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お泊り会開始
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「へぇー結構綺麗にしていますのね?もっとだらしない部屋かと思っていましたわ」
とミホは部屋をキョロキョロと見渡してそう言った。
そんなミホの感想に、私はあはは……と苦笑いを零す。
「ミホの私のイメージってそんななの……?」
私がそう聞けば、ミホは少し考える素振りを見せた後
まぁ、だらしなさそうとは思っていましたわ。とだけ答えた。
その言葉に私は少しショックを受けていると、フィリスがフォローするように口を開く。
「そ、そんな事ないわよ?沙羅はこう見えてしっかりしていて頼りになるんですよ」
「それフォローになってる……?」
「もちろんです」
そう言って微笑むフィリスに、私は少し複雑な気持ちになりながらもまぁ……いいかと思い三人をリビングに案内した。
私は三人にソファに座って待っててと言い、キッチンへ向かう。
そして、三人分のお茶を用意していると、後ろからミホが声を掛けてきた。
「私も手伝いましょうか?一人では大変でしょう?」
「ううん、大丈夫。ミホはお客様なんだから座ってて」
「そう?もし何かあったら私達を頼るんですよ」
「はーい、ありがとう」
ミホはそう言った後、私の頭を優しく撫でてくれた。
そんなミホの行動に私はくすぐったさを感じながらも、なんだか嬉しくなってつい笑顔になってしまう。
そうして出来上がったお茶をお盆に乗せてリビングへ戻れば、三人が楽しそうに話しをしている声が聞こえてきた。
その声を聞くだけで胸が温かくなってくるのを感じる。
「お待たせしました~、お茶どうぞ~」
私は三人にお茶を渡しながら声をかける。
すると皆はそれぞれお礼を言ってくれたので、私もどういたしましてと返す。
そんなやり取りをした後、皆でお茶を飲みながら他愛ない話をし始めた。
*******
「ねぇ、生徒会の件だけどどうする?」
「またその話ですの私は今のままは絶対に嫌」
「私も……これ以上お仕事を任されても処理しきれないですから……」
生徒会の件でミホがそう言えば、それに続いてユーリも口を開く。
やっぱり、今のままでは二人に対しての負担が大きすぎるんだ。
……このままじゃいつか倒れちゃうかもしれない。
「ねぇ、フィリスはどうしたら良いと思う?」
「そうですね……まずは身近な先生方に相談してみるのはいかがですか?」
「身近な……??」
「ウィル先生です、あの方なら何か良い案をくれるかもしれませんよ?」
確かに、ウィル先生なら相談に乗ってくれそうだし、いい案が貰えるかもしれない。
「うん!明日皆でウィル先生の所に行こう!」
そう言って皆の顔を見渡せば、三人とも賛成してくれた。
そんな私達を見てミホは苦笑いをしながらこう言った。
……本当に大丈夫かしらね。と。
「とりあえず今は難しい事は忘れてお泊り会をたのしもう」
そう言って笑えば、皆もそうですねと言って笑い返してくれた。
********
それから私達は色んな話をした。
ミホが意外と怖がりな事、ユーリが実は猫好きな事、フィリスは昔泣き虫だった事
……本当に他愛ない話を沢山した。
そうして時間は過ぎていき、気付けばもう夜も遅い時間になっていた。
そろそろ寝ようと思い私は三人に声をかけた。
とミホは部屋をキョロキョロと見渡してそう言った。
そんなミホの感想に、私はあはは……と苦笑いを零す。
「ミホの私のイメージってそんななの……?」
私がそう聞けば、ミホは少し考える素振りを見せた後
まぁ、だらしなさそうとは思っていましたわ。とだけ答えた。
その言葉に私は少しショックを受けていると、フィリスがフォローするように口を開く。
「そ、そんな事ないわよ?沙羅はこう見えてしっかりしていて頼りになるんですよ」
「それフォローになってる……?」
「もちろんです」
そう言って微笑むフィリスに、私は少し複雑な気持ちになりながらもまぁ……いいかと思い三人をリビングに案内した。
私は三人にソファに座って待っててと言い、キッチンへ向かう。
そして、三人分のお茶を用意していると、後ろからミホが声を掛けてきた。
「私も手伝いましょうか?一人では大変でしょう?」
「ううん、大丈夫。ミホはお客様なんだから座ってて」
「そう?もし何かあったら私達を頼るんですよ」
「はーい、ありがとう」
ミホはそう言った後、私の頭を優しく撫でてくれた。
そんなミホの行動に私はくすぐったさを感じながらも、なんだか嬉しくなってつい笑顔になってしまう。
そうして出来上がったお茶をお盆に乗せてリビングへ戻れば、三人が楽しそうに話しをしている声が聞こえてきた。
その声を聞くだけで胸が温かくなってくるのを感じる。
「お待たせしました~、お茶どうぞ~」
私は三人にお茶を渡しながら声をかける。
すると皆はそれぞれお礼を言ってくれたので、私もどういたしましてと返す。
そんなやり取りをした後、皆でお茶を飲みながら他愛ない話をし始めた。
*******
「ねぇ、生徒会の件だけどどうする?」
「またその話ですの私は今のままは絶対に嫌」
「私も……これ以上お仕事を任されても処理しきれないですから……」
生徒会の件でミホがそう言えば、それに続いてユーリも口を開く。
やっぱり、今のままでは二人に対しての負担が大きすぎるんだ。
……このままじゃいつか倒れちゃうかもしれない。
「ねぇ、フィリスはどうしたら良いと思う?」
「そうですね……まずは身近な先生方に相談してみるのはいかがですか?」
「身近な……??」
「ウィル先生です、あの方なら何か良い案をくれるかもしれませんよ?」
確かに、ウィル先生なら相談に乗ってくれそうだし、いい案が貰えるかもしれない。
「うん!明日皆でウィル先生の所に行こう!」
そう言って皆の顔を見渡せば、三人とも賛成してくれた。
そんな私達を見てミホは苦笑いをしながらこう言った。
……本当に大丈夫かしらね。と。
「とりあえず今は難しい事は忘れてお泊り会をたのしもう」
そう言って笑えば、皆もそうですねと言って笑い返してくれた。
********
それから私達は色んな話をした。
ミホが意外と怖がりな事、ユーリが実は猫好きな事、フィリスは昔泣き虫だった事
……本当に他愛ない話を沢山した。
そうして時間は過ぎていき、気付けばもう夜も遅い時間になっていた。
そろそろ寝ようと思い私は三人に声をかけた。
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