[R18]空き缶太郎のBL短編集 1冊目

空き缶太郎

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三兄弟の性教育/別短編番外・過保護息子s×偏屈父

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「こ、今度は…何を…」
「…期待、していますか?」
「ひっ…♡」

モーリスは耳元で囁き、お湯の中でノアの肌に手を滑らせる。

するとその軽い刺激にすらノアは甘い声を漏らしてしまい、恥ずかしそうに顔を真っ赤にした。

「大丈夫ですよ。痛いことはなるべく控えますから」

つぷっ

「あぁっ…♡や、やめ…♡」

そしてモーリスはノアの尻穴に軽く指を差し込む。

さらにノアの背中に自身のモノ…硬くなった男性器をわざとに押し当て、言葉ではなく行動でその興奮を主張していた。

(こ、このままでは…私は本当に、息子に犯されて…)
「お父さま、考え事ですか?」

ーーギリッ!

「ぅ、ぁああっ♡♡」

不意に背後から乳首を抓られ、ノアは不本意にも悲鳴のような声をあげてしまう。

モーリスはそんな父親の声に満足そうに微笑み、背後からノアの顎を掴むと、そのまま強引に唇を重ねた。

「んんっ♡ふ、むぅ♡♡」
「ん…(あぁ、息子相手に強く抵抗できないお父さまも可愛らしい…♡)」

モーリスはノアと唇を重ねながら、舌を絡めてさらに指を激しく動かす。

排泄孔の異物感に顔を赤らめて目に涙を浮かべるノアは必死にもがいていたが、モーリスの欲情した視線や優しい愛撫に段々と思考力を失っていった。

ぬぷっ、ぬぷっ

「んっ…ふ♡ぷはぁっ…も、もーりす…やめ、なさいっ…そこは…」
「ええ、わかっています。肛門、アナル、お尻の穴、下の口…名前は色々とありますが、要は『排泄する場所』と仰りたいのでしょう?」
「わかっているなら、なぜっ…あぁあっ♡♡」

不意にモーリスの指が奥のシコリ…前立腺を穿つ。

その未知の刺激にノアは甘い悲鳴をあげたが、モーリスの攻めは止まることがない。

「同性間で擬似的な性交をする時にはここを使うと本に書いてありました。また女性とする時にもここを使う場合があると」
「そ、んなっ…無駄な、知識を…ひっ♡あぁ♡♡」
「無駄ではないですよ?現にお父さまも悦んで下さっているではないですか。…ほら、もう指が3本も」

言葉で優しく責め立てながら、体内をぐちゅぐちゅと掻き回すように指を動かすモーリス。

そんな息子の行為にノアは涙声で啼き、無意識に腰を揺らし始めていた。

「ひっ♡も、モーリスっ♡いい加減に、しなさ…いぃっ♡♡」
「……えぇ。わかりました。そろそろ頃合ですし、ね」

ぬぽっ

「ん、ひぃ♡♡」

ノアの訴えにモーリスは指を一気に引き抜く。
思わず間抜けな嬌声を漏らしてしまったノアだが、それを取り繕う余裕はない。

とにかく、ようやく解放されたノアは荒い息を整えながらもモーリスから逃れるように浴槽の外に這い出でようとしていた。

だが…


「ダメですよ、お父さま」

ガシッ

「ひっ…!」

モーリスはその背を追うようにノアの腰を掴み、ぐにぐにと尻を揉みしだく。

さらにはいきり立った男性器を先程まで散々弄っていた尻穴へと擦りつけた。

「まだお勉強は終わっていません。…むしろここからが本番なのですから」
「い、いやだ…モーリス、やめ…あっ、ん、ぁあああ…!」

拒絶の言葉も虚しく、体内へと収められていくモーリスの剛直。

体内を割り開くような質量のソレに、ノアは声も出せずに口をパクパクと動かすことしか出来なかった。


「っ…ぁ…」
「くっ…これが、お父さまの、中…♡」
「はぁ…は、ぁ…も、モーリス…」

体内を圧迫する熱に思わず声を震わせるノア。
そんな父の姿にモーリスはにこりと微笑むと、再び腰を掴み……

ーズルゥ…

「あっ、あぁ…♡ふとい、のが…抜けて…」

ーパァンッ!!

「ん、にぁあぁあああっ♡♡♡」

ギリギリまで性器を引き抜いたかと思えば、一気に最奥まで穿つ。

その動きにノアはまるで雌猫のような悲鳴をあげてしまった。

パンッ!パンッ!

「あっ♡ひぁあ♡や、め…ぇ♡」
「『止めて』?何故です?私は性行為の勉強が出来て、お父さまは気持ちよくなれる。それに妊娠の心配もない。…いいことずくしではないですか」

激しく腰を打ち付けながらも静かにそう語り、モーリスはそっとノアの耳元に口を寄せる。

「…お父さま。どうか素直になってください。私達は家族なのですから、我慢する必要などないのですよ?」
「あ…あぁ…っ♡」
「奥、ゴツゴツ突き上げられるの気持ちいいでしょう?…ね?」

そして赤くなった耳に舌を這わせるとモーリスはいつもより低い声で甘く囁く。

聞いたことの無い息子の声色にノアの腰はゾクゾクと震え、体内もキュッと反応するように締まった。

「ん、ぁあっ♡も、もーり、す♡わた、わたし、はぁっ…♡」
「はいお父さま。なんですか?」

パァンッ!

「はぁぁあんっ♡♡♡わ、わたしは…父親失格、だ♡こんな♡子供と、せ…セックス…して、快感を…♡♡」
「ふふ♡…お父さま、可愛らしい…♡」

尻穴を穿たれ、泣きそうな顔で快感を享受するノア。
捕食者のような目でノアを見下ろすモーリスはそのままを刺そうとさらに律動を激しくする。

パンッ!パンッ!パンッ!

「あっ♡ひぁっ♡もー、りす♡も、だめ♡ゆるして、くれぇ♡♡なにか、くるぅ♡♡」
「ええ、このまま…イッてください。誰のでもなく…私の、モノで…!」
「あっ♡あぁあ♡♡い、く♡イク♡イくぅぅう♡♡♡」

モーリスが絶頂を迎える瞬間、一気に前立腺を突き上げられたノアは甲高い悲鳴と共に背中を大きく反らせる。

しかし……



ーーガチャッ

「オイうるせぇぞ!昼間っから何、を…」

ビュクビュクっー!!

「っー!」
「あっ♡あぁあ♡♡なか、なかに…でてるぅ…♡♡」


モーリスの中出しと同時にバスルームのドアが開く。

そこには、出掛けていたはずのエルドレッドとヴィヴィアンが立ちつくしていて……

「………ぱ、パパ…?」
「…モーリス…お、お前…オヤジと何を…」
「ぁ…え、エル…ヴィヴィ、アン…」

2人の息子を視界に捉えた瞬間、ノアの蕩けたメス顔は一気に青ざめてしまう。

しかし硬直するノア、エルドレッド、ヴィヴィアンとは違い、モーリスは冷静だった。

ですよ。お父さまに協力いただきましてね。…今ちょうど、擬似的な性行為の体験を終えたところです」

そうのたまい、ノアの体を抱き上げて唇にキスをしてみせる。
だがノアの顔色は悪く、身を縮めるように丸くなっていた。

「っ…え、エル…ヴィヴィアン…見ないで…みないで、くれ…」
「ほら、お父さまが恥ずかしがっていますから。2人はお部屋に…」
「…………」

モーリスは理由をつけて2人を追い返そうとするが、エルドレッドもヴィヴィアンも微動だにしない。
それどころか、モーリスとノアを睨みつけながら1歩バスルームの中に入ると、そのままドアをバタンと閉めてしまった。

「…ふ、2人共…?」
「………俺もやる」
「おや。エル、貴方はお父さまが嫌いだったのでは?」
「っ、うるせぇ!これはあくまでもだ!」

ヤケになったかのように怒鳴ると、エルドレッドはその場で服を脱ぎ始める。
そしてそれに続くように末っ子のヴィヴィアンも服を脱ぎ始める。

「僕もやるからね!」
「ヴィヴィアン…貴方にはまだ早いでしょう?」
「どうせ体は成長しないんだし、いつやっても同じでしょう?…それに…こんなに可愛いパパ、放っておけないもん」

ほんの一瞬、子供とは思えない鋭い視線をノアに向けたヴィヴィアン。

しかし直ぐにいつものような無邪気な顔に戻り、下着を脱ぎ捨ててしまった。

「まったく、2人共仕方ありませんね……そういうわけでお父さま。もう少し、お付き合いいただきますね♡」
「っ…」

モーリス、エルドレッド、ヴィヴィアン。

3人の子供達に熱い視線で射貫かれ、ノアはただただ無言で震えることしか出来なかった。


 
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