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ムルのお気に入り
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『ねぇねぇ~おやつまだ~?』
緊張していた空気を壊すように、ムルが私に話しかけてきた。
私はムルを手のひらの上に乗せ、もう少しだけ待っててくださいね。と返事をしムルの優しく頭を撫でる。
ムルは、え~もうお腹ペコペコだよ~と私の手のひらの上で駄々を捏ねていた。
「うーん……困りましたね……まだ、教えなくてはいけない事があるのですが……」
顎に手を当て、うーんと唸っていると、沙羅が私少し休憩したいし
ムルと一緒におやつにしない?と言って、私の事を見つめる。
確かに、あれだけの魔力を使った後にまた魔法を使おうとするのは危険だ。
「そうね、休憩することも大切よね……ごめんなさい、少し焦っていたかもしれないわ
ムルも、私達の事を見守っててくれてありがとう、少し遅くなったけれど休憩にしましょうか」
『わ~~い!!おやつ~!』
私がそう言うと、ムルは手のひらから飛び上がり、私の周りを嬉しそうに飛び回る。
沙羅が、ムルに良かったね!なんて声を掛けている姿を眺めながら、私とフィリスはお茶の準備を始めた。
大きな木の下にシートを広げ、バスケットの中からお菓子を取り出していく。
「あら?その箱は?」
「ムルの好きなお菓子です、これが食べたいってずっと言ってたの」
そう言って取り出したのは、小さくて可愛い箱。
ゆっくりと蓋を開けると、箱の中には色とりどりのマカロンが並んでいた。
ムルは甘いものが好きで、特にマカロンに目がない。
『ん~~あまい匂いがする~~』
「ムルの好きなマカロン、ちゃんと持ってきましたよ」
そう言いながら、私はマカロンを一つムルに差し出す。
すると、ムルはありがとう!と言いながらマカロンをかぷりと一口。
その瞬間、ムルの目がキラキラと輝く。
『おいし~~!!このマカロン初めて食べたけど、すっごく美味しい!』
「良かった、初めて買うお店のマカロンだから、私も少し心配だったのだけどそう言って貰えて良かったわ」
「ねぇ、そのマカロン私も食べてもいい?」
『うん!美味しいものは皆で分けた方が美味しいからね』
「ありがとう、ムルじゃあ早速……ん~!確かに美味しい!」
「……ほんと、美味しい」
沙羅とフィリスは声を揃えて、美味しいと言いながら笑顔でマカロンを食べていた。
私もマカロンを一つ手に取り、口に運ぶ。
私が選んだマカロンはラズベリー味だったようで、口の中に甘酸っぱい味が広がる。
その美味しさに、思わず頬が緩んでしまう。
「本当に美味しい……」
『でしょ!?えへへ~こんなに美味しいお菓子食べられるなんてムルは幸せ者だ~』
そう言ってムルは、ふわふわと飛び回りながら幸せそうな表情を浮かべていた。
私はそんなムルの姿は本当に幸せそうで、ムルが喜ぶ物を選べて良かった、とホッと胸をなでおろした。
『そうだ!ムル二人に相談したい事があったんだ!』
「相談?ムルが私達に?」
「一体どんな事でしょう?私達でも力になれるといいのですが」
唐突にムルはそう言うと、私の肩の上にちょこんと座り込む。
私はムルの頭を撫でながら、二人にムルのお願い聞いて貰えますか?と
聞くと 二人は揃って勿論と返事をした。
緊張していた空気を壊すように、ムルが私に話しかけてきた。
私はムルを手のひらの上に乗せ、もう少しだけ待っててくださいね。と返事をしムルの優しく頭を撫でる。
ムルは、え~もうお腹ペコペコだよ~と私の手のひらの上で駄々を捏ねていた。
「うーん……困りましたね……まだ、教えなくてはいけない事があるのですが……」
顎に手を当て、うーんと唸っていると、沙羅が私少し休憩したいし
ムルと一緒におやつにしない?と言って、私の事を見つめる。
確かに、あれだけの魔力を使った後にまた魔法を使おうとするのは危険だ。
「そうね、休憩することも大切よね……ごめんなさい、少し焦っていたかもしれないわ
ムルも、私達の事を見守っててくれてありがとう、少し遅くなったけれど休憩にしましょうか」
『わ~~い!!おやつ~!』
私がそう言うと、ムルは手のひらから飛び上がり、私の周りを嬉しそうに飛び回る。
沙羅が、ムルに良かったね!なんて声を掛けている姿を眺めながら、私とフィリスはお茶の準備を始めた。
大きな木の下にシートを広げ、バスケットの中からお菓子を取り出していく。
「あら?その箱は?」
「ムルの好きなお菓子です、これが食べたいってずっと言ってたの」
そう言って取り出したのは、小さくて可愛い箱。
ゆっくりと蓋を開けると、箱の中には色とりどりのマカロンが並んでいた。
ムルは甘いものが好きで、特にマカロンに目がない。
『ん~~あまい匂いがする~~』
「ムルの好きなマカロン、ちゃんと持ってきましたよ」
そう言いながら、私はマカロンを一つムルに差し出す。
すると、ムルはありがとう!と言いながらマカロンをかぷりと一口。
その瞬間、ムルの目がキラキラと輝く。
『おいし~~!!このマカロン初めて食べたけど、すっごく美味しい!』
「良かった、初めて買うお店のマカロンだから、私も少し心配だったのだけどそう言って貰えて良かったわ」
「ねぇ、そのマカロン私も食べてもいい?」
『うん!美味しいものは皆で分けた方が美味しいからね』
「ありがとう、ムルじゃあ早速……ん~!確かに美味しい!」
「……ほんと、美味しい」
沙羅とフィリスは声を揃えて、美味しいと言いながら笑顔でマカロンを食べていた。
私もマカロンを一つ手に取り、口に運ぶ。
私が選んだマカロンはラズベリー味だったようで、口の中に甘酸っぱい味が広がる。
その美味しさに、思わず頬が緩んでしまう。
「本当に美味しい……」
『でしょ!?えへへ~こんなに美味しいお菓子食べられるなんてムルは幸せ者だ~』
そう言ってムルは、ふわふわと飛び回りながら幸せそうな表情を浮かべていた。
私はそんなムルの姿は本当に幸せそうで、ムルが喜ぶ物を選べて良かった、とホッと胸をなでおろした。
『そうだ!ムル二人に相談したい事があったんだ!』
「相談?ムルが私達に?」
「一体どんな事でしょう?私達でも力になれるといいのですが」
唐突にムルはそう言うと、私の肩の上にちょこんと座り込む。
私はムルの頭を撫でながら、二人にムルのお願い聞いて貰えますか?と
聞くと 二人は揃って勿論と返事をした。
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