言いつけられていたヘイジさんと二人の仲間とはここで別れることになった。三人はダンテさんがついていれば百人力だと言っていた。それほどこのダンテという人は強い武人なんだろう。
今夜はもう遅いので、明日の朝早くからガンドールに向けて出発しようということになり、一旦ルディーの住んでいる家にみんなで泊まろうということになった。
大滝(グランドフォール)の近くの森の中を少し歩くとロビナスという村が見えてきた。デミタスの襲撃により、現在は村の人はだれも居なくなりルディーしか住んでいないと言っていたが、村の家はどの家もきれいに整備されていた。ダンテは懐かしそうに外堀から家の中を覗いていた。
「懐かしいな~、みんなあんたが掃除しているのか?」
「時間はいくらでもあるからな、ほら、着いたぞ」
私達は村の中でも一際大きな屋敷に案内された。
「驚いたな。ここに住んでいるのかよ」
「ああ。ここが一番広いからな」
ダンテの質問にルディーは笑いながら答えた。
「あの~、ここはもしかして?」
「ああ、リュウっていう盗賊が住んでいた屋敷だな。昔、俺はここで殺されかけたんだ」
「そ、そうですか」
ここがルディーさんが言っていた屋敷ということがわかった。ここに床弩という武器があってダンテはその床弩で殺されかけた。
私達はそのまま屋敷の庭を歩いて家の中に入ろうとした時、急に違和感を覚えて立ち止まった。
「どうした? なにか気になることでもあるのか?」
「ここには一人で住んでいますか?」
私はルディーに聞いた。
「ああ。ずっと俺一人で住んでいる。それがどうした?」
(いや違う、この感覚は何だろう? 絶対にこの家の中に誰かがいる)
私は何故かはわからないが、誰かがこの家の中に潜んでいることがわかった。
「誰かが家の中にいるわ」
「はあ? 何を言ってんだ。そんなことはない。この村はデミタスの襲撃以来誰も居ない。ずっと俺一人で住んでいるんだ」
ルディーが否定していた時、『ガタッ』と家の中から物音がした。その場に居た全員が家の中を見た。ゆっくりと何者かが暗がりから浮かび上がってきた。その浮かび上がった人物を見て驚いた。
「え? カイト?」
「ティアラ!」
暗がりから出てきた人物はカイトだった。
「どうして? ここに?」
私はわけが分からずパニックになっていると、カイトは真剣な表情で近づいてきた。
「デミタスが君を狙っている」
「え? どうして?」
「彼奴は悪魔付きだった。暗黒邪神アルサンバサラに魅了された危険人物だ。俺はデミタスが君を狙ってこのルーン大国に入国したとメルーサに聞いて、それで君を守るためにここに来たんだ」
デミタス。その名前を聞いて私は胸が張り裂けそうになるのを感じた。マルクスさんを、カイトの大事なお兄さんを殺害したエルフの名前だ。
「どうして私がここに居ると分かったの?」
「ああ。そんなことか」
カイトは指先を私の目の前に差し出した、すると指先に光が集まり指の周りをいくつもの光がくるくると回りだした。
「それは何?」
私が不思議そうにカイトの指先を見ていると、水の精霊だよ、とカイトは言った。
「誰かを探すのが得意なんだ。俺は精霊使いだから、精霊に頼んで君を探して貰ったんだ」
カイトは得意そうに話すと指を引っ込めてニッコリと笑った。
「そう言えばティアラ、俺の兄さんのマルクスの居場所は分かったのかい?」
「え?」
いきなりカイトに聞かれて心臓が飛び出るほど驚いた。
「マルクスも勇者の神格スキルを持っている。マルクスが仲間に加わってくれればデミタスを倒せることができるんだよ。なにか情報はあった?」
「え? そ、それが……」
私が答えられないで焦っているとルディーが会話に割って入ってくれた。
「カイト、俺を覚えているか?」
「あんたは? ルディーさんか?」
「ああそうだ、覚えていてくれていたのか」
「兄さんがいつも話していたよ。あんただったら兄の居場所を知っているだろ? どこに居るんだ?」
「ここから遠くのルサンダというところでミラと一緒に幸せに暮らしているよ」
「本当に? そうか幸せに暮らしているのか」
カイトは嬉しそうに笑った。その笑顔を見ていると心が傷んだ。
「ティアラはこれからどうするんだ?」
「わ、私? 私は……」
カイトに聞かれてどう答えようか迷っているとダンテが答えた。
「ガンドールに送り届けるよ」
私がガンドールに行くことを聞くとカイトは少し寂しそうな顔をした。
「そ、そうか? ガンドールに帰るのか。よ、よし。俺も一緒についていくよ」
「え? カイトも一緒に来てくれるの?」
「当たり前だろ! デミタスがいつ襲ってくるかわからないんだ。俺に任せろ!」
こうして私とダンテとカイトの三人でガンドールまで私を送ってくれることになった。
翌朝私達はガンドールに向けて出発しようとロビナス村の入り口をすぐ出たところで立ち止まった。
そこにはデミタスがモンスターの大群を引き連れて私達を待ち構えていた。
(カイトに会ったらなんて言えば良いのだろう)
お兄さんのマルクスに会いたいと一人で頑張っているカイトの姿を思い出すと、とても真実を話す気持ちにはなれなかった。
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「姉さんと赤ちゃんはすでにこの世に居ないんだ……」
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「赤ちゃんは死産で、ミラは産後に容態が急変して残念だがそのまま二人は帰らぬ人になってしまった」
「そ、そんな……」
マルクスさんがいなくなったことがわかった今、ミラや生まれた子供の行方が分かればカイトに会わせてあげたいと思って聞いてみたが、私の思いは完全に裏切られてしまった。
(マルクスさんが生きた証が無くなってしまった。これではマルクスさんがあまりにも浮かばれない)
カイトの悲しむ顔を想像するだけで胸が締め付けられる思いがした。
「あんたはこれからどうする気だ?」
咄嗟にダンテに聞かれた。
「どうする?……」
私はルーン大国に入国してカイトのお兄さんのマルクスさんの行方を探すことしか考えていなかったので、いきなりダンテにこの先のことを聞かれて少し混乱した。
「あんた。聞けばガンドールからギルディアに攫われて来たんだろ?」
ダンテからそう言われて、ここに来たもう一つの目的を思い出した。そう私はガンドールという町から間違ってギルディアの飛行船に乗って来てしまった。ガンドールにいるアルフレッドやレンやクリスやエリカと前世で母親だったロザリアのいる場所に戻るのがここに来たもう一つの目的だった。
「あんたが望むならガンドールまで俺が連れて行ってやるぞ?」
ダンテに言われて一瞬戸惑う自分がいた。カイトにお兄さんを探して会いに行くように言ってあげると約束したにも関わらず、このまま逃げるようにルーン大国を離れることに罪悪感を覚えたが、マルクスさんはもうこの世には居ないという真実をカイトに伝えない方が幸せかもしれない。それにマルクスさんも心配したように、もしカイトが自分を殺害したのがデミタスだと分かれば絶対に復讐をするに違いない。それだけは絶対に避けなければならない。
(カイトには悪いけど、私はこのまま居なくなったほうが良いかもしれない。カイトにはマルクスさんはこのルーン大国で幸せに暮らしていると思わせている方が良いと思った)
私はそう決心するとダンテに言った。
「ダンテさんお願いできるかしら?」
私がそう言うとダンテは快く引き受けてくれた。ゼンナギのおばあさんから私のボディーガードを言いつけられていたヘイジさんと二人の仲間とはここで別れることになった。三人はダンテさんがついていれば百人力だと言っていた。それほどこのダンテという人は強い武人なんだろう。
今夜はもう遅いので、明日の朝早くからガンドールに向けて出発しようということになり、一旦ルディーの住んでいる家にみんなで泊まろうということになった。
大滝(グランドフォール)の近くの森の中を少し歩くとロビナスという村が見えてきた。デミタスの襲撃により、現在は村の人はだれも居なくなりルディーしか住んでいないと言っていたが、村の家はどの家もきれいに整備されていた。ダンテは懐かしそうに外堀から家の中を覗いていた。
「懐かしいな~、みんなあんたが掃除しているのか?」
「時間はいくらでもあるからな、ほら、着いたぞ」
私達は村の中でも一際大きな屋敷に案内された。
「驚いたな。ここに住んでいるのかよ」
「ああ。ここが一番広いからな」
ダンテの質問にルディーは笑いながら答えた。
「あの~、ここはもしかして?」
「ああ、リュウっていう盗賊が住んでいた屋敷だな。昔、俺はここで殺されかけたんだ」
「そ、そうですか」
ここがルディーさんが言っていた屋敷ということがわかった。ここに床弩という武器があってダンテはその床弩で殺されかけた。
私達はそのまま屋敷の庭を歩いて家の中に入ろうとした時、急に違和感を覚えて立ち止まった。
「どうした? なにか気になることでもあるのか?」
「ここには一人で住んでいますか?」
私はルディーに聞いた。
「ああ。ずっと俺一人で住んでいる。それがどうした?」
(いや違う、この感覚は何だろう? 絶対にこの家の中に誰かがいる)
私は何故かはわからないが、誰かがこの家の中に潜んでいることがわかった。
「誰かが家の中にいるわ」
「はあ? 何を言ってんだ。そんなことはない。この村はデミタスの襲撃以来誰も居ない。ずっと俺一人で住んでいるんだ」
ルディーが否定していた時、『ガタッ』と家の中から物音がした。その場に居た全員が家の中を見た。ゆっくりと何者かが暗がりから浮かび上がってきた。その浮かび上がった人物を見て驚いた。
「え? カイト?」
「ティアラ!」
暗がりから出てきた人物はカイトだった。
「どうして? ここに?」
私はわけが分からずパニックになっていると、カイトは真剣な表情で近づいてきた。
「デミタスが君を狙っている」
「え? どうして?」
「彼奴は悪魔付きだった。暗黒邪神アルサンバサラに魅了された危険人物だ。俺はデミタスが君を狙ってこのルーン大国に入国したとメルーサに聞いて、それで君を守るためにここに来たんだ」
デミタス。その名前を聞いて私は胸が張り裂けそうになるのを感じた。マルクスさんを、カイトの大事なお兄さんを殺害したエルフの名前だ。
「どうして私がここに居ると分かったの?」
「ああ。そんなことか」
カイトは指先を私の目の前に差し出した、すると指先に光が集まり指の周りをいくつもの光がくるくると回りだした。
「それは何?」
私が不思議そうにカイトの指先を見ていると、水の精霊だよ、とカイトは言った。
「誰かを探すのが得意なんだ。俺は精霊使いだから、精霊に頼んで君を探して貰ったんだ」
カイトは得意そうに話すと指を引っ込めてニッコリと笑った。
「そう言えばティアラ、俺の兄さんのマルクスの居場所は分かったのかい?」
「え?」
いきなりカイトに聞かれて心臓が飛び出るほど驚いた。
「マルクスも勇者の神格スキルを持っている。マルクスが仲間に加わってくれればデミタスを倒せることができるんだよ。なにか情報はあった?」
「え? そ、それが……」
私が答えられないで焦っているとルディーが会話に割って入ってくれた。
「カイト、俺を覚えているか?」
「あんたは? ルディーさんか?」
「ああそうだ、覚えていてくれていたのか」
「兄さんがいつも話していたよ。あんただったら兄の居場所を知っているだろ? どこに居るんだ?」
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「本当に? そうか幸せに暮らしているのか」
カイトは嬉しそうに笑った。その笑顔を見ていると心が傷んだ。
「ティアラはこれからどうするんだ?」
「わ、私? 私は……」
カイトに聞かれてどう答えようか迷っているとダンテが答えた。
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私がガンドールに行くことを聞くとカイトは少し寂しそうな顔をした。
「そ、そうか? ガンドールに帰るのか。よ、よし。俺も一緒についていくよ」
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