異世界転生した俺は最強の魔導騎士になる

ひとつめ帽子

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第4章 少年期後編

第89話 極限

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 シンの放った七つの閃光がシュヴァインとアネッサを包み込む。
巨大な爆風を撒き散らし、爆音を放ちながら地面を砕いて消し飛ばしていく。
確かな手応えを感じた俺は七つの魔法陣を一度閉ざす。
ペンタグラム・オービットは再び散開し、俺の周囲を旋回しだす。

 放たれた光が収まると、ようやくアネッサとシュヴァインの姿がその眼に映る。
しかし、その状況は予想していない形となっていた。
アネッサが大の字となり、シュヴァインを庇っていたのだ。
その背後では、シュヴァインが翡翠の剣を握りしめて、アネッサの背中を貫いていた。

「アネッサッ!お前、何を——」

 俺は「何をやってる!?」と問いかけたかったが、その答えなど聞くまでもない。

「お前……ッ!アネッサに何をした!」

 俺は怒りに肩を震わせながら問いかける。

「……存外、お前らが奮闘していたからな。
この眼を、使わせてもらう事にした」

 シュヴァインはそう言って翡翠の剣を勢いよく引き抜いた。

「テメェッ!!」

「吠えるな、人間。
貴様もそこで見ていろ、自分の大切なモノが失われるのをッ」

 シュヴァインがそう言い放つと、シンの周りに青紫の立方形が出来上がる。
だが、俺は即座に必中之技巧を解き放ち、その立方形をすり抜ける。

「コイツ——ッ!」

 その現象を見てシュヴァインは苦々しげに声を上げる。
しかし、不可避の攻撃を再度シンが突破した事でシュヴァインは確信する。
コイツは何かしらのスキルによって、こちらの攻撃を無効化する術を持っている事を——。

「“朱雀”ッ!」

 空を疾走しながら俺は声を上げる。
そんな俺をペンタグラム・オービットが追跡し、天迅丸へと集結する。
その刀身は紅蓮の炎のような色になり、その刃の峰が揺らめく炎のように波打った形となる。
空中で回転しながら天迅丸を振るうシンが続けて叫ぶ。

「“紅焰こうえん”ッ!!」

 その掛け声と共に、刀身が一気に伸び上がる。
シュヴァインとの距離は二○メートルはあろうかという程距離が開いていながら、紅蓮の刃はシュヴァインへと襲い掛かる。

「次から次へと奇抜な真似をする!」

 その一閃をシュヴァインは左手を軽く上げて受け止める。
その直後、夜空に太陽が出来上がったかのように炎が膨れ上がり大爆発が起きる。
その刹那、俺は空を駆け抜けアネッサを抱きかかえてその場を離脱する。

「アネッサッ!おい、大丈夫か!?」

 虚ろな眼をしたアネッサが俺の声に僅かに反応する。

「申し訳、ありません……。
あの瞳、何かの力を宿しているようで、僅かな時間操られていたようです……」

 弱々しく答えるアネッサ。
恐らく、魔眼の力によって身体を操られたのだろう。
度重なる致命傷を負ったアネッサは、いくらフェンリルの力も合わさっているとは言え危険な状態である。
厄介な事に、フェンリルの力が解放されている今は回復魔法すらも受け付けない。
まずはここから離れて一度その力を収めてもらうしか——。

 そう思ったその直後、見えない壁に勢いよく衝突する。

「——ッ!なんだ!?」

 よく見れば、半透明の白い壁が眼前に広がり、その幅は遥か遠くまで張り巡らされていた。
俺はそれを一瞥し、舌打ちをしながら振り返る。

「逃がさない、って訳か」

 俺はギリっと歯ぎしりをしてシュヴァインを睨み付ける。
その視線の先には悠然と空を舞う蒼銀騎士の姿があった。

「お前、先程から不思議な力で俺の絶界や斬撃を回避しているな」

「あぁ、それがどうした?ご立腹か?」

 俺は挑発するようにそう問いかけるが、シュヴァインは静かに翡翠色の翼をはためかせるだけで答えない。

「……アネッサ。一分待ってろ。
ケリをつけてくる」

 俺はそうアネッサに話しかけると、アネッサは瞳を閉じて頷いた。
その身体を、人狼から人型へと戻して——。
俺は即座にペンタグラム・オービットでアネッサを取り囲み、強固な障壁と回復魔法を同時に発動させる。

「一分でケリをつける?
ケリをつけられるの間違いだろう。
二人掛かりでようやく一太刀浴びせられただけのお前達に……貴様に、何の勝機があると?」

 嘲笑混じりに問いかけてくるシュヴァイン。

「活路はアネッサが見出してくれた。
あとはその道を、俺が突っ走るだけだッ!
限界突破リミットブレイク”ッ!!」

 己の限界を超えるトリガーを引き、身体能力を段違いに引き上げる。
しかし、これではまだ不十分。
これほどこちらが攻撃を放って尚、ほぼ通じていないその理由。
それは間違いなくあのスキルの力によってのものだ。
ならば——その効果を逆手に取る!

「第五門、解放ッ!!」

 俺は現時点で使える幻想魔導術式の最後の一つを解放させる。
そして続け様に天迅丸に破壊之技巧デストルーク・アーツを発動させる。
再び強く天迅丸を握りしめ、俺は空を疾走する。
それを真っ直ぐに見据えたシュヴァインは静かに口を開く。

「貴様も魔眼の餌食となれ」

 シュヴァインはそう静かに告げ、兜の中から蒼瞳が一際輝いた。
しかし、俺は幻魔の術式を解放した際に魔眼の力は対策をうっておいた。
既に魔眼耐性はlv.MAXまで上昇させた為、魔眼の力は全て無効化している。
即座に空を駆け抜け、天迅丸を振るう。

「——ッ!?
魔眼耐性をもう身に付けたのか?
本当に腹立たしい奴だッ」

 忌々しげにシュヴァインが言い放つ。
しかし、その内心に焦りはない。
未来視によって、シンの動きは完全に捉えていたからだ。
更に、あらゆる攻撃を吸収し、解放する力——“喰解の陣”を左手に宿した時点でどのような必殺の一撃もその左手で防ぐ事が可能である。
この二つがあるだけで奇襲も効かず、正攻法で相対しても単発の攻撃ならばまず防げる。
それどころかその力を利用して相手に反撃する機会すら手に入る。
故に、万が一にも負けはない。
ハッキリと見える近い未来の光景。
確実に左手であの光輝く大太刀を防いでいる未来。
あとはそれを、再現するだけ。
兜の中でシュヴァインはほくそ笑む。
 


 シンは渾身の一撃を振り抜く。
その軌道は——シュヴァインの見た未来と異なっていた。
未来視で見た位置に掲げた左手よりズレた太刀筋を間一髪で躱すが、その刃はシュヴァインの左腕を掠め血潮を散らす。

「馬鹿なッ!?」

 シュヴァインはあまりの出来事に声を上げ、即座に“絶界の檻”にてシンを閉じ込めようとする。
しかし——、今度は結界魔法が発動しない。

 済ました顔のままシンは立て続けに天迅丸の連撃を放つ。
シュヴァインもまた武神の力を宿し、剣技の技量もまた飛躍的に向上させ連撃に対応するが、内心は混乱していた。

 今しがた皮一枚で躱した太刀筋は未来視で見たモノと軌道が異なっていた。
それは本来あり得ない事。
無論、未来視は絶対的なモノではない。
遠くの未来を見た場合はそれまでの過程によっては異なる結果をもたらす事は多々ある。
だが、今のはあの人族が攻撃を放つ直前に見た未来だ。
それがこの短時間で変化することなど……。
おまけに絶界の術式も全く機能していない。
さっきからコイツはあり得ない現象を度々引き起こす。

 一際激しい剣戟を交わ合い、シンとシュヴァインは互いに距離を取る。

「“麒麟”ッ!」

 離れた位置からシンは宙に浮かんだまま、天迅丸を八相の構えにする。
即座にアネッサの治療を終え、その身体を地面に下ろしたペンタグラム・オービットが集結し、黄金と白銀が入り混じった刀身へと変える。
その刀身は白いオーラを帯びて輝きがましていく。

 その直後、シュヴァインはシンが放つ一撃を未来視で確認する。
放たれる太刀筋の軌道は首筋を狙って横薙ぎに切り裂いてくる。
それを左手で受け止める未来も確認出来た。
瞬撃の一太刀であるが、受け止めることは可能だ。
だが——この光景は、本当の未来なのか?

「“霹靂へきれき”ッ!!」

 姿を搔き消すシン。
その直後、雷鳴のような音と共にシュヴァインの真上から天迅丸を振り下ろすシンの姿があった。
それはシュヴァインが見たモノとまるで違う。
そこでシュヴァインは確信する。

 何らかのスキルにより、コイツは違う未来を見させているのだッ!



 第五門の幻想魔導術式。
それは“変革之技巧マティス・アーツ”。
スキルの効果そのものを変化させ、異なる結果をもたらす究極魔法。
その効果の変異には真逆の効果などあまりにかけ離れた事は不可能であり、現代的な効果しか生み出さない。
しかし、未来視のようなスキルに対しては破壊之技巧デストルーク・アーツ以上の効果を生み出す事もある。




「どこまでもふざけた奴だッ!」

 稲妻の如く太刀を振り下ろし、そのまま急降下するシン。
その一閃に反応の遅れたシュヴァインの胸板を鋭く切り裂いた。
その瞬間、シュヴァインの身を包み込む蒼銀の鎧が四散する。
姿を曝け出したシュヴァインは思わず顔をしかめた。

 今度は——“武神霊装召喚”を封じられたかッ。

 その場から離脱しようと試みるシュヴァイン。
しかし、今度は虚空から現れた幾本もの鎖が手足に絡みつき、それによってその自由が奪われる。
虚空から鎖を放ったのは地面で仰向けになり、片手を掲げているアネッサであった。
彼女が解き放ったのは“神縛の鎖”である。

「お返しです、エルフの王子……」

 起き上がる事もなく、天を見上げたアネッサは小さくそう呟いた。
その声が届かぬ程の上空にて、シンは天迅丸を消し去り悠然とシュヴァインへ詰め寄る。

「お前は強かったよ、シュヴァイン。
一人なら……絶対勝てなかった」

 シンは噛みしめるようにそう告げる。
四肢を束縛されたシュヴァインはその手足に力を込め、鎖をギリギリと軋ませながらシンを鋭く睨みつける。

「……もう、勝った気でいるのか?」

 ギシッと抑制している鎖が一際強く軋み出す。

「シュヴァイン、お前——ッ」

 その威圧に、殺気に、思わずシンは立ち止まる。
シュヴァインの瞳には、諦めの色など微塵もない。

「お前らがここまで俺に食らいつくとは想像していなかった……。
だが——人間の貴様にッ!
俺がッ!負けるわけにはいかないッ!!」

 怒号のような叫びを上げるシュヴァイン。
その刹那、透き通るような白い肌が褐色へと変わっていく。
あらん限りの力を込め、神縛の鎖を引き千切るシュヴァイン。
そして天に向けてその手をかざし、声を張り上げる。

「“その力を我に示せッ!
破滅の黒銀竜バハムート”ッ!!」

 天空に巨大な魔法陣が展開すると、そこから黒銀の竜が現れる。
俺はその存在を見上げると、黒銀の竜はその青い瞳を輝かせ、大きな翼と両手を広げて大口を開いた。
即座にペンタグラム・オービットをアネッサの防護へと展開させる。
しかし——。
次の瞬間、シンの身体がガクリと傾く。

 究極魔法の連続使用により、幻想魔導術式の限界時間が極端な短くなっていたのだ。
もう既に、いつ幻魔の術式が消え去ってもおかしくはない……。

 その隙を見てシュヴァインが俺に向けて左手を翳す。
その直後、紅い閃光がその手から放たれ、まともにシンは直撃する。
胸が切り裂かれ、爆炎にその身を焼くシン。
それはまさしく吸収された“紅焰”の一撃。
天を仰ぐようにゆっくり倒れ落ちるシンはその夜空に舞う竜を見つめ、その大口から閃光が放たれるのを目の当たりにした。
その視界すら、もう霞んできていた……。



 アネッサへの防壁はギリギリ間に合ったはず。
もう、殆ど力は残されてない……。
腕も足も、動く気がしない……。
でも——。
まだダメだ。
まだ倒れる訳にはいかないッ。
俺はコイツには……。
コイツにだけはッ!
シュヴァインにだけは負けられない!!
絶対に——ッ。

「負けられないッ!お前にだけはッ!!」

 光を失いかけた俺の瞳に光が宿る。
残された命を燃やすように、第三門である“創造之技巧ジェネシス・アーツ”を解放させる。
作り出すはシュヴァインが扱った“絶界の結界”。
赤紫の球体でアネッサと俺を包み込んで結界を張る。
その直後、迸る閃光が降り注いだ。
黒銀の竜の大口から放たれる破滅の光線。
それを放ち終えると黒銀の竜は塵のように身体を崩し、その姿を消していく。
シンは放たれたその放射を受け終えるとシュヴァインの目の前に瞬時に移動し、その拳を振り上げる。
突然目の前に現れた俺の姿と、先程使っていた自分の結界を見てシュヴァインは激昂し、翡翠色の大剣を振りかぶる。

「死ねッ!人間ッ!!」

 振るわれる大剣からの一閃。
それは大気を切り裂き、放たれる斬撃は地面にまで届く。
既に崩壊した地面を真っ二つに切り裂いたその斬撃を、シンはように躱す。
その目に、“未来視”を宿して。

「その目を覚ましてやるよッ!シュヴァイン!!」

 そう告げたシンは振りかぶった拳を振り抜いた。
“闘神冥王拳”のスキルから放たれる正拳がシュヴァインの鳩尾に直撃する。
くの字にその身体をへし折り、雄叫びを上げながらシンは急降下する。
勢いそのままにシュヴァインを地面に叩きつけるシン。
叩きつけられた地面はヒビ割れ、まるで隕石が墜落したかのようなクレーターを作り上げる。
渾身の一撃をまともに受けたシュヴァインは口から吐血し、轟音と共に鈍い骨の粉砕する音も響き渡る。



 手足は力無くゆっくりと地面に落ち、シュヴァインは仰向けのまま動かなくなった。
切り裂かれた胸から血を流しながら荒い呼吸をしていたシンもまた、ガクリと膝を落とし、地面に倒れ伏したのであった。


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