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第3章 少年期中編
第28話 幻獣の憑代
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「幻獣について、あなたはある程度の事は知っているかしら?」
エレノアはそう尋ねてくる。
アネッサは一度席を立ち、俺達に紅茶を運んできてくれた。
「いいえ、よく知りません」
「そう、ならまずはそこの説明からするわね」
そうして語られたのは、獣人達の歴史である。
獣人達には多数の種族がある。
犬人族や猫人族、兎や虎、熊など多種に渡る。
中でも狼人族は非常に高い戦闘能力を持っている種族である。
逆にそれが、魔族との大きな戦争で矢面に立たされる要因にもなった。
獣人族は魔力が低い。
代わりに他種族に比べて非常に高い身体能力を持つが、魔力も身体能力も高い力を持つ魔族に彼等は押され始める。
次第に、魔族達に支配され始めた獣人族は、人族の魔道士達と協力し、種族の切り札を作る。
それが幻獣である。
魔族を軽々打ち倒す圧倒的な力。
それを獣人族のそれぞれの種族の者に宿したのだ。
それは彼等にとって大きな救いにもなったが、後に大きな脅威にもなるとも知らず。
あまりの強大な力故に、時が経つにつれ個人では制御しきれなくなったのだ。
それは自我が幻獣に侵食され始めたからである。
幻獣を宿した者は逆に幻獣に支配され、破壊の限りを尽くし、多くの同族が犠牲となる。
そして、そのまま他種族も襲われる事を恐れ、幻獣を宿した者達は魔界へと放たれた。
そうして憑代となる者が命を落とすと、同種族の別の者へとその憑代が移っていく。
それは意図しないモノだったのだが、人間達の魔道士達が未熟だったが故の代償だった。
それはもはや終わらない死の呪いのようなモノである。
そして幻獣を宿す獣人は忌み嫌われ、その存在そのものが災厄と言われるようになる。
しかし、代を継ぐ毎に幻獣による侵食の力や、支配される力も弱まってきた。
しかし、二ヶ月に一度ある真紅の満月、ブラッドムーンの日だけは眠っている幻獣が覚醒する。
その晩だけは、村や街から幻獣の依り代となる者を遠ざけなくてはいけない。
月が沈むか、その力を使い果たすまでは、幻獣の脅威が周囲を襲うからだ。
それが呪われた幻獣に魅入られ、憑代に選ばれた者の宿命である。
「中には、幻獣の憑代に選ばれた途端に自ら命を絶つ者もいるそうよ。
それほどの重責があり、そして周りから忌み嫌われる存在になってしまうから」
そう言って紅茶を飲むエレノアさん。
アネッサは隣に座り、黙って俯いている。
「……保護した、と仰いましたよね?
そして二ヶ月前。
それは、ひょっとして……」
そこまで俺が言うと、エレノアは頷く。
「彼女がもともと何処にいたのかはまだ話してくれないわ。
けれど、ブラッドムーンの日に何処かで暴れたのは間違いないわね。
アネッサを保護した近くの森では数え切れないほどの魔物の死骸が散らばって、木々が薙ぎ倒されていたそうよ」
俺はアネッサを見るが、未だに俯いたまま。
俺は紅茶を一口飲み込む。
とてもいい香りの紅茶だった。
「……アネッサを引き取るのなら、いくら必要ですか?」
その言葉にアネッサが顔を上げて目を見開く。
エレノアさんは真っ直ぐ俺を見つめてくる。
「……通常、彼女程の逸材なら聖金貨一枚でも足りないわ。
ただ、お金じゃなく、彼女のその力を理解し、彼女の助けになる人に私は彼女を渡したい」
その目は凄みのある目をしていた。
俺はその視線を真っ直ぐ受け止め、しばし目を閉じて考える。
んー、なんか使用人を雇いたいだけ、って話からすごく大きな話になってない?
でも、ここまで話を聞いてやっぱ辞めます、ってのは違うよなぁ。
それに、放っておきたくない気持ちもある。
それは事情を知ってしまったからなのか。
単なる同情心からか。
いや、深く考えるのはやめよう。
大切なのはどうしたいか、だ。
ジノが言っていたじゃないか。
選択の成否が大事なんじゃない。
自分で選んだ道の責任をきちんととる事が大事なのだ。
俺は小さく頷き、目を開く。
「わかりました。
彼女の助けになる事を約束します。
他人の奇異の目からも。
魔物や魔族からも。
そして、その幻獣とやらからも、彼女の存在を守る事に全力を尽くします」
どうして、俺がここまで彼女に固執するのか。
それは正直、上手く説明出来ない。
見た目が好みだから?それもある。
訳のわからないそんな力が降りかかって、人生をめちゃくちゃされるなんて酷い話だ、という同情もある。
ただ、何より……。
「こんな可愛い娘なのに、俯いてばかりの人生なんて、もったいないでしょう。
そんな生き方より、笑って生きてる方がずっと良い」
俺はそう言って微笑んだ。
その言葉を聞いて、しばらくエレノアは黙って俺をジッと見つめてくる。
「あなたにはそれが出来ると?」
「……どうでしょうね。
それは僕にもわかりません。
でも、その為に力を注ぐ事は約束します」
その言葉を聞き、一つ頷いたエレノアは優しく微笑んで、口を開く。
「なるほど、ね。
リゼットが気にいる訳だわ。
ホント、子供っぽくない子ね」
そう言って、エレノアは立ち上がり、一枚の羊皮紙を持ってくる。
「アネッサは金貨百枚で構わないわ。
ただし、彼女を守る事を約束して欲しい。
彼女の事を、支えてあげて欲しい」
エレノアは懇願するように俺に言ってきた。
俺は強く頷く。
「アネッサ。
どう?この子をご主人として認めれそう?」
エレノアはアネッサに視線を移し、問いかける。
「はい。
私も、シン様にお仕えする事を望みます」
アネッサは即答した。
その瞳は僅かに潤んでいた。
それを聞いてエレノアが笑顔になる。
「ふふ、良かったわ。
それじゃ、二人とも、この羊皮紙にサインを」
そう言って羊皮紙をテーブルに置いて、羽ペンを俺とアネッサに渡してきた。
それぞれサインを書き、俺は鞄から金貨百枚を取り出し、テーブルに置く。
鞄を開いた時、金貨が何百枚も入ってる事にエレノアもアネッサも驚く。
「一応、様子を確認したいから、一ヶ月後にまたここで話しを聞かせて。
そこでもしも彼女があなたの元を去りたいと申し出ればそこまで。
逆に、あなたもどうしてもアネッサとの折り合いがつかなければ、それまでで構わない。
お金も全額返金するわ」
「わかりました」
エレノアは奴隷達をとても大切にしてる事がわかる。
俺もまた、宣言したようにアネッサを大事にしなきゃな。
「契約はここで結ばれました。
彼女も荷物をまとめたいだろうから、明日またここに来てくれるかしら?」
「はい。いつ頃ここに来ればいいですか?」
「ここの開店は午前十時。
その時間にしましょう。
アネッサも、それでいいわね?」
アネッサは頷く。
そしてエレノアは立ち上がり、パシッと両手を胸の前で合わせる。
「良い取引が出来たわ。
いえ、良い出会いがあった、と言うべきかしら。
明日、あなたが来る事を楽しみにしてる」
「僕も明日を楽しみにしてます。
良い出会いに感謝を」
俺はそう言ってエレノアに手を差し出す。
エレノアは微笑んで握手に応じた。
次いで、俺はアネッサを見る。
「それじゃ、また明日ね」
俺はそう言って手を振る。
「はい。お待ちしております」
アネッサは深く一礼する。
俺は鞄を引っさげ、“銀の翼”を後にする。
「どう思う?アネッサ」
シンが店から立ち去ると、エレノアがアネッサに問いかける。
「まだ、わかりませんが……。
人柄は悪くないかと」
アネッサはシンの出て行った扉を見つめてそう答える。
「まさか、あなたを子供に引き渡す事になるなんて、思ってもみなかったわ」
そう言って笑うエレノア。
「そうですね。
本当に……」
アネッサも小さく微笑み、シンが使っていたカップをそっと手に取る。
果たして、あの方は私をどこまで受け入れてもらえるのか。
それとも、途中で投げ出してしまうのか。
不安はある。
僅かな恐怖もある。
それでも、何故かあの子の言葉を信じてみたくなった。
何故か、そうしたくなる程、彼の言葉には力が込められてるような気がした。
エレノアはそう尋ねてくる。
アネッサは一度席を立ち、俺達に紅茶を運んできてくれた。
「いいえ、よく知りません」
「そう、ならまずはそこの説明からするわね」
そうして語られたのは、獣人達の歴史である。
獣人達には多数の種族がある。
犬人族や猫人族、兎や虎、熊など多種に渡る。
中でも狼人族は非常に高い戦闘能力を持っている種族である。
逆にそれが、魔族との大きな戦争で矢面に立たされる要因にもなった。
獣人族は魔力が低い。
代わりに他種族に比べて非常に高い身体能力を持つが、魔力も身体能力も高い力を持つ魔族に彼等は押され始める。
次第に、魔族達に支配され始めた獣人族は、人族の魔道士達と協力し、種族の切り札を作る。
それが幻獣である。
魔族を軽々打ち倒す圧倒的な力。
それを獣人族のそれぞれの種族の者に宿したのだ。
それは彼等にとって大きな救いにもなったが、後に大きな脅威にもなるとも知らず。
あまりの強大な力故に、時が経つにつれ個人では制御しきれなくなったのだ。
それは自我が幻獣に侵食され始めたからである。
幻獣を宿した者は逆に幻獣に支配され、破壊の限りを尽くし、多くの同族が犠牲となる。
そして、そのまま他種族も襲われる事を恐れ、幻獣を宿した者達は魔界へと放たれた。
そうして憑代となる者が命を落とすと、同種族の別の者へとその憑代が移っていく。
それは意図しないモノだったのだが、人間達の魔道士達が未熟だったが故の代償だった。
それはもはや終わらない死の呪いのようなモノである。
そして幻獣を宿す獣人は忌み嫌われ、その存在そのものが災厄と言われるようになる。
しかし、代を継ぐ毎に幻獣による侵食の力や、支配される力も弱まってきた。
しかし、二ヶ月に一度ある真紅の満月、ブラッドムーンの日だけは眠っている幻獣が覚醒する。
その晩だけは、村や街から幻獣の依り代となる者を遠ざけなくてはいけない。
月が沈むか、その力を使い果たすまでは、幻獣の脅威が周囲を襲うからだ。
それが呪われた幻獣に魅入られ、憑代に選ばれた者の宿命である。
「中には、幻獣の憑代に選ばれた途端に自ら命を絶つ者もいるそうよ。
それほどの重責があり、そして周りから忌み嫌われる存在になってしまうから」
そう言って紅茶を飲むエレノアさん。
アネッサは隣に座り、黙って俯いている。
「……保護した、と仰いましたよね?
そして二ヶ月前。
それは、ひょっとして……」
そこまで俺が言うと、エレノアは頷く。
「彼女がもともと何処にいたのかはまだ話してくれないわ。
けれど、ブラッドムーンの日に何処かで暴れたのは間違いないわね。
アネッサを保護した近くの森では数え切れないほどの魔物の死骸が散らばって、木々が薙ぎ倒されていたそうよ」
俺はアネッサを見るが、未だに俯いたまま。
俺は紅茶を一口飲み込む。
とてもいい香りの紅茶だった。
「……アネッサを引き取るのなら、いくら必要ですか?」
その言葉にアネッサが顔を上げて目を見開く。
エレノアさんは真っ直ぐ俺を見つめてくる。
「……通常、彼女程の逸材なら聖金貨一枚でも足りないわ。
ただ、お金じゃなく、彼女のその力を理解し、彼女の助けになる人に私は彼女を渡したい」
その目は凄みのある目をしていた。
俺はその視線を真っ直ぐ受け止め、しばし目を閉じて考える。
んー、なんか使用人を雇いたいだけ、って話からすごく大きな話になってない?
でも、ここまで話を聞いてやっぱ辞めます、ってのは違うよなぁ。
それに、放っておきたくない気持ちもある。
それは事情を知ってしまったからなのか。
単なる同情心からか。
いや、深く考えるのはやめよう。
大切なのはどうしたいか、だ。
ジノが言っていたじゃないか。
選択の成否が大事なんじゃない。
自分で選んだ道の責任をきちんととる事が大事なのだ。
俺は小さく頷き、目を開く。
「わかりました。
彼女の助けになる事を約束します。
他人の奇異の目からも。
魔物や魔族からも。
そして、その幻獣とやらからも、彼女の存在を守る事に全力を尽くします」
どうして、俺がここまで彼女に固執するのか。
それは正直、上手く説明出来ない。
見た目が好みだから?それもある。
訳のわからないそんな力が降りかかって、人生をめちゃくちゃされるなんて酷い話だ、という同情もある。
ただ、何より……。
「こんな可愛い娘なのに、俯いてばかりの人生なんて、もったいないでしょう。
そんな生き方より、笑って生きてる方がずっと良い」
俺はそう言って微笑んだ。
その言葉を聞いて、しばらくエレノアは黙って俺をジッと見つめてくる。
「あなたにはそれが出来ると?」
「……どうでしょうね。
それは僕にもわかりません。
でも、その為に力を注ぐ事は約束します」
その言葉を聞き、一つ頷いたエレノアは優しく微笑んで、口を開く。
「なるほど、ね。
リゼットが気にいる訳だわ。
ホント、子供っぽくない子ね」
そう言って、エレノアは立ち上がり、一枚の羊皮紙を持ってくる。
「アネッサは金貨百枚で構わないわ。
ただし、彼女を守る事を約束して欲しい。
彼女の事を、支えてあげて欲しい」
エレノアは懇願するように俺に言ってきた。
俺は強く頷く。
「アネッサ。
どう?この子をご主人として認めれそう?」
エレノアはアネッサに視線を移し、問いかける。
「はい。
私も、シン様にお仕えする事を望みます」
アネッサは即答した。
その瞳は僅かに潤んでいた。
それを聞いてエレノアが笑顔になる。
「ふふ、良かったわ。
それじゃ、二人とも、この羊皮紙にサインを」
そう言って羊皮紙をテーブルに置いて、羽ペンを俺とアネッサに渡してきた。
それぞれサインを書き、俺は鞄から金貨百枚を取り出し、テーブルに置く。
鞄を開いた時、金貨が何百枚も入ってる事にエレノアもアネッサも驚く。
「一応、様子を確認したいから、一ヶ月後にまたここで話しを聞かせて。
そこでもしも彼女があなたの元を去りたいと申し出ればそこまで。
逆に、あなたもどうしてもアネッサとの折り合いがつかなければ、それまでで構わない。
お金も全額返金するわ」
「わかりました」
エレノアは奴隷達をとても大切にしてる事がわかる。
俺もまた、宣言したようにアネッサを大事にしなきゃな。
「契約はここで結ばれました。
彼女も荷物をまとめたいだろうから、明日またここに来てくれるかしら?」
「はい。いつ頃ここに来ればいいですか?」
「ここの開店は午前十時。
その時間にしましょう。
アネッサも、それでいいわね?」
アネッサは頷く。
そしてエレノアは立ち上がり、パシッと両手を胸の前で合わせる。
「良い取引が出来たわ。
いえ、良い出会いがあった、と言うべきかしら。
明日、あなたが来る事を楽しみにしてる」
「僕も明日を楽しみにしてます。
良い出会いに感謝を」
俺はそう言ってエレノアに手を差し出す。
エレノアは微笑んで握手に応じた。
次いで、俺はアネッサを見る。
「それじゃ、また明日ね」
俺はそう言って手を振る。
「はい。お待ちしております」
アネッサは深く一礼する。
俺は鞄を引っさげ、“銀の翼”を後にする。
「どう思う?アネッサ」
シンが店から立ち去ると、エレノアがアネッサに問いかける。
「まだ、わかりませんが……。
人柄は悪くないかと」
アネッサはシンの出て行った扉を見つめてそう答える。
「まさか、あなたを子供に引き渡す事になるなんて、思ってもみなかったわ」
そう言って笑うエレノア。
「そうですね。
本当に……」
アネッサも小さく微笑み、シンが使っていたカップをそっと手に取る。
果たして、あの方は私をどこまで受け入れてもらえるのか。
それとも、途中で投げ出してしまうのか。
不安はある。
僅かな恐怖もある。
それでも、何故かあの子の言葉を信じてみたくなった。
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