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第1章 眠れるあいつの隠し事(基本壱輝目線)
10.Nickname
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彩兎が戻って来た後、俺達は食堂に向かった。
トレーを持っていつもの席に座ると、隣に彩兎が座った。
「…席は自由だからどこでもいいんだぞ?」
ぶっちゃけ1人で食べたかったから、どっかに行って欲しかったのだが、彩兎は隣から動こうとしなかった。
「壱輝の隣だと人が寄ってこないから、結構楽なんだよね」
「…人相悪くて悪かったな」
「そう思うなら笑顔練習すれば?こうだよ、こう」
にこっと自然な笑顔を見せる彩兎に、真顔で無言を貫いていると、ウザさを超越した声が聞こえてきた。
「転入生くんにも言われてんの~?いい加減、スマイル頑張ってみたら??w」
「…利人」
「どうも~!この学園のアイドル、利人くんで~す!」
「転入生の彩兎です!よろしくお願いします!」
「彩兎くんか~…。じゃあ、あだ名はやっくんで!」
こいつ、誰にでもあだ名付けたがるんだよな…。因みに、俺はよっしーって付けられた。
「…利人、うるさい。はやく座って」
「みっちゃん冷たーい。利人くん泣いちゃう」
実隆に冷たくあしらわれた利人は、大人しく席についた。その隣に実隆も座る。
「こちら、クールなオレっちの同室の竹川 実隆ことみっちゃんで~す!気軽に呼んでネ!って痛っ、みっちゃん殴んないでよ~」
「…勝手に俺の紹介しないで」
「シャイなみっちゃんに変わって、オレが紹介してあげたんだよ~?」
「…自分でするからしなくていい」
2人のいつもの言い合いに、やれやれと隣の彩兎を見ると、笑いを堪えて震えていた。
「ほら、お前ら。彩兎が堪えきれなくなる前にやめろ」
「あ、ごめんごめん笑笑」
「…おれは実隆。彩兎さん、これからよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします!みっちゃんさん!」
トレーを持っていつもの席に座ると、隣に彩兎が座った。
「…席は自由だからどこでもいいんだぞ?」
ぶっちゃけ1人で食べたかったから、どっかに行って欲しかったのだが、彩兎は隣から動こうとしなかった。
「壱輝の隣だと人が寄ってこないから、結構楽なんだよね」
「…人相悪くて悪かったな」
「そう思うなら笑顔練習すれば?こうだよ、こう」
にこっと自然な笑顔を見せる彩兎に、真顔で無言を貫いていると、ウザさを超越した声が聞こえてきた。
「転入生くんにも言われてんの~?いい加減、スマイル頑張ってみたら??w」
「…利人」
「どうも~!この学園のアイドル、利人くんで~す!」
「転入生の彩兎です!よろしくお願いします!」
「彩兎くんか~…。じゃあ、あだ名はやっくんで!」
こいつ、誰にでもあだ名付けたがるんだよな…。因みに、俺はよっしーって付けられた。
「…利人、うるさい。はやく座って」
「みっちゃん冷たーい。利人くん泣いちゃう」
実隆に冷たくあしらわれた利人は、大人しく席についた。その隣に実隆も座る。
「こちら、クールなオレっちの同室の竹川 実隆ことみっちゃんで~す!気軽に呼んでネ!って痛っ、みっちゃん殴んないでよ~」
「…勝手に俺の紹介しないで」
「シャイなみっちゃんに変わって、オレが紹介してあげたんだよ~?」
「…自分でするからしなくていい」
2人のいつもの言い合いに、やれやれと隣の彩兎を見ると、笑いを堪えて震えていた。
「ほら、お前ら。彩兎が堪えきれなくなる前にやめろ」
「あ、ごめんごめん笑笑」
「…おれは実隆。彩兎さん、これからよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします!みっちゃんさん!」
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